一応前話とも繋がっている? ので、ご注意
ST160.Change The UnUtopial
「お、覚えてろキミ、この屈辱は――――――――やっぱナシナシナシ! 覚えてなくていいからキミはぁ!
あっ、タローマティは今度こそ弟子入りするからお覚悟ッ!」
「ハイハイ、見ず知らずの男に全裸晒した未来人さんよ――――」
「ぁ、ぁ……、嫌ああああああッ!」
収納アプリから取り出した新品のコンバットスーツ(玉虫色アーマーなし)な装備に一瞬で身をくるんだ彼女は、涙目で師匠やら私に指を突き付けて言っていた。なお師匠の容赦のないセリフに涙目になって逃走をはかる。何やらバイクというか箒というか独特な形状のマシンに飛び乗ると、バチバチと何かを操作してその姿を消した。……ひょっとすると超が使うタイムマシンであるところのカシオペアとか、そういったものの試作品か何かなのだろうか。超と比較して彼女がどの時系列に位置する人物なのか――――「ネギま!」において麻帆良に超が来訪する以前か以降か――――で大分意味合いが変わってくる。変わってくるが、下手に彼女と超との関係とを考えると、原作最終決戦時において超が近衛刀太について認識していなかった、という事実が大きく響いてくる…………かもしれない。つまり原作チャート進行におけるガバの温床である。なのでこの時点ではコメントはせず、とりあえず遠い目をして見送るにとどめておいた。
ままならぬ。
「なーにが『ま、ままならぬ』ヨ! うがー! がー!」
「き、キリヱちゃん落ち着いて……」
「そうッスよキリヱ大明神様ァ!」
「三太、アンタまで大明神呼ばわりしてんじゃないわヨ! ちゅーにのクラスメイトにすら言われてるしその呼び方ー! がー! がー!」
「幼児かよ……(引)」
とりあえず状況がわからないまでも「女の子になんか変なことしたんなら殴られて当然でしょ、とーぜん!」と唸りながらお可愛らしいパンチを連打してくるキリヱ大明神は癒しである(断定)。色々とガバが重なってるのは間違いないが、命の危機がない挙動ってイイネ…………、イイネ………。
それはそうと止めに入ってくれてる九郎丸や三太は置いておいて、カトラスはドン引きするの止めてやれ(良心)。意外とお前さんが生き残るのに腐心してくれたのだから。
さて、改めてメイリンというらしい彼女が目を覚ますまでにあった話だが。師匠が流石に可哀相に思ったのか軽い事情説明をしたものの、いまいち納得いっていない様子のキリヱやら九郎丸(なおカトラスはドン引き)。そんな彼女たちや三太を交えての、簡単な「ホルダー側の」説明である。私が胸をくりぬかれ倒されてから、この城まで師匠が九郎丸たち四人を連れてくるまで何があったか、についてだ。
雪姫というかエヴァちゃんに対してだが、一応彼女の言っていた理由として「今の状態でまほら武道大会に参戦すること」が危険であるという話で、私を監禁するという流れになっていた。それに対して当然のように、だったらアタシが鍛えてやるからそれで十分だろう、と師匠がゴリ押したらしい。雪姫としてもそう言われては断るに断れず、というか「何か言う前に」私だけ城に飛ばしたというのが正解らしい。あの場で九郎丸…………、ではなかったか、九龍天狗ちゃんが私のお世話をしていた風だったのは、おそらく実際その通りなのだろう。というよりも、ひょっとすると私の胸の傷を塞いだのは彼女なのかもしれない。
そして、私に続いて詰め寄ったキリヱたちも、ついでに修行つけてレベルアップするかと誘われ、返事が曖昧だったせいで今に至るとか何とか。
…………ちなみに修行と言う意味では何故、夏凜も連れてこなかったのかという話だが。それを口にするより前に師匠から念話で「今の状況であの聖女なんて連れ込んだたら、拠点が修行場じゃなくて
