光る風を超えて   作:黒兎可

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毎度ご好評あざますナ!
1周年いつの間にか突破ァ!してたので、企画考え中です……
 
ゲストな彼女視点?は次回予定


ST169.来たる竜宮の遣い

ST169.It Doesn't Not Come People Are Waiting

 

 

 

 

 

 あれから三日ほど。体感的に、ここに来てからおおよそ一週間は確実に経過しただろうか。

 脳裏を駆け巡る夏凜の映像と喘ぎ声…………。いくら意識がなかったからとはいえ、あのレベルのやらかしをしてしまっては本当に結婚するしかないんじゃないのかな?(震え声)

 

 そんな感想を忘れ去るように、それはそれは気が遠くなるように色々見漁った。「ネギま!」劇場版FINALも見たし、FTB(師匠公認パラレル)でらしくもないくらい気ぶったり……、いや何と言うか久々に見るとルキ○(相棒ポジ)凄い可愛いな。これに反応しなかったということは、○護(チャンイチ)はやはりおっぱい星人なのは確定的に明らか(断定)。

 

「それを言ったら相棒とてだいぶ、おっぱい星人だと思うがなぁ。

 ハハハ。

 あそこまで存分に『堪能』していたら、なるほどあの聖女もエロ王女になるか――――」

アーッ! 止めろッ! まだだ! まだ負けてない! 思い出させるな星月、貴様ァ!

 

 思わず本気で切れてしまった私に、星月は何とも言えないニヤニヤ笑いを浮かべていた。その姿はエヴァちゃんのものであり、マントこそそのままだが服装はまほら学園時代の制服でミニスカートがヒラヒラしている。なおエヴァちゃんと違いニーソではなく網タイツで微妙に差別化してきてるのは一体何だと言うのか。

 っと、せっかく出てきているのなら丁度良い。

 

「一応、お前さんに聞きたいことがあるんだが……」

「あー、わかっているからあまり囀らなくて良い。

 大方、私が相棒の人格について知っていたかどうかだろう? イエス、と答えておこう」

 

 そもそも相棒の人格と安定(ヽヽ)させた(ヽヽヽ)のが私だからな、と。何ということはないように、エヴァちゃんの姿をした誰かはそう言って肩をすくめた。

 

「もう既にだいぶ気付いてはいるだろうが、相棒の人格というのは『一人がベースになっていない』。

 記憶やエピソードの不整合やら何やらはそこに端を発している」

「…………いや、他にも何かあるのだろう。言えるならとっとと言ってもらいたいのだが」

「意味もなくSAN値チェック(発狂させるスレスレ行為)はしないよ。

 真実とは、受け入れる段階というものがある。

 まぁ……、それこそあの聖女でも朝倉清恵でも伊達マコトでも誰でも良かったが、好きに手を出して自分の立脚点に安心感を強く持っていたなら、早々に話せたことではあるが」

「初めから成立しない前提条件をたとえ話に出すな(戒め)」

「おっ、ちょっと動揺して来たな。

 ククク、だから相棒は相棒だと『背教』タローマティに笑われているのだろうに」

 

 くつくつと性格悪く笑う様も含めて完全にエヴァちゃんそのものであり、雪姫になって以降はなりを潜めているドSっぽさ全開の表情である。とはいえ人工精霊エヴァちゃんよりも追撃が緩い辺りは、星月を名乗る「彼女」の地の性格が出ているのかもしれないが。

 

「…………その『背教』というのも、お前さんが師匠を呼ぶときにわざわざそれを使うのも色々謎ではあるが」

「あの真祖には『相応しい』呼び名だよ。

 それこそ『揺籠』なんてなまっちょろいことを言っているレベルではなくな。

 話を戻すが、私から言えることは多くないし、そもそも話すつもりもなかったのだがなぁ。

 まぁ今回の修行の目的を予想するに、仕方ない所もあるのだろうが」

「目的?」

「嗚呼。どうやら奴は、相棒の存在を正式に『吸血鬼もどきの魔人』から『魔人』にしようと――――――――っと、来たようだな」

 

