その間に処女作が3話ほど連日更新されました、バカなのかなぁ
「っ......」
もう、頭痛にも慣れて、頭の中に勝手に地図が出てくるこの感じも慣れた。
今度は南の村。
しかし、数が幾分か多い。
「行かなきゃ」
別に戦う理由なんて「この世界を護る」ぐらいしかないけれど。
『行くの?』
「あぁ。守れるものは、守らないと」
頭で反響するこの声も、一周回って心地いい。
南に向けて走り出した。
「なぁ」
『なに?』
「お前のこと、そろそろ聞かせてくれてもいいと思うんだけど」
そう尋ねてみた。
『え?乙女の秘密を知りたいのかい?』
「自分で乙女って言う奴に乙女はいないって、どっかの本で見たぞ」
『......私は君と同じだよ』
色々と含みのある言い方だった。
自分で聞いといてなんだが、気になるが、今は厄災を払う方が先。
一層スピードを上げると。
『......!止まって!!』
「!?」
足を滑らせながらどうにか止まる。
厄災に襲われる村。
それを眺めているのは......
「あんときの......黒ローブ!」
俺を再起不能にしたやつがいた。
「ん?おや、もう完治したのかい?流石わ......あぁいや、何でもない」
「お前は俺の何を知ってるんだ」
「何でもだよ。でもいいのかい?私を問い詰める暇なんてあるのかな?」
「......ちっ」
やむなく視界から黒ローブを外し、村を見据える。
あまり崩壊は進んでないように見えるが、だいぶ人型を形成しているように見える。
「進んでる......絶対止める!」
刀を抜き、走り出す。
「そこから離れろ!
幸以外には効果は薄いが、それでも効かないわけじゃない。
どうにか敵意をこっちに向け、まとめて倒す。
「開放、
血を垂らして、刀身を伸ばす。
「まとめて、薙ぎ払うっ!!」
いくら巨大な人型だろうが、足を斬り飛ばしてしまえば関係ない。
人間、足が無きゃ動けない。
「......?なんでこっちを向かない?」
普通、攻撃された方向に向くはず。
今まではそうだったのに、どうして?
「なら、正面入って......!」
飛び越して、そのまま頭部をかち割った。
......はずなのに。
「なん、でだ......!?」
反応がない。
もうすでに、命がないかのように。
いや、命はない。
痛がるそぶりを見せない。
叫ばなければ、暴れたりもしない。
「ぐっ!?」
と思ったら、腕が伸びてきて、はたき落とされる。
「おやおやぁ?まさか天下の刀遣いともあろう君が、厄災を払えないと?」
「だ、まれ......!」
「睨まない睨まない。事実だろう?」
そう言いながら指を鳴らすと、厄災どもはそこから消えた。
「ではね、カイト君。次に会う時は、もっと強くなってることを祈るよ」
そう言って、黒ローブも消えた。
「待てっ......!」
急いで追いかけようにも、そこから足を使って逃げたわけじゃないから、追いかけられない。
「......『集』」
集まる、黒い靄。
それが体に入って、疲れを癒していく。
ーー戦い続けることだけが、俺の赦罪だから。
また更新止まったら「こいつやってんな」って察してください