この素晴らしい影使いに祝福を!   作:メヴィ

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やっほーダクネス

 「ほら、このアルマゲドンってやつ」

 

 カズマが指差したのはちょうど今のスキルポイントぴったりで取れるスキルだった。

 いやでもアルマゲドンって………明らかにヤバそうな気がする……

 

 「本当だ………でもアルマゲドン(世界の破滅)って……大丈夫……?爆裂魔法の上位互換だったりしないかな?」

 「……あぁ~……まぁ、取ってみたらどうだ?魔王倒せるかもしれないぞ?」

 

 魔王かぁ………でもボクは魔王に恨み無いし……そもそも倒す使命持ってない………よね?でも必殺技みたいになったらちょっと格好いいかもな……よし

 

 「うん、とりあえず取ってみるよ…………は?」

 「ん?どした?キィラ?」

 「いや………やっぱり取らなきゃ良かったかな………」

 

 アルマゲドンを取ると頭の中にアルマゲドンの詳細が流れ込んできた。

 

 アルマゲドン

 

 深淵への奈落を開き深淵の亡者が対象を引き千切り深淵へ引き込む。

 

 扉の範囲は最大20メートルほど

 

 アルマゲドンは最大魔力容量の半分を消費する

 (最大魔力100の場合50を消費する。魔力が90になっていても50消費される)

 

 ここまでは良いんだけどね……問題は次だよ…

 

 使用後は凄まじい脱力感が体を支配し、声帯が麻痺する。この間、他のスキルは使用出来なくなる

 

 う~ん………使わなきゃ良いんだけどさ……使った後爆裂魔法使った後の喋れないめぐみんになるんだよね……ていうか、これなら影で再現できるんじゃ……?

 

 「お~いキィラ?どうしたんだよ微妙そうな顔して」

 「いや、う~ん……アルマゲドンはネタ魔法に近いかな……」

 「え?」

 

 まぁ、とりあえず影で再現してみようかな……とりあえず影で人形作って……

 

 「カズマ、今からアルマゲドンの再現をするよ」

 「お、おう?」

 

 人形をカズマにもって貰い、影を操作して扉を作る。扉を作るとめぐみんとアクアは興味を持ったのかまじまじと扉と影人形をみてる。

 そして扉を開いて…亡者ってどういうことだろ……とりあえず千切るみたいだし、伸びる黒い手で良いかな?

 イメージが固まり、扉から沢山の黒い手を出してカズマの持っている人形へ向かわせる。結構スピードが早くてそれに驚いたカズマが「ヒィ!?」と驚いた。そして……

 

 ブチッ………ミチッ………

 

 「ひぃぃぃ!?」

 「( ´゚д゚)」

 「これなんですかキィラ!!格好いいです!」

 

 黒い手は人形をカズマから奪い取り手足を引きちぎりながら扉に持っていっていた。カズマはそれを見て何故か股間を押さえていた。アクアは何か面白い顔をしてる。めぐみんは………うん、目がすっごいキラキラしてるよ。流石は紅魔族というか……

 

 「殺意の塊じゃねぇか………でも強力なスキルじゃないか……なんでネタ魔法なんだ?」

 「今見た通り影で再現できるし………これ使うと喋れなくなって動けなくなる。あと他のスキルが使えないっていう……」

 「なんでそこだけめぐみんの上位互換なんだよ!?そんなデメリットがあるなら使えないな……どんまい」

 「…………」

 

 カズマは悟ったような顔でサムズアップしてきた。なんで?………とりあえず野菜スティック食べよ…………ん?あれは………ダクネス?なんでこっちにきてるの?