 あっオイ、と制止をかける間もなく、星月は姿を消した。ほぼ直後にダッダッダッと漫符をつけられそうな落ち着きのない駆け足。音が軽い、おそらく師匠ではない(あの人は空間でもゆがめてるか何かなのか衣擦れの音一つしないのだ)。

 敵襲か何かかと警戒しながら、部屋の隅に立てかけてある折れた黒棒を手に取り、肩に担いで。そして扉を乱暴に勢いよく開け放って来たのは――――。

 

 

 

「――――『背教の魔女』、今日こそお覚悟ッ!」

「部屋が違うわッ」

 

 

 

 何故かヌンチャク片手に殴りかかってきた女性、コンバットスーツやら容姿やらスタイルやらから何一つ変わらず、例のメイリンであった。

 飛び掛かってきた彼女を黒棒で軽く受けて流す。血装術が使えなくともこのくらいは雪姫に仕込まれ身についている。そのままフローリングと畳の隙間のあたりにヌンチャクを落とすと彼女の手首をつかみ足払い。状況がいきなり一転して「やッ!?」と声を上げた彼女だが、特に容赦せずそのまま十字固めの体勢にもっていった。

 

「何をノックしてもしもしの一言もなく奇襲を仕掛けてきやがる貴様、部屋のテレビとか映像ディスクとか漫画とか小説とかその他諸々に問題がおこったらどう責任をとるつもりだ恥を知れ恥をッ! 具体的には私と一緒にBLEA○H(オサレ)でも見て反省しろッ!」

「な、何を――――って君は背教の魔女の弟子!? なんでこんな場所にいるんだ、城の内部は弟子も深入りさせないと聞いているのにッ!」

 

 ただ、文句を言いながらも相手の方がそこは上手だった。固めていた状態からあっさりと体勢を変えると、そのままこちらの拘束から抜け出し、あまつさえ拘束をかけていた脚をからめ引っ張り上げそのまま押し倒すような形で抑え込んで来た。いや何故そんなに早く解けた!? もうちょっと時間かかるだろう抜け出すにしてもお前! 私が彼女のヌンチャクを手から落とさせたように、今度はこちらも黒棒が手から落ちる。その後自分の胴体で私の上半身を抑え込むような形にし、脚を開いて片方を腕にまとめて、両腕を持ち上げられない体勢に肩の関節から固められた。何だこの技!? 柔道とかの類ではないぞ?

 あっそうか、超鈴音とかがいる未来の人物であるなら、格闘技とかも今の時代のものとは異なっていて不思議はないか。…………それよりタイツで押さえつけられる形なので息苦しい。胸の柔らかさとかどうのこうの以前の問題として息苦しい。

 

「ふ、ふ……! 君には悪いけれど、この場で君を倒してしまっても、背教の魔女なら弟子入りの許可をくれるだろうからね! このまま締め落とさせてもら――――あいぃぃッ!?」

 

 かくなる上は緊急脱出である。こちらは命を狙われているのだ、セクシャルハラスメントなどなんのその。どうせ未来人だし訴える先も無いだろう(適当)、タイツ越しの彼女の胸元、その内側のこちらから見て左側に「噛みついた」。別に引きちぎるとかそういうことではない。あの光線銃を使って戦っていたことから、いかにパワードスーツ持ちだろうと直接的に想定外のことをされれば動揺するだろうと言う判断だ。ほぼ直感だがこの作戦には「嫌な予感がしなかった」ので、決行した流れである。

 期待通り、メイリンは素っ頓狂な反応でこちらの拘束を緩めた――――すかさず手を抜いて、彼女の胸と腹へ手をやり押しのけた。

 

