ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 オリジナル 作:クラヤミノオロチ
よろしくお願いします。
小宮家
洗い物をしている翼。ベッドで寝ている佐津姫。台所周りを掃除する翼。
翼「佐津姫・・・ごめんな。こんな兄貴で。嫌になるよな」
宿題をやり始める翼。
翼「俺にはこれしかできないからさ。頼りない兄貴だよな。こんな奴が君の兄貴とかそらあ周りは嫌がるわけだよな。こんな性格だから君もこうなってしまったのかな?」
家庭科室
メンテナンスをしている翼。
翼「あのな・・焦げをきちんと取らねえとな」
焦げカスを取り除いている翼。ため息をつく翼。
教室
授業を受けている翼。先生が白板に方程式を書いている。
先生「では、ここの答えを小宮!」
翼「え?あ、はい」
翼はなんとか答える。
翼「佐津姫・・」
スタジオ
声優の仕事をしている佐津姫。マスタースラッシュの収録である。カットがかかる。
佐津姫の声「兄さん・・」
生徒会室
蓮太郎「え?佐津姫ちゃんと喧嘩したの?まじっすか?」
アラタ「それって大丈夫なの?」
翼「あれがあいつの考え方なら尚更だ」
明日奈「でも、佐津姫ちゃん。あんなかっこいいパフォーマンスするのに」
翼「可愛さがないんじゃアイドルとは言えないだってさ。女の子だからって」
カイト「別にそんな事ないと思うが?佐津姫ちゃんも可愛いものに憧れを感じているんだな」
耕太「女の子って難しいな。論理では片付かない」
アラタ「確かに。謎が多いよ」
明日奈「なんですか?その言い方」
アラタ「だってそうだろ。僕全然わからないもん」
明日奈「ところで、このまま佐津姫ちゃんと喧嘩したままでいいんですか?きちんと本当の事伝えるべきではないんですか?」
翼「まあいいんじゃねえか。あいつがどう思おうが」
アラタ「本当にそう思っているのか?」
翼「それは・・」
同好会部室
せつ菜、DVDを出してくる。マスタースラッシュの1期である。
侑「これが。佐津姫ちゃんが出ているって言う?」
せつ菜「はい!ヒロインとして出演しているんです。みんなで観てみませんか?」
果林「それは見てみたいわ。どんな感じなのかしら」
テレビを使ってマスタースラッシュを見ている同好会メンバー。ジャンヌが登場してくる。剣を抜くジャンヌ。
ジャンヌ「出たな、憎き魔物、ガエンドラゴ。この剣でお前を雷鳴の速さで切り裂く」
せつ菜「この声、佐津姫さんがやっているんですよ。カッコよくないですか?」
歩夢「そうだね・・」
しずく「魂がこもっています。私も参考になります」
侑「そうだね。なんかいかにも剣士って感じで」
璃奈「次は私のやっているこのゲーム」
璃奈はロードファイターを起動させてウランを選択する。
ウラン「ニャンコ拳法、受けてみろ!」
かすみ「だからかすみんより可愛い声出してきている・・」
侑「こんな声もできるなんて佐津姫ちゃんすごいな!」
侑が東雲の動画を検索して出す。
侑「そしてやっぱり佐津姫ちゃんと言ったらさ」
ブレイクダンスのようなパフォーマンスをする佐津姫のシーンを見ている同好会メンバー。
歩夢「こんな動き、凄すぎて」
ランジュ「ランジュでもできないような事ができるなんて」
しずく「並外れた運動神経ですね。これは有名になれるはずです」
侑「こんなパフォーマンスだってありだと思う」
小宮家
ご飯を食べている翼と佐津姫。
翼「あのさ、佐津姫!」
佐津姫「あの時の話?別にもうする必要ないし、その話は無しにしよう」
翼「佐津姫・・しかし」
佐津姫「もうどんな評価でも恨みっこ無しだよ。多分低評価になるとは思うんだけどさ。兄さんもライブ観にくてくれるかな?」
翼「・・・勿論だよ」
それしか翼には言う事しかできなかった。
生徒会室
耕太「佐津姫ちゃんと話せなかった?」
翼「あんな事言われたら何にも言い出せねえよ。あいつもしかしたらスクールアイドル辞める可能性もあるかもな」
蓮太郎「そんな事にまで・・」
カイト「それでもいいのか」
翼「別に俺は構わない。あいつが本当にそう思うならさ」