 

 「募集の張り紙、みさせて貰った。まだパーティーの募集はしてるだろうか?」

 「え?あ……ええと、ま、まだ募集してますよ!といっても!あまりおすすめはしないですけど!」

 

 あ、なるほどカズマのパーティーにね、それとカズマ、童貞丸出しの反応はどうかと思うの

 

 「そうか、良かった……貴方のような人を私は待ち望んでた……」

 

 待ち望んでた………?それはどういう………あ、ダクネスドMだった……多分昼間の粘液まみれのボク達をみて妄想して来たんだろうな……

 

 「私はダクネス、わ、わたしをぱぱぱぱッパーティーに入れてくれないだろうか!!」

 

 ダクネスはそう言いながらカズマの腕を掴んで顔を近づけた。鼻先がぶつかるんじゃないかって位近くなってる。ていうかダクネスの目がヤバい。

 

 「さっきのどろどろの三人は貴方の仲間だろう?どうやったらあんなめに……」

 「いや、二人はジャイアントトードに補食されて、もう一人はとばっちりを」

 「な、なに!?想像以上だ……(;´Д`)ハァハァ」

 「ゑ?」

 「いや違う!年端の行かぬ少女があんなめに合うなんて騎士として見過ごせない!!」

 

 立派なこと言ってるけどそれ建前だからねカズマ?ダクネスドMなだけだからね?更に呼吸荒くなってるし…流石にカズマも何か感じたかな?

 野菜スティックをポリポリと齧りながらカズマの顔を見てみると、若干頬を赤くしながら眉をピクピクさせていた。どうやらダクネスの異常性に気づき初めているみたいだった。

 

 「いやぁ~おすすめしないですよ?一人はすっっっごいまともですけど、一人はなんの役にも立たないし、一人は1日一回しか魔法が打てないし、それに俺、最弱職のポンコツパーティーなんで、他のところをおすいててててててて!?」

 

 腕みしみしいってるね……ダクネス力強いからなぁ……後で抱く深淵貸してあげよ……

 

 「なら尚更都合が良い!いや、実はちょっと言いずらかったのだが、私は力と耐久力に自信があるのだが不器用で……その…攻撃が当たらないのだ」

 

 ちょっともじもじしながら恥ずかしそうにしてるけど恥ずかしがってないよね、ダクネスに羞恥はご褒美だからね!!そしてカズマと近いよ!!

 

 「だから!ガンガン前に出るので!遠慮なく盾代わりに使ってほしい!」

 

 ダクネスはカズマに更に近寄った。カズマは恥ずかしいのな口を開けてのけぞっていたが、何とか落ち着いたのかテーブルに向き直して真剣な声で話し始めた。

 

 「いや、女性を盾代わりなんて」

 「望むところだ」

 「それこそ、毎回モンスターに補食されて」

 「むしろ望むところだ!!」

 「ゑ?」

 

 あ、カズマ気づいたみたいだね……そろそろ助け船出してあげようかな…よし!

 食べ掛けの野菜スティックを口に押し込み、ボクは席をたった。何故かボクの存在に気づいていないダクネスは鼻息を荒くしたままカズマと見つめ合っていた。

 

 「はいはいダクネス、そのへんにしといてあげてね」

 「(;´Д`)ハァハァ……うん?おぉ!!キィラではないか!!」

 

 ダクネス本当に気づいて無かったんだね……一応カズマの隣に居たんだけどな…

 

 「え?二人は知り合いだったのか?」

 「………うん……まぁそうだね……」

 「あぁ、キィラは友だ。それよりカズマ!私をパーティーにッ!」

 「はいはい、今日はもう遅いからお帰りなさいな~」

 「なッ!?な、なにをひゅる!!こ、こんないかがわしい触手でにゃにをするのだキィラぁ!」

 

 ボクはいつも通りダクネスを触手で捕まえる。ダクネスはその間クネクネしながら興奮してた。

 ………いつになったらこの変態治るかな……一生無理だろうけどね……

 

 「……闇は我が足となり闇を繋ぐ」

 「き、キィラ?ま、まさか!!」

 「ふんッ!!」

超!!エキサイティングッ!!

