史上最強の弟子ケンイチ ダメージカンストRTA   作:内弟子虐待おじさん

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ハプキドー編

ミドルキック以外フヨウラ!なRTA、はーじまーるよー。

前回ミドルキックだけやって退場しましたが、もちろんコレで終わりではありません。

放課後になったら『うろつく』を選択し、キックさえあればなんでもいいからマイナー寄りの武術を習いましょう。

 

……お、近くに合気道(ハプキドー)合気道(あいきどう)の道場がありますね。

本来の梁山泊経由ルートによるプレイならばケンイチ的には後者一択なのですが、合気道で当て身が習えるかは道場によるので確実性を取って合気道(ハプキドー)の方を選択します。

 

ミドルキックだけが必要だからね、仕方ないね。

 

どうやらこのハプキドーの道場は殺人拳寄りの道場らしいですが、闇という訳ではなく普通に元軍隊特殊部隊の教官だった先生が教えてくれます。

……特殊な条件を満たしていたらしく、なぜか活人拳寄りのトレーニングになっていますね。

 

教えてくれる内容からしてですが、恐らくは妙手級の中堅クラスだと思われます。

繋ぎの町道場の先生にしては中々の当たりと言えますね。

 

というわけでイベント発生までの間はしばらく学校→道場→家でトレーニングのサイクルなので4倍速。

 

……おっと、イベントまでは雑魚戦なのでオートバトルにしてたのですが、何人か病院送りにしてますね。

学校の不良だったり道場破りだったりしますが、ぱっと見でも心身ともに深刻な後遺症を負ってます。

ただ、やり過ぎた方が経験値は上がりますし、ガチギレして仕返しに来る奴も多くなるのでコレくらいがちょうどいいと言えます。

 

……少年法もありますからね。

とりあえず技術より体力優先の育成をしてくれているので、先生にはバシバシしごいて貰いましょう。

ホモくんの『飽き性』が足を引っ張るためか本来なら1週間同じトレーニングをするとやる気が下がるのですが、ここはトレーニングをさらにハードなものに変える事で場を繋ぎましょう。

朝三暮四な方法で気分転換できるわけないだろいい加減にしろ!と思うかもしれませんが、できるのがこのシステムです。

 

この道場は軍隊式なので、訓練はすごく厳しいです。

ですがホモくんは見事に適応していますね。

ステータスの伸びが素晴らしいです。

 

……はい、『ハプキドー』の練度が高まってきましたね。

問題のあった柔軟性も先生によるご指導で高まっていきます。

 

というわけで何もないまま夏休みに突入しました。

ここから先はただただ重視する点を変えながら練習&雑魚ワンパン(蹴り)する退屈な映像が続きますので

 

皆 様 の た め に ぃ

 

空いた時間でスキルの解説をさせていただきます。

 

『飽き性』のスキルは同じ訓練を1週間続けるか弱い相手と連戦すると『やる気』が下がる、というバッドステータスなのですが、実は負荷や重視する点を変えるだけで発動を誤魔化せるクソ雑魚弱点(笑)です。

 

『完璧主義』の方は練習中に起こるイベントを無視する、というもので、例えミサイルが落ちてもトレーニング中だと動けません。

融通が効かなくなる分、チャートを組めばリカバリー可能なバステですね。

また、使い方によっては無駄なイベントを無視できます。RTA的には青特ですね。

 

『意固地』は選んだ道を引き返せなくなるというものです。

殺人拳になれば戦った相手を殺さねばならず、活人拳になれば絶対に人は殺せません。

ただ、これもチャートを決めてガバらなければいいだけの話です。

私、失敗し(ガバら)ないので(フラグ)

 

……お、等速になりました。

どうやら師匠のお姉さんの道場を体験させてくれるみたいですね。

 

師匠のお姉さん、ということは韓国人なのでしょうか。

韓国といえばあの人権派漫画、最強の格闘技です。

 

道場に交互に通う契約を師匠と交わした所で、今回はここまでとします。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

