ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 オリジナル   作:クラヤミノオロチ

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こんばんは。

今回は小宮兄妹の過去についてです。


よろしくお願いします。


小宮兄妹 外伝

普通科の授業を受けている翼。

翼の声「俺は小宮翼。虹学の普通科の3年だ。どこにでもいる普通の高校生とでも言っておくか」

 

小宮家

ご飯を食べている翼と佐津姫。

翼の声「こっちは妹の佐津姫。佐津姫はスクールアイドルであり声優である。これは俺達兄妹の過去の物語だ」

 

病院

赤ちゃんの産声が聞こえる。赤ちゃんは翼である。

 

幼稚園

翼は周りから怖がられている。目つきが悪く男子からも女子からも嫌われている。

翼の声「俺は小さい頃からこんな感じだ。目つきが怖くて話したくないって言われるんだ」

 

小宮家

帰ってくる翼。美津子が迎える。

美津子「翼、おかえり」

翼「ただいまばあちゃん」

美津子「これからご飯作るからね。佐津姫の相手をしてくれないか?」

翼「わかった」

翼は佐津姫の相手をしている。美津子

と美奈子は料理をしている。翼は料理をしている2人を見ている。

 

幼稚園

佐津姫が入園する。佐津姫は友達がすぐにできる。

翼の声「佐津姫、君は自慢だったな。幼稚園の時から大人も子供もたじろぐくらい美人で美声だもん」

 

小宮家

ご飯を食べている小宮一家。

美奈子「佐津姫、今日も幼稚園楽しかった?」

佐津姫「うん。友達といっぱい遊んだよ」

美津子「そう。それは良かった」

佐津姫「でもお友達はみんな兄さんの事怖がっちゃうんだよね。どうしてだろう」

翼「佐津姫?」

佐津姫「どうしてわかってくれないのかしら」

翼「そんなの見た目が醜いだけだろ?」

佐津姫「そんな・・」

黙々と食べる翼。

翼の声「その時は俺はこう答えた。結局、人なんて見た目が100%」

 

小学校

小学生になっている翼と佐津姫。そこでも結局同じだった。翼は怖がられていて佐津姫は親しまれている。家庭科の授業で、翼は縫うのがとても上手だ。きちんとものの機構を見抜いて正確に糸を入れていく。料理の調節も的確。周りは驚いていた。

翼の声「俺は小学生の時に自分が料理と裁縫が得意なんだって事に気づいた。少しばあちゃんに叩き込まれた部分はあったけどな」

 

小宮家

美津子の料理を手伝っている翼。

美津子「翼、偉いわね」

翼「いいんだよ」

美津子「翼、その力で佐津姫を妹を守ってやってくれないか?」

翼「いきなりどうしたの?」

美津子「君は長男。一番上でしょ?一番上には下の子を守る事は当然なんだよ」

翼「そうなるのか・・」

美津子「おばあちゃんね。若い頃、まだ学生だった頃。兄弟姉妹をみんな失った。生き残ったのは私だけだった。私は何も守れなかった」

翼「うん。よく聞いているよ」

美津子「だから、翼。佐津姫を、妹を君の手で守ってくれないか?身勝手な頼みで」

翼「誰がそんな事言うかよ。俺はばあちゃんの思い継ぐぜ?」

美津子「ありがとう」

翼の声「俺はこうしてばあちゃんから料理をたくさん習ったりした。それから自分でアレンジしたりとして言った。独学と言われるがきっかけはばあちゃんなんだよな。それから両親は忙しくなっていき、料理はばあちゃんと俺で作っていった」

 

虹ヶ咲学園・普通科1年教室

翼の声「それから俺は虹学の普通科の1年の時。妹の佐津姫は声優となった。それから学校では佐津姫の話で盛り上がっていた」

 

グラウンド

テニスの練習をしている翼。向井風がスマッシュを打ってくる。翼は持ち前の動体視力で打ち返す。

向井風「やるな。小宮」

翼「向井風こそ。いい練習相手になるよ。でも悪いな。俺は小さい頃からテニスしていたんだ。両親の影響でな」

向井風「君の両親はテニスやっていたんだ」

翼「まあな」

向井風「そう言えばさ。最近、小宮佐津姫ちゃんって子が声優デビューしてさ。俺あの子のファンなんだよ。もしかして君の妹だったりする?」

翼「そんなわけないだろ?顔全然似てねえもん」

向井風「そうだよな。小宮って多いから俺の勘違いだったよ」

翼の声「佐津姫が俺の妹だって知ったらみんなどう思うか?だいたい想像はつくだろう」

 

