光る風を超えて   作:黒兎可

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毎度ご好評ありがとうございます・・・!
色々手間取ってこの時間と相成りますェ


ST33.ヤミトムキアウ

ST33.Face The Trauma

 

 

 

 

 

 星月との適当な会議(現実時間の100分の一程度の時間しか経過しないとか言っていたが半信半疑として)の結果、体内の血装は色々と制約があることに気づいた。まず第一に血管を経由する以上、あまり無茶な血流は全身の酸素/二酸化炭素のサイクルを崩壊させるどころか生命としての瞬発力や生き残るためのエネルギー、すなわち「気」そのものの運用に差支えが出るということだ。

 つまりギア2(最近だと影の薄い心拍増強系)やらといった類の能力方向に使うと、おそらく未曽有の激痛が私の体内を襲うことになるということである。

 

『そうなると体内に血装術を使うとして、どういうことが出来るのだろうか。手首や爪先から血風を放つわけにも行かないだろうし』

『お前は何を目指してるんだ相棒……。まーそうだな。今、気の運用を学ぼうとしてるだろ? 相棒自身が気を感知できないにしても、ある程度は使えてる訳だし。それを補助する方向とかどうだ?』

『例えばどういう形だろうか。咸卦法(かんかほう)を使えるならそれが一番簡単ではあるのだろうが』

『かんかほう、ってアレか。「魔力」と「気」を同時に運用して太陰道/太陽道の双方を掌握して使う奴。まー理屈としちゃ近い話にはなるだろうが、お前さんの場合は色々もっと酷ぇ形になるぜ。相棒、血装術に関しちゃ才能あるけど気についちゃてんでアレだし……(たぶん調整(ヽヽ)に失敗したんだろうが……)』

 

 酷い形とはどういうことかと聞いた結果であるが、現在、灰斗(かいと)の攻撃をかわしている状況を見れば一目瞭然である。体内に循環させている魔力が、超高速で行ったり来たりしている状況に身体の方が振り回され、強制的にエネルギーを「絞り出している」ような現状をみれば。

 キックボクシングの要領で蹴りを叩き込んでくる彼のそれを、無理やり両腕で迎撃している私に、灰斗は顎をあんぐりさせた。

 

「こりゃアレか? お前、心臓の動きをいちいち1アクションごとに強弱変えてるとかか!? そうでもなきゃこんな変な、瞬間的に気を強めたり出来ねぇだろ! マジかお前、それヤベー脳みそ筋肉みてーじゃねーか!」

「灰斗の(アン)ちゃんに言われたかないッスよ! 明らかに俺の身体能力とか見た目だけで一瞬判断してるじゃねーっすか!」

 

 やってることとしては、全身の血の流動自体に血装術を用いて「干渉」し、魔力の循環速度を要所要所で上げているといったところか。そして無理やり血管を経由して内部の魔力を瞬間的に底上げすることで、それに揺り動かされる形で「気」が私の身体を「破壊させないために」、要所要所のタイミングで増加されているような形である。このあたりは身体的な限界を超えた瞬間に「気」が生命の危機に応じて発揮されているので、いわば魔力を用いて無理やり気を「補助輪」のように使っている状態に等しい。

 

『かんかほう、だと本来は「気」と「魔力」は一対一だが、今回相棒が出来そーなのが、「魔力」で「気」を従属させるみたいなやり方だ。究極的には毎回筋肉のリミッターを外す感じだから、まー「金星の黒」がないと出来ない無茶だわな』

 

 つまりは「気」自体を感知して使えないのなら、「魔力」を使って無理やり数値化して使ってしまえ! といった感覚である。力業は酷く風流さがないもの(低オサレ)だが、現状それが最速だし、血流自体に影響が出ていないので痛くない。痛くないは全てに優先されるので、私としては一番楽に等しいのだ。……ちょっと胸元と背中に血が滲んでる気がするがそれは置いておいて。

 

