史上最強の弟子ケンイチ ダメージカンストRTA   作:内弟子虐待おじさん

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闇人? 第一関門編

ガバ要素がボディブローのように効いてきたRTA、はーじまーるよー。

 

まずやる事ですが、とりあえず原作開始一年前くらいまでYOMIの施設を巡ります。

そして周辺の施設の内、買収可能なものは全て買収して周りましょう。

 

金!暴力!トレーニング!だけの日々が続くので4倍速。

……アフリカに建てた農業や金採掘場などですが、周辺の町にキサラちゃんが来てるみたいですね。

会うとイベント発生によってロスになるので、とりあえず下準備を先に済ませてからにします。

 

一旦中南米に逃げて、ギャングから全てを奪いながら警備会社と鉱山、スポーツ団体などを設立。

総合格闘技界で……数名の選手が名を上げたあたりでバイオ燃料用の施設を建設。

 

今度は北米に行きます。

ここで行う主な買収は『スポーツ』や『医療器具関連』と『芸能界』、あとはカナダならメープルシロップなどに関連する工場ですね。

アメリカは格闘技などの団体が沢山あるので、優秀な選手らをスカウトしつつ団体を作りましょう。

……クリストファー・エクレールが送り込まれてきたということはイベントが増えるということなので、すぐに撤退。

 

東南アジアを巡ってITなどの人材を育成しつつ、裏ムエタイ界にはあまりいい人材が残ってなかったので潰して『ムエタイ』『ムエボーラン』取得。

インドでは『カラリパヤット』を、ティダードでは『プンチャック・シラット』を取得していきます。

 

東南アジアにロシア・中国を無視して突然向かった理由ですが、中国はイベントが多いため全力でスルーする必要があるためです。

ロシアは癇癪持ちの達人がいるので、買収を続けてるとそのうち出会うことになり、話してたら殺される事があります(3敗)

というわけでアフリカに戻って『学校』を設立、その足でヨーロッパに向かいましょう。

 

ここでは『女性のための格闘技』という事で、クラヴマガや逮捕術、中国拳法などの体格が重要とならない技を修行をするジムを作ります。

……モブ達人が出てきましたね、フェミニスト系の団体から。

 

主張を要約すると『女性が達人になれない時代は終わった、女性にも修行する権利を!』との事です。……まあ、男性でも大半が修行してないと思いますが。

なんとこの方はスタイル『護身術』で達人になったみたいですね。

そこまで行っちゃうと逆に襲われそうですね、闇とかに。

 

対話とトレーニングで仲良くなった彼女に護身術系の事業を任せつつ、普通に工場なども買収して次々に規模を拡大。

イギリスはやめましょう、やべーの(エクレール)は出張中ですがやべーの(マイクロフト)はまだいます。

 

……原作開始までのタイムは短縮ができないのですが、かなり時間が余りましたね。

正直、キサラちゃんと会っててもタイム的にはなんともなかった説があります。

とりあえずここはチベットに渡り、回り続けましょう。

一旦マニ車を見る、歌を歌う、回る、で強くなれます。

……理屈を求める奴は回転力が足りないので、一緒に回りましょう。

 

回り続けるだけなのでラービド(急ぐように)インカルツァンド(せきたてて)16倍速。

 

……おっと、数ヶ月間間何も食べずに回り続けたせいで餓死寸前です。

一旦瞑想して体力を回復させつつ、固定イベントで女の子が乳粥を持ってきてくれるので食べたら日付を確認。

 

受験の出願まで26日、帰ってから準備をすることを考えてあと25日間回り続けましょう。

 

どこに行ってたんだ、みたいな事を言われますが世界中です。

……なんかペットが増えてますね。

キサラちゃんの名前の横に【百獣女帝】とかいう称号が見えますが……

何やってたんですかね、見てないうちに。

 

まあいいです、とりあえずメチャクチャに増えた動物全ての世話をしながら出願。

受験が終わったのでキサラちゃんと久々にスパーリングします。

 

おや、既に『妙手』の上位クラスに達していますね。

スタイルも『テコンドーfeat.百獣』に変化してます。

 

