光る風を超えて   作:黒兎可

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黄金に輝きしセピア
セピアに掠れし黄金


ST203.青春を謳歌しろッ(強制)

ST203.Galactic Handsome Age.

 

 

 

 

 

 辺境、まさに辺境。

 新東京湾からまさかこんな場所に行けるとは全く知らなかった私は、でも、お婆様とアンドロイド(ガイノイド?)の彼女と共に、優雅に豪華なボートに揺られながらここまでたどり着いた。

 途中「久々に会うのですから、もっとお(めか)し致しませんとね♪」と言いながら、お婆様がプログラムで遠隔運転中のガイノイドの彼女の髪をいじったりして「や、止めてください、いいんちょ、いえ、お館様っ」と慌てていた。私もそれには一緒に乗じて、彼女の薄緑の綺麗な髪をすいたり縛ったりして遊んでいたのだけれど、こうしてみると本当、人間と区別がつかない。

 

 そうやって時間を潰して辿り着いた先、明らかに気質(かたぎ)には見えない黒服の連中がわんさか出て来た。とはいえお婆様の姿を見て、すぐ暴力に出ようとしないあたりは、そこまで暴力的な相手でないということかしら。ほっとする。

 

「誰だ一体!? どうやってこの場所に――――」

「こ、困ります御婦人……! ここはあらかじめアポイントをとっていただいた上で、御許可をいただかなければ入れない島で――――」

 

「――――あら? 私に入れない場所などありませんもの。それに、エヴァンジェリンさんともお話ししなければならないことがありますし。

 来たれ(アデアット)――――」

 

 お婆様はそう言って「若かりし日のお婆様」の描かれた、古い仮契約カードを取り出す。古い、と言ってもいわゆる最近はやりのネオ・パクティオーと呼ばれる「お遊び」仮契約魔法というわけではなく、本物の魔法使いが行うタイプの契約魔法のそれ、昨今はすたれ気味らしいそれだ。

 そのカードの発光と共に、お婆様の頭に白い帽子が乗る。帽子には白薔薇の装飾がされていて、一目で素人目にも素材の上質さがわかるような、シンプルな帽子。

 

 その帽子を被った瞬間、黒服たちはお婆様へと何も言うことが出来なくなる。洗脳効果!? と「直に見る」のが初めての私が戦慄していると、お婆様の車いすを押しているガイノイドの彼女が「流石です、委員長」とぼそりと呟く。委員長……? うん、このガイノイドについても私は色々知らないのだけど、何かと謎が多い。

 

 まあ、そんなことはともかく。

 

「エヴァンジェリンさん……、いえ、伏見雪姫さんに繋いでいただけると――――」

「それからもう一人っ! 近衛刀太という人をお出しなさい!

 彼が何であるのか、この私が! 直々に見極めてあげるわ!!」

 

 嗚呼、恥ずかしい。けれど「お婆様や茶々丸に対して」こういう強気な振る舞いで通して来たのだから、今更、人物としての振る舞いを変えるのは不自然でしょう。

 そんな堂々とした私たちに、黒服たちが「バサゴ様を呼ぶか?」「バサゴ様は確か今―」とか打ち合わせのようなものを始めて。

 

 

 

「むふぅ、ホルダーおよび『白き翼』出資者団体たる、雪広コンツェルンの総帥と孫娘……、ここで来たか!! やっとらしくなってきたなっ」

「ひぃ、妖怪ィ――――!!?」

 

 

 

 そして、黒服の人垣の奥からぬっとあらわれた、ウナギと犬を混ぜ合わせたような独特な顔立ちの巨体にして大きな顔の大男な妖怪のような姿に、私は腰が抜けてしまった。

 怖がる私を見下ろすこの妖怪の圧! 圧! 一体何なのですのっ!!?