ウチにやってきたのは、なんというか変な子供だった。

確かに中々の美少年ではあるが、しかし中学生くらいだろうに何故か草の実や虫の羽などに塗れている。

なんというか、まるでショートカットのために森でも抜けてきたみたいな姿である。

 

「……少年さんはウチにご用なのかのぜ?」

「ミドルキックの打ち方がわからないんで勉強しに来たっす!」

 

そして、目的を聞けばあまりにも単純だ。

確かに俺は武術をやっていた身、A級だの達人だのと呼ばれる以上、昔は弟子もそれなりに取っていた。

 

だが、弟子入りは無条件なんかじゃない。

……生憎、俺が教えるのは人殺しの技なのだ。

復讐されることもあり得る世界に、道連れがいてはいけない。

そうと決まっている、ではないが自分の主義という奴なのだ。

 

「少年さんに聞くけど、お友達とご家族はいるのかなのぜ?」

「友達はいないっすけど、家族……なら、母さんだけはいたっす」

 

母さん。

……その言葉を聞き、俺は思わず首を横に振った。

この少年には家族がいる。

ならば、この殺人拳を教えるわけには行かないのだ。

 

「……悪いけど、殺人拳を教えることはできないのぜ。この技は軍隊式の殺人拳だから、どこにいたとしても巻き込む危険があるんだのぜ」

「復讐の連鎖って奴っすか?」

「少年さんは物分かりがいいなのぜ。……俺自身、双子の姉さん以外の家族は粉砕機にかけられて原形すら残ってないのぜ」

 

だが。

ならばいっそ、『活人拳』でも教えてやればいいのではないか。

闇に混ざれず、光に戻れない男の目でも……目の前の少年の熱意を感じ取ることくらいはできた。

だったら、教えるしかないだろう。

手加減は苦手な方だが、妙手程度の実力に抑えれば活人拳だって教えられるはずだ。

 

──俺の姉さんは、活人の道に進んだのだから。

 

姉貴にできたんだから、きっと俺にもできるんだ。

 

「だから。……少年さんがそんな目に遭わないように、この金日梅(イルベ)が人を殺さない技を教えながら鍛えてやるぜのぜ……覚悟はいいかのぜ?」

「イルベさん……久々に退屈しなさそうで嬉しいっす!」

 

真っ暗な道場の中に、久々に光が灯り。

 

新兵なら血反吐でも吐きまくりそうな鍛錬と1週間ごとの追加鍛錬の要望、というまさかまさかな日常を繰り返していたとき、ふと俺の頭にひとりの顔がよぎった。

 

「……盛明ちゃん、42kmランが終わってからでいいから聞いてほしいんだのぜ」

「別に今でいいっすよ?おつかいとかならついでに持ってくれば良いんすから」

 

活人拳といえば、世間では梁山泊のメンバーばかり上がるのだろう。

確かにあそこに預けたいと思わないでもないけれど、しかし彼の最初の発言からするにもっと最適な預け場所がある。

 

──蹴りの威力なら、悔しいけど俺以上の女がいるんだのぜ。

 

「──明日から月水金土曜日、姉貴の道場に行ってほしいのぜ」

「わかったっす!……じゃ、明日からはそうなるんすね」

 

あっさりとした、高速の許諾。

相変わらずの判断の速さに苦笑いしつつも、今日の訓練が再開した。




【金日梅】
二つ名:『一夜の邪拳』
韓国政府の命で特殊部隊のメンバーを育て上げ、数千もの構成員を有するテロリストを構成員らと共に短い夏の一夜が明ける前に抹殺し尽くした実績を持つ特A級の達人。
苛烈な復讐にあって姉以外の家族を無惨に殺され、そのトラウマを原因とする殺人恐怖症の発症から前線を退く。
元は心優しい性格の持ち主であったせいか、困っている人間を見ると過保護なくらいに保護してしまう悪癖を持つ。
日本語を動画サイトで学んだせいなのか、変な語尾が付いている。

好きなものはジャズ。
嫌いなものは食パン。
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