【転生】転生した先が激ヤバな件【おまけ込み】   作:アーヴァレスト

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中編ッ!!神父現る!!


共和国絶対防衛戦(中)

「中将、一時後退し補給を受けてください!!弾薬と特殊兵装の残量が残り僅かです!!」

 

基地に戻り前線に躍り出て丁度24時間、ルセットからの通信で俺は戦闘を一時中断した

弾薬と流体マイクロマシンを流用して再現したメタリックアーキアの残量が枯渇寸前になっていたのだ

それに気づきREX形態に移行、唯一大量に弾薬が残存するバルカン砲で雑魚を狩る

 

「了解した、1.7㎞後退する、補給車両を向かわせろ」

「既に向かわせています!!」

了解(ラジャー)

 

短く返信しいったん後退する、合流ポイントでは補給車両が既にスタンバイしており到着後すぐに補給を開始した

 

「中将!!」

「中尉、今の戦況はどうだ?」

「ルセット大佐からこちらを渡すように言われました」

 

渡されたのは指揮通信室とリンクする端末だった、そこには・・・

 

「旗色はまだ悪いな・・・レギオンめ、やはり大規模侵攻を目的に戦力を溜めていたか」

「ですがそれはこちらも同じです。相手がそう出るならこちらも同じように出るだけ、まだまだ行けますよ、中将!!」

「あぁ、そうだな・・・補給が済み次第基地に帰還しろ、再度の補給が必要になるまでは基地で他の部隊をサポートしてくれ」

「かしこまりました、中将!!補給が終わるまでは休んでいてください!!」

 

そう言われて車両の中に入る、そこで休むことも考えたが・・・

 

「休んではいられないな、やはり」

(休め馬鹿者、心はそうでも肉体はそうとは限らんぞ)

「分かってるさ、それでも、な」

 

それから作業が終わるまでの間、端末を操りながらルセットに指示を行う

大半は彼女の能力頼りになるものの、彼女は北部方面軍のナンバー2だ、指揮能力は俺に伯仲する

 

「以上だ、ルセット。任せるぞ」

「かしこまりました、中将」

「俺は再度前線に戻る。不測の事態が起きた場合、全指揮権を譲渡する」

「起きませんし、起こさせません。私が・・・いえ、皆で貴方を支えます」

「頼もしい仲間たちだ・・・死ぬなよ」

 

そう言って通信を切ると同時に補給が完了した

すぐさま乗り込むと同時に不調な個所がないかチェックする

初始動で24時間全力戦闘をしたにもかかわらず、機体はどこにも異常がなかった

 

「流石は、象徴として開発してきた機体だ。この程度ではびくともしないか」

(極限まで拘りぬいた機体だ、彼らの今まで以上の本気度からもこの機体にかける期待の大きさが見えるな)

 

サヘラントロプスは北部方面軍の技術力と武力の象徴として開発した機体だ

初の実戦である今もその性能を限界以上に発揮している

 

「行くぞ・・・」

 

REX形態から直立二足歩行形態に再度移行してアーキアルブレードを抜き放ち、地面に叩き付けてレギオンの進行を阻害する

同時に股間部分にある火炎放射機でオーバーヒートさせて機能停止に追い込む

 

「よし、今の調子でいけば何とか・・・」

 

その言葉を言った瞬間、警報がけたたましく鳴った

その音は敵が至近距離に接近したことを知らせるものだった

 

「ははははははは!!」

 

その声に気づき何とか機動で躱すのに成功した、機体のセンサーもいらない距離での声だった

相手にもスピーカーを付けた個体が出てきたのだろうか?

 

「こ・ん・に・ち・わ・あぁぁぁぁぁ!!」

「最悪な挨拶どうも、羊飼い。チェーンソー向けんじゃねぇ!!」

 

続く攻撃をアーキアルブレードで防ぐ、激しい火花が散るほどのパワーだ

 

(この声、機体のカラー、そして武装・・・間違いない、コイツは!!)

「あぁちくしょう、お前と一緒にこっちの世界に来たんだろうよ!!ソイツで間違いねぇ!!」

 

そう、俺もノインツェーンもすぐに正体を掴めた、コイツは間違いなく・・・

 

「グレゴリィィィィッ!!」

 

そう、グレゴリー神父だ。そして、元はノインツェーンの開発した人格奪取ウィルスである

こちらの世界でも同じくウイルスとして転生したようだ、よりにもよってレギオン側で・・・

 

(私が倒す、代わってくれ!!)

「却下だ、お前がコイツを討てるのか!?」

(私の因果だ、私がケジメをつける!!だから代わってくれ、頼む!!)

「・・・覚悟は出来ているな?」

 

俺の質問に、ノインツェーンは・・・

 

(出来ている、私はもう間違えないと誓った。だから過去にケジメをつけないといけないんだ)

「良いだろう、ならば・・・」

 

即答した、その声には強い決意が宿っていた

それならば任せられるだろうと判断してノインツェーンと切り替わる

 


 

「ありがとう、同居人・・・ここから先は私のステージだ!!」

 

身体を預かり、接近してきていたグレゴリーを蹴飛ばして私は告げた

 

「こい、グレゴリー・・・終わらせてやる」

 

同時に機関出力を全開に切り替え、それまで青かった画面が赤に切り替わる

 

「この機体に込められたもう一つの感情を教えてやろう」

 

再度接近してくる神父の行動をミサイルで阻害し私は告げる

 

「それは、報復心だ!!」

 

そう、サヘラントロプスはレギオンに対する報復心も込めて作られている

希望の裏には、そういった負の感情もあるのだ・・・

 

「最初の人類の名を持つ、サヘラントロプスが報復心を世界に解き放つのだッ!!」

 

その絶叫と共に二本同時に振るわれたチェーンソーをアーキアルブレードで横から突き刺して破壊、爆散と同時に飛び上がり上から抑え込む

 

「その始まりとして、ここで死ぬがいい!!」

「お、おぉぉ!!あ、あなた様は、もしや・・・!!」

「終わりだ、過去の私よ」

 

私の正体に気づいたグレゴリーだったがもう遅い、アーキアルブレードで中枢部と思われる部分を完膚なきまで破壊するように突き刺して撃破した

 

「・・・」

(言いすぎだぞ、ノインツェーン)

「反省はしている・・・だが、これでレギオン側が私達を警戒するきっかけになると思うが?」

(確かにな、それにお前が意外にも容赦ない事も分かった)

「戦闘と交渉と相手を計略にハメるのはお前の仕事。私は技術方面で頭を使う、そうだろう?」

(分かっているならそれでいい、そろそろ返さないと○○○○〇すんぞ?)

「この変態め!!」

 

最後にそんなやり取りをして私は同居人に身体を返し、いつものように見守る事にする




グレゴリー神父撃破!!よっしゃこのまま最後まで突き進むぜ!!
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