あとまことに今更だが、当然のような顔してこの修行編(?)にカトラスが顔を出している時点で既に壮大すぎるガバなので、もう何と言うか色々と考えるのを止めた(遠い目)。
とりあえず、ここまで一通り聞いた後の私の感想としては、本末転倒では? ということ。
「というか、ここで匿ったらカトラスをまほら武道会に出すって意味がなくなるんじゃねーの? ……あと俺達の出席日数というか。たぶんここで隔離して修行、みたいな話なんだろ? それって」
メイリンが姿を消した後にそのことを言うと、当のカトラスは肩をすくめた。
「このエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルのお師匠さん、流石にそこまでお人よしって訳でもねーみたいだけど」
「アタシもアタシでアタシに得になるような打算ありきで動いているからねぇ。一見して判りにくいだけさ」
「…………はい?」
「つまりなんていうか……、過去? なんだっけ、今のここって」
カトラスはいまいち説明するための語彙がないのか、表現力がないのか、本人もいまいち判断できていないのか。その一言に九郎丸が少し思案し、三太が口を開く。……どうでもいいけど、頭が地面に刺さった後に頑張って引き抜けたようで良かった(白目)。
「バ〇クトゥーザフュ〇チャーじゃないけど、アレだぜ刀太。なんか知らねェけど、こっちのダーナさんは俺達を『過去に飛ばした』みたいなことらしい」
「過去? いやますます意味が……」
「俺も上手く説明できねェけど、ここで修業が終わったら『あの時点での』俺達の所に戻る! みたいな話……、だったッスよねキリヱ先輩」
「んー、あってはいるけど過去っていうのだと少し違うよーな気はするわね。
アンタ的に判りやすく言うと、ここは『ホーム画面』みたいなものっていうのかしら? さっきのダーナ師匠の話を総合すると。ダーナ師匠は(私と違って)セーブデータなんて好き勝手にいっぱい持ってるから、私たちからしてもついさっきいた仙境館でのセーブデータ…………、みたいなのがあって。ここでのプレイ結果を『そのまま』あっちに持ち越せるっていう話みたい」
「わかった(納得)」
「わからねぇ…………(困惑?)」
ゲームでの例え、に「見せかけた」キリヱのレベル2「
あとリアクションからしてカトラス、ゲームとかその手の知識についてはあまりないらしい。だから何だという話ではあるのだが、そのうち何か買ってやるべきか否か…………。幼少期の過ごし方があまりに色々と乖離しすぎていて嵌らない可能性も高いが。
さて、そんなこんなで一通り事情を説明し終えたと判断した師匠が一番最初にしたことは何かといえば――――――――原作でも見た、徹底的な身体トレーニングであった。
早々に「修行を始める前に、ちょっと今の状況を見ておきたいからねぇ」と課されたトレーニングメニューである。基本的に肉体をいじめるタイプの内容なので、案の定キリヱ大明神はひぃこらひぃこら悲鳴を上げていた。
「って、いきなり何なのヨ! こんな、巨大な建築物の、外回り、五十周とか……!」
『ああ、ちなみに端から端までで旧東京の新宿駅と横浜駅を足したくらいの大きさと複雑さはあるからねぇ』
「!? こ、声だけ飛んできてる……!」
おビビリ散らされていらっしゃるキリヱ大明神の声をBGMに、私は緩く走り込む他なかった。
師匠から提示された課題は「まず外周五十周、瞬動とか自分のスキルがあるなら使っても構わながねぇ」とのことだった。九郎丸やらカトラスやらは言われた通りに超高速移動を始めていたり三太は幽霊らしく浮遊して適当なポーズのままスライド移動してはいるが、私はそうもいかない。残念ながら血装術が関連していない今、私は瞬動などそういった関係の技も使用できないので、泣く泣く普通に走る他ないのだ。
