◆
「──ええ、はい。解決しましたよ」
泊まっているホテルの部屋の中で、ルークはベッドに腰掛けながら電話を掛けている。
テーブルの上には空になったカップラーメンの容器が幾つも置かれ、その隣には起動したままのノートパソコンがある。
パソコンの時刻は午前十一時を表示していた。
『アリアが、それ程に優れたスタンド使いだったとはな。使用人の彼女達も良くやってくれた、といった所か』
「一応、倒した奴等の裏は全部洗いましたよ。これといった成果は有りませんでしたが、奴等が街に入る人間を監視していた事は間違い無いです」
『つまりは、これでようやく。スピードワゴン財団での本格的な調査が出来るという事だ。早い方が良いだろう。──ところで、これで事件は解決したのだろうから。アリアも、例の話は考えてくれただろうか?』
電話口の男性が、少し不安げな声色を覗かせる。
ルークは一旦、電話を右手から左手に持ち替え、耳に当て直した。
それから一呼吸の間を置いてから答える。
「あの……代表。その事、なんですが。本当に、俺の個人的な願望です。彼女に……アリアに、もう少しだけ時間を与えてくれませんか?」
男性が、息を飲むのが聞こえた。
「俺なんかが、その……言うべき事では。判断する事では、ないかも知れませんが。今直ぐにこの街を離れる事が、本当に彼女の幸せに繋がるのでしょうか?」
『……。』
「彼女は確かに、肉親が発見した矢が引き起こした事件に対して、罪の意識を感じていました。それは事実です。そして代表が、彼女の心も守る為に街から遠ざけたい気持ちも分かります。……でも、アリアが事件を解決するのは、それだけの理由じゃあないんです」
ルークの言葉に自然と熱が入る。
実際に彼女を見て。
彼女について知った事を、伝えておきたかったから。
「アリアはきっと。自分を助けてくれた人達が住むこの街が。純粋に好きで、守りたいんだと思います。だから──」
『アリアの滞在を、少しの間許可しろと?』
「はい。彼女は強い人間です。困難を自分で乗り越える覚悟と、他人の為に行動出来る優しさを持っています」
『……ふむ』
どれだけ伝わって、そして理解してくれるだろうか。
不安からルークは頭の後ろを掻き、電話の男の言葉を待った。
返答までの数秒にも満たない時間を、随分長く感じて。
『──今回の件、やはり君に任せて正解だったよルーク。彼女とは、良い関係を築けたようだな』
意外な一言だった。
『実際に彼女に会った君が、そう思うのならば。きっと正しい判断なのだろう。彼女にとっての幸せが何であるかは、側に立たないと分からないモノだ』
「代表……」
『君の言う通り、アリアにはもう暫く時間を与えよう。彼女が困っていたり、敵と闘う事になった時は、君が力を貸してやればいい。街へは財団の職員を何人か派遣はするが、アリアの事は基本君に任せようと思う。これからも、彼女を頼むぞ?』
「分かりました。……そして、ありがとうございます代表」
丁寧に電話を切り、テーブルに携帯電話を置くと、ルークは深く長く安堵の溜め息を吐いた。
やった事に後悔はなかったが、緊張はするものである。
何はともあれ、これで色々な事が一段落着いた。
ゴミ箱の中に無造作に突っ込まれている新聞の束には、動物病院が盗みに入られた事件だとか大通りの交通事故の記事を角に押しやって、失踪事件が解決したという記事が一面で掲載している。
テレビも連日報道しているし、救出された彼女達は今や時の人だった。
誘拐犯を全員で殴り倒した、等というエピソードは着色され、後々映画化するかも知れない勢いである。
アリアは、その殴り倒された男が『ブラッシュ・リーパー』の本体だろうと言っていた。
自動追跡型のスタンドは本体へのダメージバックが殆ど無く、無敵に振る舞える半面。