海の見える公園

海を見ている翼。

カイト「いいのか?そんな事を隠して」

翼「はあ?誰?別に俺は隠し事なんてしていない」

カイト「いいや。している。君は小宮佐津姫ちゃんのお兄ちゃんだろ?小宮翼君」

翼「よく知っているな」

カイト「俺はこの学校の生徒は把握している。忘れていた。俺は浮所カイトだ。よろしく」

翼「浮所か。で?話ってそれだけか?」

カイト「そんな事ない。君は料理と裁縫が得意なんだろ?」

翼「なぜそこまで?」

カイト「君よく家庭科室にいるからわかるよ。ミシンや食器のメンテをやっているって理事長先生から聞いている。かなり喜んでいたよ」

翼「見られていたか」

カイト「なぜ隠す?」

翼「こんな見た目で料理とか裁縫が得意とか信じてもらえねえだろ?隠すも何もしてない」

カイト「別にそこまでする必要ないだろ?俺は君を怖いと思った事はない」

翼「珍しい人だな」

 

小宮家

翼はマスタースラッシュを見ている。ジャンヌが魔物と戦っているシーンが映っている。

翼「特技ね。別になくてもいいんだけどな」

 

家庭科室

食器や器具をメンテナンスしている翼。

翼の声「どうして俺がこんな事をしているかって?ここの授業をしている奴らはロクな使い方をしないからだ。物を大事にしない」

カイト「こんな所でまたメンテナンスか?小宮」

翼「また君かよ。今度はなんだ?」

カイト「いると思っていたからだよ。この学校の家庭科室の器具は素晴らしいって評判だよ。君のおかげだ」

翼「それだけなら邪魔するな」

カイト「君のやっている事は素晴らしい。他の子にも教えるべきだ」

翼「俺この学校でも怖がられているのに何言っているんだよ」

アラタ「そうでもなかったりするよ」

翼「生徒会長?」

アラタ「まあ君を怖がっていないのは僕らくらいなんだろうけど」

翼「だったら脅かすなよ。君らだけなら意味はない」

アラタ「君の妹の事は聞いているよ。すごい活躍しているんだって?」

翼「君も知っているのか?」

アラタ「佐津姫ちゃん人気だもんね。この学校にもファンだって子は多いよ。なんせ人気の声優だもの」

翼「俺と妹は天と地ほど差がある。絶対に他の奴らには広めるな」

 

小宮家

味噌汁を作っている翼。味見をしている。丁度いい感じになった。佐津姫が帰ってくる。

翼「おかえり。カバンどうしたんだ?」

佐津姫「ファスナーが・・」

翼「どれどれ・・って壊れちまったのか。そうか。任せろ。兄ちゃんが修理してやるからな」

火を止めてカバンの修理に取り掛かる翼。佐津姫は風呂の準備をする。

 

時間が経って佐津姫がお風呂から上がって髪を拭いている。

翼「上がったか。俺の方も修理完了だ」

佐津姫「えええ?まさか。ファスナーを修理するって」

佐津姫はカバンを手に取りファスナーの開け閉めをしている。それはさっきとは比べ物にならないくらいスムーズになっている。

佐津姫「これどうしたの?新しいカバンにしたって事ないよね?」

翼「ファスナーを交換しただけだよ」

佐津姫「ファスナーを交換?」

古い方のファスナーを見せる翼。

翼「こういう事だ」

佐津姫「本当に交換したんだ。すごい。どこでこんな事を?」

翼「独学に決まっているだろ?」

 

虹ヶ咲学園・正門

スクールアイドルフェスティバルの準備をしている生徒達。

 

家庭科室

衣装を手入れしている翼。アイロンやほつれぬいなどをしている。

 

更衣室

更衣室に来るスクールアイドル一同。

侑「いよいよだね。衣装着てのリハだ」

歩夢「そうだね。衣装もちゃんとロッカーに入っている。スタンバイしてくれたんだね」

果林「しかもあのほつれなくなっているんだけど」

しずく「私のもシワがあった部分が綺麗になくなっています」

エマ「クリーニングに出したような仕上がりだよ」

 

廊下

明日奈が話を偶然聞く。

明日奈の声「あれは翼さんがやっていた」

 

家庭科室・回想

衣装を見ている翼。服飾同好会のメンバーに指導している。

 

廊下・回想開け

明日奈「どうして言わないのか。口止めするのやら」

翼「そんなの俺の自由だろ。俺がやっただなんて誰も分かってくれないよ」

明日奈「どうしてそんな悲しい事言うんですか?」

 

