光る風を超えて   作:黒兎可

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評価、お気に入り、感想、誤字報告などなどなどありがとうございます!
 
ちょっと本作の設定というか技(予定)整理とかをしてたのですが、やはりOSR師匠は偉大だということがよくわかります。でもおかしいな、UQとかネギま関係の情報よりOSR関係の情報ばっか整理してる気がするゾ・・・?


ST8.星の尾を逃すな!

ST8.Chase Rolling Star Around!

 

 

 

 

 

 神楽坂菊千代という子供を拾った。

 一見するとヤンチャそうだ。最初はわからなかったけど、少し世間話をしていて気が付いた。その目の奥に、嫌な感情が見える気がする。

 

 私はその目を、良く知っている。ここ十数年ほど仕事柄、多くの地域で色々な人に手を差し伸べてきた。

 もちろんそれ以前からもそうだけど、ホルダーになってからは雪姫様の情報網もあり、より多くの場所を渡り、より多くの人を知り、そして――――。

 

 より多くの子供たちが、その笑顔が、いのちが、この手から「零れ落ちた」。

 

 親を亡くした子がいた。家族を亡くした子がいた。初めから何もなかった子がいた。食べるものがなかった子がいた。尊厳をずたずたに奪われた子がいた。家族のために自分をからっぽに売り飛ばした子がいた。命を奪うことを当然と思っていた子がいた。皆、皆……。

 

 それでも、スラムの子供たちは前を向いている子が多い。今ある状況に、それでも生の活力が勝っている。

  

 そうでないのは、死を、心か身体の死を前にした目だ。

 それと同じだ。この子の目はそれと同じだった。

 

 まるでこの世界で一人だけ、自分以外のだれも信じられないというような、そんな目だった。周りを拒絶することはない、でもどこか踏み込ませない。

 さらけ出すこともない。只一人静かに「そんなものだ」と噛みしめる、そんな目だ。

 諦めの目だ。そして寂しそうな目だ。

 

 十歳かそこらくらいだろう、だんだんと自分が出来てくる年頃だ。

 でもそれにしたって、一体どんな過去があればこんな痛々しい目をするのか。

 飛び抜けて不幸という顔じゃない。今時、不幸なんてそこら中にありふれてる。

 

 でも、それをほぼ完ぺきに取り繕えてしまえているっていうのは、ちょっと、普通じゃない気がする。

 

 救えた子もいた。救えなかった子もいた。救った笑顔と同じくらい、救えなかった笑顔があった。それでも最近は救えている数が多い。それは偏に、救った笑顔を糧に立ち上がってきたから。

 

 だからふとした時、わかってしまった。

 会話してて笑った風の顔をしてる時も、どこか遠くを眺めている時も、その目は、心はずっと遠いところにあるのがわかる。

 遠い所にあって、ここにない――――もう死んでるような、それでも死を目の当たりにしてるような目。

 

 温泉につかっていた時に夜空を見上げていた時の顔。あの時の何もない顔、目。あれがたぶん、キクチヨ君の根っこだろう。

 見てて、そのままにして良い目ではないような気がする。

 

 それもあって、私は彼を放り出せずにいた。

 本当なら早々に雪姫様の下に参上したいところなのだけど……、それでも、せめて少しでもこの無垢な子供が、自由でいられるよう、笑っていられるよう。

 

 つい、少しふざけてしまって、遊んでしまって。ただこの子もどこかで寂しいのだろう。私を邪険にすることはない。

 だから、ふとその困ったような表情が解けた時、素直に喜べた。私も、素直に笑顔が浮かんだ。

 

「――――少しでも元気になってもらったのなら、お姉ちゃんは嬉しく思います。

 子供は無邪気に笑っていられるのが、一番幸せだと思うので」

 

 それに照れたように顔をそむける様が少し心を開いてもらえたように感じて。

 どうしてか、それが可笑しくて笑った。

 

 

 