というか気が付いたら「夜が来る間もなく」朝、日の出の時間となっている。例によって師匠による時間操作なのか何なのかは不明だが、少なくとも原作と異なる「不死者」「ほぼ不死者」といった面々しかいない状態での修行、一般人に配慮した話は全くないと考えた方が良い。
とはいえ、こういう走り込み自体は雪姫の下でやっていなかったわけでもないので、私にとっては決して無理なノルマと言う訳では…………、あっ足踏み外した。
「と、刀太君!? ちょっと大丈夫っ!? さっきから足フラフラしてたけど!」
いや、それでもノンストップで概算6キロメートルをそこそこハイペースに走ったのだ、少しは褒めてくれても良いのではと思わなくもないが……。ちなみに九郎丸の手で、お姫様だっこで救出されて途中から復帰した。
なお他のトレーニングについても、以下雑に省略すると。
「ちょっと、ちゅーに!? アンタ全然持ち上げてられないじゃないのヨ! 潰れる、つーぶーれーるー!? ちょっ、誰か助けてーッ!」と、師匠のオーダー通りに超重量ベンチプレスを構えれば潰され、ちゃっかり発動した金星の黒により再生したり。
「と、刀太、流石に無理があるんじゃねェかな…………、いやさっきみたいに落ちないのは良いのかもしれねーけど……」と、重しをつけてのトラック周回については、そもそも重量負けして自力で動かすことができず、なんなら肉離れしてその場でつぶれたり。
「お兄ちゃん、あの気持ち悪いの使ってないと全然なんだな……、何か御菓子でも食べるか? 元気出せってオイ…………」と、そこまででヘロヘロとなった状態の私なので、懸垂については全く腕で身体を持ち上げることができず、それこそ涙目になったり。
エトセトラ、エトセトラ。
おおよそ午前中のメニューが終了した時点で、心身ともに大きく疲弊し、五体を仰向けに投げ出して倒れていた。
「は、はは…………、笑え笑えッ! 殺せっ!(自虐)」
「いや笑えねぇから……」
「何でそんなに弱くなってるのよアンタ?」
「やっぱり、雪姫さんにされた『封印』が……」
「どっちにしても一般人レベルからしたら普通に地獄のトレーニングだよなァ」
口々に感想を言い合う体操服姿の我々である。なお私が上下ジャージ、九郎丸が上ジャージに半ズボン(シャツIN)、キリヱはジャージ無し、三太はジャージ袖を首で縛りマントみたいにしていたり(小学生かな?)、カトラスだけ何故かブルマだった。服についてはお師匠が適当に選んで投げて寄越した関係もあるのだが、何でお前さんそれをわざわざ選んだし…………。
とにもかくにも、現状の私は相当に弱っていることだけは間違いない。下手をすると熊本時代「よりも」である。何か、それこそ本当に生命の危機でも発生すれば「金星の黒」との接続が「一時的に」回復するようだが、普段は全くと言って良い程にその類の力を引き出すことが出来ない。と同時、そこから逆算すると以前までの回復力も、単に体力が付いたという以上に、自らの身の不死身性に依存していたことに気付かされる。
なお私の横で、お尻を突き出すように横にお倒れになっているキリヱ大明神の頭上に現れた師匠は、しゃがんで何かの棒でそんなキリヱの背中をつんつんしてた。何ですその小学生が犬のクソでもつついて遊ぶような古いイメージのムーブは…………。
「まぁお遊びはこれくらいにしてだ――――」
「遊びって何ヨ!? 本気で何考えてた訳ェ!!? っていうか何でこんなことやらないといけないのよーッ!」
「――――いやぁ? まあ遊びといっても戯れではないからねぇ。今の自分の不死身がどういう類のものなのか、あるいは『どこまでが不死身』で『どこからが不死身ではないか』について、今までより如実に感じ取ることが出来ただろう。
特に刀太だが」
「……まぁ、ハイッス」
いまいち声が出しづらく倒れたまま適当に手だけを降ったが、流石にそこまで鬼ではないのか文句を言ってくることは無かった。
