光る風を超えて   作:黒兎可

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毎度ご好評あざますナ!
 
ちょっと今回長め・・・意外とキャラが立った二人が原因ですが汗


ST54.死を祓え!:原作のビル倒壊

ST54.Memento Mori:The Collapse Of Origins

 

 

 

 

「夏凜ちゃん昔、ここ通ってたの? 母校じゃない!? 道理ですんなり昼食買ってこれるわけよ、ズルい! 教えてくれても良いじゃない! アタシなんて……、って、いや、とにかくズルいじゃない!」

「聞かれなかったもので。とはいえ当時も別に遊んでいたわけでもなく、連続殺人事件の調査任務でしたので。結局解決らしい解決もできない内に被害者がゼロとなったので、切り上げとなったのですが」

「食事中にする話じゃねぇッスよ。ほら、あーん」

「んん……っ」

「なっ、なっ、なっ!?」「と、刀太くん僕それはどうかって思うなぁ!? 夏凜先輩も普通にぱくって食べちゃってるし!」

 

 謎の食いつきの良さを見せる九郎丸と、指をさして顔を真っ赤にして目を真ん丸にしてわなわなするキリヱという構図だが、これに対して私の心はまっさらなキャンバスのごとく真っ白なものである。(思考放棄)

 大体考えてもみて欲しいのだが、こういうのを拒否した場合その後で一体累積したこの謎の夏凜的な距離感がどう暴発するか分かったものではないのである。前回のノーモーションキスは記憶に新しいが、いい加減私も取り繕うのが限界になる時はあるのだ。つまりはガス抜き、ガス抜きである。そこにそれ以上の意味は何もないのだ。(???「言い訳のようにしか見えないけどねぇアンタ」)

 

「ハッハッハ、若いっていいねぇ。僕も十分若いつもりだけど、刀太君には負けそうだよ」

 

 結局その後「僕だって焼きそばもらうって約束だよね? ね!」と迫ってくる九郎丸と「ふ、二人ともやって私もやらないとかメンツが立たないじゃない!」などとのたまうキリヱを相手にそれぞれ一回ずつ(主にキリヱの巨大肉まんを分割して)あーんをしていたが、キリヱはともかく九郎丸お前いい加減……、いやしかし、この流れで「女か!」とかツッコミを入れて「もう女でいいかなって」とか返されでもしたら、正直私の正気が持つ自信がないので、この場では追及は控えるべきだろうか。絶対的な指標らしいものがもはや風前の灯のような状態なので、私としても精神的な安定を保つのに色々必死なのだった。

 

 ともあれ昼食が半分程度進んだ段階で、やっと原作通りに被害状況の話に移るのだが……。このあたり、夏凜よりも一空が率先して情報を出していた。

 

「とりあえず僕が学校に来る前に調べた範囲のことと、こっちに来てから色々『覗いた』こと、あとは他の先生たちに聞いて回った範囲で、かな?

 被害者は二人、いずれも男子生徒で素行はあんまり良くなかったみたい」

「素行とは? 不良ということでしょうか」

「いや? 成績は悪くなかったみたいだけど、聞いた話だと……いじめっ子、ってところだね。一人は男子高校生、一人は大学生。どちらも繋がりらしい繋がりはなくて、共通項と言うとそれくらい、って所かな。一人は飛び降り、もう一人は――」

「そーそー。ちょっと気になってたんだけど、そーゆー普通の事件って、私たちの方に連絡とかって来たりするものなの? 聞いた感じ、そんなに変な事件とかじゃない気がしてるんだけど……」

「死に方が問題、ということですかね」

 

 キリヱの言葉に、残りのスープを音を立てずスプーンで飲んでいた夏凜が答える。

 

「ここの学園長……、雪姫様とは旧知の方ですが、『彼女』に通常ではありえないような事件が再発したら、まっさきにホルダーへ連絡してくれと頼んでおいたのよ。

 大学生って言ってたわね、片方。ということは、おそらく高層階の研究棟が並んでいる場所で亡くなったわね。確か窓がはめ込み型で屋上へは入れないはず」

「さっすが当事者♪ 後で検死みたいなことをするべきかなーとは思ってたんだけど、一足早いネタバレかな?」

「えっと、もう一人の方はどうなってたんですか?」

 

