ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 オリジナル 作:クラヤミノオロチ
よろしくお願いします。
生徒会室
アラタ「カイト、明日奈、蓮はライブの手伝いどうよ?」
カイト「大分いいぞ?明日奈が道具揃えてくれたからこっちは大分楽だ」
明日奈「カイトさんだけじゃない。アラタさんと耕太さんと翼さんがここにある道具とない道具をリストアップしてくれたからカイトさんと話し合って発注すべきものを分かる事ができました」
耕太「別に。大変だろ?覚えるの」
蓮太郎「俺の方もセトリは決まりそうだぜ」
蓮太郎はセトリリストを出す。
翼「おいちょっと待てよ。これでいいのか?」
耕太「なんか文句言われないか?変えたほうが良くない?」
明日奈「大丈夫なのかしら」
カイト「それに美術部や軽音部、そして嗣一には集めてやる事を説明しておいた」
アラタ「流石だな」
グランド
ランニングをしている同好会一同。
侑「みんなそのペース!」
走り終わった歩夢。侑は歩夢に水をあげる。
歩夢「ありがとう」
侑「歩夢もすごい早くなったね。記録更新しているよ」
歩夢「そう?ありがとう」
侑「よし次はトレーニングルームだよ?」
歩夢は歩こうとするが痛みを感じる。
歩夢「痛っ!」
侑「歩夢?何が・・って右足捻挫しているじゃん。走っている時?」
歩夢「大丈夫だよ。このくらい。ライブまでには治るよ」
侑「そう?じゃあ戻るよ」
トレーニングルーム
トレーニングルームで振り付けの練習をしている同好会メンバー。
カイト「失礼!」
カイトが部屋に入ってくる。
侑「カイトさん!」
カイト「美術部と話し合ってこんなセットでいいかな?」
カイトは侑にセットのイラストを見せる。
侑「これは・・12色に彩られたステージ。そしてみんなに伝えたいメッセージのパネル。これは・・」
カイトは歩夢が捻挫している事に気づく。
カイト「上原、その足大丈夫なのか?怪我したのか?」
歩夢「はい。でも大丈夫です」
カイト「ならいいんだけど・・」
侑「心配なんですけど。大丈夫みたいで何よりです。本番は完璧に」
カイト「(小声で)馬鹿・・」
カイトの表情が変わった事に気づくエマ。
同好会部室
歩夢の足が腫れている。一昨日捻挫したところである。昨日も練習に参加したのが原因なのか、悪化してしまっている。カイトの予想は当たっていた。
侑「歩夢、大丈夫?今日は練習休んだ方がいいんじゃないかな?」
歩夢「大丈夫。やれるだけやるよ」
璃奈「でも昨日も痛そうにしていましたよね?」
しずく「また悪化してしまったら本番に間に合いませんよ?」
歩夢「でもせっかく12人でやるんだからさ」
廊下
トレーニングルームに向かおうとする同好会メンバー。カイトと出会う。
果林「浮所君」
カイト「これから練習か?」
侑「はい。精一杯のライブをやりたいので」
歩こうとしたら歩夢が痛がる。
カイト「上原、悪い事は言わない。降板するべきだ」
歩夢「大丈夫です。これくらいなら・・」
カイト「やめておけ。残念だけど12人ではできなさそうだな」
ミア「そんなの勝手すぎる。歩夢の事を尊重しないの?」
ランジュ「貴方達が何を言おうと貴方達のセトリには従わないわ」
カイト「蓮のセトリのああだこうだの以前の問題だ。上原、自分の怪我の程度もわからない人がこのライブに出るな」
歩夢「そうですよね・・」
かすみ「何もそんな言い方ないじゃないですか?」
愛「もうちょっと心配した言い方ないんですか?」
カイト「このライブは君達だけで成り立っているわけじゃない。他の生徒達の事もあるからな。俺はこのステージの統括係である以上、君達やスタッフの子を、生徒会である以上この学校の生徒を守る義務がある。残念だけど君には辞退をするべきだ」
侑「カイトさん。しっかり治療に専念すればやれますか?」
カイト「専念すれば・・だな。間に合う事を祈っている」
侑「だったら今から保健室に行ってみようよ。治せるかもしれないならさ」
保健室
包帯を巻いてもらう歩夢。