本体が無防備状態である事が多く、接近戦には滅法弱いらしい。
自分のスタンドが倒された事に気が付かないまま、能力から解放された彼女達にやられたのではないか。
と、少し嬉しそうに語っていた。
これで残りの問題は。
フランのパソコンの幽霊。
その中身を確認する事だけである。
もしかすると、報道されていない失踪者がいるかも知れないからだ。
「しかし、このパスワードがな……」
幽霊のスタンド能力で手に入れた物体は、基本的に壊れる前の状態のパフォーマンスしか発揮出来ない。
パソコンのデータもスペックもパスワードもそのままなのだ。
なので、ルークは財団の自分の部屋に解読ソフトの幽霊を大量にストックしている。
普段はそれを使って作業をしているのだが、生憎と今手持ちは無い。
本人に聞くのが一番だが、素直に教えるとは到底思えない。
頼みの綱のアリアは、機械類が超苦手判定だ。
適当に昼を食べて、地道にやるしかないか。
と、少々疲労感が滲む顔付きで、ルークは立ち上がった。
その時である。
丁度、机の上の携帯電話が鳴った。
手に取ってみると、レンからだ。
「もしもし? レンか? どうした? また事件か何かあったのか?」
『はい、至急ルーク様のお力を御借りしたい案件が御座いまして。火急の要件ですので、お屋敷まで来て頂きたいのですが』
「!? 分かった! 直ぐに行く!」
ルークは上着を羽織ると、部屋を飛び出して行った。
その振動で、ベッドの上に置いてあった新聞がずり落ち、失踪事件の記事の下に小さく書かれていた記事が露になった。
『猟奇殺人。犯人は未だに不明』
◆
「……それで? 要件とは?」
若干嫌な予感がしつつも、ルークはテーブルの反対側にいるアリアに訊ねた。
確かにレンは事件だとは一言も言っていなかったが、まさかである。
「え、えっと、ですね……」
アリアは目を泳がせながら言葉を濁した。
態度も少し落ち着きが無い。
何故なら。
テーブルにはパンやビーフシチュー、パスタ、スープ、色鮮やかに飾り付けされたサラダ等の料理がプレースマットの上に並んでいて。
中央には然り気無く花瓶に純白の花などが差してある。
もうコレ完全に急ぎの要件じゃあないだろう、食事に誘われただけだろう、頼むから普通に言ってくれ。
と、心の中で懇願してみたり。
屋敷に着いた時、ミリィが「よお、早かったな」と言って悠長に扉を開けてくれた時からそれは薄々感じていたが。
まあ、彼女は元気そうで何よりだ。
あの大学での戦闘から、もう十日が経つ。
結局、大学の入口付近でレンとフェンネルを待ち、『ハーティ・レグナ』で治療をした後、フェンネルに病院まで運んで貰った。
傷は直したが、アリアとミリィは頭を打っている事もあり、念の為だ。
フランの治療は程々に留めておき、スピードワゴン財団が到着するまでの間入院して貰った。
アリアとミリィに特に異常が見られない事が分かり、その日は解散となったのだが。
考えてもみれば、あれからホテルに缶詰め状態でアリア達には会っていなかった。
連絡を貰わなければ、今日からパスワードと格闘していただろう。
もしかすると、アリア達に気を遣わせたのかも知れない。
「ルーク様。要件の方は、食事の後で伝えますので」
いや結局、有るのか。
要件。
「私が思うにルーク様は。ホテルではインスタント食品で食事を済ませているかと」
「まあ、そうだよ。こういう食事は久しぶりだ」
呼び出されて未だに要件を伝えられない事には難色を示したルークだったが、漂う香りに自然と笑顔になる。
配られたスプーンを手に持ち、早速手前のビーフシチューを掬い、ルークが口元に運ぼうとすると。
その場に居る全員の視線が、自分に注がれている事に気が付いた。
口を開いたまま、固まるルーク。