 九郎丸の言葉に、一空が少し意地の悪いような笑みを浮かべた。アレは何か企んでるというよりも、怖い話を振る時の様なそれである。

 

「…………亡くなった人には悪いんだけど、純・物理学的な話としては中々興味深い死に方でね。何だと思う?」

「えっと――――」

 

「――何だ? 君たち、何故ここに君たちの様な二等生徒がいる」

 

 嗚呼そういえばこんな導入だったかと。降ってきた威圧的な声、いかにもエリート然とした長身の男子高生二人の姿に、私は思わず内心ほっとしてしまった。……なにせガバの臭いが一切合切感じられないのだ。謎の感慨が胸中にあふれ出る。オールバック風の髪型の生徒と、おかっぱ風で若干メカクレしている生徒。学ラン風のそれは肩とかに「アマノミハシラ学園本校」と英文字で刺繍された校章がついている。

 見た通りこの二人は、エリート意識をこじらせて主人公たちに絡み、現在の学園カースト的なヒエラルキー構造を読者へも含めて説明し、そこそこの瞬間最高風速で蹴散らされるモブ生徒代表である。(無慈悲)

 この二人、確か名前は……、名前……、悪いが本当印象にない。(冷酷) だがこの印象にない二人が絡んでくれることで、イベントが原作進行通りに進めることを思えば、キリヱ大明神ほどじゃないが拝んでもご利益があるかもしれない。ありがたや、ありがたや。(???「何故そう自分でフラグを投げ捨てたがるかねぇアンタ……」)

 

 とはいえ完全に原作通りに進めても少々問題があるので、ここは雪姫の出来る息子たる私がクールに進行するとしよう。(盲目)

 

「ここ、君たちが座わっている座席も含めてここ一帯だ。ここは我々『一等生徒』専用の座席、君たちの様な二等生徒が入ってきて良いような場所じゃぁない。……そこの教諭も見ない顔だな。我々クラスに紹介されないということは、大方、そこの彼らと似たようなものなのだろう。つまらぬ諍いを起こす前に退出しなさい」

「別にこっちから食ってかかったりはしねぇッスから五分、十分見逃すこともできねーんスか? ケチだなぁ一等生徒サマ?」

「ケ……!?」「なん、だと!?」

 

 初手煽りは基本。一○(チャンイチ)も意外と煽る時がある。まあ優しかろうが○護(チャンイチ)割とケンカ好きな不良に違いはないので、言動もたまにそれっぽい(ヤンキー化する)のだ。

 ちなみに、大体においてそういう場合は戦闘フラグそのものなのだが、この場合は「向こうから仕掛けてくる」のを誘発するための煽りなので特に問題はない。

 こちらの作戦を知ってか知らずか「やけに好戦的じゃない」「だね……?」とキリヱと九郎丸。一空は「僕、大学の方だからねぇ」とオトナな対応で笑っているが、夏凜は目を閉じて彼らの煽りを無視したままスープの残りを飲んでいた……、というより「お手並み拝見かしら?」みたいな視線をちらりと向けて来るので、この場は任されたし、か。

 

「我々の経済観念がどうかは知らないが」

「どっちかっていうと度量ってか器量の話ッスよ。むしろ狭量? いやー、詳細全然知らねーけど一等生徒とか名乗っちゃってるってことは『人を使う』立場ってことッスよね? でもそこまで露骨なエリート依怙贔屓思想丸出しだと面接とか普通に落とされるんじゃね?

 いや、割と煽り抜きで普通に心配する話だな。実際こう、中々面接とかって大変だからなぁ、思いのままになるようなものじゃ――――」

「ええぃ何の話をしている!? そういう意味の分からない話ではないのだ!」

「そうです、ミヒール様が面接落ちすることなど絶対にありはしません! 絶対にありはしません!」

「アドリフ! 念押しするなと何度も言ってるだろうが、逆に怪しく聞こえるではないかっ!」

 

 すみません、と頭を下げるおかっぱ風の生徒はともかくとして。意外と耐性(ヽヽ)がないのは意外とまだちゃんと子供子供しているということか、アルバイト経験とはいわずとも「本当の意味で」「イチから」そういう経験をしたことがないせいか……。いや、流石にそれを求めるのは酷ではあるだろうが、そういうのを明け透けに見せない努力くらいは出来るようにならないといけないのが世の常であると「私は」思っている。