 距離が離れたところで咄嗟に黒棒を取る私と、同様に顔を赤くしながらもヌンチャクを蹴り上げ私に投げつけて来るメイリン。咄嗟の反応で叩き落としたのと同時に、こちらから距離を取りながら彼女は手元の…………、いやだから待てやめろ手榴弾かスタングレネードかわからないがもっと状況を考えろ投げるなテレビにぶち当たるだろうが!(正当ギレ)

 

「ひとまず、退散――――――――」

「させないよ」

「――――――――きゅぅ」

 

 だが、そのグレネード的な何かを投擲する直前で、彼女は背後から現れた誰かに首を軽く絞められ落とされた。いや、もしかしたら魔法アプリか何かなのかもしれないくらい、ほぼ一瞬で落ちた。首に手を回した誰かによって、それこそ一瞬で。

 気を失った彼女が崩れ落ちる。つまりメイリンによって隠れていた、彼女を落とした誰かの姿もこちらに見える訳で…………。

 

「ふぅ、これでヨシと。全く、なんで『当時の私』はこう聞かん坊だったのかな…………。むしろ協力してもらった方が話も早いかもしれないのに……。

 あー、えっと、大丈夫? 先輩」

「それ以前になんでメイド服?」

 

 その場に立っていたのは、そのままメイリンだった。髪型がおさげになっていたり、血色がよくなっているとか、色々言いたいことはあるが恰好である。

 ミニスカメイド服…………、専門職のそれじゃない、古く言えば喫茶店とかで出て来るウェイターを漫画チックにした、露出過多とも言い難い微妙なラインのメイド服である。

 

 私の視線を受けて、彼女は、おそらく「別な時間軸の」メイリンは、スカートの裾を押さえながら顔を真っ赤にした。

 

「こ、こここ、これは、タローマティのお達しで……」

「いやその名前呼んだらロクなことにならないんだろ? せめて師匠って呼ぶだけにしておけっ」

「で、でも私は別に…………、って、なんで普通に会話してるの?」

 

 私が二人いることとか色々驚かれると思ったのにとか言ってくるが、生憎とこちらは超鈴音あたりのタイムトラベルガバ(断定)などで行動の時系列がしっちゃかめっちゃかになってるとか、そんな話は十分理解できるのだ。

 おそらくメイドな方のメイリンは、発言からして師匠に弟子入りした後のメイリンなのだろう。それで、前後の事情は不明ながら過去の自分の暴走を止めるためにこの場に居ると。

 本当なら、彼女の出現によりまたパラレルワールドでも発生していそうで大変大問題だと思うが…………、まぁ師匠が彼女を捕えたり色々言ったりしていないので、この「狭間の世界」では何か上手い事やってくれてるのだろう(楽観)。

 

 ともあれ、困惑した表情のメイリンは、明らかに見た目が年下の私に「先輩」と言葉を使って何故か納得していた。

 

「相変わらず察しが良すぎるなぁ……。流石先輩ってところ、かな?」

「まあ、どうせ聞けば聞くだけガバだ、詳しくは聞かないから目的のものをちゃんと処理してから帰ってくれ」

「うん、そこは大丈夫。とりあえず『私の時間軸の』タローマティの所へ連行すればいいだけだから……」

 

 と、彼女の視線がテレビ画面に留まる。映像はちょうどダークル○ア(ポケモ○と間違えそうな名前)の襲い掛かってるシーンの一時停止。それを見て「帰ったら先輩に見せてもらおう、かな」と口元が小さく動いた。あー、どういう関係になるかは定かではないが、だいぶそちらの私とは仲が宜しいようで……。そのまま気絶した過去の自分を適当に引きずりながら、メイリンは丁寧に扉を閉めて退場した。

 

 

 

   ※  ※  ※

 

 

 

「呼び出しというのはまた、珍しいな……。しかも黒棒持参で?」

「ガバの洗い出しについては一旦終わったからね。内心少しは整理する時間もやったし、今日からレッスン2だよ」

 

