これからも頑張っていくので宜しくお願いします。
ーー放課後
セシリアから宣戦布告を受けた俺と一夏は、放課後すぐに職員室に来るようにサイクロプs……もとい織斑先生に呼び出された。 何もやらかして無い筈だが……
そんな事はとりあえず置いておこう。 問題はむしろ現在進行形で進んでいるのだから。
当たり前の話だが職員室と1年1組の教室は廊下で繋がっている。隠し通路なんて無いわけだ。
そして今、時間が足りず休み時間に教室まで来れない上級生たちが、俺たちの教室の廊下に集まってきている。
つまり簡単に言うと俺たちは俺達は包囲されたわけだ……はあ
「なあ一夏」
「なんだ彩咲人」
「今頃千冬さん何してるのかな……」
「無言でキレてるんじゃないかな」
「俺もそう思ったよ」
「「ハハハハハ」」
俺たちは絶望した。
だがこんなところで諦めては、MTGプレイヤーの名がすたる。取り敢えず俺は、脱出作戦をとにかく行うことにした。
「あ、UFO」
鉄板だが陣形を崩せるはずだ…が
「そんなことより目の前のUMA、男子操縦者が先決よ」
「オーーー」
この結束力の前では無駄のようだ。
だが俺にはもう一つ手札があった。
「あ、あんなところにデザートチケットが‼︎ 」
「な、なんだと」
「デザート…ケーキ…プリン…エヘヘ」
「おい、隊列を乱すな!」
女子の大きな隙、それは甘い物だ。 まあ兎も角今のうちに逃げるとしよう。
「逃げるぞ一夏」
「OK、分かった」
きょろきょろする女子の間を潜り抜け、無事逃げ切ることに成功した。そして20分遅れで職員室に入った俺たちは……
ズガァァァァアン‼
オーラを纏った出席簿に出迎えられた。
「おい織斑、集合時間何時か言ってみろ」
「3時10分……です」
「まあいい…おい神楽」
「は、はい」
な、何故だ、上手く空気に溶け込んでいたはずなのに……
「そんな半端な気持ちでは私からは逃れられんぞ」
「自然に思考を読まないでください ジ○イスさんじゃないんだから」
「何の話か分から無いが……まあいい、本題に入るぞ」
「「はいっ」」
さあ問題は此処からだ、尤も悪い話では無い筈だが……
「まず神楽には元々言っていたが今日からお前達には寮で生活して貰うこれがカギだ」
「ちっ千冬姉俺の荷物は……」
「織斑先生だと言ってるだろう……まあいい、ちゃんと用意しておいたぞ」
「ありがとうございます」
「着替えと携帯の充電器があればいいだろ」
あからさまに落ち込まないでくれ、目の前のクリーチャーの機嫌が見るからに悪くなっちゃってるから。まあ一夏の気持ちも分からなくはないが。
「フン、ああ後これは二つ目の話だがお前達の専用機が近い内に届くようだ、クラス代表決定戦には間に合うかわからんがな」
まじか、いつか貰えるかもとは思っていたけどこんなに早くなるとは思わなかった。これは死ぬ気で頑張らないといけないなー。流石にコアを独り占めするのだから乗る側が弱いと問題になるからな。
「覚悟は決まったようだな……よしでは解散とする各自訓練にはげんでくれ」
「「はい」」
俺達は寮へと向かったが途中で箒と出会った。曰く「一夏の剣の腕が鈍ってないかみてやる」とのことだ。羨ましい限りだ。
というわけで一夏と別れた俺は、やることも特に無かったので購買に寄ることにした。
「いらっしゃいませーー」
俺は掛け声を聞きながら店の中に入ると、店の中を一通り物色していく。
取りあえず飲み物みて、オレンジジュースと缶コーラ、後2リットルのスポドリを籠に入れてレジへと向かう。
「お願いします」
「はーい、おや、あんたが2人目の操縦者かい?」
「そうですよ、暫くお世話になりますね」
「礼儀正しくて良い子ね、そうだこれあげるわ」
そう言って、レジのおばさんはお菓子の詰め合わせをくれた。
「良いんですか? 有難うございます」
俺は礼を言い飲み物代を払うと、購買を後にして自室へと向かった。
「お邪魔しまーすって俺の部屋だからただいまか……」
一人でツッコミを終えると俺はドアを開けた。
そこに広がる世界を見て俺は驚いた。なぜならまるでホテルのスイートルームそのもの、若しくはそれ以上のクオリティの高い部屋だった。今迄ホテルの一等室には正体されて行った事はあるが、そんなとこに住むとなるとやはり緊張してしまう。
ともかく俺は部屋に置かれた自分の荷物をほどいていくことにした。まず買ってきた物を冷蔵庫と籠にしまい、一つ目の箱を開けると中身は衣類であった。俺は中身をクローゼットに移すとダンボールを床に置いた。
次の箱は生活用品だったので、順に物を出して定位置を決めて置いていく。
そんなことをしていると一夏が帰ってきたので一旦片付けをやめて、冷蔵庫からスポドリを出すと備え付けのコップに注いで一夏に渡した。
「お疲れ一夏、喉渇いたろうから飲めよ」