トレーニングルーム
練習している子を見る侑と歩夢。
侑「なんとか安静にしていれば本番には間に合いそうだから治療頑張ろう!」
歩夢「ごめんね。無理させちゃって」
侑「大丈夫だよ。それでもさっきのカイトさん・・やっぱりあの人はすごい・・私達の事もみんなの事も守ってくれている・・それなのに・・」
彼方「彼方ちゃん達、何もわかってなかったわよね」
しずく「とりあえず、まだ時間あると思いますので病院行った方がいいと思いますよ?保健室よりもきちんと見てもらった方がいいと思います」
侑「そうだね。私が連れて行くから練習続けてくれる?」
璃奈「わかった」
かすみ「練習バッチリやっておきますので。安心してください」
エマ「ねえ。私、カイト君と話してくる。いいかな?」
果林「エマ?」
エマ「浮所君は、一人であんなにたくさんの人を守っている。それってすごい負担じゃん。私達だって守られてばかりでいいのかな?浮所君一人にやらせてばっかりでいいのかな?」
侑「そうですよね。みんなで支えて行くのがスクールアイドルで大切な事だもん」
廊下
エマはカイトを探しに出て行く。
侑も歩夢を連れて部室を出て行く。嗣一が侑達に気づく。
嗣一「カイトを探しているのか?」
エマ「そうだよ。浮所君一人に任せっきりにはできない」
怪我をしている歩夢に気づく嗣一。
嗣一「怪我しているのか?それじゃあカイトを怒らせるのは無理ないな」
侑「どういう事ですか?」
嗣一「彼が小学1年生の時にな」
劇場・メインステージ・回想
小学1年生のカイトが両親と見にきている。演技をしている演者達。
嗣一の声「小学生のカイトは伯父さんの監督する舞台をよく見に行っていた。だがある時・・」
パフォーマンスの最中に突然、バランスを崩してしまう女性の演者さん。包帯が見えてしまう。
嗣一の声「アクシデントが起きた。怪我をしている演者さんを使った事によって・・せっかくのパフォーマンスが台無しになった」
騒ぐ会場。驚くカイト。
騒ぎが大きくなる。
ネットの画面
ネットにはステージスタッフに対しての悪口が殺到している。その言葉が目に入るカイトと演者さん。
カイトの家
カイトはニュースを見る。そこにはパフォーマンスしていた女性が自殺したというものだった。カイトは涙を流した。実継もカイトを慰めた。
実継「すまないな。カイト。私も止めようと思ったのだが彼女がどうしてもやりたいって言うもんだから・・ああ。あの時止めておけば・・」
嗣一の声「批判が殺到して自分のせいだと感じたその演者さんは自殺したんだ。伯父さんもすごい落ち込んでいた。守れなかったとね」
廊下・回想開け
嗣一「でもやっぱりあの立場でいる限りは演者さんだけじゃない。他のスタッフさんや観客も守らないと行けない。その時からカイトは感じていたんだろうな」
侑「カイトさん、歩夢を同じ目に合わせないようにする為に・・あんな事を言った訳なんだ」
歩夢「なのに私何も知らなくて・・」
嗣一「同じ悲劇を起こさない為にだな」
エマ「ありがとう。山田君!」
生徒会室
蓮太郎「耕太君、また勉強会していたんですか?」
耕太「まあな。今日は数学。微分・積分だ。これが中々の曲者だからな」
明日奈「流石ですね。耕太さん。東大と張り合えるだけあります」
耕太「そうだけど、俺もまだまだだ」
カイトが生徒会室に入って行く。
蓮太郎「カイト君!」
カイト「すまない遅くなって」
耕太「聞いたぜ?ライブの事。怪我人いるんだって?」
カイト「だから出演の方は・・」
エマ「するよ。きちんと怪我治すから」
カイト「エマ?」
エマ「浮所君、来て!」
カイト「何?」
エマ「お願い!」
エマに引っ張られるカイト。
カイト「おい、ちょっと」
美術部部室
美術部がセットの一部を作っている。エマとカイトが入ってくる。部員達は揃って「お疲れ様です」と2人に向かって言う。
カイト「お疲れ・・」
軽音部部室
音楽を調整してくれている軽音部。
エマ「どう?わかってくれるかな?」
カイト「何を?」
エマ「じゃあ、屋上に行こう」