……結論から言うと、ギリでしたが負けました。

完全にガードできないタイミングからのジャストでの『ティッチャギ・featゼブラ』は、正直言ってかなりの威力でした。

内功が前回より強化されていたため百獣とfeatしつつ逮捕術(殺し技)で対処しましたが、feat力はキサラちゃんが上でしたね。

しかも彼女にいつのまにか『ド根性』を取得されたので、追い詰めたところに反撃が来ました。……よって最後の一撃は、馬鹿デカい。

 

必殺の『ダブルトルネードチッキ・feat.ヒッポー』です。

ダウンと吹き飛ばしがあるので、『不死身』の猶予時間で倒すことは不可能です。あきらめて『降参』しましょう。

 

カバはアフリカ人の脅威、ガバは走者の脅威。

カバの口には小鳥が止まる、心優しき河の馬。

次のレースでお会いしましょう、動物を大切に。

 

かつての強敵(とも)が百獣の頂点に君臨していたので、そろそろこんなところでいいと思います。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

「一番……厳しい、訓練をしたい……ってのかのぜ?」

「はい。アイツが戻ってこなくなったのは……多分、その為ですから」

 

困惑の表情を浮かべる日梅先生を前に、私はひとまず『統一(トンイル)』の型を披露することにした。

 

「……うん?なかなかキレの良い、統一(トンイル)だと思うぞのぜ、道場の外で型の最後まで立ってる奴も中々いないとおもうけど、一体なんなんだのぜ……?」

「ええ、最強の型と言われたコレをここまでの練度で打てるのは、ウチの道場の奴らだけだとも思ってます。……でも、私が勝ちたいのはコレをもっとすごい練度で打つような男なんですよ」

「キサラちゃん。じゃあ、命をかける覚悟で盛明くんに追いつきたいって言うのかぜ?」

 

私は、無言で頷いた。

テコンドーのまま、アイツを超えるには。

テコンドー使いとして、あの男に勝つには。

……何より、自分以上に強い女を見てしまったからには。

 

──もはや、テコンドー自体を我流の域にまで適合させる他ない。

 

それ故に、行われる修行は普通のものではない。

ありとあらゆる攻撃を想定できる強い私になるために、ありとあらゆる攻撃が飛んでくる危険地帯に飛び込んでいく必要があるのだ。

よって、たどり着いたのはアフリカ大陸。

 

第一関門、『砂漠の試練』である。

 

「これより、【アフリカ縦断・サバイバル演習】を行うのぜ。繰り返しになるけど、逃げたいならそれも構わないのぜ」

「ハッ、逃げるなんて……アフリカに着いてから提案されてもねえ?」

 

到着し、ジープによって送られた先は灼熱の砂漠。

山籠り、というトレーニングがあるが、確かにコレはそれ以上だろう。

……明らかに、素人の女子中学生がするトレーニングではない。

 

だが、私はそれを求めたのだ。

ならば、やり遂げる以外に選択肢はないだろう。

 

「……とりあえず、水だけは持っていけのぜ。それと……絶対に、生きているのぜ」

「ああ、わかったよ……!」

 

もう一人の師匠と化していた彼と拳を交わし、一歩を踏み出す。

どうやらこの先は、地獄巡りになりそうだ。

 

「集合地点はヨハネスブルグ……その『どこかの駅』にするのぜ」

「っは、世界中のありとあらゆる危険を超えて来いってか……!」

 

目の前に地獄がある。

……あの男は、そういう時は迷わず飛び込むような奴だ。

なら、迷っていてはいつまでも追いつけないだろう。

 

全力で走りながら待ってろ、盛明。

私は今、お前のとなりを、その先を……目指して進み出したんだから。

 

 

 

 

この世に地獄があるならば、恐らく彼女はそこを通ってここにやってくる。

……そう信じてはいるものの、さっきから不安で気を探るのをやめられない。

 

「……はぁ。流石に不安だなぁのぜ」

「いたぞ、アジア人だ!」

 

そのせいで先程遭遇した現地の『石強盗』に追いかけられてしまい、全力でその場にいる全員の死角に回り込みながら逃げることになってしまっているのだ。

 

──というか、キサラちゃんを中心になんか気が増えてるなのぜ。

 

