俺は炉家(ひばちけ)の花子神(かずみ)。
今、死に瀕している。
何故なら、交差点の歩道で信号待ちしているのだが、その信号待ちしている俺目掛けて10tダンプカーがいかにも止まれない勢いで俺に向かって突っ込んでくるのが見えて、走馬灯を見ているからだ。
認識する視界で10tダンプがゆっくりと突っ込んで来る様になり、今までの記憶を思い返し、浮かんできたのは、鬼滅の刃、GOD EATER、ToLOVEる、BLEACH、進撃の巨人、生まれて名付けた両親等の心残りを思った。
『了。鬼滅の刃世界へ転生してアラガミの身体を構成します。その身体に金色の闇、死神、虚、滅却師の能力を付与し、スキル自由の翼を持って竃門花子に憑依転生します。』
『…竃門の女神の介入がありました。ヘスティアの加護を授けられました。加護が祝福へ進化しました。体形・ロリ巨乳、竃に関する能力を取得する難易度が超低下しました。以上、女神・ヘスティアから下賜されました』
『女神・ヘスティアからメッセージが届きました。読み上げます。
炉花子神(ひばちかずみ)君へ。
名前が私が司る竈に似た家名で注目していました。
今までの善行と善人で在ろうとする努力を讃えて次の人生と私の祝福を送ります。
祝福と言っても家事や竈の扱いが巧くなる程度の力しかないですが…まぁ、有って困るものでもないでしょう。
不遇の死を迎えた炉花子神君へ私から来世をプレゼントです。
良き人生になることを願っています。
ヘスティア
P.S.私の眷属に成ってくれると嬉しい。
以上です。
選択肢・女神ヘスティアの眷属(ヘスティアファミリア)に成りますか?成りませんか?』
成る。
『了。竈の女神・ヘスティアの眷属に成りました(ヘスティアファミリアに入りました)』
そこで認識時間が元に戻り俺は10tダンプカーに轢かれて即死した。
意識が戻ると其処は目がぼやけて頭も動かす事が出来ない。
『まさか、生まれて少ししか経ってない?
頭が座ってないのか?……まぁ、良いか。死ぬまでは俺は寝ていようか』
俺が、私となって誕生した日から時は流れ、動ける様に成る。
そして雪の降るとある日、昼寝をして居残り組みと成り、炭治郎は一人で商売へ出掛けて行った。
その夜、変な時間に目が覚めた。
周囲は血の海、禰豆子も家と外の境界で倒れている。
そして成人男性が此方へ向かって指を私に突き刺した。
私は男の手を掴み、全力で握るが男の手は止まらなかった。
全身が脈打ち始め、興奮状態と成り、誰かの一生と鬼滅の刃に転生する経緯を見た。
そして竃門花子の全身の細胞が覚醒した。
オラクル細胞が覚醒した事で目の前の男、鬼舞辻無惨の指を喰った。
転生者である俺が目覚めた。
「何!?」
無惨は俺に突き刺した指を喰われた為、手を引く。
「くぁ~ぁぁ。目覚めちまったか。こんな幼い身体で。まぁ良い。で?お前がこの身体を殺したのか?」
「…」
「ふん、どうでも良いか。起こってしまった事は変えられない」
『何だ此奴は!?鬼では無い。鬼なんて生易しい者では無い。私には手に負えない』
無惨は素早く逃げ出した。
「逃げたか」
私は男を見送って長女の禰豆子や母達の状態を確認する。
『母達は駄目だな。亡くなっている。禰豆子は生きてはいるが……気を失ったままだ。さて、この身体は女性だし、手当てをしつつ、母には悪いが捕食させて貰おう。女性としての身の振り方を考えようか』
母を喰らい女性としての身の縁方を学び、亡くなった一家を土に埋めて弔う。
等をしていたら、夜が開けてきた。