 

「妖怪じゃねぇ僧侶だ! 和尚だがなぁ」

「どうでもいいですわっ! き、菊千代ぉ!!?」

「年相応に無鉄砲、けどやれるか親孝行! 今、最もピュアからかけ離れた少女だ。この涙目な姿に生暖かい目を向ける黒服が続出……ッ!」

「話が進みませんので、そのあたりで」

「おぉ、首領から聞いていた通り良い仕切りだ。すぐ繋ごう!」

 

 た、助けて菊千代! あの時みたいに……、「生まれ変わっても」私を助けてくれた、ついこの間の時みたいにっ! 

 涙目で喚いて何か妄言を言っていた気がする私だけど、お婆様は「あら貴方、もしかして……」と、どうやらこの謎の妖怪、自称僧侶と知り合いらしい。しばらく話していると、向こうの方から関係者らしい、ちょっと見た感じ嫌な感じのする顔立ちの整った、八重歯が特徴的なスーツの男がやってきて「こちらになります」とお婆様に手を差し伸べて。

 それについていこうとする私に「待たれるが良い」と妖怪……、僧侶? が呼び止めた。

 

「間に合ったな」

「何が……? いえ、そもそも貴方もここの関係者ということでよろしいの?」

「そうとも言えるし、そうでないとも言える。どう見えるかだ。まだまだ心眼が足らぬ」

「会話を、なさい」

「この世界に絶対はない」

「あなたの存在が不確定過ぎでしてよ!? いえ呼び止めた目的をお話しなさい」

「しかしみぞ()よ」

「誰がみぞ八ですの!? 茶々丸、この方ぜんぜん会話が通じないわ」

「普段通りです」

「なるほど……、それが古き『死海文書』にもある、”侘び寂び”というやつですね」

「口調くらい安定させなさいっ!」

 

 頭をかきむしりたいのを我慢して、それでも頭を抱えて絶叫すれば。その僧侶は少し遠い目をして、中空を見て。

 

「学歴値が減る故、あの坊主はウワサ通りいい生徒らしい振る舞いをするようなのだ! 直接ではないが……、会うとならばそうなるな。なるほど、これが古き『義務教育制度』にある『ずる休み』というやつですね。しかし強要するということは『学』を失ったな。ここ防波堤たりうるは無理か……、話が違う!」

「ちゃちゃまる……」

「何を言っているかはよくわかりませんが、意図はおおむね把握いたしました」(ダーナ「この男も普通にしゃべろうと思えば普通にしゃべれるはずなんだがねぇ……?」)

 

 そう言ってガイノイドこと、絡繰(からくり)茶々丸(ちゃちゃまる)は私の頭を優しくなでて。お婆様は「あらあら」と言って私を見ているので、あの和尚の言っていることがわかったってことかしら?

 困惑しながら涙をふいている私に、茶々丸は優しく、諭すように話しかける。

 

 

 

「どうやら刀太君は、アマノミハシラの方に復学して、現在通学しているようです。

 通信教育で賄っていたお嬢様と異なり、きちんとご友人たちと青春を謳歌為されているようですね」

「えっ?」

「雪姫さんから連絡がなかったというより、入れ違いだったということかしら……? いえ、私もそこまで密に連絡を取り合ってるわけでも無く、今日はアポイント無しだった訳ですし」

 

 

 

 お婆様はそんなことを言いながら肩をすくめなさって。茶々丸は少しだけ同情してる風に微笑みながら私の頭を撫でてきて。

 

「そそ、そ……、そんなの、私が今日ここに来た意味がないじゃないの――――!!?」

「『時』を失ったな」

 

 絶叫する私を揶揄う訳でもなく、ただただ普通に僧侶がまた変なことを言ってきた。

 結局また、私はあれが桜坂菊千代だったか確認することも出来ない訳ね。とほほ…………。

 

 

 

   ※  ※  ※

 

 

 

「おっし! それじゃあいっちょ始めようかァ……、いよっ! アマノミハシラ学園都市祭、通称『大・麻帆良祭』の、俺たちのクラスの出し物決定戦!」

 

「何でお前が仕切ってんだよ、坂田」

「実行委員、豪徳寺さんでしょー?」

「決定戦って何で!? フツーに話し合いだろ!」

「釘宮君、何とか言ってあげてよ」

「何で俺に意見を求めるんだ、君……?」

「やーでも、ああして仕切ってくれた方がありがたいしなー」

「ふぅん……、そういうことかぁ…………」

「市川人形はそれ何のポーズ?」

 