「サンキューボコボコにされて疲れてたから助かったぜ」
「やっぱり負けたんだ」
「中学時代はずっとバイトしてたからすっかり訛っててな……箒にすごい怒られちゃった はははー」
「それは災難だな、でもまあ剣術もISで使うんだからきっちり鍛えて貰えよな」
「勿論だぜ」
そう言いながらイケメンスマイルを浮かべる一夏、これはモテるわけだ…
しばらく駄弁りながら一夏の荷解きを手伝うと、時刻は5時過ぎに、一夏は7時夕飯で、食後に山田先生と補習のようだ。
「その箱は開けなくていいのか?」
「これは今から開けようと思っててな、丁度いいから開けてみろよ」
そう言って俺は立ち上がると冷蔵庫に飲み物を取りに行った。因みにもうお気づきかもしれないが、箱の中身はMTGのカード達である。
「スゲー、これ全部お前のなのか?」
「もちろんそうだぜ、まあこれでも家に有る分の5分の1位だけどな……そういえばお前はMTGやらないのか」
MTGはかなり人気なので男子なら少しはやったことが有るはずだが……今の一夏は初めてカードを触った顔をしていた。
「あーMTGって反IS家が多いだろ、ISが出来るまではやってたんだけど千冬姉の弟がそんな事するなって周りが反対しちゃうからできなかったんだよ」
「へーそっか、あっそうだお前も折角だしやってみるか? 確か今デッキ持ってきてるし開けて見たいからさ」
「そっか、じゃあ頼むな」
一夏の返事を聞くと俺はダンボールの中から二クスへの旅のイベントデッキと2014エントリーデッキを適当にだし、イベントデッキを一夏に渡した。
「じゃあ始めるぞ一夏」
「イイぜ彩咲人負けないからな」
一夏が勝てる訳ない気もするが……取り敢えず頑張るとするか。
早速俺はパッケージを開けると中身を確認したのだが……弱、弱、弱弱弱弱……はっきり言って弱すぎだろ、勝てるか怪しな…パック開けよう。あっガラク出た、マジかよっしゃー。もう1パックは何かなー。‼︎‼︎ これ出ちゃうのかマジでこれは勝てるかもしれないな。
「早くやろーぜ」
「お、待たせたな、じゃあ始めるか。」
すっかり一夏を放ったらかしにしてしまったので急いでシャッフルをすると7枚ドローしてkeep宣言をして準備を整えた。一夏もOKらしい。
「じゃあ先手はもらうぞ一夏」
「ああ良いぜ」
「じゃあ俺は森を一枚出して〈エルフの神秘家〉を出してターンエンドだ」
「俺は島を出して終了するぞ」
「何もしてこないのか、なら俺も沼をだして終了しよう」
「よし、じゃあ俺は……「織斑君と神楽君は至急職員室へ来て下さい」まじかよ……仕方ない続きまた後でやろ
うぜ」
「OK ならさっさと用事を片づけるか」
職員室に行くと廊下で山田先生が待っていた。
「あっ来ましたね織斑君に神楽君待ってましたよ」
俺たちに気づいた山田先生は大きな胸を……じゃなくて大きく手を振っている。子供か
山田先生のもとにたどりつくと先生は織斑君に教科書を渡した。「今度は捨てないで下さいね」とのことだ
そうだ。
しかし俺はどうして呼ばれたんだろう……そんな事を考えていると、山田選先生は不安そうな俺を見て少し笑うと、封筒を渡した。
「今回神楽君のISを共同開発しているウィザーズ社の開発者からの手紙だそうですよ。けど良かったですね親切そうな人で」
俺は急いで封筒を裏側を見ると、左上にはMAGIC THE GATHERING のロゴが入っていて、右下のにはFROM Jと書いてあった。どうやら本当の事らしい。うれしすぎる。ただ……
「どうしてゲーム会社が兵器を作ってるんですか?」
きっとISの基礎技術なんて持っていないだろうし、それ以前にMTGの市場は男ばかりのはずなのにそんな事をして得するのだろうか?
「それはきっと男子である君がMTGに関連したISで女性を倒すことを期待してるんじゃないですか。それと、神楽君のISは倉持技術研究所との合同製作だそうですよ」
なるほど、それなら納得がいく。でも勝たないと宣伝にならないなら頑張らないといけないな。
俺は少しのプレッシャーと大きなやる気を感じながら職員室を後にした。
その後俺と一夏は部屋に戻り勝負の続きをすると、シャワーを浴びてから箒と一緒に食事をとり部屋に戻った
部屋に戻ると疲れていたのか一夏はすぐに寝てしまったので俺も手紙を読んだら寝ることにした。
箒に頼んで修行に加えて貰う事にしたのでしっかり睡眠をとることにした為だ。
手紙の中身は短く、挨拶ぐらいしか書いてなかったので適当に流し読みしていると、すぐに寝てしまった。
勝負の結果? そんなの勝ったに決まってるじゃないですか。
方針としてMTGでISキャラが対戦することは基本書かないつもりです。
……もしかしたらやるかもしれませんが。
因みにJさんは2,3話後に出ると思います。