 「くはぁ♥️」

 「えぇ!?」

 

 ボクはダクネスに蹴りを入れてアビスポータルに蹴り落とした。ダクネスは恍惚な顔表情で声を出しながらアビスポータルに消えていった。アビスポータルを閉じて、ふぅ、と一息つきながらテーブルに戻ろうとするとカズマに止められた。

 

 「いやいやいやいや!!友達じゃねぇのかよ!?大丈夫なのか!?」

 「大丈夫だよ?いつもの事だし、カズマもダクネスのことよ~くわかったでしょ?」

 「いやそうだけどさ!!あれどこに送ったんだ?まさかジャイアントトードの草原に……」

 「そんなことしたら余計に喜ぶよ」

 「えぇ……」

 

 前に一度送ったからね……鎧着てるから大丈夫だと思ってたら自分で抜いで補食されてたんだよね……自分の命よりも快感とはこれいかに……ん?そういえば静かだね……

 

 「アクア?めぐみん………えぇ……」

 「?どうしたキィラ……はぁ……」

 

 アクアとめぐみんはイビキをたてながらテーブルに突っ伏していた。アクアは寝ながらシュワシュワを掴んだままだったから、多分酔っぱらって寝ちゃったんだろう。めぐみんは……何でシュワシュワが側にあるのかな??

 

 「……カズマ、めぐみんの近くに置いてあるのシュワシュワだよね……?」

 「え?え~と……おう、シュワシュワだぞ」

 「………はぁぁぁあ………まだ未成年でしょうが……あれだけシュワシュワは成人してからだって言ってたのに……」

 「……とりあえず、帰るか……俺はアクア連れて帰るからめぐみんのこと頼めるか?」

 「うん、めぐみんは今日はボクの家に泊めてくよ」

 

 にへへへと笑っているめぐみんを触手で持ち上げ、アビスポータルを開いて飛び込もうとして、あることを思い付いた。

 

 「カズマ達も泊まってく?」

 「え?良いのか?いや、でも三人も泊まると迷惑じゃないか?」

 「部屋は余ってるから良いよ。それに背負って帰るのも大変でしょ?遠慮しなくて良いよ?」

 「う~ん………そこまで言ってくれるなら断るのもなぁ…うし、じゃぁ泊まらせて貰うよキィラ」

 「っと、お金忘れるところだった。とりあえずテーブルに置いていこうっと」

 

 そしてカズマと二人を背負ってアビスポータルに飛び込んでボクの家に着いた。アクアを背負っているからか着地に失敗したカズマがアクアとフローリングにサンドイッチされていた。フギュッ!?って言ってておもしろかった。

 いつまでも背負ってるのもあれだから、アクアとめぐみんを部屋に連れていった。何もない部屋に入るとカズマはキョロキョロしてから不思議そうな顔をして布団は何処にあるかを聞いてきた。

 

 「布団は無いよ?影で作るから」

 

 そして影で大きい球体を2つ作り、中を半分くりぬいてクッションにして、影の布を作る。急にできた球体にカズマは驚いていたけど、説明するとすぐにわかってくれた。二人を寝かせるときにカズマがおぉ!すっげぇ!って喜んでくれてた。喜んでくれるならカズマにはもっと良いのを作ろう。

 

 「キィラ、これすげぇなすっげぇぷにぷにだし、布も肌触りが良い!」

 「ふふふ、喜んでくれて嬉しいよ。カズマの部屋は隣、あ、お風呂入りたかったら入ってね?お湯はずっと張ってあるから」

 「おう!じゃぁ入らせて貰うよ。キィラはどうするんだ?」

 「ん?一緒に入りたいの?」

 

 ちょっと悪戯がしたくなってそういうとカズマは顔を真っ赤にして「そそそそ、そういう意味じゃないから!!」って言ってお風呂に向かってしまった。カズマの恥ずかしがっている顔は可愛かった。

 カズマの顔を思い出していると突然眠気が襲ってきたからアクア達の左隣の部屋にカズマ用の影布団を作り、()()()()()()()()に戻り、全裸になり、抱く深淵をパジャマにしてそのまま眠った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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