「話がまとまらないっスね(忌憚ない意見)」

「あはは……」

 

 ある意味で中学生らしく、それにしては私の「前世」的な意味でも「今世」的な意味でもかなりハイテンションなクラスの会議。思わず引きつった笑みを浮かべる私と、にこにこ苦笑いする九郎丸の姿がここにあった。

 所はアマノミハシラ学園都市。建物の復旧計画も半年程度で完了する予定なこの場所に、一応「せっかく入学したのだから」と復学した私である。最終学歴としてせめて中学は卒業しておきたいという個人的なこだわりだったが、それに合わせて「僕も!」ときた九郎丸およびキリヱ大明神、ついでに夏凜。私と九郎丸については当然「家庭の事情で」休学していた期間について質問攻めにあいはしたが、とくに何も問題なくクラスに溶け込めている。

 このあたり、以前友人になった坂田(さかた)太笠(のぶかさ)の影響というか、人徳が大きいだろう。現在それこそ、我がクラスの学園祭実行委員である豪徳寺(ごうとくじ)春可(はるか)が、眼鏡文系少女らしきコミュ障さを発揮しそうになったのを感知するやいなや、突然マイクを持って教壇の前にたち、おどけながらMCのようなことをし始めていることからも伺える。割とコメディタッチな扱いだしキャラとしては啓〇(〇護に激重感情の〇野さん)のような立ち位置であるが、多分に漏れずクラスのムードメーカーとしてお仕事をしてくれているので、そんな彼が何一つ変わらない調子で「ヘイヘイ、また女の子と仲良くなったかチャン刀~、今度紹介して?」などときていたら、そりゃ周囲との壁なんてぶっ壊れる。当然、ぶっ壊れる。

 九郎丸も九郎丸で、これまたクラスメイトな三条(さんじょう)小梢(こずえ)あたりが何か気を利かせてるらしく、そっちもそっちで特に違和感もなくクラスに女子受けしながら復帰している。……それはそうと彼女と話している九郎丸の表情が女子会チックというか女の子チックなのだが、もしかしてあっちに性別女の子になってることバレてる…………、バレてない?(震え声) 男子として入学しているのだが、そのあたりどうなっているか藪蛇すぎて警戒一択である。

 

 閑話休題、現在の時間軸について。

 

「大・麻帆良祭、ねぇ…………、リアルイベントじゃねぇんだから」

「刀太君?」

 

 いわゆる「学園祭」の季節でもないというか、それこそ開催は来年の6月、7月で8月は夏休みという話になるのだが。太陽系オリンピックやらに重なるタイミングで、クラスの出し物の検討をこんな前年の十月中旬とかいう時期から行っているのは色々とスケールが違いすぎて呆然である。なお「まほら本校舎御柱西中」、つまり私たちが通っているここについては中高一貫らしく、この時期でも当たり前のように来年の話をしているのは余談だ。

 要するに、来年中学卒業と共に高校に進学する場合、私もまた彼らと一緒に学園祭の出し物に対応することになるのだろうと思うと……。

 

 最終学歴中卒ですらないというのは低OSR(ダサすぎる)故にこっちに復学させてもらったが、もしかして何かしら選択をミスった? 原作「UQ HOLDER!」でもイベント目白押しなその話は原作11巻あたりから開始されるが、そこに今までの流れで蓄積されていた「まほら武道会」やら、忍の志しているレースやらが絡んできたりする。そこでの原作刀太たちは、学校は休学か退学扱いで旅行客のような的な形での参加であるし、店番なりが入ると色々と散策していたりする原作刀太から逸脱したガバだし、そもそも原作ってお師匠のところで修業した時間は全部こっちの時系列にも反映されていた訳で、そのあたりからもう何もかもがガバの塊だとようやくこのあたりで気づいた自分である。ハイクを詠もう、サヨナラ!(爆発四散)