 二人のメイリンが退去してからほどなく師匠から呼び出しがかかった。ただし迎えにきたのは師匠ではなく九郎ま…………、否、九龍天狗であった。一瞬喜色満面になりまた抱き着きそうになりはしたが、「あっ」と声を上げて咳ばらいをして従者のようなスタイルに戻った。まあ彼女も彼女で突っ込み始めると色々闇が深いから、ここはお互いにスルー一択である。……それはそうとしてコイツ、私への好感度判定で一体どうなっていることやらという恐怖が脳裏を過ったが、そんな胃痛を抑えながら彼女の誘導で行った先は、広い体育館のような部屋だった。

 

 体育館、と形容はしたが、作りは明らかに古代ローマとかそのあたりを思わせる建築様式である。何ならこの場所も扉ではなく柱で支えられていて、天井もつくりが適当で思いっきり空が見える。どう見ても屋外に設置された施設なのだが、不可思議なことにここまで移動する中特にそんなこともなく、地形構造上は間違いなくここも屋内のはず。なんなら上層階の中央付近で絶対にこの階の上にまた別な階があるはずなのだが、そんなことおかまいなしに太陽光が私の下に降り注いでいた。

 そして私と九龍天狗を待ち受けていたのは、普段通りの我らがお師匠。今回恰好から何から何まで例のドレス姿から変わらないいつも通りなので、今日は「この時間の」お師匠と考えて良いだろう。

 こちらに会うなり、師匠は「悪かったねぇ手間をかけて」と言って肩をすくめた。

 

「メイリンの認識している部屋構造をちょちょいといじって、アンタのところに向かわせたからね。そこは謝罪しておくよ」

「いや、何でそんなわざわざ面倒くさいことを……」

「ちょっとこっちも色々準備が忙しくてね。『雇用条件とか』口説くのに時間がかかったというか。ステージ自体は前から揃えてはいたが、『どの時系列の』を呼んで来るかで悩んだものでねぇ」

 

 雇用条件? と首をかしげる私に、ダーナ師匠は肩をすくめた。

 

「星月を名乗ってるあの女が言っただろうが、最終的にアタシはアンタを『吸血鬼もどきの魔人もどき』じゃなくてちゃんとした『魔人』にするつもりだからねぇ。そうでもしないと色々今後無理が生じる気配が見えて来たから、そこは覚悟しな――――思いっきり原作と種族が変わってしまうのを」

「いきなり何を爆弾発言しているのですかね(震え声)」

「生憎アタシは何度も似たような修行を繰り返すのは嫌なんだよ。飽きるから。と言う訳で、アンタの修行っていうのもそれに従って色々変わってるわけだ。

 そもそも『一周目』の経験値があるせいで、わざわざ『回天』、魔力の遠心分離を覚えずとも上手い具合に『自動回天』で使用する魔力の種類は調整できているだろう? だったらその精度ではない、もっと根本的な部分を伸ばすべきだと考えた訳だ。それこそ一周目、『地獄の王』たるアンタのそれに及ばずとも」

「地獄の王とは何だ地獄の王とは聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくないッ!? アンタ絶対わかっていてこっちのメンタルにダメージを加えているだろうにいい加減にしろッ! 泣くぞ!」

 

 それはみっともないから見たくないねぇ、とこれまた師匠は肩をすくめる。もっとも遠い目をして半笑いを浮かべているので、果たしてどこまでこちらの内心のダメージが伝わっているか……。

 いや数日レベルじゃいくら何でも落ち着かないですから(震え声)。ちょっと真面目に、指輪のサイズとか考えないといけないかなとか思い始めるくらいには色々追い詰められているので、多少は容赦をしていただきたいのだ。そういう修行も場合によっては必要なのだろうが、今回絶対そういうタイプの修行じゃないだろうという。

 

「いや、ある意味じゃ『そういう修行』と言えなくもないかねぇ。

 もともとガバを突き付けるそれはアタシのストレス解しょ……、じゃなかった、アンタ自身の今後の周囲の付き合い方と、根底にある人格どうこうについて多少は自覚させるべきだと判断していたからだが。