  ※  ※  ※

 

 

 

 普通に浴衣姿が似合っていた湯上り夏凜やら、割と温泉卓球でも勝負ごとに容赦のない夏凜やら、緊張で味のしなかった夕食に私の顔を心配そうに見る夏凜や、朝起きたらこちらの頭を抱きしめ撫でながら寝ていた夏凜やらといった一連の流れは置いておいて。……置いておくほかないだろう、一体何があった昨晩の私は、というか夏凜は! 私の人格にも刀太の雰囲気にもそこまで猫可愛がりされる要素がどこにもないだろうとツッコミを入れたいのだが、一体全体どうしてこうなった!

 その後、当たり前のような流れで、衣服の新調を夏凜の手で行われてしまった。

 当然経済的な理由が大半である。すかんぴんすらまだマシというレベルで何もなかった私であったが故に、衣服については多少着せ替え人形になりながら色々試された。温泉街を散策したついでにである、明らかに私が気落ちしている様子であるのに気を遣ってのことだろう。

 悪いが半日一人にしてもらえれば立ち直れる自信があるのだが、現在位置が京都であることを踏まえるとそうも言ってられない。慣れない人間を迷子に誘う地形はこの時代でも健在であり、必然私は夏凜から離れられず、手を繋がれていた。完全に迷子になる子供扱いである。仕方ないと言えば仕方ないのだがどんな顔をして良いかわからない……、命の危機的な意味でというか、揺り戻し的な意味で。

 だが人間恐ろしいものだ、意外と緊張状態は解けて来てる自覚がある。……解けているというよりは、開き直ってるというか居直っているというか、死を目前とした小動物が捕食者を噛みつく勢いで威嚇してるような心境というか。どうにでもなれ! でもなってほしくはないなぁ……くらいの意志薄弱さであった。

 

「ふむふむ……、キクチヨ君カジュアルな感じは似合わないかしら、意外と。見た目はヤンチャそうですから、もっとファンキーな感じに……」

「いや京都の呉服屋でファンキー狙うのどう考えても場違いすぎるから。っていうか似合わない禁句ッスよー」

 

 ……あと野郎で着せ替え遊びなどしても楽しくもないだろうにと。その話を聞けば「意外とリアクションが良いので」と微笑まれた。

 

「なんだかんだ言って逃げませんしね、貴方。気質もあるのでしょうが、そういう付き合いの良さ、みたいなものは育ちが大きいと思いますから。良い両親なんですね」

「あー、はは……」

「?」

 

 どこまで情報を公開しようかと少し思案したが、何か察したのか労わるような顔をして、すっと頭を撫でられた。……別に撫でられたからってポッと惚れるようなことはないのだが、ホントにこの人との接触は、気恥ずかしいやら薄ら寒いやらである。

 その後二転三転して、結局最後は私好みということで落ち着いた。星のあしらわれた黒い和服……、ちょっと読み切り版〇LEACH(オサレ)めいているが、どうせ合流したら学生服に戻る流れだろう、今だけは全力で遊ばさせてもらいたい。

 どうせそのうち後で夏凜ちゃんさんから「人様の金でずいぶんと楽しかったですねぇ近衛刀太……!」とでもブチ切れられるだろう予想はついている。

 

「あざーっすわ夏凜ちゃんさん。マジで命の恩人というか、そういう感じです」

「どういたしまして。……やっと笑いましたね」

「へ?」

 

「こう、眉間のあたりがずーっと困ったように寄っていたというか。何かはわかりませんが、分かりやすく思い悩んでいるように見えたもので。少しでも元気になってもらったのなら、お姉ちゃんは嬉しく思います。

 子供は無邪気に笑っていられるのが、一番幸せだと思うので」

 

 ……………………。

 

 そもそもの原因は夏凜だと言えば夏凜なのだが、そうストレートに嬉しそうに微笑むの止めろ! 一連の出来事を踏まえて刀太というか中の人の私を堕としにかかるな! そういうのは原作主人公が貴様相手にやってることだろうが!(混乱)