エマはカイトを引っ張って屋上に向かって行く。
屋上
屋上にたどり着くエマとカイト。
エマ「浮所君はみんなを守る事をモットーにしているんだよね?」
カイト「当然だ。前にも話した。これが浮所家のやり方だからな」
エマ「浮所君らしいね。いつ聞いてもいつ君の動きを見てもすごいって思うよ。でも私達だって守られてばかりじゃないよ?」
カイト「何を話しているんだよ。急に」
エマ「私、誰かの心をポカポカにできるアイドルになりたいって思っていたんだけどさ・・こんなに頑張ってくれている浮所く・・いいや。カイト君の事も温めてあげられてないのがとても悔やむよ・・」
カイト「なんでだよ。俺は別に・・」
エマ「別にじゃないよ。このままじゃ、カイト君が持たないよ。倒れちゃうよ」
カイト「俺は倒れるまで遣り抜く。それがやり方なんだ」
エマ「私は・・カイト君に倒れて欲しくない。カイト君の弱い所だって私は知りたい。守りたいよ」
カイト「わかるだろ?そんな事・・」エマ「カイト君は守られるのが嫌なの?強くいないといけないの?私は守られてばっかりは嫌だ」
カイトは驚いていた。エマがあそこまで感情的になるなんてと。こんな事を思ってくれる人は初めてだと。
エマ「私達だって・・このライブはみんなで作り上げてみんなで守り抜く。そんなライブにしたい」
カイト「・・・そうか。心配かけてしまったな」
エマ「私の方こそ、ごめん。こんな事になっちゃって。だから12人でやらせて!」
カイト「しっかり完治すれば考えるさ」
エマ「わかった!ありがとう」
病院
先生「後2・3日安静にしておけば軽い練習から始めるというスタイルを取るといいでしょう」
歩夢「はい、ありがとうございます。先生」
トレーニングルーム
3日後、歩夢は軽い練習からスタートして徐々に普段通りの動きができるようになっていった。
侑「歩夢、怪我も治ってライブには間に合いました。ありがとうございます。浮所さん」
カイト「礼を言いたいのはこっちだ。高咲。俺もみんなに当たってしまって」
侑「でも浮所さんがいなかったら歩夢の怪我は悪化していたと思います。浮所さんはやっぱり頼りになります」
カイト「そうか・・・そう言ってもらえて嬉しいよ」
侑の声「浮所さんのやり方は本当にすごい。私達のやりたい事をここまで形にしてくれて。そしてお互いに思っている事を打ち明けれた。守るって難しい事だけどお互いに守る事でより強くなるってわかった。この調子で1週間後のライブ目指して頑張らないと」
生徒会室
アラタ「カイト、ライブの方の調子はどう?」
カイト「あれならいいライブになりそうだよ。みんなすごいパワーアップしたパフォーマンスになっているよ」
明日奈の電話が鳴る。明日奈は廊下に出る。
廊下
電話に出る明日奈。
明日奈「はい。神宮寺です。はい!わかりました。では明日到着という事で!ありがとうございます」
続
ありがとうございました。来週からは明日奈編になります。
次回第10話 明日奈編1 「冷えた心」は7月1日21時頃になります。
気になるオリキャラは?
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松崎アラタ
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浮所カイト
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小宮翼
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小宮佐津姫
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相葉耕大
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風間蓮太郎
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神宮寺明日奈