「え……っと? もしかして、何かマナー違反とか。知らない間にやってる、俺? それとも食べる順番とか有るの? ベジタブルファースト的な」
訊ねると、今度は全員が同時にそっぽを向いた。
しかし、横目では見ている。
正面のアリアはハンカチで顔を隠しながらチラチラ見ている。
非常に食べにくい状況だが、流石に空腹なので見なかった事にして食べた。
と。
「ん!? 美味っ!?」
一口食べて分かった。
カップ麺とは違う、味が層になったかの様な奥深さ。
自分のように素人の舌でも手間暇掛けて調理されている事がハッキリと理解出来る。
少々はしたないが仕方ない、ガツガツと他の料理も食べていく。
折角昼食に招待されたんだ、食べないとアリア達に悪いだろう。
そんな理由を楯にどんどん食べ進め、あっという間に完食してしまった。
レンが水をくれたので、それで一息入れる。
「いかがでしたか、ルーク様?」
「美味かったよ、良い物食べさせて貰った。一見高級そうなんだけど、食べてみると結構家庭的というか。勿論、良い意味で」
「……だ、そうだ。良かったなぁアリア?」
ミリィがいやらしい顔付きでアリアの頭をポンポン叩いて皿を片付け始める。
みるみる内にアリアの顔が赤くなった。
「え?」
唖然としたルークの肩をフェンネルが突っついてきて、携帯電話で撮影した動画を見せてきた。
アリアが、バリアフリー完備の調理場で野菜を切りまくっている。
その後、その野菜を皿の上で組み上げていき、鳳凰を作った。
アリアは満足した様子でそれを見ているが、隣で見ていたレンが「派手過ぎます。誰の結婚式ですか? もっと家庭的な方が親しみ易いかと。あと、ドレッシングの味付けはもう少しだけ塩味を利かせて下さい。その方がルーク様の好みに合うでしょう」等とアドバイスしている。
アリアが「分かりました」と快諾して物凄い速さで材料を調理し始めた所で動画は終わった。
「……。凄いな、君は。その……料理まで作れるのか。ホント美味かったよ」
ルークが頬を掻きながらアリアの方を見て称賛すると、アリアはハンカチを広げて何故か頭から被った。
「プロ並みの腕だからな」と、ミリィが雑に食器をワゴンに置きながら答える。
「ちなみに、で御座いますがルーク様」
食後の紅茶を用意したレンが、アリアへと注がれるルークの視線を遮った。
そのお陰で、アリアはある意味で命拾いをする。
「そのプレースマットは全てアリア様の手縫いです」
「え!?」
「その花も、アリア様が庭で一本一本育てたモノを花瓶に差し入れています」
「何!?」
「更に……パンに至っては使用する小麦から厳選され。一次、二次発酵の時間を自ら調整し、焼き上がりまでの全ての工程をお一人で遂行されています。……私が何を言いたいのか、と申しますと」
レンはルークの顔を覗き込むようにして顔を近付け、耳元で吐息と共にコッソリと言うのだ。
「──ハイスペック。容姿、頭脳、性格、趣味。一等地に建つ庭付きの一戸建てが最安値で売られているようなモノです。是非とも、ご検討の程を」
「ちょ、ちょっと良いか!?」
露骨なやり方に耐えきれなくなったルークは椅子から立ち上がると、レンの手を引っ張って部屋の入口に早足で近付いて行く。
勿論、会話の内容なんて聞こえていないアリアとミリィは揃って目を丸くした。
「ト、トイレの位置を教えてくれ!」
「承りました。この部屋から出て、左手の──」
「分からないから、付いて来てくれ!」
半ば強引に、ルークはレンを連れて退出する。
二人が退出した後、ミリィがアリアの肩にポンと手を置いた。
「──横取りされたな」
透かさず、フェンネルが銀のトレイでミリィの頭を叩いた。
レンを伴って退出したルークだったが、勿論トイレに向かう事無く。
