巨人の墓標   作:敗残兵

4 / 4
第4話

 UC.0088年 6月14日

 

私は新しく着任した艦で報告をしている。

 

「クロノス所属、アイアンコンドル隊長ケイソン・ジェームズ以下2名着任しました。」

 

「分かりました、では次の作戦内容の確認書を読んでおいて下さい。」

 

「着任してすぐですか⁉ 了解しました。あ、後、レボロス・ハンスはいますか?」

 

「たぶん、格納庫の方に....。」

 

それを聞いて私はゆっくりと進んでいく。

格納庫に着いた時、彼は自分の機体の前にたたずんでいた。

 

「レボロス・ハンス...、、変わってないな。」

 

「...!!。あんたはあの時の。」

 

「あんたっての酷いぞ。まぁ、名前も教えてないから当然か。」

 

そう言って笑みを零し、こぶしに力を入れ。

1秒後に私の手は乾いた音を出した。

「さすがにもう掴まれるか。」

 

「あぁ、あの時のようには殴られないさ。」

 

「そうか、まぁそうだな。」

 

そして、もう一度、こんどは歯を出して笑い。

肩を叩き、通り過ぎた。

 

「あぁ、後だ。30代はオジサンかな。」

 

アイツは少しばかり理解はできていなかったようだが、数秒後のは。

 

「そうなんじゃないか。」

 

と答えた。

 

「少し残念だ。」

 

私はそう苦笑(はにかん)だ。

 

 

♢

 

 

「救難信号を受信、応答しますか。」

 

「分かりました。開いてください。」

 

「ですが、その信号がティターンズのものです。」

 

「それでも構いません。」

そう言うと、オペレーターは不服な顔で回線を開いた。

 

『こちらティターンズニューギニア島守備隊。ジオン残党軍と交戦中、我が方非常に劣勢なり、至急支援求める。』

 

「こちらはエゥーゴ、クロノス所属部隊グランディス、支援します。座標と状況を。」

 

『分かった。我が....は..3小隊..模。敵方.......おおよそ..20.......

 

「ダメです!! 完全に信号が途絶えました。」

 

「逆探知はできないのですか?」

 

「いま、解析中です。」

 

「各員に第2種戦闘配置願います。」

 

♢

 

60秒後には隊員は格納庫に集まっていた。

 

「レボロス、あれがお前の機体か? イカすじゃねぇか。」

 

「困りましたよ、整備が勝手にペイルライダー系のパーツを使って回収して。」

 

「名前は?」

 

「ないですよ。」

 

「フェイクライダーってのはどうだ。」

 

「偽物の騎士って意味ですか。」

 

「まぁそうだな。死んだ英雄(ヒーロー)より臆病に生き残った卑怯者(ヒール)になれってことさ。」

 

そんな会話をしている。

心なしかレボロスも笑っているな。

 

「言い忘れていたが、俺の名前は―。」

 

その前に発信準備というアナウンスが流れかき消されてしまった。

 

「アイアンコンドル、発信してください。」

 

「はいよ、オオキガシラ001出るぜ!!」

 

私は鉄の巨人を滑らせ降下する。

 

「俺はいつでも卑怯者さ。」

 

そう言い、モニターを眼に入れる。

高熱原体反応、半径700m以内に20。

 

「手厚いお迎えセンキューな。」

 

機械の腕を伸ばし背中に背負ったビームジャベリンを抜き取る。

 

「まぁ、楽しませてくれや!!」

 

♢

 

「これで5...。」

 

『隊長、こっちも無力化しました。」

 

部下からの報告を聞き安心した。

ジオン残党の動きがいつもと違い不活発だ。

戦争をしてないから質が落ちたか?

 

『あのガキ凄いですね。ロートル機体で圧倒してますよ。』

 

「ロートルなのはこっちも一緒だろう。」

 

残りは15だ。

このペースなら全滅させれるだろう。

 

「....あれは!!」

 

アイツはジオンの㎳ではないだろう。

いやでも覚えている、俺の仲間を殺った奴が使っていた機体。

 

「ディジェか!!なぜアイツがいるんだ。」

 

そう思って何分の一、距離は目と鼻の先。

 

「こいつら!!」

 

nitroシステムだ。

 

「それを持ってるんだ!!」

 

ビームサーベルで紙数枚の連撃をする。

しかし、ジムクゥエルとディジェでは恐らく提灯と釣りがねくらいの差がある。

 

「甘いぞ!!」

 

回し蹴りをかました。

 

「避けるかやるじゃねぇか!!」

 

ジムライフルを近距離で撃つ!!

 

「生憎、死ぬ気はないんでな!!」

 

マニュピレーターを壊す勢いでぶん殴る。

 

『オッサン!!』

 

レボロスが突っ込んでくる。

 

「来るな! こいつは俺がやる。」

 

このディジェはおそらくだが横流し品だ。

胸糞が悪い。

 

そんなこと考えると視界にエゥーゴの㎳隊が映った。

 

「なんだぁ。今頃増援かぁ?」

 

しかし、それは違った。

そいつらは敵味方関係なく砲撃を開始したのだ。

 

 

 





【挿絵表示】


フェイクライダーです。
シロクロなのは塗装できてないからです。
頑張ります。

ケイソン・ジェームズ

グリプス戦役時みアムロ・レイが駆るディジェに仲間を殺され。
zガンダムに乗ったカミーユにも仲間を殺されている。
物資になどをジオンに横流ししその物資で仲間を殺された。
そのことをトラウマになっており、拳銃で頭を撃ち抜き自殺を図るまで追い込まれた。
ちなみにネタバレだが次回死ぬことは確定している。
転生者である。





  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。