 

 ともあれ軽く煽った(あの程度煽りにすら入らないと思うのだが)くらいで微妙に動揺しているミヒール? たちだが、言わんとしていることは一つ。「魔法を使える生徒」は「使えない生徒」に比べて贔屓されてしかるべき、という慣習が存在するという話だ。

 

「良いか? 多くの国が財政難や治安の悪化にあえぐ中、我が国とて当然例外ではない。そんな中、これほど巨大な学園都市がつつがなく運営されているのは、多くの企業団体たちが私たちのような『使える』生徒たちの才能に期待してのことだ。

 この厳しい世界情勢においては、魔法が使えないだけではなくアプリを買う余裕すらない者たちでさえ、私たちという『優秀な』生徒たちの恩恵でキャリアを重ねていけると言うことだ。

 つまり、見下してる訳ではないのだ。これは当然、あるべき形として……、区別されてしかるべきなのだよ。だから、君たちの側には礼儀が必要、ということだ」

 

 礼儀ねぇ、と。やはりここは煽り一択である。

 

「……何がそんなにおかしいというのだ、二等生」

「いや別にぃ? ただまぁ、単に今のアンタら見て『礼儀』をはらいたくなる生徒って何人くらいるんスかねぇって思って」

「何だと?」

「図に乗るな二等生!」

「別に乗っちゃいねぇッスけど、そういうところ、そういうところ。なんでもかんでも頭ごなしに自分の敷いたルールに従わなければ高圧的に排除しようとして、しかもそれで相手が委縮してるの見るのが楽しいとか思ってて。個人的に正義感とかが全くないわけでもねーんだろうけど、大体の生徒は関わるとトラブルの元になるとか、その純粋な暴力恐れて道譲って。でもそんなこと全然気づく余地がないから繰り返してるんでしょうし、ま! そういう意味では平和な暮らししてるんじゃないッスかね? はた目から見てヤンキーとやってること大差ねーと思うっスけど」

「……な、何を長文でわけのわからぬことを」

「ミヒール様、とにかく馬鹿にされてることに違いはありません」

「それくらいは判っているわ!」

「そーやってコンビ芸してる分にはけっこう面白そーな先輩だと思うッスけどねぇ……。でも別に、スラムで苦学生目指してる子とかと比較する程俺も『大人げない』わけじゃねーっスけど。今朝方人間ドミノみたいなのに巻き込まれかけた、なんかジャージ着てた自警団のヒトみたいな感じでもないし。あーゆー風に真面目にやってくれてる相手ならまー、ご苦労様です! って感じにもなるッスけどねー」

「ジャージの自警団? 嗚呼、伊達マコトだったか。フン、どうせ容姿やらその身体やらに下心があるだけだろうに」

「まぁカワイイのは否定しねぇッスけど」

「刀太君!?」「やっぱりおっぱい星人……!!?」「ふむ」「アハハ、これたぶん話に夢中で周りのリアクション聞いてないやつだね……」

 

 どこかで「マコト! 大変、マコトが息してないの!?」「刺激が強かったですかねぇ~」とか声が聞こえた気がしたが、きっと気のせいのはずである。特にフラグを立てた覚えはないし、彼女たちの自警団三人娘の登場はこの後の決闘騒ぎの後なのだ。ある程度は原作を踏襲した流れで進行している以上、問題はないはずだ。あったら私のOSR(オサレ)ポイントはゼロでギャグキャラだと認めてしまっても良い。(???「ちょっと今朝方の話を少し見返してからもう一度同じセリフを吐けるか見ものだねぇ、そういう所だよアンタ」)

 

「…………良い度胸だ。それだけは褒めてやろう二等生。だがそこまで馬鹿にされ続けては、我々一等生の誇りに疵がつく」

「ミヒール様、伊達マコトも一等生である以上、馬鹿にされているのは我々だけかと――」

「何でもかんでも律義に答えるんじゃないアドリフ! だが、学園の秩序を守るためにも、定期的にこうして『見せしめ』は必要なのだ。ここは直々に、私が手を下そう」

 