 ここからは、『半分くらいは』ボーナスステージさ」

「ボーナスステージだと思ったらボケナスステージだったとかではないよなぁ……」

「そう言うアンタが一番ボケナスだろうに何を言ってるんだい……」

 

 少なくとも女心に関しちゃあねぇ、という師匠の一言に、私は視線を逸らした。九龍天狗が困ったように苦笑いしている。

 

「まあ、ギリギリまで黙ってても面白みに欠けるから、スペシャルゲストをとっとと呼ぼうかねぇ。今日から数日、そのゲストと戦ってもらうよ」

「スペシャルゲスト?」

 

 そしてその一言を聞いた瞬間に、嫌な予感……なのだが、妙に温い感じと言うか、気恥ずかしい感じと言うか、今まで感じたことのないタイプの感覚に襲われる私である。特に何処かに誰かが隠れている訳ではなく、師匠が「直接呼び出す」とかそんなところなのだろうが。それにしたって妙に場を無理に盛り上げているというか……、って九郎丸お前なんで横でドラムとか叩いてるんだそれ? いやさっきまでドラムなかったろうどこから出て来た。ご丁寧に小太鼓の方を「ドルルルルルルルル……」とドラムロールして、いつでもシンバルを叩ける態勢を整えている。意外と器用なものだった。

 

「こっちの目的としてはディーヴァ・アーウェルンクス対策ってことになるかね? 百パーセントとはいわずとも、『人間の肉体』のままなら、少しは良い経験になるはずさ」

「良い経験って――――――――いやちょっと待て」

 

 不意に私の脳裏に、ある「最悪の可能性」が過ったのだが。それを口にするよりも先に、九郎丸のドラムロールが「ダダダンッ!」となり次の瞬間、私の前方の一角が「爆発した」。厳密にはこう、大きな音と閃光とでよくわからないようになっているのだが、さっきまでのノリを見るに師匠的な演出なのだろう。

 

 果たしてそこに現れた誰かは――――――――。半袖のシャツにブラウスの着こなしやらネクタイの感じやらは中学時代からそう変わってはいないだろうが、それはそうとして身長やらスタイルやらは当時よりもよくなっていて、普通にグラマラスなモデルさんの雰囲気である。なんなら超・高校生級と言ってよい長身美人なその彼女は、愛も変わらずポニーテール姿で、左右を見渡して「ここ、どこかな……?」と言いながら恥ずかしそうにスカートを押さえていた。嗚呼そうだね、爆風でひらりと捲れちゃいそうになってるからね、普通の(なおかつ少し無口な)女子高生ならそういうリアクションにもなるか……。なお爆風でひらひらしてるのはモミアゲの長髪もポニーテールも同様で、それらの見た目を総合した結果、結論は一つであった。

 

 

 

「レッスン2のスペシャルゲスト、大河内アキラさんだよ」

「――――――――」

 

「へ? へ? えっと、あの、ダーナさん、でしたよね? どうしたのかな、彼。何かいきなり泣き出しちゃって……、えっと、とりあえず大丈夫か? 君、その、泣かないで泣かないで……、あー、『ネギくんも』こんな顔したことなかったし、どうしたらいいか…………」

 

 

 

 アニメの映像ディスクなどで直近声を聞いていたせいもあり、露骨にストレートにダイレクトに一切まごうことなき大河内アキラのその召喚に。おそらく高校生時代の彼女のその出現に、もうなんか私もメンタル的に限界を超えた。

 いや確かに、彼女の魔法具(アーティファクト)竜宮の遣い(イニシレート・セイレーン)、現在ディーヴァが使用してるそれに違いは無いんだけどさぁ…………。もうちょっとその、手心ってものをですねぇ…………。

 

 わけもわからず私の頭を撫でて「と、とにかく落ち着こう。深呼吸して、ね? えっと、スポーツドリンクあるけど飲むかな」と問いかけてくれる彼女が、一先ず心の癒しであった。あくまで、一先ず。

 

 

 

 

 

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