海が見える公園

海を眺めている翼。カイトが隣にやってくる。

翼「カイト?どうしたんだよ」

カイト「スクールアイドルフェスティバルで衣装管理に関わってくれたんだって?まあ君ならやると思っていたよ」

翼「それを言いに来たのかよ」

カイト「俺もステージ制作の責任者としてやっているから。お互い別々の技術を駆使して同じものを作っているんだなって思ってさ」

翼「君のやっている事と俺のやっている事ではわけが違う」

カイト「どうしてなんだ?衣装がないとあの子達はパフォーマンスしにくいだろ?お客さんだって白ける」

翼「だからって」

カイト「妹さんもスクールアイドルなんだよな?やっぱりすごい人気だよな。あんな妹がいるなんて羨ましい」

翼「それは嬉しいがあんまり学校の奴らには言うなよ。ただでさえ怖がられたりしているんだからな」

カイト「もう怖がられる心配はないと思うけど?」

翼「そうでもないぜ。まあ前よりかは柔らかくはなったけど」

カイト「君もよく来るのか?ここ」

翼「海の景色がいいからな」

カイト「俺もだよ。疲れた時に来ると吹っ飛ぶ。風も気持ちいいしね」

翼「いけねえ。晩飯の準備しないと」

 

スーパーマーケット

スーパーで買い物をしている翼。トマトを手にとる翼。厳選している翼。彼方がバイトをしている。

翼の声「トマト、小さい頃、佐津姫苦手だったんだよな。それで俺がトマトハンバーグを作ったら食べるようになったんだ」

 

小宮家・回想

トマトを残す佐津姫。

翼「おいおい佐津姫。トマトも食べないとだ」

佐津姫「苦手なの。酸っぱいし」

翼「トマトには美肌によくて更に風邪予防にもなるビタミンCや食物繊維を多く含んでいる。きちんと食べなさい」

佐津姫「ううう・・」

しぶしぶ食べている佐津姫。

 

別の日

翼はハンバーグの生地を作っている。その生地の中にトマトを入れてる。

ハンバーグを炒めている。佐津姫の前にトマトハンバーグを出す。

佐津姫「何これ。美味しい。トマトがこんな感じに食べれるようになるなんて」

翼「トマトは火を通した料理にも出来る。ハンバーグに入れるのでもありだ」

 

虹ヶ咲学園・廊下・回想開け

教室移動している翼。陸也とぶつかる。漫画のイラストがバラバラになる。翼が拾っている。

陸也「すみません」

翼「君は漫画部の佐藤陸也だな」

陸也「はい」

翼「少女系のイラストが多いな。なんかに出すのか?」

陸也「はい。漫画イラストのコンテストがありまして。課題が魔法少女でして。この子が主人公の漫画を描いてみようかなって思っています。アニメ化したら今人気の小宮佐津姫ちゃんに声当ててもらいたいかも」

翼「そうなんだ」

陸也「そう言えば貴方も小宮さんですよね?佐津姫ちゃんとの関係は・・」

翼「関係性?いや。別にないけど」

陸也「そうですよね。小宮って多いですからね。ごめんなさい。授業に行かないと」

翼「そうだな」

陸也を見守る翼。

翼「佐津姫のファンか。嬉しいだろうな。佐津姫も」

翼の頭によぎった。もし佐津姫が俺の妹でなく他の人が兄姉であったらと思っていたりした。

 

小宮家

毛糸でセーターを編んでいる翼。

翼「そう言えば佐津姫、セーター欲しがっていたっけな?寒いのを防げるとびっきりのを作ってやるからな」

 

別の日。佐津姫の誕生日である11月29日。誕生日パーティをしている小宮一家。

滋「佐津姫誕生日おめでとう。15歳になったな」

佐津姫「ありがとう。みんな」

美奈子「声優を始めて1年経ったのよね。人気もかなり上がって来て」

佐津姫「嬉しい。これからも頑張りたいって思うよ」

翼「そうだ。これは俺からの誕生日プレゼントだ」

翼はセーターを取り出す。

佐津姫「わあ。セーター。これ兄さんが編んだの?」

翼「ああ。かなり苦戦したりしたけどな」

佐津姫「嬉しい。欲しかったんだ。ありがとう。大事にするね」

翼の声「これでいいのかな?本当はもっといいのが欲しかったのかな?俺が兄貴で佐津姫は幸せなのかな?君は別の子の妹ならもっと違ったのかもしれない。俺が兄貴だからあんまり良くない印象を持たれたりしている」

 

パソコン画面

佐津姫に関するコメントがたくさん寄せられている。美人だね。声が最高などいいコメントがある中、少し気性が荒いとかあんまり器は大きくないとか書かれている。

 

小宮家・ベランダ

満月を見ている翼。

翼「佐津姫。悪いな。こんな環境で。俺では君を幸せにするのはこれが限界なんだろうな」

 

 




ありがとうございました。

来週8月12日は生徒会から見た近江彼方の評価を聞いてみたを投稿します。

気になるオリキャラは?

  • 松崎アラタ
  • 浮所カイト
  • 小宮翼
  • 小宮佐津姫
  • 相葉耕大
  • 風間蓮太郎
  • 神宮寺明日奈
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