 灰斗の言葉を聞く限りにおいて、私自身は気そのものは全く使っていない訳でもないらしい。ならば、ということで無理にそれをわかりやすく使うための方法だ。……我ながら不死性頼りだし二度手間だし、理屈から言って車輪の再発明のようなそれである。なおその話を星月にしたら、がーっと顔を真っ赤にして叱られた。

 

『無駄じゃね?』

『煩せぇ! 大体相棒が全く直感的に覚えるものを覚えられねーのが問題なんじゃんか! 少しは毎回技の理屈と案考えて実装してるこっちの身にもなりやがれ!』

『自分の潜在能力に叱られる大本とかどうなのだろうか……』

『……まあ今は補助輪みたいなものだから、そのうち相棒が気自体をちゃんと察知できるようにならねーと話にならないからな? ちゃんと分かれよそこは』

『分かってはいるがどうにもな……』

 

 それはともかく、しかし実はメリットもなくはないことに話していて気付いたりもした。

 

「確か、こうだったっけ九郎丸――――!」

「えっ!?」

 

 意識的に魔力で右足に力を無理やり集中して蹴り飛ばすと、それに引きずられる形で「無理やり」気が足に集中し、靴の全体に体重を乗せて直線的に「跳ねる」。

 そのままの勢いを用いて黒棒で殴りかかる私を、灰斗は「地面を掴むように」その場に静止して受け、その一撃の威力を完全に「地面に逃がす」。曲げた膝を再び伸ばして私を弾き、腕を組んで大笑いした。

 

「はっはっはっ! 全然踏み込み出来ちゃいねーなお前! でもさっきと比べりゃ見違えたぞ! ちゃんと『瞬動』っぽい動きにはなってるし」

「基本的な話は九郎丸に聞いてたッスからね」

「ほぉー? ……うん、やっぱスケコマシか」

 

 もう一発くらいぶん殴っとくか? とか言いながら肩を回す灰斗に「いや待って待って違うッスから」と返すしかない私であった。

 

 メリットとしてはつまり、感覚的に理解できるものに置き換わることで、原作で話されていた理屈を直接応用することが出来るということだ。瞬動術に関しても、原型的な部分の講義は以前に九郎丸から受けているので、それを応用できる機会がようやく巡ってきたといった状態である。間に魔力のクッションが入るが、つまり「気を集中して全力で蹴り出す」くらいの動作が「魔力をぶん回して足に負荷をかけた状態で全力で蹴り出す」くらいになるということだ。

 笑っていた灰斗だが、飽きたのか一瞬真顔になり、私と九郎丸双方に指をさした。

 

「だがお前ら両方ともなっちゃいねぇ! 土踏まずを使おうって努力は見られるが、全然力を地面に逃がせてない!」

「は、はい!」

「いや九郎丸、素直かお前……」

 

 反射的にか背筋を正して声を張り上げる九郎丸に思わずツッコミを入れてしまったが、しかし変な構えをしながらも灰斗のレクチャーはやはり堂に入っていた。……というより言葉こそ感覚的だが、説明自体は意外と理屈っぽい。

 

「見たところ坊主の方は『身体に応じたパワー』の出し方は問題ねーが、嬢ちゃんの方はそのパワーが足りないまま気のコントロールだけ十分だと見た! だがそれはそれでまだまだ上達が見込めるってことだ。専門外だが受け流しとかにも応用できんだろ」

「いやだから、僕は男――――」

「えーっと、『身体に応じたパワー』ッスか?」

 

 私の疑問に、灰斗はクラウチングスタートのような姿勢をとる……、って足を伸ばして中途半端な姿勢だというのに一切震えがないのが恐ろしい。酷く鍛え上げられているのが一目でわかってしまう。完全に私とかとは別の人種だ、鍛えるのを楽しめる民族なのだろう。(語弊)

 