 いや、しかしまだ当日の段階でどう動くかとかまでは制限がないので、そこだけに注力すればこの8カ月程度を無難に乗り切ればどうということも……? 今「どうせ何かしらガバ引き起こすだろ」とか思った人、挙手! はい!(自爆)

 

 勝手に一人で精神的にぶっ壊れている私に、九郎丸はおろおろと。もっとも誰も気にしていないのは、クラスメイトたちもヒートアップして話し合いを各自で行って出し物を考えているらしく、そんな中で私と九郎丸が取り残されている形だ。いや、釘宮も釘宮で一人黙々と何か書いているが、委員会の報告書か何かで? あそこまで堂々と内職してても誰もツッコミを入れないのって、意外と釘宮は不良に思われているのだろうか。相変わらずニット帽を常に被ったままだが、校則違反というわけではないがそんな格好しているのは彼くらいなものだし。

 

『それを言ったら相棒だって、春夏秋冬関係なく赤いマフラー巻いてるのはちょっとヘンじゃないかな。スーパーヒーローとかじゃないんだし』

 

 脳内に直接語り掛けてきているのだろうが星月、シャラップ。いやそうはいうが、釘宮のあれは家庭の事情、というより血筋的な事情(狼耳的な意味)で、私のこれは単なるOSR(それっぽさ補強)アイテムなので、性質がそもそも違うだろうに。(ダーナ「そもそもそんなもの付けてる時点で原作からの逸脱行為だろうに」)

 

 そんな私たちに歩いてくる少年が一人。制服の上から袖なしのコートを纏い、片目を眼帯で覆い、そして妙なポーズを極めて(J〇J〇?)いるのは、何というか見た目からして和尚のような世界観の崩壊具合を感じさせてくるクラスメイト。

 市川人形(いちかわにんぎょう)と通称される、市川人(いせと) (かたち)である。どんな名前だ!? という話だがこんな名前なので仕方ない。ついでに言うとこの妙な苗字と変な名前のせいなのか、本人も本人で厨二(不治の病)に目覚めてしまっていることである意味有名だった。

 ちなみに只者でなさそうな雰囲気に反して格闘技も出来ず魔法成績も平均、裏魔法委員会でもないので、つまりは本当に厨二(ご病気)である(自分から目を逸らす)。

 

「あぁらふぉー(※挨拶)。どうしたぁ……、チャン刀に、時坂ァ。浮かない、顔だなぁ……?」

 

「ま、色々あってな(適当)」

「市川人君、相変わらずしゃべりが独特だね……」

 

 ちなみにCVをつけるなら強力若〇である。お前本当に中学生かよぅ!?(白目)

 

「まあ、どうやら仲間(ギルメン)がいないようじゃないかぁ。出し物な、ら、ばァ私と共に話し合わないだろうか?」

「お前本当に中学生かよぅ!?(白目)」あっ声に出た。

「残念ながらァ、この世界での我が名と立場は、な」

「そ、そうなんだ、へぇ……」

 

「ちなみに俺はクラス全体でジャズバンドをやれば良いと思う」

 

 あっ釘宮。挨拶もなく突然、さっきまでさも普通に話し合いに混じってそこにいましたという空気を放ってこっちにやってきている、釘宮大伍だ。そして登場早々顔色が悪く胃の辺りを押さえているので、お前ちょっと本当大丈夫か!? マジで何かあんなら相談乗るからなお前さんさぁ……。

 釘宮とはカトラスと一緒に一泊したあの時以来であるが、まあこっちも特に何か距離感が変わったりはしていない。うん、しいて言えば――――。

 

「その指抜きグローブ……、ふっ、そうか。貴様もついに、目覚めたということかァ」

「何に目覚めたと言うのだい、何に」

ビョーキ(思春期特有のアレ)じゃね?」

「あまり一緒にして欲しくはないな……。ちづに揶揄われる」

 

 言いながら胃をさすってる釘宮のその両手は、市川人形が言った通り指抜きグローブが装着されている。ただの指抜きグローブではなく、左右でそれぞれ色が異なり、黒い右側は「狗」、白い左側は「狼」とそれぞれ反対の色で染められている。いや、染められてる? 刺繍されているようにも見えるが、生憎正体はわからない。