勢いよく扉が開いて侑と彼方が入ってくる。
耕太「高咲?近江?どうした?」
侑「小宮さんに用があります」
翼「俺かよ?」
侑「いいでしょうか?」
同好会部室
翼「俺入っていいのか?」
侑「どうぞどうぞ」
しずく「遥さんから聞きました。佐津姫さんと喧嘩をしたって事を」
遥「お邪魔しています。佐津姫ちゃんから聞きました。あんな衣装にしてしまって申し訳ありませんでした」
翼「別に謝る事ないんじゃねえか。あいつが嫌だって言い出しているんだからさ。降りてもあんまり・・」
彼方「降りちゃダメ!絶対ダメだよ」
侑「せっかくあんなに人気があるのに」
翼「可愛いのを批判されたのわかっているだろ?」
エマ「それがそうでもないんだよね」
愛「そうそう。あの曲動画探して見てみたんだけどさ、佐津姫ちゃんの事を結構高評価していた人もいたよ」
侑「今度のも可愛い系って聞いているけど」
遥「辞めるべきかな」
彼方「それはダメ。別にいいじゃん。可愛い衣装だっていいじゃん。お姉ちゃんはあの時見せてくれたのいいと思ったもん」
遥「可愛いか・・私と佐津姫ちゃんがセンターだからどうしよう」
彼方「絶対やるべきだよ。これをやらなかったら後悔する。きっとお客さんもいいものだと言ってくれるよ」
遥「どうでしょうか・・この前みたいに」
侑「そうかもしれないけど。可愛い佐津姫ちゃんだって私は好きだよ?あのチアガールの大技すごいよかったもん。そしてあのキレのある可愛いダンスだって佐津姫ちゃんの一面だと思うよ」
しずく「侑さんの言う通りです。さらけ出すのは正直怖いです。でも受け入れてくれる人がいる。それがどれほど幸せな事だか」
かすみ「そうですよ。佐津姫ちゃんいろんな表現できる子なんだなってかすみんは思いました」
侑「それに、可愛いだけが女の子じゃありません。果林さんのようにクールな人、しずくちゃんのように清楚な人だっていたっていいじゃないですか」
翼「高咲?」
侑「佐津姫ちゃんに伝えよう!ねえ遥ちゃん!小宮さん」
遥「はい」
翼「そうだな!」
海の見える公園
佐津姫がやってくる。翼が待っているのに気づく。
佐津姫「兄さん?どうしたの?急に呼び出して」
翼「あの時、きつく当たって悪かったって思って」
佐津姫「それなら、私もわがまま言いだして。感情的になりすぎちゃったよ」
翼「なあ、佐津姫・・あのパフォーマンス、やらなかったら絶対後悔すると思うぜ?俺は思うんだけどな」
佐津姫「でも・・」
侑「やるべきだよ。どんな佐津姫ちゃんだってみたい。私は。可愛い佐津姫ちゃんだってみてみたい」
佐津姫「侑さん?遥?」
遥「私も可愛いものに憧れはあるよ。でも他の人と比べたらそうでもないかもしれない。それでも私は佐津姫ちゃんとあの衣装でパフォーマンスがしたい」
侑「それに可愛いだけが女の子じゃない。カッコ良くたってアクティブな子だってなんだってありなんだと思うよ。その中でも佐津姫ちゃんはかっこいいに入ると思うかな。そんな佐津姫ちゃんの事たくさんの人が応援してくれている。それでいいんだよ。無理に可愛くいようとしなくっても佐津姫ちゃんは佐津姫ちゃんだからさ」
佐津姫「侑さん・・遥」
翼「だからいろんな表現してみればいいじゃねえか」
佐津姫「兄さん。そうだね。私、逃げてばっかりいたかもしれない。でも逃げない。私はやる。みんなが応援してくれる限り私は遣り抜く。あの衣装着てみようかな」
翼「佐津姫・・!」
佐津姫「練習気合い入れるわよ。遥。絶対成功させるんだから」
遥「佐津姫ちゃん!」
笑顔を見せる侑と遥。佐津姫は広い所に移動して練習を始める。遥も乗って練習する。
侑の声「男の子だからとか女の子だからこうしないといけないとかない。私はどんなスクールアイドルだって好きだからさ」
遠くから侑達を見る翼。
翼「これでよかったんだろ?婆ちゃん」
続
ありがとうございました。
次回 第19話「小宮兄妹編6 それぞれの価値」は9月16日21時頃に投稿します。
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