ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 オリジナル 作:クラヤミノオロチ
11話になります。よろしくお願いします
講堂
開催まで後3日。朝練習で同好会のメンバーは練習をしようとしている。アラタが講堂の鍵を開けてくれる。
アラタ「これで練習できるよ。返す時は職員室でね」
侑「ありがとうございます」
パフォーマンスを見直している侑達。
侑「よし、だいぶよくなってきたね。最後の仕上げと行こう!」
普通科2年教室
練習が終わって侑と歩夢、愛、菜々、ランジュは共に普通科の教室に来る。
クラスの子から囲まれる侑達。
愛「みんなありがとう。そうか席全部埋まって見れない子もいるのか。でもまたライブやるから楽しみにしていてよ」
ランジュ「みんなランジュのパフォーマンス楽しみにしていてよね」
菜々「私も見に行くので楽しみにしてください」
明日奈だけ寄ってこない事に気づく侑と歩夢。心配そうな顔になる侑と歩夢。何かあったのかと言わんばかり。
侑「神宮寺さん・・」
明日奈の事を呼ぶが生徒に遮られてしまう。歩夢もただ「ありがとう」としか答える事しかできなかった。
廊下
同好会部室前。侑と歩夢は部室に入ろうとする。アラタとカイトと出会う。
カイト「高咲?上原?」
アラタ「これから活動かな?」
侑「そうですね。そう言えば、神宮寺さんの事なですが・・」
アラタ「え?」
講堂
練習をしている同好会メンバー。侑はアラタとカイトと話している。
アラタ「実際明日奈は友達いないからね。授業や部活の時はよく話す方なんだけどね」
侑「もう私にはやる事がないと言っていたのが・・」
カイト「自分にできる事をやったんだって事なんだね」
アラタ「明日奈には母親がいないからな。小さい頃に・・」
幼稚園・回想
10年前。明日奈が6歳の頃。幼稚園で一人で遊んでいる明日奈。幼稚園の先生が電話に出る。驚く表情を出す先生。明日奈を呼び出して家まで送ってくれる。
アラタの声「あれは明日奈が6歳の時」
明日奈の家
明日奈は帰って来ると父さんとお爺ちゃんがいる。部屋には母の明子と弟の明日加が手を合わせて寝ている。父と祖父は泣いている。
明日奈の父「明日奈・・」
明日奈の祖父「明子と明日加君が・・」
カイト「明日奈のお母さんと弟は交通事故で亡くなったんだ。高齢ドライバーが信号を無視して突っ込んできたんだよ」
講堂・回想開け
侑「そんな・・それで事故を起こした人は・・」
アラタ「無罪となったよ」
侑「どうしてですか?」
生徒会室
耕太「あの運転は紛れもなく過失だし助ける事もしていない。だけど向こうは気を失っていたって?」
明日奈「小さかったからあまり覚えていないんですけど父からはそう聞いています」
耕太「この場合は過失運転致死傷で7年以下の懲役・禁固刑と100万円以下の罰金となる。そして損害賠償もはわなくてはならない」
明日奈「そうですよね・・でも結果が」
耕太「あれは最悪だ。しかも世間では事故を起こした人がお偉いさんだからとか言われているがそれは違うぜ」
裁判所・回想
裁判を行なっている被告人。
被告「私は聞いていません。あの薬にそんな副作用があるなんて。本当だ。説明もされなかった」
弁護士「これは医者の方がいけないという事になります。寄って被告人は無罪だと判断します」
検察官「しかし薬ですよ?副作用がある事くらいはわかるんじゃないですかね?しかも薬の袋の中には説明書が入っていた。なのに読まなかったのですか?」
ざわつく傍聴席の人達。
裁判長「静粛に」
カイトの声「そして何度か裁判が行われた」
アラタ「だけど・・」
裁判長「主文、被告人は無罪。薬の副作用についての説明を受けておらずこのような事になるとは想定しづらいと判断する」
講堂・回想開け
侑「酷すぎる・・どうして・・考えられないよ」
アラタ「それから彼女は人間は平等ではないと」
侑「そんな・・」
カイト「そしてそれからも・・」
明日奈が通っていた小学校・教室・回想
明日奈は一人で本を読んでいる。男子から取り上げられてイジメを受ける明日奈。
廊下
トイレから出て来る明日奈。男子から水をかけられる明日奈。
講堂・回想開け
アラタ「すげえイジメにあったって聞くぜ。母親がいない事を変に思われたりさ」
侑「それで・・あんなことを言ったんだね」
明日奈の声「私がいた所で邪魔としか彼らには思われないわ」
カイト「人間は平等ではない。これが彼女の考えとなったんだ」
アラタ「生まれた環境やお金の有無、得意不得意がみんな異なるからって事からそういうようになった」
侑「別にいいじゃないですか?みんな違うからこそこんなライブだって出来る。苦手な事を補えば共に支え合える。人ってそんなものじゃないんですか?」