「格闘家の視点で言えば、『気』の運用っていうのは『身体の器』をどこまで、どう使えるかっていう技術だ。いくら『気』だけ強くったって、器の方がついていかなけりゃあっという間にぶっ壊れてオシマイだ。だからこの身体でどれだけの力を出せるかっていうのが重要になってくる。その器が出せる力の上限と下限を見極めて、一気に出したり切ったりを切り替える、あるいは出しっぱなしにしたり切りっぱなしにしたりってところだな」

「お、おう……」

 

 思いっきりそれに違反する方法として内血装を考案した私と星月なので、ここは言葉を濁しておく他なかった。

 

 砂煙と音と共に一瞬姿を消した灰斗だが、明らかにえぐれた地面の角度からして上空に行ってしまっているのか……、上を見上げれば「虚空」を蹴り「瞬動術」を使っている灰斗の姿がある。落下の仕方がライダ○キックな状態だとツッコミを淹れそうになりながらも、黒棒を構えて受けるような姿勢をとった――――。

 ドン、という音とともに彼の足が黒棒にのしかかる。……なるほど、確かに「受け流せていない」のは理解した。明らかに足の筋肉と骨にダメージが入っている。というか痛いぞこれ!? 明らかに内出血してそうな嫌なダメージの残り方だ。思わず転がる私を介抱する九郎丸に「今の状態がそれだ」と灰斗は言う。

 

「このあたりセンスもあるだろうが、今の正解は俺がどれだけ力をかけているか、かけていないかを見極めるってハナシだな。今、刀を蹴る前に、逆に『虚空瞬動』使ったから本当ならダメージは入らないはずだ。なのにお前の足に負荷がかかったってことは、それは『受けるイメージに合わせて』気を無理に使って足に踏ん張りをかけたからってのに他ならない。受ける前に『気』だけはやっちまったからそれが出来ない、つまりコントロール出来てねぇってことだ。

 嬢ちゃんの場合は逆に、『気』の習熟が早すぎて、もともとの身体の限界の見極めが済んでねぇように見える。あの剣戟はまー見事っちゃ見事だったが、きっとまだまだ体に負荷かけても大丈夫なはずだ。つまりアレだー、型にハマりすぎちまってるって感じだな」

 

 以前言われたことがあります、と九郎丸。確かに話の前提は違うが、型にはまって素直すぎるとは甚兵衛あたりからも指摘はされていたか……。

 

「痛て……、いや、それってどーしたら良いんスかって」

「その、恥ずかしながら僕もどうしたものかという……」

「まー、難しいっちゃ難しいだろうなー。完全初心者に仕込むならいざ知らず、お前ら両方ともある程度の型は出来ちまってるから。今更無理に矯正すると、それはそれで不都合も出るだろうし。

 だが――――瞬動に関しちゃ別だ。お前らはまだまだ、コイツの奥深さを知らない。入り口に立ったままのひよっこ共だ。というかひよこだひよこ」

 

 一瞬脳裏にヒヨコなコスプレのスカカードっぽい九郎丸のデフォルメ姿が浮かんだ私であったが、そんな可愛らしい絵面はともかく。

 サンダルを脱ぎながら、灰斗は片足を上げて指をぐわぐわ自由に動かす…‥っていや待て、どれだけ柔らかいのか。足の小指とか親指ってそこまで自由に関節をまげて動かせるものなのかそれ!? 原作でもそれとなく説明はあったが、明らかに実物の映像で見ると気持ち悪さが勝つレベルである。

 

「まず最初の時点で足を地面にきっちり接地させる。この時、土踏まずも含めてきっちり体重全体を足の裏にかける。ここから体重移動の瞬間に指を曲げてやって、一瞬『二重の衝撃』みたいな形で移動するベクトルを無理に曲げてやるんだ。お前らはまだまだ足の全体だけで体重のやりとりをしてるから、そこにクイッとひと手間加えてやるわけだな」

二重の極み(フタエノキワミ)?」

「あん? 何だそれ、何かの奥義か何かか?」

「いや、そういう訳じゃないんスけど……」

「体重移動の瞬間に、なるほど……」

 