 いや、もしかすると逆か? 逆なのか? 私自身が夏凜から一定の距離を置こうと警戒しているせいで、原作補正というか世界の修正力的な何かが働いて夏凜の方から距離をつめてきているとでもいうのか? 好意の反対は嫌いでなく無関心という話もあるし、原作展開を考えればこれの行きつく先は……。

 

 いや、そんな上手い話がある訳はない! そもそも私自身、既に果てしない不死身坂を上り始めさせられてしまっているのだ。そんな希望的観測はナンセンス極まりないだろう。

 今考えるのは止めだ、こんなことずっと考えてたら頭がおかしくなる。警戒、警戒、色々な意味で警戒を忘れてはいけないのだ。戒め続ける他ないだろう。

 

 ……まぁその後、テンションが狂ったまま散策を続け、最終的に赤いマフラーと古来からの修学旅行名物・お土産の木刀(大体先生に怒られる奴)を入手した私である。マフラーは完全に趣味だが木刀は実践的な理由もあっての購入だ。これについては夏凜も「扱い慣れてる武器なら、それが良いのでしょう」と普通に購入してくれた。

 かくして多少なりとも装備が確定したのだが、京都を出て私たちは南下……というか広島方面を目指す。理由としては一応、私が福岡から飛ばされたという話をしていることと、もう一つ。

 

「……何っすか? そのドラゴ〇ボールでも探すみたいなレーダーみたいなアプリ」

「レーダーじゃなくて、GPS探査アプリですよ。大分古いのだけどウチの新入りからもらったので。どうしてか不幸な事故が重なったのか、あのお方の連絡情報が一切なくなってしまったので、携帯端末に紐づいてる情報だけでもと思いまして。そこからまず捜索しようかと!

 嗚呼、早くそのご尊顔を目に焼き付けなければ……! しかし何故未だ山口にもさしかかっていないのか……」

「…………あー、はい」

 

 言いながら悩まし気に、体をクネクネさせて変なテンションで語る夏凜である。初めて間近で見る原作的な雪姫大好きムーブ、しかも本人がいないせいかタガが外れた仕草は、ちょっとキモかった。そんな心無い感想はおいておいて、ともかく。雪姫たちとの合流と、このデコボココンビの解消は存外早く来るかもしれない。

 あとそれはそうとして、ひょっとすると忍との遭遇はスルーされてしまうのでは……? いや居なくても本編的に大きく影響はしないかもしれないが、でも原作最終局面と最終回を踏まえるとそれはかなり危険な原作破壊の可能性が……。

 悩む私の姿など目にもくれず、夏凜は自分の世界に入ってその場で延々と雪姫語りというか妄想の垂れ流しをしていた。

 

 

 

  ※  ※  ※

 

 

 

 さて何日かかったことか。体感では一週間もかからず広島に差し掛かる勢いだ。明らかに行軍速度がおかしいだろう。これについてはどうも、私が寝ている間に夏凜がおぶさって延々歩き続けているのが理由らしい。休みなしとは言わないが、かなりの無茶である。夏凜自身そういう系統の不死身ではないので、スタミナ的には結構大変なはずだが……。

 

「お姉ちゃん、鍛えていますので」

 

 さもありなん、無表情ながら得意げに口が笑ってる。と、そんな風に数日、時折身体を労わられながら(あと慣れない和服の着付けを携帯端末で見せてもらい学びながら)ときに人工道を、時に獣道をかきわけ歩いて、たどり着いた広島と山口の境近くである。