アラタ「侑?」
侑「私、明日奈ちゃんにこのライブ観に来て欲しい。ファンの人達の事、ちゃんと見て欲しい」
カイト「その為にもリハーサルしっかりやらないとだな」
侑「はい!みんな少し休憩しよう。それからまた追い上げ行こう!」
一同「おお!」
侑の家・ベランダ・夜
侑がベランダに出て来ると歩夢が隣から出て来る。
歩夢「起きていたの?」
侑「まあね。歩夢こそ」
歩夢「なんか楽しみで寝れなくて」
侑「しっかり寝ないと本番大変な事になるよ」
歩夢「それはお互い様でしょ?」
侑「そうだね。それにしても明日奈ちゃんに観て欲しいな。このライブ。アラタさんの話だとスクールアイドルフェスティバル、準備や片付けには来たみたいだけど本番は来なかったって聞くよ」
歩夢「そうだったんだ。ライブ一度も見てくれてなかったんだ」
侑「あの子が言うには私がいても邪魔なだけだからって」
歩夢「そんな事ない。私達の為にあんなに尽くしてくれた子だよ?邪魔な訳ないじゃん」
侑「そうだよね。やっぱり何が何でも来てもらおうよ」
普通科2年教室
ライブ本番まで後2日
明日奈を見つける侑と歩夢。
明日奈「だから別に私は見に行くつもりはないわ」
歩夢「楽しいよ?私達がそんなライブにしてみせるから」
明日奈「私は別にスクールアイドルが好きな訳じゃないし知識も大してありはしないわ。断固拒否する」
侑「そんなものいらないよ。初めて来る人だっているんだ。そんなの関係ないよ」
明日奈「貴方達はそう思っても周りの人はどうかしら?」
周りは明日奈を見てあまりいい気分ではない。むしろ引いている。
侑「・・・っ」
明日奈「申し訳ないけど私は参加しないよ。結局会場に来る人はすごい熱心に応援している人に限られるわ」
侑「神宮寺さん・・・」
生徒会室
耕太「高咲からしつこく観に来るように言われているみたいだな」
明日奈「私は行きません。私が生徒会をやっているのは指名だったからですよ。理事長やアラタさんからの」
耕太「そういえばそうだったな。君は」
回想
明日奈「えええ?私が生徒会をですか?無理がありますよ」
理事長「そんな事ないわ。貴方の説得力ある説明の仕方、みんな納得していたわ」
アラタ「みんなどうしてこんな事に気付けなかったんだ?って感じだったよ。僕のやり方が気に入らなかった子何人かの考え方にも共感しつつあの子がやる気を出せるようにしてくれたもん。それでも僕のやり方に賛同してくれるって思うさ」
理事長「貴方のその力、生徒会に役立ててみない?」
アラタ「僕達は受け入れる。君が最大限の力を発揮できるようにするからさ。共にこの学校を支えよう」
回想開け
耕太「懐かしいか?」
明日奈「私はそれから生徒会をやるようになってこんなに信頼を得れたこのはありませんでした。今でもバトン部の部長もやらせてもらっています」
耕太「それは部員が明日奈を信頼しているからじゃないのか?」
明日奈「皆さんには感謝しています。でも私はライブ会場でブレードを振って応援するような柄ではありません。ファンじゃないのはバレます」
耕太「そう言うなよ。観たら何か違うかもよ?」
明日奈「ちょっと耕太さんまで!」
同好会部室・夜
侑「神宮寺さん・・絶対に見て欲しい」
歩夢「侑ちゃん。帰ろう」
侑「そうだね」
道・夜
侑と歩夢の帰り道。何気ない雰囲気だる。その時、女の人の悲鳴が聞こえる。
駆けつける侑と歩夢。路地裏で愛が遅られている。襲っているのは酔っ払っている50代くらいの男性だった。
侑「何をしているんですか?」
続
ありがとうございました。
次回 明日奈編3 私達が!は7月15日21時頃に投稿します。
気になるオリキャラは?
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松崎アラタ
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浮所カイト
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小宮翼
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小宮佐津姫
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相葉耕大
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風間蓮太郎
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神宮寺明日奈