なので、名前についてですが、“まさき”という名前の響きは変えずに、漢字を“将輝”から“将姫”に変えてあります
よくニ次創作に存在する司波達也女体化はまた別の機会に考えてみようと思います…
司波達也と一条将姫は第三高校一のイチャラブカップルとして有名である
十師族直系で次期当主でもあり専科生でもある一条将姫と一般の家系で普通科生である司波達也
周りは面白くないだろう。
しかし、そこは【尚武】の三高
司波達也は魔法力はほとんどないが、世界的にも有名な戦闘魔法師
その為、“実技”ではなく“実戦”を主とする三高で受け入れられるのはとても早かった
そんなイチャラブカップルが今いるのは富士演習場南東エリア
普段は軍の使う演習場なのだが、今日は魔法科高校生たちの祭典、九校戦の前夜祭の日
毎年この時期になると軍は魔法科高校生たちにこの富士演習場を貸し出して彼らの努力を見ようとする
そして今年はいろんな意味でも大きな祭典となった
その理由はその司波達也にある
司波達也とは国防軍にとって無視できない存在だからだ。
彼は現在の日本最強の戦闘魔法師であり、彼1人いれば戦況は大きく変化すると高官達は予想している
そんな彼がこの度、エンジニアと選手で参加する
こうなっては国防軍の面子にかけてでも最大級の祭典にしなくてはならない
全ては司波達也が国防軍から離れない為に
そんな裏事情をなんとなく理解しつつも達也は今日もグイグイくる
それを止める三高生はいない
過去に止めようとして死にかけた経験のある彼らには達也の味方になりうる力はなかった
「達也見て、料理が豪華よ!」
「そうだな。何から食べようか迷うな…」
「そうね…あ、あのスイーツはどう?」
「美味しそうだな。じゃあそれにしよう。」
この一条将姫がこういう行動をする時は必ず一つの信念を頭に抱いている
それは達也がどこの誰とも知らない有象無象の女子達から色目で見られないようにすること
特に、どこかからこっちを見ているであろう面倒な
そんな女の戦いが達也の知らないところで水面下に行われていると、達也にとって面倒が増える状況になってしまった
「お兄様!!」
白い第一高校の制服を着てこの世のものとはとても思えないような美貌を持つ少女、司波深雪がこちらに向かってきた
彼、司波達也にとっては唯一の肉親であり、
「やはりきたわね、
「その呼び方はやめてください!私はまだお兄様が貴女に嫁ぐ事を認めていません!」
「そもそも決まったのは貴女が達也を
「それでも私は貴女を認めません!」
「はぁ…。」
「お兄様!ご無事ですか!少しお待ちください、私がそこの泥棒猫からお兄様を連れ戻してみせますから!」
「泥棒猫とは心外ね。私と達也が両思いになったのは小学四年生の時。その時の貴女は達也を嫌っていたじゃない。あの時の貴女を知る人間からしたら驚くどころの騒ぎじゃないわ。それに、私の方が先なんだから泥棒猫は貴女の方じゃないのかしら?」
「ぐっ、そんなことは…。私はお兄様の妹…こんなところで負けるわけにはいかない。私とお兄様は兄妹。いついかなる時も共にいる権利があります!」
「って言ってるけど、達也はどうなの?」
「はぁ…深雪、俺と将姫の婚約は叔母上と剛毅さんとの間で既に決められていた話だ。それに俺はこんなグイグイ来るような彼女の事をとても愛している。だから悪いがそろそろ認めてくれないか?」
「お兄様…わかりました、今日の所はお兄様に免じて見逃して差し上げます。しかし、私はまだ認めた訳ではありません。その事を忘れないでください。」
深雪は捨て台詞のように言葉を発するとそのまま自分達の学校の元へと帰っていった。
「大丈夫かい、達也?」
「ああ、すまない真紅郎。」
「彼女いつもあんな感じだよね。いい加減素直に認めればいいのに…。」
「俺としては将姫と深雪には仲良くなってもらいたいのだが…あの調子じゃ無理そうだな。」
達也は唯一の同性の親友によって精神面で回復した
「やはり義妹ちゃんは来たわね。よし、これからは私が達也の側を離れずにいるから安心していいわ!」
安心できるか!という言葉を口に出さなかっただけ達也は回復していたという事だ。
―――――――――――――――――――――――――
時は新人戦へと進んだ。
新人戦女子のエンジニアとなった達也は早速その力の片鱗を見せつけ、スピード・シューティングでの優勝やクラウド・ボールの上位独占を生み出していた
そして、この日ついに、司波深雪VS一条将姫の義理の姉妹による新人戦アイス・ピラーズ・ブレイクの決勝が行われた
達也は男子の部にて優勝していて、エンジニアでもアイス・ピラーズ・ブレイクの3位決定戦を勝利に導くなどの活躍をしており、この日の試合もこの姉妹喧嘩で終了することになる
「実は初めてなのよね、義妹ちゃんと戦うのは」
「意外だな。あんなに仲悪そうなのに」
「確かに視線や言葉での戦いは何度かあるけど、普通に魔法力勝負ってしたこと無いのよ。」
「そうだったのか。さて、この試合だが、正直に言って五分五分と言ったところだな。深雪の『
「そこは心配無用よ。」
「分かった。今の将姫なら勝てると思っている。だから…そうだな、この試合に勝ったら優勝…もし優勝したらご褒美をあげる」