 九郎丸はどこか納得した様子だが、このあたりはむしろ剣術を前提としているとやや縁遠い話なのかもしれない。前提として剣術の場合、すり足での動作は土踏まずをきっちり離したまま安定する必要があったはずだ。いかに足を動かすかという意味において、と雪姫からそんなレクチャーを受けた覚えがある。

 つまり九郎丸は今回、ある意味異種格闘技戦のような技術吸収になりそうだなこれ……。

 

 というか話を聞いて背筋を正してる九郎丸の雰囲気が、病んでる気配が全て消し飛んでいるような感覚で個人的には有難かった。

 

 その後、ほぼ原作通りのノリで「まずは足を柔らかくするために、手での動作を足で代替えしてみろ」という話になり、本日は一度解散となった。

 笑いながら立ち去る灰斗の背中を見ながら、九郎丸は何度かレクチャーの内容を反芻している。律義な…………。そして私の方を見て、どこか控えめに聞いてくる。

 

「その、刀太君……」

「何だ? ずっとお嬢ちゃん扱いされてて嫌だったか?」

「いやそれはあんまり気にならな―――――じゃ、なくて!」

 

 笑いながらツッコミを入れて来る様子は、いくらか暗い雰囲気がとれている。ふむ……? 不思議な話だが、灰斗の講義に何か思う所があって、吹っ切れでもしたのだろうか。

 私の疑問はともかく、九郎丸は一瞬両手を握り、意を決したように聞いてきた。

 

「灰斗さん、さっき言ってたよね。何事も勇気が必要だって。小さな勇気がホントの魔法だって」

「ちょっと違った気もするけど、まー大体そんなもんじゃなかったか? で、どーしたんだよ」

「僕も、うん……、このままじゃいけないって思って。だから、少し勇気を出してみようかなって」

「?」

 

 私の胸元に手を当てて、九郎丸は謝った。

 

 

 

「ごめんね、刀太君……。君のここにつけた傷は、きっと、これから君を殺しかねない傷だと思う」

 

 

 

 以前、黒棒からも指摘された話だが。思いつめた表情の九郎丸に、私はかける言葉が見当たらなかった。

 

「甚兵衛さんに言われるまで全然気づかなかったんだ。この傷は、もし君の不死性に何かしら影響を与える攻撃が加わったら、君を、殺し続ける傷だって。ずっとここに刀が刺さったような状態のそれだってことに」

「…………」

「ごめんね。本当に。只でさえ君を、こんな死と隣り合わせの世界に引き込んでしまった……、僕のせいで……、なのにおまけに、未だ君を殺し続ける傷を負わせてしまって……。こんなの、謝って済む話じゃない」

「…………」

「僕が死ねばそれで解決するならそれでも良かったんだけど、きっとこの傷は僕の内の神刀の、ヒナちゃんの力が影響してしまったものだから…………。力を使いこなしていない今の僕がいくら死んだって、きっと君を元には戻せないから」

「…………」

「責めてくれても良い。殺してくれても良い。君の気が済むように……、今すぐじゃなくても良いから、だから、僕を――――」

 

 

 

「…………いや重いわ」

 

 

 

 思わず漏れた私の素の感想に「へ?」と、きょとんとした顔をする九郎丸。

 いや、確かにその話は重要な話だし、気にはしているのだろうと思ってはいたが、そうかそこまで思いつめる話だったか……。ひょっとしなくても今までの病んでいる雰囲気は、ここに端を発していたのか?