適当に階段下のスペースに連れ込んだ。
そして、話題の転換を図るように、午前中のスピードワゴン財団代表との会話の内容を彼女へと聞かせた。
多分、屋敷の人間の中で一番アリアの身の振り方を親身に考えているのがレンだから。
此方の一言でアリアの滞在を許可させてしまった事を伝えておく必要が有るワケで。
「──成る程。ではもう暫く、アリア様は街に滞在する、という事ですね」
「ああ……」
「? ルーク様?」
レンがルークの顔色を見て首を傾げる。
他人に復唱されると、途端に頭痛がしてきた。
それが顔に出ていたらしい。
考えてもみれば、出会って間もない少女の為に代表の判断を覆した事になっているのだ。
後悔は最初に出来ないのが世の中の決まり事だが、もう少し上手くやるべきだったと今更思う。
「──ルーク様の判断は、正しいと私は思いますが?」
「え。き、君のスタンドは心まで読めるのか……!?」
「いえ。しかしながら貴方様の場合、表情に滲み出ますから。アリア様をこの街に留めた事を、後悔しているのでは有りませんか?」
何だ、表情に滲み出るって。
そんなに自分は分かりやすいのか、とルークはショックを受ける。
しかし。
ひょっとして高校の頃、友人達にポーカーで散々巻き上げられた原因は、コレなのだろうか。
向きになって限定モデルのシューズなんて賭けた過去の自分は、所詮若かったのだろう。
「過去に失ったモノを悔やんでも仕方有りません。前を向いて行きましょう、ルーク様」
「いや、おい! 今のは怖いぞ! 本当は読めるんじゃあないのか、心……!?」
「ですから、読めません。先程申し上げた通り、貴方様は少々分かり易いのです。将来的には妻にマウントを取られると思われますので、どうぞ御注意を」
「一体何の心配だ……!?」
淡々と言葉を紡ぐレンの目は、それでも何か期待を寄せているかのような凄みと迫力がある。
ルークは一歩、後退して咳払いした。
「は、話を戻すが。とにかくアリア君は暫く街に留まる事になる。彼女に危険が及んだ時は、また君達の力を貸して欲しい。それだけ、改めて伝えておくよ」
「……はい、承りましたルーク様」
「うん。そろそろ食堂に戻ろうか。アリア君も、君が居ないと心細い筈だ」
「……っ」
もう二十分程席を離れているので、アリアも不安がる頃だろう。
ルークは来た廊下を食堂へと戻って行く。
「……あの、ルーク様」
呼び止められ、振り返ると。
さっきの位置から移動していないレンの姿が映る。
幾分か表情が暗い。
「有り得るので、しょうか?」
「……? 何の話だ?」
「アリア様が、私という存在が居ないだけで心細くなる、という事がです。先程、ルーク様がそう仰られていたので」
確かに言ったが、軽い冗談みたいなノリでだ。
それを、まさか本気で気にしていたのか。
ルークの想像以上に、レンはアリアとの関係性に過敏であるらしかった。
レンは俯き、エプロンの前に組んだ両手をモジモジと弄っている。
普段、余り感情を表に出さないタイプの彼女がそんな事を言うのは珍しい。
アリアがもう暫くこの街に居る。
それは、レンが『命令』と呼称する今の生活が続いていく事を意味しているのだが。
彼女はそれを嬉しいと思う一方で、不安な表情をも覗かせている気がしてならない。
「──ああ、有り得ると思うぞ?」
ルークが一呼吸の内に答えると、やはりレンは戸惑った表情を見せた。
「おいおいおいおい、俺は適当に言っているんじゃあないぞ。主が使用人に対してそう思うのは、至極当然の事だろ? それは君が仕事で勝ち得た『信頼』ってヤツなんだからな。君は仕事が出来るタイプだし、アリアは特に身の回りの事に手助けが必要な身体だ。君が近くにいないと仕事を頼めない、だから不安になる。そうだろう?」