 釘宮も釘宮で、私たちとあの時遭遇したことを思えば、祖父である小太郎君の家で何かしらパワーアップはしていそうな気もするので、そのうち聞こう…………、釘宮の体調が良さそうな日にでも(涙)。

 

「つーか釘宮、お前さんバンドって……、何でブラスじゃなくてジャズ? というか、あー、そういやエレキ弾くんだったな。他にも色々出来るのか」

「刀太君も弾けるよね、ギターとかウクレレとか」

「ピアノも弾けるぜ? 熊本(あっち)いた時に教わった」

「他にも音響関係のことなら、多少は知識があるつもりだよ。電子とかに限るけど」

「すごいね、釘宮君」

「そういう九郎丸はめっちゃ美声だし、歌えばいいと思うぜ」(ちょっとお奈〇様に似てるし)

「えっ!!? ちょ、刀太君ってばぁっ」

「どうやらぁ、我々は『音』に強いグループということかァ……」

「そういう市川人形は何が出来るんだ? わざわざ『我々』って区切ったっつーことは」

 

 軽い私の確認に、ふむふむと頷いた市川人形は足元で軽くステップを踏み、重々しく口を開く。

 

「タップダンスならァ……、四歳の頃からずっとぉ、家庭教師に教わっているとも」

 

「タップダンス……」

「タップダンスは果たして楽器なのか……」

「何だそのOSR(オサレ)スキル!!?」

 

 何とも言えない顔の九郎丸や釘宮に対して、思いっきり食いついた私である。二人そろって頭上に感嘆符を浮かべてびっくりしない。そして私のリアクションにも、特に何ら違和感もなく「うんうん」と頷いている市川人形のこのテンションは一体何なんですかね。特に裏社会やらに関わってすらいないし芸能関係でもないし、そのくせこの妙な存在感よ。お前本当に中学生かよぅ!?(三回目)

 

 とはいえこういう会議と言うのは、なんだかんだでクラス内のカーストやら何やらが関わってくるもの。たとえ全体に対してハブのような、あるいはルーターのような役割を果たす坂田がいたとしても、発言力やら何やらのバランスは調整がかかる訳であって。

 

「じゃあ俺達のクラスの出し物はぁ…………、へぇいッ! 『めっちゃスゴい演劇』で決定だァ!」

 

 わざわざめっちゃスゴいを頭につける必要があるのかの疑問はあったが、まあ何だかんだそれぞれがやりたいこと(釘宮の音楽だったり、委員の豪徳寺本人が言ってた同人誌だったり、それこそ坂田が言ったコスプレ喫茶だったり等々)のバランスをとろうとすると、そんな辺りに落ち着くのはなんとなく納得がいった。

 つまりは、オリジナル脚本で! オリジナル脚本で! それぞれの持ち味を、個性を生かした演劇を作ろうぜ的なことである。

 

 いわゆる「前世」から見て一言、言いたい。中々に負担が大きく無茶をさせるような内容の割に、お前さんらものすごいテンション上がって「うおおおおおっ!」とか言ってるの本当元気だなッ!? 伊達に青春真っ盛りでもないということか。

 釘宮もクールな顔のままみんなと一緒に拳を突き上げてるし、九郎丸も周囲に流されてか「お、お~」とか細い声で手を握ってるのが、人見知りしているみたいでちょっと可愛らしい。

 

「チャン刀もォ……、青春するべきだなぁ」

「そういうのは多分、未来に置いて来てるから(適当)」

 

 そして市川人形のそんな一言にリアクションする私を、前方の方で豪徳寺春可がちらりと見て、ボソッと「形×刀? 刀×形? どっちもアリね」とか言い出してるのは本当止めてくれませんかね、リアルの友達を自分の()のエサに使うな(良心)。

 

 

 

 

 




というわけで今回からラブコメ編ですが、舞台は麻帆良でお送りいたします…!
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