ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 オリジナル 作:クラヤミノオロチ
道・夜
侑「何をしているんですか?」
愛「ダメ、ゆうゆ、歩夢。こっち来ちゃダメだよ」
市岡「なんだ?その制服こいつと同じじゃねえか。まさかこの学校の奴らが来るなんて運がいいぜ」
歩夢「どうしてこんな事するんですか?」
市岡「はあ?決まってんだろ?腹癒せに決まっているんだろ?俺独身なんだよ。世の中不平等なんだよ。ふざけているだろ。俺も童貞を卒業したいもんだぜ」
侑は明日奈の考え方である人は平等ではないと言う言葉が過ぎる。
侑「だからって何にもならないですよ」
市岡「うるせえな。それ以上言ったらこいつをな」
愛を強く押さえつける市岡。市岡の腕を掴むカイト。
市岡「なんだ?お前」
カイト「俺の後輩に何している?その手を放せねえか?」
市岡「舐めた野郎だ」
カイト「ならばやるしかないようだな」
愛を解放させるカイト。侑と歩夢は愛に手を貸す。明日奈が駆けつける。
明日奈「侑達、大丈夫?」
歩夢「私と侑ちゃんは大丈夫だけど愛ちゃんが」
明日奈「愛に手を貸してあげて。私が警察と救急を呼ぶから」
電話を取り出して電話をする明日奈。
カイトは市岡を一歩も近づけまいと市岡の攻撃を払いのける。
明日奈「もしもし警察ですか?事件です。10代の女の子が50代くらいの男におそわれています。一応逃げられないようにしていますが。大急ぎでお願いできますか?場所はお台場の・・」
数分後、すぐに警察がやって来てくれた。市岡は逮捕されて無事解決した。愛も大した怪我をせずに済んだ。
愛「怖かった・・どうなるかと思ったよ・・」
カイト「ナイスだったぞ?明日奈」
明日奈「いいえ。カイトさんがやってくれたようなものです」
侑「でも私と歩夢、震えていて何もできなかったからさ」
カイト「因みにあの市岡って奴は市岡清治の息子なんだ」
明日奈は思い出したような顔をする。
明日奈「私の母と弟の命を奪った人なのよ」
侑「そうだったんだ・・」
生徒会
ライブまで後1日
耕太「昨日の犯人は強制性交等罪で逮捕されたよ」
カイト「良かった」
アラタ「しかしいいタイミングでカイトと明日奈がいたもんだな。カイト、怪我よくしなかったな」
カイト「明日奈がすぐに呼んでくれたからだよ」
明日奈「すぐになんてそんな・・でもあれしか考えつかなくって」
アラタ「あんな事できるのはカイトくらいだよ。あの場合すぐに警察を呼ぶのが正しいからさ」
耕太「でも明日奈、君が正確な内容や場所を言ったから警察はあんなに早く来てくれたんだ。あそこまでできるのはすごい事だぜ」
蓮太郎「明日奈、ナイスだな」
明日奈「やめてよね」
同好会部室
侑「愛ちゃん。本番明日だけど大丈夫そう?」
愛「うん。ソロもみんなできるようになったって聞けて良かったよ」
侑「土壇場だったけど浮所さんが風間君説得してくれたんだって」
かすみ「やっぱり浮所先輩頼りになります。それに比べて風間蓮太郎は何を考えているんですかね?」
ランジュ「本当にふざけた人だよね。ブン殴ってやりたいくらい」
歩夢「殴っちゃダメだよ」
侑「でも12人で無事ライブができるのがいいね。屋上の時にやっているけどなんか初めてやるって感じがするよね」
璃奈「屋上の時よりすごいパワーアップした私達を見せたい!璃奈ちゃんボード、むん!!」
侑「そうだね。みんな頑張ってね」
かすみ「先輩が見てくれたおかげでいいライブになりそうです」
しずく「はい!私も自信がついて来ました」
侑「そうだね。それに浮所さんや神宮寺さん達が協力してくれたおかげだよ。私達だけじゃこんなライブ実現できないもん」
歩夢「そうだね。試行錯誤しながらもあんな短期間で形にできたんだもん」
侑「明日は頑張ろう!」
カフェ・レインボー
昼食の時間。侑と歩夢は席を探している。明日奈の姿を見る侑と歩夢。
侑「神宮寺さ・・明日奈ちゃん!」
明日奈「侑?どうしたの?」
侑「昨日は愛ちゃん助けてくれてありがとう」
明日奈「カイトさんがいてくれたからよ。私は普通の事をしただけ」
歩夢「そんな事ないよ。私達、わかっていても何も出来なかった」
明日奈「どうしても観に来てほしいって言いたいの?言いたいのはそっちじゃないの?」
侑「そうだよ。私、本当に明日奈ちゃんに観てほしい」
明日奈「私がいた所で白けるよ。足手纏いにしかならない。ここには応援してくれる人だけが入ればいい」
侑「そんな事ない。私達、浮所さんや明日奈ちゃんにも見てほしいんだ。私達のパフォーマンスを。一番近くで支えてくれた人には絶対観てほしい」
明日奈「でも私は・・」
侑「世の中は不平等かもしれない。不公平かもしれない。でも明日奈ちゃんだからできる事、他の人にはできない事があるんだよ。明日奈ちゃんにあって私達にない物。それだって十分存在する事だもん。だからさ。客席で観て明日奈ちゃんの感想聞きたい。明日奈ちゃんだから分かる事もあると思うの。お願い」