 なおテラス下で一般生徒がざわざわと集まってきてるこの状況下において、夏凜は黙々とスープの残りを完食したことだけは追記しておく。ひょっとしてメンタル無敵のお方でして? いや普段の言動からして自分から攻める分にはメンタル無敵のお方なのだろうが……。

 こちらに魔法アプリで「決闘」の承認要求を飛ばしてくる。外見上は空中に浮かぶホログラフィックのそれだが、要は巻物魔術(スクロール)とかで契約系の類のそれを簡略化したものだろう。

 

「学園で私闘は禁じられているが、決闘は禁じられていない」

「私闘禁止ねぇ。昔はトトカルチョとかやってた時代もあったろうに、ままならぬ……。って、絶対魔法アプリの普及のせいだな。めっちゃ危ねぇって話か。やはりままならぬ」

「フン。それだけデカい態度をとるのだ、多少腕は立つのだろうが……圧倒的な差と言うのを見せてあげよう」

「いや普通に拒否するッスけど」

 

 ぺい、と。空間表示されてるそれを払いのけると、今度こそミヒールと相方(?)の…………、えっと……、あど、アドなんとかさんは目を見開いて硬直した。

 後ろを振り返ると、おおむね予想通りと言うべきか。私が矢面に立っている間に全員食事は終了していた。

 

「後は俺の焼きそばちょっとかっこめば……、はい! おしまい。じゃ、使いたいらしいから解散ってことで」

「い、いや、ちょっと待て貴様ァ! この状況で本気で尻尾巻いて逃げるつもりか貴様ァ!」

 

 そそくさと片づけに入る夏凜やら一空、目を白黒しながら九郎丸に誘導されるキリヱはともかく。私の肩に手をかけるミヒールに、面倒くささ全開の表情でもう一押し。

 

「いやだって、全体校則だっけ? 読むと『学内の休憩時間(昼休憩および放課後含)において、校舎内での授業以外における魔法アプリを使用した私闘の禁止』ってなってるし。絶対その決闘だって禁止でしょ。それを自分が一等生徒だから許されるのだー的な発想で強要しちゃうあたり、いやー尊敬する要素全然ないっすわー。礼儀はらうよりも嫌がられて遠ざけられますわー。そういうの親とかから聞いたりしつけられたり学びそうなものだと思うんスけど……」

「黙れ二等生! ミヒール様のご両親は御多忙で、ご実家には乳母とメイドしかいないのだ! しかもそのうちの恋慕したメイドが結婚と同時に――――」

「アドリーフー!!!!?」

 

 いや、意外といじりがいがある先輩たちであるが、あまりこういう感想を抱くと性格が悪いので自重しよう。低OSRである。低OSR(すなわち)死ないし重傷であるので、こういうフラグだけは回避していかなければ……。

 しかし今のやりとりが千人単位に目撃されていることもあり、意外とあちらこちらから笑い声とかが聞こえてくる。なんというか色々と態度とか改めたら、もっと愛されるキャラになるんじゃないだろうかこの二人も――――。

 

「ッ、と、おっと――――」

「ここまで公衆の面前でコケにされたのは初めてだぞ、『赤マフラー』」

 

 予定通りと言えば予定通りだが、どうやらミヒールがぶち切れたらしい。(残当)

 無詠唱で風の刃のようなものを形成し、指先からそれを照射して私の頬を軽くなぜるように切った。つぅ、と血が垂れ……、血装術で傷跡が再生してるのに気付かれないよう調整しながら、私は肩をすくめた。

 

「いいんスか? 私闘って確か禁止ッスよね。これって俺、反抗しても正当防衛成立する感じッスか?」

「私闘ではない。これは躾だ。……人に躾がどうのこうの言う前に、お前こそどうなんだ。親の顔が見てみたいわ―――――」

 

 

 

「――――おおむねこんな顔や! とうっ!」

「はあッ!」

 

 

 

 私とミヒールが一触即発(実際は血蹴板を足裏にちょっと準備する程度で事足りる)の最中、ミヒールの風の刃を「叩き折る」小さな少女の姿が二つ……、二つ? 距離を空けるミヒールのことよりも、眼前の二人に思わず釘付けになる。

 いや、あれ? ちょっと待てその私とか忍とかより小さなシルエットに、そのぱっつんぽいストレートヘアとか、片方前髪から結ったようなサイドテールヘアとかいや、ちょっと、あれ? へ? へ? いや待って何、一体何が起こってる一体何が一体。(動揺)