「……()せねえのぜ」

「ぐっ!……う、動けねえ。何を、しやがった……」

「動けねえ奴がいるぜ、ヒャッハー!」

 

本当に、ここのダウンタウン周辺の治安が世界有数というのはマジらしかった。

次々に強盗に遭遇するせいで、気当たりによる感知が難しい。達人なので出来なくはないが。

 

……かれこれ開始から3ヶ月が経過しているが、彼女は特にペースを落とさずに着いてきているみたいだ。

ところどころ止まったりもするが、現地民にテコンドーを教えたりとかしているのだろうか。

 

「……ふふ、だとしたらアイツにも教えてやらなきゃならねえなのぜ。テコンドーは案外、アフリカの民族の間で受け継がれていくかもしれねえなのぜ」

「きゃあっ、死体だ……靴がよごれちゃったわ」

 

というか、わざわざ一番治安の悪い地域を選ぶ必要は無かったかもしれない。

恐らく南アフリカには着いたと思わしき彼女だが、何故か突然ペースが下がり出したのだ。

 

「……あれ、この気当たりの軌道。まるで、人の死角を……」

「日梅先生、ちょっと相談がありましてね……」

 

そして、振り向くと百獣がいた。

……そして、その中心にキサラちゃんがいた。

少し前より立派になったように見える彼女だが、その周囲に引き連れた動物達の存在感が強すぎる。

 

アフリカ象、ライオン、カバにワニ。

ヒョウにクロサイ、水牛にハイエナまで。

……いや、そんなんじゃない。

後ろを見れば、恐らくだがもっといるらしかった。

なんというか、それだけの数がいて互いを捕食しないのもなかなか凄い。

凄いが、それ以上に凄い何かが起こっていた。

 

「……いや、何が起こったのぜ?何を起こしてくれてるんだお前のぜ⁉︎」

「ごめんなさい、つい餌あげちまって……確か、そういう事したら責任持って飼わなきゃなんですよね?人里に下さないために。だから、こう……」

「無邪気な優しさに対して責任感が強すぎるだろのぜ⁉︎ってかそれはクマだし、責任持って飼えってのはアライグマだし、ハイエナは放っておけば死体でも漁り出すだろうから心配ねーだろのぜ!ヘビも基本少食だから安心しろのぜ!」

「本当にすみません!……全員、私が責任持って世話しますから!」

 

そんな事を言う彼女の肩には、世界一凶暴と名高いラーテルの姿。

だが、ソイツはこちらを見ると普通に一礼を返してきたのだ。

……なんだって、数ヶ月でこんなに毒気を抜かれるって言うんだ。

 

「……はぁ、今回だけだからなのぜ。アフリカに連れてくるのも!」

「……良いんですか、先生!」

「とりあえず、ドクターヘリを要請するのぜ。アイツなら医療器具と完全に一体化して気を消せる筈だから、多分撃ち落とされずに帰国できるはずだのぜ。三匹が腹空かす前に帰るのぜ!……ウッズが最近スマホを使い始めたけど、多分流石に火は使わないはずなのぜ。きっと使わないのぜ、人間と猿の間には炎の壁が未だに高く聳え立っているはずなのぜ」

 

少なくとも、彼女の様子からは最低限の犠牲で生き延びてきた様が伺える。

そして、それに伴う苦労も伺える。

 

活人拳利用規約(TOS)その壱、『まず己が身を活人して下さい。最大限の活人に伴うご本人様のご負担は、全て自己責任となります。』をしっかりと守っているものと言えるだろう。

 

なら、彼女を活人拳の道にて『妙手』とする免許皆伝を行なっても構わないだろう。

そう考えて微笑みながら、そっと手元の衛星電話を見つめるのだった。

 

 

 

 

この日を待っていた。

全ては、この日のためだった。

 

「久しぶりじゃないか……随分と修行してきたみたいだね、盛明も」

「ちょっと準備がてら世界を回ってただけっすよ。キサラちゃんこそ、結構変わったんじゃないっすか」

 

砂漠での地獄の渇きも。

熱帯雨林の奇襲続きの日々も。

サバンナで命の奪い合いを繰り返したことも、その分何度も命を救い続けたことも。

 