「本当に!?分かった、本気でやるわ!」
「そ、そうか。(やる気を上げる為とはいえ、やり過ぎたか?張り切り過ぎて空回りしなければいいが…)」
そして、試合会場に戻ると真紅郎と合流した
「アイス・ピラーズ・ブレイク優勝おめでとう。やはり達也なら勝てると思っていたよ。にしても『分解』は使ってもよかったのかい?」
「その事なら、叔母上にも剛毅さんにも許可を得ている。それに、対外的に婚約者となるならその程度の力は見せつけろだってさ。」
「真夜さんが認めたのか。なるほど…。ところで、この試合。板挟みになってる張本人はどう見てる?」
「そうだな…今のところ五分五分、将姫が『爆裂』に成功するか否かで勝敗が決まるだろうな。」
「そうだね。僕も同意見だ。『氷炎地獄』に対抗するには速攻しかない。真夜さんですら先制を取らないと負けると評価している
「さぁな。」
試合が始まると、深雪は『氷炎地獄』を、将姫は腕輪型の汎用型CAD熱気を入れないように『障壁魔法』をほぼ同じタイミングで放った
「なるほど…障壁で熱を遮ったか。」
そして将姫はもう1つの拳銃型の特化型CADの引き金を引く
狙いは、遮られ陣地に残ったことで出来てしまった水滴
爆心地を中心に半分の氷柱を『爆裂』で破壊した
自身の氷柱は障壁によって防がれていた
「あと、一発。」
「ん?」
「これが将姫の障壁から考えてノーリスクで『爆裂』が打てる回数だ。」
「確かに。今の爆発で少なからず障壁にもダメージが届いている。」
そして将姫はもう一度『爆裂』を放つ
しかし今度は2本だけしか倒せなかった
そして達也の予想した通り障壁は爆発の威力に耐えきれず消滅した
その機を逃さずに深雪が『氷炎地獄』の出力を上げる
将姫の氷柱が溶け始める
すると、将姫の氷柱の一つが深雪の氷柱へと飛ばされる
その氷柱は深雪の『氷炎地獄』の影響下にあった事で水滴、つまり将姫にとっての起爆剤が沢山付いている
将姫はその氷柱に狙いを定めてCADの引き金を引く
氷柱が爆発させると、その破片を移動魔法で飛ばす
その破片は深雪の氷柱を撃ち抜いた
「試合終了だね。(さすがは将姫。
歓声が会場を包み込んだ。
――――――――――――――――――――――――
それからさらに時は進んで新人戦モノリス・コードの決勝
達也と真紅郎の擁する三高と、対するは一高
「勝って新人戦の優勝の餞にしようか。」
「だね。」
将姫が新人戦ミラージ・バットで優勝したことで新人戦の優勝は確定した
そしてこの試合、方やエリートを輩出する一高と、方や日本最強で世界でも5本の指に入る戦闘魔法師の滅多に見られない戦いが始まろうとしていた
「とりあえず、モノリスの守備は任せた。」
「了解」
「ここで勝ってお前を彼女のところに送らねぇとな。」
「そうだね。達也、君には心配無用かもしれないけど、一応。危なくなったら下がって」
「了解だ。せっかく彼女がどっちも優勝したんだ。こっちも優勝しなくては」
試合が始まると、達也達の頭上に魔法式が現れた
達也がその魔法式に銀の特化型CADを向けると、魔法式が無作為に崩れた
さらに赤の特化型CADを一高の方へ向ける達也の周りに魔法式が現れる
そこから矢のように『圧縮解放』が放たれる
驚くことに魔法式はそのまま達也の周りを保っており、引き金を引くだけで空気の弾丸が飛んでいく
「張り切ってるな…」
「しょうがないさ、顔には出してないがお互い一途なんだ。」
「これは第三高校生総出で挙式をあげてやるべきだな。」
「それは面白い。ぜひとも一枚噛ませて欲しいくらいだ。」
そんな会話が行われているとも知らずに達也は敵陣に真っ直ぐ進んでいく。
「嘗めやがって!」
「調子に乗るな!」
しかし、彼らの攻撃は無情にも防がれていく
やがてモノリスにたどり着くと、周りを気にせずに鍵となる無系統魔法を放つ
モノリスが開かれると周りに展開されていた魔法式が増えて一斉掃射に入った
達也は魔法演算領域のほとんどを異能とも呼べる固有魔法に占有されている為、一つ一つの魔法の威力は弱いし、発動までに時間がかかる
なので、今回の達也は〈ループ・キャスト〉を利用して、想子が切れたり、自分で意識して止めるまで無限に撃ち続ける擬似的な永久機関のようなものを作り上げた
なので、“塵も積もれば山となる”ということわざのように、一つ一つでは弱い空気の弾丸も
そんな達也の人知れぬ努力が実を結んだお陰で、ついに一高選手が全員倒れて、三高に勝利を届けることに成功した
「お疲れ、達也。」
「お疲れ、司波。」
「あ、ああ。お疲れ様。」
「有言実行とはこの事だな。まさか本当に1人でやってのけるとは。」
「俺はこれでも日本最強の戦闘魔法師【阿修羅】なんて呼ばれる男だ。この程度、遊びにもならん」
達也は疲れを感じさせない動きで観客席を、正確には観客席で応援してくれていた将姫の方を向いて、拳を突き上げた
「まさに、王の凱旋ってとこだな。」
「だね。達也という王に将姫という姫。これほどお似合いなコンビはいないし、僕も2人の参謀という立ち位置に誇りを持てる」
結構長く書いてしまった…
とりあえず、本書きする場合はこのシーンを改訂したりそのまま使ったりすると思うので、そこのところよろしくお願いします
詳しいことは設定をご覧ください