「明らかに平常時の状態じゃないって判ってて無理をさせようというのは鬼とか悪魔とかじゃなくってパワハラじゃないかねぇ? さもなくば嫌がらせか」
「前触れなく心を読むの止めてくださいッス…………」
「嗚呼…………、トラウマが……」
「おいユーレイ野郎までか、どいつもこいつも地雷多いな……(引)」
「ぱわ、
「えっ? 九郎丸アンタ知らないの? 嘘でしょ?」
「えぇ……(引)」
相変わらず誰にでもドン引きしてるカトラスはともかくとして、「じゃあ次のステップだがねぇ」とお師匠。言われた瞬間に頭上に「妙な感覚」を覚えた私は、即座にその状態からヘッドスプリングの要領で立ち上がる。
次の瞬間、キリヱ以外のほぼ全員に、お師匠からの「空間を」歪ませたような攻撃が放たれた。
九郎丸は原作同様にか腰から上が消し飛ばされ、カトラスは右腕をねじ切られ、三太は「半実体の」肉体がその場に転がり、一気に魂が抜け出ていた。ラッパの音が聞こえる……ってちょっと待てちょっと待て三太だけは流石に原作でもヤバかったろオイオイオイッ! こんな時こそ何か力貸せよ水無瀬小夜子、役目でしょ何のためにお前さん一応は現世に残ったんだよ現世によォ!(責任転嫁)
「べ、別にそれだけのために残った訳じゃないしー。……でも『簡単に』成仏させられるっていうのは、製作者的にも
「――――ハッ! お、俺は今何を……、石〇森先生が川の向こうで……? アレ?」
と、私の祈りが通じたのだろうか、突然三太の倒れた方の身体が「黒く」輝き(!?)、がばりと飛び起きた。まるで臨死体験して自分の死んだ血縁者にでも出会ったような素振りだが、いや一体誰と巡り会ってるんだお前さん…………? 全然謂れがないだろ全然。
と、その十秒もかからない三太の復活に、師匠は目を大きく見開いた。ビジュアルが例によって例のごとくデラックスなサイズになっているので怖い(小学生並みの感想)。
「浄化魔法から復活まででその速度ってなるとは……、いや? 『外部から』色々やられたって見るべきかねぇ。ある意味で結城夏凜とも似たようなものだ。伊達や酔狂じゃないねぇ『現役の現人神』っていうのは」
「は、はぁ……?」
「佐々木三太、アンタ自身の能力云々もそうだが、それ以上に『今は会えない』彼女に感謝しておきな」
「彼女……って、小夜子? えっ、何、どういうことっスか?」
「ちゃんと彼氏だとか彼女だっていう自覚はあるのね」
少しだけ複雑そうな表情で苦笑いするキリヱが印象的であるが、これについては私もノーコメントである。少なくともこの世界における彼女たちの、本人たちが意識していない因縁を思えば、その上で三太の様子に笑みを浮かべる彼女の心境を思えば、察するに余りあるのだ。
と、それは置いておいて私はといえばカトラスの方へと足を進め、肩を押さえてうずくまる彼女にどう声をかけたものかという状況なのだが。特に痛がっている様子もなく、まるで「慣れた風に」、あるいは隠れるように身を小さくしている彼女のその、妙に硝煙の匂いでも漂ってきそうな振る舞いにである。
「いや大丈夫かよお前さん、表情に余裕が……」
「まぁこれくらいは
思わず咄嗟に頭を撫でてしまった私であるが、ほどなく再生完了した胸元を隠す九郎丸と、いまだに再生が終わらないカトラスを撫でてる私を引きはがすキリヱ大明神であった。
「時坂九郎丸は三分二十秒に、カトラス・レイニーデイは五分ジャストねぇ…………。佐々木三太は今回『チート持ち』になったようなものだからさておくとして、しかしまだまだ練度が足りないねぇ」
「き、キリヱ先輩は、あのー……」
「気楽に師匠って呼んで良いよ、佐々木三太。
そうだねぇ、そこのキリヱ大明神は―――――」
「って、ダーナ師匠あなたまで冗談でもそう呼び出すの止めてッ! 何か色々洒落にならない気がする……!?」
「――そうかい? むしろ『今後』を考えると
それはともかく、この娘はちょっと『特殊すぎる』からね。『攻撃を察知して』避け出した刀太とは少し近いようで遠いが」