……私は、目の前の男に勝つために闘い続けていた。

 

「じゃあ……はーじめーるよーっ!」

「ふっ……はあ!」

 

盛明の蹴りは、やはりと言うべきか……さらに鋭さを増していた。

一番得意の左ミドルは、とうとう音速を超え始めた。

その速度で放たれた一撃は、まあ当然ながら空気の壁ごと射出されるものである。

 

そんな攻撃を体をたたむことで空気の壁ごと受け流しつつ、伏せた姿勢からワキと首を狙う。

 

それは、テコンドーの蹴り技の『両足蹴り(ヤンバルチャギ)』にやや近いフォームに見える技だ。

……だが、打撃の方向をよく考えれば。

力の方向を、よく考慮して放てば。

 

──当身と投げの中間の性質を持つ、凶悪な蹴りとなるのだ。

 

「うわあ……!な、投げ⁉︎蹴り、だけど投げ……なんか、見たことない技なんだよ!」

挟み蹴り(カウィチャギ)……feat.ナイルアリゲーター!」

「っ……!見たことない技っすね……!」

 

だが、アイツも原理自体は一瞬で理解したのだろう。

当たる前に半身の姿勢から横向きの姿勢に変えると、バク転で力を受け流して背後に回り込んできたのだ。

確かに、テコンドーにおいて殆どの技は前から放つものだ。

ガード技もない、つまり打たれれば吹き飛ぶ危険な状態だ。

 

──でもね、ここからぶっ放せる()()()なら存在するんだ!

 

「逮捕術・『印相』……蹴合の印ミドルキック!」

後ろ蹴り(ティッチャギ)feat.ゼブラ!」

 

体格はほぼ同じ。

そして互いにノーガードの攻撃となれば、ダメージも本来はほぼ同じとなる。

 

「……ッ!げぼっ……やって、くれたね……!」

「っぐぅ……キサラちゃん的に言うなら、feat.アクアっす」

 

──だが、片方が斬撃じみた切れ味の蹴りを打ったなら別だ。

 

服の左半分ごと吹き飛ばされて転がりながら、脇腹を抑える。

どうやら、正確に内臓を撃ち抜かれたらしく肋にダメージはない。

恐ろしく細密で、恐ろしく屈強で、何より恐ろしく俊敏だ。

 

「……っふ……そんな奴だからこそ私は……アンタの事を胸張って強敵(とも)って呼べるんだ!」

「ありがとう、キサラちゃん……だから、これで決めるっす!」

 

だが。

そんな相手に、一つ勝てる所があるとしたら。

彼は、サソリと戦っていない。

彼は、キリンと戦っていない。

コブラの群れとも、水中のカバとも、ワニとも、手負いの獅子を無傷で制圧する戦いも経験していない。

 

──キサラは、それがある。

 

つまりは、戦ってきた相手の多様性。

 

「逮捕術・連環掌拳脚法……feat.ナイルアリゲーター!」

「ご……っ!ほん、ごぅ……!」

 

恐ろしいまでの連打。

所々で全身の回転によって関節をへし折ろうとする様は、どこが逮捕術なんだと聞きたくなるほどだ。

だが、大丈夫。

落ち着いて、その全てに対処ができる。

死の恐怖なら、負けのたびに経験してきたのだ。

 

──私には、こいつ以上の『度胸』と『根性』がある……!

 

「はぁ、はっ……!キサラ、ちゃ……!」

「……盛明ィィィ!」

 

ダブルトルネードチッキfeat.河馬(ヒッポー)

そう読んでいる必殺の攻撃を、気合の大声と共に

気合いで両足に力を入れて、カバの大顎の一撃を思わせる勢いの両足踵落としを叩き込む。

いつかと同じように綺麗に決まった攻撃だが、あの時とは一つ違う所がある。

 

「……っはは、本当に……本当に強くなったっすね、キサラちゃん……!」

「……っふ、アンタもだよ。……おかえり、盛明!」

 

それは、試合の直後に。

こうやって……すぐに笑い合うことができたかどうか、なんてことで。

 

それは小さな事かもしれないけれど、それでも今の私にとっては一番大切な事だったんだ。

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