やぁ諸君、神楽 彩咲人だ。MTGのU-15世界大会で優勝した俺は無事に愛越学園に合格し、今日は入学式、さわやかな高校LIFEが始めるはず、なのだが……
何か周囲に女子しか居ねぇじゃね〜か!
そもそも前の奴以外全員女子じゃね〜か!
そうか、これは夢だ、夢だ夢だゆめなn……
「キャーーーーーーーーー」
「なんだっ」
突然奇声に現実に引き戻された俺は極悪人でも教室に入ってきたのかと思った。
「本物の千冬様よーーー」
千冬様?俺は首を傾げて教卓に目を向けた……
そういえば悪人が入ってきたとか言ったよな、訂正するあれはそんなに優しいものじゃない、あれはきっとまじn
パアァァァァン
痛いです。すごく…ハイ
「お前今すごく失礼なこと考えたよな」
「いえ、まったく」
失礼じゃないさ、まごう事無き事実なのだから。
だいたいまだ頭が痛い、リアル頭蓋割りをするあの教師は、きっとミノタウロスに分類されるはず……ハッt
ドパアァァァァン
もう一度出席簿が振り下ろされる。
「お前には躾が足らんようだな、神楽」
「すいません」
思考が読まれてる、だと……この人チート過ぎだろほんとに……
「まぁいい、神楽さっさと自己紹介しろ先に言っておくが織斑のような内容の場合どうなるか分かっているよな? 」
「はい…」
聞いて無かったなんて言えない……
ともかく俺は1度深呼吸をして自己紹介をすることにした
「神楽 彩咲人です 。趣味はMTGで去年の15歳以下の世界大会で優勝しました。特技は家事で嫌いな物は納豆です 一年間という短い期間ですがぜひ仲良くやって行きましょう」
「おぉぉ? 」
自分の中では完璧な自己紹介だったがクラスの反応はイマイチだった。
まぁそもそも女子の競技人口の少ないゲームであり、日本ではさらに人気がないので仕方が無いがそれでも少し残念であった。
「まぁ及第点だが良しとしよう、さぁさっさと終わらせるぞ、後ろの奴から再開しろ」
「はいっ」
織斑先生の一言で自己紹介が再開されて授業終了と同時に丁度全員が言い終わった。
まぁ周りの人の名前は覚えたので良しとしよう……
そして、休み時間に入ったのだが教室の空気が思い、と言うよりみんな視線を向けてくるのに何故か誰も話しかけてくれないのだ。これは本当に辛い、かなり真面目な方で……
そんな中前の俺以外唯一の男子である織斑が話しかけてきてくれた。ありがたい
「よう、神楽だっけか?俺は織斑一夏だ、よろしくな」
「彩咲人でいいぜ、お互い無理矢理女子校に拉致られた仲間なんだ、男同士仲良くいこぜ」
「分かったよ彩咲人、じゃあ俺の事も一夏って呼んでくれ」
「了解」
こうして俺らは握手を交わした。後ろの方で
「神織……これは売れる!」
「いや……織神も捨てがたいわ」
「織斑総受け……良い」
「今年の夏は忙しくなりそうね」
なんて聞こえたがきっと幻聴だろうな、どうかそうあって欲しい。
てか俺ホモじゃないからな。叩かれて喜ぶドMでも無いからな。確認までに……
そんなこんなで話していると女子の1人が近寄ってきて話しかけてきた。
「ちょっといいか……」
「ん?あぁ箒か久しぶり5年ぶりか」
「あぁそうなるかな……ところで神楽と言ったか、ちょっと一夏を借りたいんだが」
「彩咲人でいいよ、あぁ一夏なら連れてって構わないぜ、積もる話も有るだろうしな」
「そうか、ありがとう、一夏こっちに来てくれ」
箒は一夏の手を掴むと走って行ってしまった。これが青春か…恐るべしだ。
さて今の教室内の確認の時間だ。男はクラスに俺1人。しかも女子に監視されている。
oh……チャイムよ早く鳴ってくれぇぇぇマジでつらいよー。
「これで二時限目を終了する、各自休憩だ」
「はい」
さぁ二時限目も終わりました。ん? 二時限目は何をしたか?
まぁ簡単に説明すると1夏が教科書を電話帳と間違えて捨てたらしい。アホだ、以上。
休み時間はまた一夏と駄弁っていたのだが、また俺たちに1人の女子が近づいてきた。
「ちょっとよろしくて」
「ん? 」 「お? 」
「っっ、何ですのその態度は、それが代表候補生にたいする接し方ですの」
女尊男卑…ISの登場によって男女のパワーバランスは大きく変わってしまった。
先ほどMTGに人気がないというのはあくまで女子だけの話で男達の中でわとても人気のあるゲームになっている。
まあ男が戦える唯一に近い場所だからといえばわかってもらえるはずだ。
まぁ俺はこうゆうセシリアのようなやつは当たり前ながら嫌いだ。
「おい、彩咲人ー」
「なんだ」
「代表候補生ってなに?」
「…………」
why!!何を言ってるんだこいつは。セシリアさんビビって顔引きつってるよ。ねぇ一夏マジでどうすんの…
「いいか一夏、代表候補生っていうのはな……
キーンコーン
「いいや、また後でおしえる」
「ふん! いいですか、くれぐれも逃げたりしないで下さいましよ」
そんなこんなで三限が始まったのだが……
「今からクラス代表を決めなければならない、クラス代表対抗戦が控えているからな。 他薦、自薦は問わないが意見のある者はいないか?」
かーらーのー
「私は織斑君がいいなー」
「私は神楽君がいいー」
そしてー
バン ‼︎ 「ふざけないで下さいまし」
セシリア・怒コットさんになってしまいました。
「だいたい・・・
セシリアのウザい話の間にこれからの事を考えましょう。まぁきっと一夏はセシリアと戦う事になるだろう。なら、一夏に勝ってもらわないと困るよな〜。でも専用機持ってないからな……そうか、箒って子が剣道強いはずだから一夏を鍛えてもらえばいいのか。んーとあとは……
「クラス代表決定戦は来週に行う、セシリア、織斑、神楽のさんにんによって総当り戦を行う異論は認めん、あと授業も終了だ」
「なんで俺も参加してるんだよーーーーー!」
俺の嘆きが届くことは無かった。