「っていうか、何で兄サンは避けられてるんだよ……」
どう考えてもノーモーションで認識とか反応する余地すらなかったろ、というカトラスの力ないツッコミだが、こればかりはおそらく「肉体に依存する」生存本能や戦闘勘か何かだと仮定するしかないので、私は半笑いし視線を逸らし――――。
「まあそこの刀太は『悪意』や『敵意』については
「はい? ――――」
言われた瞬間全身に嫌な予感を感じたと思ったら、身体が「上下から」「ぺしゃんこ」にされた。
…………気のせいでなければ私に向けて師匠がウィンクしただけなのだが、どうやら「そのモーション」と同時に潰されたらしい。これもまた例の「目の錯覚を応用した」とかいう適当な理屈なのだろうか、師匠にとっての目の錯覚の応用と言う意味で……。背後でぎゃーぎゃー叫ぶキリヱやら九郎丸やら三太やらドン引きするカトラスの声が聞こえるような。
あー、あー、さっきまで私「だったモノ」が辺り一面に転がって飛び散って…………。中空からそれを見ている私だが、お陰でさっきお師匠が言っていたちょっと気になるフレーズについて思い起こすタイミングを失ってしまった。というか勢いが良すぎて、キリヱの眼鏡とかカトラスの髪とか真っ赤に染まってらぁ(現実逃避)。それにとどまらず周囲に色々と飛び散りまくってるので、ひょっとしたら「破片を血装術でつないで」再生するのを防止する目的でもあるのかもしれない。
あまり細かく描写し出すといよいよ少年誌で公開できないレベルのそれになってしまうんですが、そこのところ何かお考えですかねお師匠さんや…………。
…………。
おや? 師匠から思考の介入がないな。何故だろう。
困惑しながらも、とりあえず私は身体の再生をさせようと――――――――む? 何やら飛び散った肉片とか血の一部が、「空中で」動いている何かしらの物体に付着したらしい。ふよふよと明らかにグロい何かが空中で右往左往している絵面は、もうそのままグロテスクだからグロテスクなのだが(構文)、それが「この場から離れる」のについ釣られて、私自身の意識がそっちに寄ってしまったせいだろうかその「透明なドローン」を起点として身体が再生し始め…………。
「…………野郎、逃げやがったか?」
「「「えっ!? ――――」」」
そんな声がわずかに聞こえたのに冷汗を流しながら、回収されたドローンが不時着した一室に「黒い和服姿で」転がった。俯せに顔面から擦り、しかし「致命傷」判定されなかったせいか痛い…………。回収途中で完全に身体が復活したせいもあり、こちらの自重のせいでバランスを崩したらしいドローンは、しかし案外器用に着陸したが。こちらは結果的に投げ出されるような形で顔面からいったのだった。
そしてそんな私の姿を…………、何故か赤いバニーガール衣装な高校生くらいの超鈴音が、引きつった笑みを浮かべて見ていた。
そんな彼女を見て、私は――――――――。
「あ~、なるほどネ。カメラ映像がおかしくなたカラ回収してみたが、刀太サンの血がこびりついたということネ…………。
って、えっっっっっっっっっっっっっ!?」
「超さーんッ! 超さーんッ! 超未来人の超鈴音さーんッ! 無敵の『天才頭脳』でなんとかしてくださいよおおおおおォッ!!」
「アイヤアアアアアァッ!? 全力で抱き着いて来るの止めて、どしたネ先輩ッ!? 修行厳しかたカ、痛くて辛いカ、ガバが多すぎて色々限界なのカ、何にせよ一旦離れるネーッ!!?!? あんまり酷いとヨメに貰て貰うからヨ流石に色々とーッ!?
……………………って、ガバになるから正気に戻るかと思たらそれすらしないくらい余裕ないネ!!? 超重症ッ!!?!?!?!?」
なんかよく判らない謎の感動と安堵とに思わず彼女に縋りつくように飛び掛かってしまい、頭を撫でられながらも全力で引きはがされていた。