 なおここまで不審がられないよう、修行やら鍛錬やら瞑想やらは一切行えていない。お陰で体がなまるというか、逆に体が元気すぎて気持ち悪い。ただそういう理由は語れず「何か寝付けなくて」などと言おうものなら、早々に「寂しいのですか?」とか言ってそっと抱きしめて頭を撫でてきて寝かせようとしてくるので、正直困る。そういうのじゃないと言っても彼女の中で「そう」だと結論が出てる以上、こちらの言葉は強がりにしか聞こえないのだ。一体何がどうしてこう甘やかされているのか。後に特大の地雷が仕込まれているというか、未だに拡大中というか……。

 

 い、いや、怖い話は置いておいて。流石に現在位置まで全く二人に遭遇せず来ると、流石に違和感がある訳だが……。それは夏凜の方も同様であるらしく、携帯端末とにらめっこしながら膝を抱えている。

 

「あー、夏凜ちゃんさんどうしたっスか?」

「聞いてくれます? オーナーのGPS情報が取得できなくなってしまって……。一体どうしたのかしら」

 

 それは貴女が面倒くさがられてるからでは、という説が一瞬脳裏を過ったが口にはしない。流石に数日一緒に過ごしていたのだ、いきなり殴られるようなことはあるまいが、こっちもいくらか気を遣うようになっている。それは生活的な態度はもちろん話題についてもである。あくまで無関係である私と会話を繋ぐためなのだろうが、色々ギリギリボカしてるようなボカせてないようなUQホルダーの話がポンポン出てくるので、色々ヒヤヒヤものだ。

 

 窮地を助けてくれた男(おそらく獅子巳(ししみ)十蔵(じゅうぞう)だろう)が何でもかんでも斬って物事を解決しようとして放浪先現地でよくトラブルを起こした話だったり、オーナー (雪姫)との感動の再会の話だったり、キャラが被ってるようないけ好かない顔をした新顔が居たり(おそらく源五郎パイセンか)旧知の仲の男がよく倉庫の品を無断拝借して雪姫にオシオキを喰らっている話とか(これは甚兵衛だろう)。

 

 ここでポロっと原作でも出てない話が来たり、あるいは私がガバを起こして正体以前に何故それを知ってるという話になりかねない情報を出しそうになったりしないか、という形である。ただ明らかに雪姫の話をし終えた夏凜のテンションは高く、たまーに私をお姫様抱っこして(!)スキップスキップしたり、数分して「でもやっぱりどこなのでしょう……」と落ち込んだりと……。

 

 まぁ面倒くさい人だ(語弊)。

 

「でも真面目な話、ひょっとしてですけど入れ違いとかってありません?」

「入れ違い? ……ええ、確かにあるかもしれませんね。鳥取側を回ってならお互い反対に行っても不思議ではありませんか。

 しかしそうなると打つ手が……。やはり位置情報が欲しいです……!」

「願っても降っては来ないんだよなぁ……」

「ほら、キクチヨ君も祈ってください! 位置情報、位置情報……!」

「何に祈れって話っスか!?」

「んー……、インターネットの神様? いえ精霊……、妖精……?」

「めっちゃ疑問形ッスね……」

 

 というかそれに該当しそうな人物が一人UQホルダーに在籍していたはずだが……? そういえばこの時期だと一応あっちは新人扱いか。夏凜とそこまでお互い親しい訳でもないのかもしれない。

 まぁこれも付き合いと言えば付き合いだ。私も手を合わせて、むむむ、と何かに祈る……、何に祈るべきか? ここは夏凜と正反対の神にでも祈るしかあるまい。なにせ彼女のそれが達成されるということは、すなわち私の命の導火線が一歩また縮まるということに他ならない訳で……。

 せめて原作ブレイクをこれ以上起こさないように起こさないように起こさないように起こさないように起こさないように起こさないように起こさないように起こさないように……、いやもう、だいぶ玉突き事故のごとく展開が崩壊していて、この調子だとこの後も延々影響が出るかもしれないと思い始めているが、それはそうとして起こさないようにと祈るほかない。あまりに原作から展開が外れ過ぎたら、未然にトラブルを予測しておくことも難しく、つまり死ぬ(死にはしないが)。つまり痛い(確定)。痛いのは嫌だ、痛いのは嫌だ、痛いのは――――。

