ーー昔々、一つの大きな島がありました。
その島は人を集め、やがて一個の村となり、多くの街を形成し、一つの大きな文化が生まれました。
そんな島に流れ着いた少年が一人。
名無しの少年。
武器を持ちながら、意識を失っている少年は、別の島からの漂流者だと分かりました。
彼を引き取ろうと考えた島の人々は、彼を部屋の一室に入れておくことにしました。
その際に、武器は危ないからと、別の場所に保管しておきました。
すると、その部屋から謎の霧が湧き出て、やがてそれはヒトのカタチを創り上げました。
そのヒトは、部屋を壊し、村を壊し始めました。
それを恐れる人々は、ことごとく潰され、殺されていきました。
成す術もなかったのです。
何せ、自分の何倍も大きい、黒い影だったのだから。
そんなものに立ち向かうなんて、とてもできなかったのです。
けれど、それに向かう少年が一人......いえ、二人かもしれません。
一人は影のような人物、一人ははっきりとした形をしていました。
その二人は別の場所に保管してあった武器を取り出して、そのヒトに向けました。
するとなぜか苦しみだし、それは少年の元に戻っていきました。
そして、その少年は目を開き、こう言いました。
「私のこれは、この島にも存在している。君たちが知らず知らずのうちに持っているものだ。私が持ってきたものではない」
そして、最後に一言だけ。
「私と同じもの、それ以上に強いものを持っているものは、もう一人いる」
そう言うと、少年は意識を落としました。
あのヒトのカタチを、人々はこう呼びました。
「厄災」と。
「確か、私の......いや、
言葉が、出なかった。
こいつが来たことで爆発的に広まったのは確かだ。
しかし、僕がその時連れていたのが、厄災?
いいや、確かに連れていたのは人間だったはずだ。
だとしたら、カイトに入っていたそれが?
「あぁ、思考は大体合っている。君がワタシを止めた時、そばにいた君のそれが、その子供に入っている。言っただろう?私が来る前に、すでに厄災はいたんだよ」
信じたくはないが、黒ローブの言っていたことは真実だったようだ。
ならば、どうして今、僕は刀を振るえる?
「それは君の刀の問題だな。反転の能力を持ったその刀は、常に
そいつは口元を歪めた。
「親がいないだの、子供であるだの、刀遣いである条件なんてものは存在しないんだよ。でも必要なのはたった一つ。体の中に厄災を住まわせること。そうじゃなきゃ使えない。ほら、毒を以て毒を制すというだろう?あと一つ、とっておきの情報を教えよう。そこに寝ているカイト君だけど......」
黒ローブは自分を指さした。
「
だいぶ意味深に書けた気がする
キャラ紹介も後で編集します