「っ! あ……はい。不躾な質問をしてしまい、大変申し訳有りませんでした」
深々と頭を下げて謝罪した後、通常運転に戻ったのか。
ルークの一歩先を歩く格好で食堂へと戻って行く。
華奢な彼女の背を見て、ルークは少しだけ長く息を吐いた。
きっとレンは。
自分が側に居続けても良いのか、その常に有る心底の罪悪感と。
財団からの『命令』との間で板挟みになっている。
本来なら、彼女の任期はあと数ヶ月で終わる筈であった。
財団はアリアを本部へと本腰を入れて連れて行く計画だったからだ。
本来訪れなかった共同生活の延長が、『命令』の効力を薄れさせているのだろう。
(この数日。一応、アリア達の事も調べてみたが。──未だに信じられないな)
レンの生い立ちを見たあの日、特に驚いた覚えがある。
常に従順かつ誠実なレン。
そのイメージを覆すような、少しショッキングな事実。
(彼女が──自分の両親と姉を、殺害しているなんて)
◆
「お、戻って来たか」
ミリィが席から立ち上がった。
雑だが、食器を片付け終えていたミリィは、フェンネルと共にアリアの相手をしていたようだ。
「遅くなってしまい、失礼を致しましたアリア様」
取り敢えずは、いつも通り。
先程の会話は自分から伝えるべきではないと、判断したようだ。
「いえ、レンさん。もしかして、あの事を話していたんですか?」
「私からは、例の要件の方は御伝えしていません。失念しておりました」
「ああ、そういえば。何か俺に用があったんだったな君達」
ルークがそう言うと。
ミリィは颯爽と食器を乗せたワゴンの元へと向かい、自主的に片付けを始めた。
直ぐにレンが指摘する。
「ミリィ? 何をやっているんですか?」
「見て分かんない? 後片付けだよ。これ洗うのにスゲー時間掛かるだろうな~~。油汚れは洗うの早い方が良いよな~~」
「──それなら、私がやっておくので。貴女は買い出しをお願いします。アリア様達の要件の後で構わないので」
「それが嫌だから自主的に食器洗いを選択してんだろうが!」
ミリィは脇からビシッと人差し指を伸ばしてルークを指差す。
「携帯電話買うだけなら、ルーク一人で十分だろ! 嫌だぜアタシはよぉ!」
「ん? 携帯電話?」
財団では情報処理を仕事でこなしているルーク。
状況把握能力は自然と養われていたらしい。
今のミリィの一言で、全てを理解してしまった。
「──つまり、だ。要件っていうのはつまり。アリア君が携帯電話を買いに行くから、それに同行して欲しい。そういう事か?」
「は、はい。駄目……でしょうか、ルークさん」
車椅子に座る彼女は、自然と上目遣いだ。
成る程。
ミリィが嫌がるのも、自分に声が掛かった理由も分かった気がする。
あの機械オンチのアリアが携帯電話を買いに行く段階で、既に面倒臭い。
人には必ず得意、不得意な分野が有るのだが、アリアの場合は極端過ぎる。
「──その。怒らないで聞いてくれないか?」
「はい、勿論です」
「君にはきっと、この先も。絶対とは言い切れないが、ホント……必要無いんじゃあ……ないか? そういうの、有る……だろ?」
歯切れが悪くなったが、結構勇敢に指摘したルーク。
しかし前置きに反して、アリアは頬を膨らませる。
「レンさんにも、同じ事を言われました」
「あ……」
「もぉ、皆さん揃って酷いです! 私を機械オンチみたいに。一応、私もパソコンの勉強していますからね。最近、ハムスターの使い方もちゃんと覚えました!」
何というか。
アリア、相当な負けず嫌いだ。
これは断る方が後々厄介な気がする。
ルークは覚悟を決めた。
「──分かった。俺も同行するよ。あと、ハムスターじゃなくてマウスだ」
◆
お疲れ様でした。
物凄く久しぶりの更新となり、死亡説も流れましたが作者は生きています。