 

 混乱する私のことなど気にせず、彼女たちはそれぞれ札と剣を構えて叫ぶ。

 

「学内での死闘(ヽヽ)は禁止ってお姉さまたち皆言っとるのに、アカンわぁ――」

「たとえ年上の先輩生徒であれ、容赦はしません――――」

 

「――アマノミハシラ学園聖ウルスラ女子高付属中学部、自治警備旅団所属! 近衛帆乃香(ほのか)!」

「――同じく、近衛勇魚(いさな)!」

 

 オイオイオイオイオイオイオイオイぃぃぃ!? ちょっと所ではなく待てお前たちィ! 声をかける余裕すら驚愕で失われてしまった私に、ちらりと微笑んで視線を向けて来る帆乃香。

 

「色々お話したいんは山々なんけど、そーゆーんは後でな『お兄さま』! いくで勇魚!」

「ええ! 成敗っ」

 

 元気よく走っていく、どことなく私というか原作主人公と似た顔立ちをした少女たちを呆然として見送る私であった。もっとも内心は雨あられ暴風雨集中豪雨にさらされ頭蓋骨を陥没するレベルで様々なものが吹き荒れているのだが。

 だからお前らちょっと待てという次元をすっ飛ばして本当に待って処理が追い付かない。(白目) 大体お前ら顔見せは原作9巻、本格登場は11巻くらいからだろうに! 何でこんな早く出て来てるんだこの馬鹿(ガバ)! お馬鹿(ガバ)共! カトラスもそうだが何か血縁にガバを誘発する血でも混じってるんじゃないだろうないい加減にしろ!!?(ガバ)

 いやしかし、確かに服装的には聖ウルスラ女子高だったか? に関係のありそうな制服姿ではあったので、この場で現れることに違和感があるかと問われるとそんなにないことはないのだが、そう一言で片づけられない微妙な立ち位置だったりするのがあの二人だ。

 

 近衛帆乃香、および近衛勇魚。原作主人公こと近衛刀太を兄と呼び懐きながらも、本来は敵として現れた十代前半、私や忍(下手しなくともカトラス)よりも年下の子たちである。その見た目はまんま「このせつ」、つまり近衛木乃香と桜咲刹那を小さくしたような姉妹だ。能力的にも刹那似な勇魚は神鳴流を使い、木乃香似な帆乃香は札を用いた陰陽道系がベースと思われる術を使ってくる、これまた似ている二人とそっくりな前衛/後衛スタイル。

 原作ではネギぼーずのことを「おばあちゃんがお世話になった先生」と言いつつ「お爺様」とも呼んでいたような気がしたりと、色々とその出自に匂わせられていた要素が多いのだが、結局明かされることなくそのあたりはスルーされていた(尺が無かったともいう)。なんにせよ彼女たちはフェイトの下で月詠共々養育? されており、つまりはどう考えても初対面時は「斬り合いにならない程度でも」敵対関係以外の選択肢がないと思うのだが……。

 

「また妹ですか……、一体貴方の家系はどうなっているのかしら? 刀太」

「そう言われても困るっていうか、あっちも面識ねぇんスけど…………」

「でも、カトラスちゃんよりは二人とも、刀太君にそっくりだね」

 

 確かに目の感じは並べれば兄妹だと分かる程度には面差しやら目の表情の作り方やらは似ているだろうが。ちなみに原作刀太なら帆乃香寄りだが私の場合は勇魚寄りだ。とはいえ私も表情をもっと明るくすれば帆乃香寄りになるので、つまりは全員の顔立ちが似通ってることに違いはない。カトラス以上に血縁を感じるものとなっていたが……。

 

「ままならぬ……」

「こりゃ酷いわね……」

 

 彼女たちの襲撃を受けたミヒールたち? 結果を語るまでもあると思っているのかね?(遠い目)

 

 

 

 

 

 

雪姫関係のルート分岐に関するアンケです。投票結果も考慮して今後の展開に反映させます。※展開が何を意味するか分からない程度に濁してますが、当該話になったら詳細説明します。

  • ガバの洪水に呑まれるコース
  • ガバの洪水を振り切るコース
  • ガバと和解して親子になるコース
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