旭姫のネタ帳   作:旭姫

5 / 8
たつみなです


元四葉の御曹司(達也×水波)

2095年4月

 

旧石川県の金沢市に所在する魔法大学付属第三高校

 

全国に九校ある魔法大学の付属校のうち、実戦をメインとする高校である

 

そんな場所に2人の少し変わった男女が入学した

 

「達也様、早く来すぎてしまったようですが、どういたしましょうか?」

 

「水波…俺はいつもその敬語を止めろって言ってるよな?」

 

「こればかりは癖ですので、お断りします」

 

「はぁ…じゃあせめて達也“様”は止めてくれ。こんな人が大勢いるところでは変に思われてしまう。」

 

「わかりました、では達也さんとお呼びします。…それとも、ここは思い切って()()()()と呼ぶべきでしょうか?」///

 

「頼むから絶対やめてくれよ?恥ずかしいから。」///

 

「では達也さんと呼ぶことにします。私も流石にダーリンは恥ずかしいので」///

 

男の名前は司波達也、女の名前を桜井水波という

 

男の方、司波達也は多くの事業を展開する新進気鋭のグループ〈志葉グループ〉の御曹司であり、女の方、桜井水波はその達也の身の回りの世話を担当する使用人である

 

しかし、そんなことは表沙汰にはされておらず、達也も水波が使用人であることは否定している

 

そして二人は付き合って2年半のカップルでもある

 

そんなとんでもない経歴を持つ男女2人三高の中にある中庭に座って開門を待っていた

 

水波は達也を膝枕しながら、達也は水波の膝の上でスクリーン型の端末を操作しながら

 

「にしても2人して専科に入れてよかったな。」

 

「そうですね。確か総合では私が8位で達也さんが7位でしたね。」

 

「まぁ俺の場合、実技はそこまで得意じゃないからな…。7位という順位に結構驚いてるよ。」

 

「そんなことはありません。達也さんは何でもできるんですから。」

 

「そんなことはないさ。俺にだって苦手なのものはある。実技だって俺ができることの中では苦手な方なだけだ。」

 

「そうですか。」

 

そんな二人は座っていたベンチが大きな桜の木を囲うように建てられていて、桜の咲く時期だったこともあって、とても絵になっていた

 

達也はスクリーン型で見ていた論文を閉じると、水波の膝から起き上がった

 

「さて、そろそろ開門の時間だ。会場に向かおう」

 

「はい。」

 

そこへ、声をかけられた

 

「もうすぐ式が始まりますよ?」

 

「すみません、今向かいます。(CADを腕に?構内でのCADの装着は禁止されているはず)」

 

「あ、すみません、自己紹介がまだでしたね。私の名前は水尾佐保。ここ第三高校の生徒会長をしています」

 

「(なるほど…だからか。)俺…いや自分の名前は司波達也です。」

 

「はじめまして、桜井水波と申します。」

 

「そう、貴方達が()()司波くんと桜井さんね。」

 

「すみません、あのとは?」

 

「ああ、ごめんなさい。貴方達は職員室で結構話題になっていたから…」

 

「話題に?」

 

「ええ。まず、司波くんは筆記試験、全教科平均が96点で特に魔法工学や魔法理論は小論文含めて満点で学年一位。今年はあの【カーディナル・ジョージ】が一位だと思われていたところにダークホースだ!って話題になっていたのよ。そして、桜井さんは筆記試験で学年3位だったからこちらも話題になっていたわ。何せ、貴方達と吉祥寺君を除くと筆記の最高は平均7割程度だったからね。」

 

「そうでしたか…ところで、式がもうすぐ始まるようですからもう行ってもよろしいですか?」

 

「ああ、ごめんごめん。私も式では仕事があるのに。じゃあまた会いましょう。この度は入学おめでとう。」

 

「「ありがとうございます」」

 

「うん。じゃあ私はもう行くから。入学式に遅れないようにね。」

 

そこで水尾会長は式の会場である講堂へと走っていった

 

それから達也達は会場の中に入った

 

入ると、前半分と後半分で綺麗に別れていた

 

専科生と普通科生に

 

(専科生はともかく普通科生は普通科であることに諦めているのか?第一高校じゃないんだからそこまで差別意識は無いと思っていたのだが…)

 

「達也さん、どこに座りますか?」

 

「そうだね…後ろに座ろうか。席は自由だからな。」

 

二人が後ろに座ると新入生達に驚かれた

 

達也達は、肩に刺繍が施された専科生なので、普通科生が集まる後ろに座るのが違和感があるので、とても驚かれた

 

「(差別はどこに行ってもなくならないか…。)面倒な。」

 

「…隣、座ってもいいか?」

 

「ああ、構わない」

 

そこに一人の専科生が横に座ってきた

 

それも超が付くほどの有名人物

 

「こんな後ろに座っていいのか?()()()()

 

「俺のことを知っていたか。別に席は自由だろ?それにその言葉はお前にも返ってくるぞ、()()()()。」

 

「…!?なぜ俺のことを?」

 

達也は驚くとすぐに水波に視線で遮音障壁を使うように指示した

 

水波が遮音障壁を展開したことを感じ取った達也が目の前の男になぜ知ってるのかと質問をした

 

それを察した一条はそれに同調した

 

「〈志葉グループ〉の会長志葉美代の息子として社交界に何回か出てただろう?その時たまたま見かけたんだ。まさか同級生だとは思わなかったが。」

 

「なるほど、まさか同じ会場にいたとは。俺が表舞台に出たのは片手で数えるほどしか無いというのに、面白い。一条、これからよろしく頼む。」

 

「将輝でいい。俺も達也と呼ばせてもらうから」

 

「そうか。ならよろしくな、将輝。」

 

「よろしく、達也。ところで、達也の横にいる子を紹介してもらっても?」

 

「ああ、そうだったな。彼女は桜井水波。俺の婚約者で自称俺の使用人だ。」

 

「自称ではございません。奥様より許可は得ております。っと、申し訳ありません、一条将輝殿。私は達也様の従者の桜井水波と申します。私のことは水波とお呼びください」

 

「あ、ああ、よろしく、水波さん。」

 

「そろそろ始まるぞ」

 

今年の新入生総代は【カーディナル・ジョージ】こと吉祥寺真紅郎だった。

 

魔法という概念の中に存在する十六個の四種・八系統プラス・マイナスコードである『基本コード(カーディナル・コード)

 

そのうちの『加重系プラスコード』を発見したのが吉祥寺真紅郎だった。

 

「今年の総代は【カーディナル・ジョージ】だったのか。」

 

「俺も頑張ったんだが、筆記はそこまで得意じゃなくてな。ジョージに持ってかれた」

 

「ジョージ?」

 

「【カーディナル・ジョージ】だからジョージ。彼は事情があって一条家が保護してる人間なんだよ。それで年齢も同じだから仲良しってだけだ。」

 

「なるほどな。」

 

入学式が終わり、クラス確認の時間になった

 

「俺はA組か。水波と将輝はどうだった?」

 

「同じA組だ。」

 

「私もです」

 

「そうか。なら一年間よろしくな。」

 

「よろしく」





達也と水波のカップリング作品です

多分第一話としてそのまま使えそうなシーンですね。

こちらも優先度高めです

次のネタ帳投稿はたぶん、“ありふれ”かなって思ってます

まだ書いてないだけで結構ネタはあるので

お楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。