 

 

 

「――――っぉ、わ、わああああああああああああああ!!!!」

 

 

 

 と、そんな祈りが通じたのか通じてないのか。少女らしい声が聞こえて、私と夏凜は共に顔を上げる。視線は上空、なんだか飛行機雲みたいに延々と回転している……何だアレは? 目を凝らすと飛行バイクのように見えるが動きすぎて焦点が定まらず、細かくは見えない。

 

「可愛い声ね」

「へ?」

「女の子が助けを求めてる声がしたのだけれど、さて……」

「って、おぉっ!!?」

 

 す、と収納アプリを展開して、剣を取り出す夏凜。日本刀かと思えば両刃だし、鍔のところが平たい独特の構造。見ればそれが十字架を表しているのがわかるが、なるほどこれを構えた無表情の夏凜は初対面の時に鳩尾を蹴り飛ばした時よりも「戦士」らしい顔をしていて――――。

 

「来るわよ、キクチヨくん!」

「へ? あ――――」

 

 どいてくださーい! という絶叫と共に、飛翔体だったバイクらしき何かがこちら目掛けて飛んできていた。見ればエンジンがごうごう変な音を立てている。このままだと向こうは私たちの場所に激突コース、当たっても当たらずとも三人まとめてそのまま手前の海外に横たわることになるだろう――――。

 と、夏凜はぶつぶつと呪文らしき……聖書の引用? を唱える。身を助けるとかどうのこうのと聞こえた瞬間、叫びながら剣を袈裟斬りのように一閃――――。

 

「――――“霊の剣(スピリトス・グラディウス)”!」

 

 瞬間、鳴り響いていたエンジン音が止まった。と思ったら座席部分とエンジン部分が分離し、前後で変な回転をしてバラバラ、少女が投げ出され……ってまずいだろ!?

 

 夏凜も別に手をこまねいている訳ではなく、少女を受け止めようと動こうとしたのだが。

 タイミングというか……、位置的な問題で、その少女は私目掛けて飛びつくような形で落ちてきた。

 

 げふ、と息が漏れて、勢いのまま背中から倒れた。頭痛っ! 絶対状況次第じゃこれ脳震盪か頭蓋骨潰れてるぞ止めろこういうアドリブ! 速度重視したい以上そっちの方面での能力を上昇させるつもりはさほどないんだ、痛いのを私に強制するなこの世界!(威嚇)

 刀を取り落として「キクチヨ君!?」と駆け寄ってくる夏凜。私は私で他に大きな損傷がないかを確認しつつ、腕の中の少女を見た。

 

 短めの髪、ボーイッシュながら可愛らしい顔。どこか小動物を思わせる雰囲気で身長がおおむね私と同じくらいで……。というか雪姫にぶっ飛ばされたときに見覚えのあった顔だ。

 

「しの…………、シ〇ビラー?」

「いっ……、へ?」

 

 ごまかしにしては酷い発言が飛び出たがそれはともかく。まさか回避されるかと思っていた原作二話で遭遇の「結城(しのぶ)」である。夏凜や九郎丸もそうなのだが、こっちが動かなかったり違う場所にいる場合はそっちから来るのか!? やはり存在するのか原作の修正力!!? ということは真祖「貴族」の下での修行で私は…………。

 

「痛いのは、嫌なのだが」

 

 何が待っているか予想したくない、地獄のような「死にまくり修行」を幻視し、その未来に怯え私は気絶した。

 

 

 我ながら貧弱な精神であるが、実際何度も死んでるのでどれくらい痛いかを知ってるのだ、それくらいは大目に見てもらいたい。これも誰に対する懇願なんだか……。

 というか、あれ? ひょっとしてこの私の話も師匠(まだ遭遇すらしてない)に見られて……?

 

 

 

 

 




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