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第一話
「ここが文月学園か」
校舎へと続く両脇を桜が咲き誇っている坂道を上がるとその建物はあった。
今日から私が通う学園、私が大好きな姉さんが通う学園、そして、私を励まし生きる希望を与えてくれた人、私の初恋の男の子木下秀吉君がいる学園……、秀吉君…私のこと覚えてくれてるかな?……それとも忘れちゃったかな?と思いにふけながら校舎の入り口に入ろうとした時
「そこのお前、ちょっと待て」と呼ばれたので振り返ってみるとそこには
浅黒い肌をした短髪のスポーツマン然としたマッチョさんがそこにいました
「あ、あの、ど、どちら様でしょうか?(汗」いきなり現れたマッチョさんに私は驚きを隠せないまま質問していた
「ああ、驚かせてすまん。俺は西村 宗一この学園の生活指導担当の教師だ。お前が編入してきた霧島夢希だな?」
…まさか出会い早々一発目からこんな濃い先生に会うとは流石文月学園。普通の学校とは一味違うということですか(汗
「うん?どうかしたか?」
「い、いいえ!なんでもないです!霧島夢希です!よろしくお願いします!」
「?まあいい、それより、ほら、編入試験の結果だ受け取れ」
先生が懐から封筒を取り出し、私に差し出してくる。宛名には「霧島夢希」と書かれてあった。封筒を開け紙を開くとそこには
「霧島夢希 Aクラス」
と書かれていた。
私の文月学園の学生生活の初日が始まろうとしていた