明日奈「そんな風に言われたの初めてだわ。誰も私と話したがるような子はいなかったのに。アラタさん達くらいだったのに。わかったわ。明日のライブは観に行く。で!観る時何すればいいの?」
侑「このペンライト貸すからこれを振ればいいんだ。ここのボタンで色変わるんだ。12色入れといたから私達のカラーに合わせて振ればいいよ」
明日奈「わかったわ。楽しみにしているよ」
侑「ありがとう。明日奈ちゃん」
一瞬だが明日奈は笑顔を見せる。
明日奈の家・夜
明日奈はお仏壇で手を合わせる。ご飯を作る明日奈。今日はカレーを作ったようだ。お父さんとお爺ちゃんと揃って食べている。
明日奈の父「明日奈、明日はライブ観に行くんだって?」
明日奈の爺「楽しみだな。明日奈も手伝ったんだって?すごいじゃないか」
明日奈「そして観客席から見るんだ」
こうやって楽しい食事になった。
正門
スクールアイドル同好会 エクストラライブと書かれた看板が置いてある。お客さんがどんどん入っていく。
侑は案内をしている。
広場
広場では物販をしている。お客さんがグッズを買っている。エンカをしている人達も大勢いる。
講堂・裏
ほとんど席が埋まっているのが見える。緊張しているメンバー。
侑「みんななら大丈夫!全力で行けば」
歩夢「そうだね。頑張ろう」
カイト「時間まで30分だ。いよいよだな」
侑「浮所さんこそありがとうございます。私達の為に」
カイト「俺もアイドルのライブは作った事なかったから色々勉強になったよ。ありがとう」
エマ「ありがとうだなんて・・嬉しいな。そこから観ていてね。私達のライブを」
カイト「ああ!当然だ」
侑は明日奈の隣の席から応援するようだ。ライブが始まる。まずはランジュとミアが10人と合流する所から。観客の通路から走って行くランジュとミア。練習通りに上手く行った。最初は12人全員の曲からスタートする。会場は12色に染まっている。
明日奈「これって・・」
侑「みんなの応援の思いが1つになっているんだよ。ほら、明日奈ちゃんもさ!」
明日奈「うん・・」
明日奈もペンライトを光らせる。ソロ曲を12人共にやりきる。舞台裏から見守るカイト。思いっきりペンライトを振っている侑と明日奈。
ライブが終わって・・明日奈は侑にペンライトを返す。
生徒会室
アラタ「無事ライブは成功だな。良かったよ」
カイト「ああ。みんなが力を合わせたおかげだよ」
耕太「まさか明日奈が客席から見ていたなんてな」
蓮太郎「あの高咲に乗せられたらしいよ。全く。明日奈らしくないな」
耕太「君のセトリが台無しにされたのが納得できなくて怒っているのか?」
蓮太郎「だってカイト君が無理矢理さ」
カイト「悪いな。でもせっかく12人のライブなのに全員ソロできないなんてそれなんてこのライブのコンセプトじゃないからな」
アラタ「そうだぞ。いいライブだったじゃないか。こっちの方が」
蓮太郎「ずるいよ」
校門・夕
侑「明日奈ちゃん、今日は参加してくれてありがとう」
明日奈「礼を言うのはこっちだよ。すごい楽しかった。ライブってすごいんだね。みんなをあんな風にしちゃうなんて」
侑「ううん。明日奈ちゃんが力を貸してくれたからだよ。確かにみんなできる事できない事バラバラだけどさ、それだから完成した舞台なんだと思うんだ。そうじゃなかったらこんなステージはできはしないよ。ライブは色んな技術があってこそだね」
明日奈「そうだね。みんな違ってみんないいか・・」
侑「それに明日奈ちゃんが元気にしている事がお母さんも喜ぶと思うよ」
明日奈「そうだよね。今日までありがとうね」
侑「そう言えば、今日ライブどうだった?楽しかった?」
侑と明日奈はお互いに感想を話し出す。
侑の声「人はみんなできる事が違う。でもだからこそ繋がれる。頼りたくなったりする。みんな違うからこそ人間は美しいのだ」
家庭科室
ミシンや裁縫道具がいくつか置いてある。カイトは翼が作業しているのを見つける。
カイト「いつまでそこに籠っているんだ?翼」
翼「別にいいだろ?悪い事しているわけじゃないんだしさ」
続
ありがとうございました。来週からは小宮兄妹編になります。
次回13話小宮兄妹編1「実はね」は7月22日21時頃に投稿します
気になるオリキャラは?
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松崎アラタ
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浮所カイト
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小宮翼
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小宮佐津姫
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相葉耕大
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風間蓮太郎
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神宮寺明日奈