 そうか、なら「殺した責任」という言葉の受け止め方もまた違ってくるのも頷ける。……あくまでそれっぽい言い回し(オサレトリック)を取っただけだったのだが。

 

 だが、そこに問題があるというのなら、私として返す言葉は決まっている。無理に取り繕えば、おそらくそれは相手にも伝わってしまうだろう。だから本心から、しかし素を出さない程度にだ。……そう考えるとますます、九郎丸や雪姫すっとばして、一切吐露していなかったろうこの「根っこ」の部分に気づいた夏凜は本当におかしい。(断言)

 

「正直、恨んでるかって言えば、あー、感情が追い付いてねーな」

「追いついてない?」

「上手くは言えねーんだけどさ。それこそ熊本時代から、俺自身に何かありそーな感じはしてたっていうか。カアちゃんみたいな美人があんな片田舎に来てるのにも違和感あったし、なんとなーく、一人で生きていく力みたいなもんがないと拙いよーな気はしてたって言うか」

 

 流石に原作知識を明かすわけにもいかないので、ここは濁しておくしかないのだが。

 手を夕空に伸ばしながら、回想しながら私は続ける。

 

「だからまー、早いか遅いか、くらいの話なんだろうって感じたのが正直なところじゃねーかな。そういう意味じゃ、むしろ血装術使うに関しちゃ、この傷のお陰か全然痛くねーから、むしろ感謝してるくらいだし」

「でもそれは……!」

「別にアレだ、『良かった探し』してる訳じゃねーからな? なっちまった今の状況を肯定するために、良い所を探してるって訳じゃねーし。……それに、妹チャンだ」

 

 カトラスちゃん? と頭を傾げる九郎丸。いやお前までちゃん付けで呼ぶのか、アイツまーた変な顔しそうだな……。流石にこれ以上はドン引き様もないとは思うが、嫌そうな表情を浮かべる姿を幻視した。

 

「やっぱどーもさ、前々から感じてたそれじゃねーけど。何かやっぱ、俺自身の出自にも色々あんだろうってのは、思うっつーかさ。だから本当に『こういう場所に巻き込まれるのは』、早いか遅いかの違いでしかなかったかもしれない」

「だけど……、でも、刀太君は嫌なんだよね? さっき灰斗さんも言ってたけど、痛いのにすごい抵抗があるって…………」

「そりゃ、嫌だよ。別にマゾじゃねーし、どっちかというとサド側じゃねーかとは思ってるけど、ってヘンな話になってくるからそれはともかく……。

 だけどさ……、アレだ。どれだけ痛くったって、たぶん俺にしか出来ないことがあるから、俺は今の立場にいるんだと思うからさ。――――そういうのが、俺が何もしない理由にはならねーんだ」

 

 拳を握り、断言する。そう、○護(チャン一)だってそうなのだ、たとえどれほど敵わないくらい強大な相手でも、それにどれほど自分が傷ついても、それに立ち向かわない理由にはならない……、灰斗風に言えば、それが勇気なのだろう。とはいえ私は、あくまでそれっぽい(オサレ)模倣(ロール)でしかないから、究極的にはその勇気すら足りていないのだろうが。それでも、幸か不幸か原作主人公の立場である。逃げれば世界は滅びるだろうことは、くしくも九郎丸本人が――――未来の九郎丸本人が、その証明になってしまっているのだから。

 ならば、文句を言いながらも、泣きながらでも、私も足を進めるしかないのだろう。

 

 

 

 これを諦めかと聞かれれば、確かに諦めなのだろうが……。

 

 

 

 息をのむ九郎丸に、私は「だから気にするな」と笑いかけた。

 

「それでも気に病むっていうのなら……、最後まで、一緒に戦ってくれよな。『相棒』」

「あ――――うん、うん……!」

 

 差し出した手を、九郎丸は泣きながら握り返し……、いや待て、内股でそんな笑顔を浮かべるな、まるで恋する乙女のそれじゃないかちょっと待てお前、原作この時点でそこまで好感度跳ね上がったりしてなかったろどうした一体!? 病んでた反動か何かか、いやちょっと待て今更訂正できないし仕様もないし、闇のオーラ一歩手前よりはだいぶマシなことこの上ないが、これってちょっと……、あれ? 大丈夫か?

 ちょっと誰か相談できませんかねぇ師匠。

 

 

 

『(やっぱり優しいなぁ刀太君……、って、それはともかく、ひょっとして皆、僕がいること忘れてたりしないよね……? そろそろ時間だと思うけど)』

 

 

 

 

 

 

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