できたので投下します。
「…ハッ!」
「あ、ロメオ君目が覚めた?」
「ミラ姉…」
マカオがギルドを出る直前に意識を失っていたロメオ。
「丸1日寝てたのよ」
「そんなに⁉︎」
まさか気を失うとは思いもしなかった、そう考えたとき一つ疑問が生まれた。
「ねぇ、とーちゃんは?」
「え…」
「ねぇったら」
「…ロメオは仕事に行ったわ」
「なんの⁉︎」
「バルカンの討伐」
「ハァ…なんだ、とーちゃんなら大丈夫か」
そのくらい、とーちゃんなら余裕だよ。しかしロメオの考えは甘いものだった。
「けど、20頭のバルカンを一人で倒さないといけないの」
「20頭⁉︎何で1人なのさ!」
「マカオが一人でやらなきゃだめだって聞かなくて」
「……」
俺の所為だ…俺があんなこと言わなかったら…‼︎
「自分を責めちゃだめよ。これはマカオが自分で決めたんだから」
「でも…」
「それでも不安なら自分の出来ることを全部しなさい」
「…うん、わかった!」
ミラの仕事はロメオを慰めること。うんうん、我ながらいい仕事をしたと感心した。しかしミラはロメオの性格を全て理解できていなかった。ミラの言葉でロメオは決心してしまったのだ。
「ナツ兄はどこ?」
「え?ナツなら酒場にいると思うわよ。」
「ありがと!」
〜フェアリーテイル 酒場〜
「ナツ兄〜!」
「ロメオ!大丈夫なのか⁉︎」
「うん!昨日はありがとう!」
「いいってことよ、気にすんな!」
「で、ナツ兄にお願いがあるんだけどいいかな?」
「ん?なんだ?」
「俺に魔法を教えてよ!」
「マ、ホ、ウ〜⁉︎」
ナツはまったく予想していなかったお願いであった。てっきりマカオを助けてって頼まれると思っていた。
「うん!とーちゃんが帰ってきたらビックリさせてやるんだ!」
「そういうことか、任せろ!」
「やった!」
「早速特訓だ!表に出ろ!」
「うん!」
二人はノリノリでギルドから走って行ってしまう。
「元気ねぇ、あの二人」
「あい、それがフェアリーテイルです」
〜ギルド裏の空き地〜
「んじゃ、取り敢えず火出してみろ」
「え?」
「火を出してみろって」
ロメオは失敗したと痛感しナツは人に教えるのが上手く無いと直感した。しかし頼んだのは自分、取り敢えずやってみる。
「…こう?」
「違う違う!もっと体の底からガァーッて感じだよ!」
意味不明である。
「ガァー!」
ボゥ!
「それだ!」
「でっ、出た!」
何故出てしまうのか、もっと意味不明である。
「お、マカオと同じ
「やっぱりこの色が好きかな」
「よーしもっと行くぞー!」
「おー!」
ボゥ!
ボゥ!
ボゥ‼︎
「その調子だ!」
「ウリャァ!」
ゴォ‼︎
「はぁはぁ、もう、無理…」
「しゃあねぇなぁ、ほら」
ボッ!
「なに?」
「喰え」
「…へ?」
「喰ったら力が湧いてくるぞ!」
そんなわけは無い。それができるのは
「じゃあ食べる!…アッツ‼︎」
「やっぱ、無理か」
「分かってたならやらせないでよ!」
涙目で訴える。
「す、すまねぇ」
「もう!ナツ兄には頼まない!」
「あっ、おい!」
ロメオが走り去ったあと、しょんぼりしたナツが一人残された。
「取り敢えず
ボゥ‼︎ ボゥ‼︎ ボゥ‼︎…ボッ…ポッ…ポフッ
「あれ?もう魔力が…」
魔導師の子と行ってもまだまだ子ども。魔力が足りない。
「食べてみるか…いやアレはやっちゃいけない感じがする」
あーでもないこーでもないと考えて、出た答えは…
「魔力だけ吸収する…これだ!」
自分で出した炎を魔力に戻そうとする。が、失敗。
「うーん戻らないなぁー」
「どうしたの?」
「え?誰?」
「ああ、ちゃんと会うのは初めてだね。私はルーシィ、よろしくね」
「うん!俺はロメオ、よろしくねルーシィ姉!」
「で、何を悩んでたの?」
「自分で出した魔法を魔力に戻して吸収できないかなって」
「それは、無理かなー」
「どうして?」
「それはとんでもなく難しい技術だと思うわよ。多分フィオーレでも出来る人はいないんじゃないかな」
「そっか…」
「でも、その考えはいいと思うよ」
「ありがと!ちょっとミラ姉のところ行ってくる!」
「あ、うん、いってらっしゃい…ホントに元気ねぇー」
「ミラ姉、ちょっといい?」
「なにかしら?」
「
「
「うん、どうするの?」
「うーん、ちょっと難しいけど簡単に言うと…吸収したい相手の魔力を全部取り込むのよ」
「どうやって?」
「まず、相手を弱らせてからこの魔法を使うのよ」
ミラの手から魔法陣が現れる。
「その魔法教えて!」
「ちょっとだけだよ?」
「ありがとう!」
〜ギルド裏の空き地〜
再び空き地に戻ってきたロメオ。ナツはもういない。
「ふー、この吸収魔法を使えば…」
ボッ! シュゥー…
「おお、戻ったぞ‼︎」
何と、今まで、誰もが、考えた事はあったが完成まで持っていくことが出来なかった魔法の使い方を完成させてしまった。
「これなら俺でも戦える‼︎」
ゴォォォ‼︎
「おっと、火事になるところだった」
危ない危ない、と冷や汗をふく。そして、ロメオはそれから何時間も練習を続けた。
〜夜 ギルドにて〜
「マスター、みましたか?」
「ロメオの事か?それなら見たぞ。素晴らしい才能じゃ」
「ええ、
「ほう、一時間か…ギルドの未来は安心じゃの」
「そうですね。次の時代のリーダーになれると思います」
そうして夜は更けていく。
二日連続投稿はものすごく珍しいので、これからは不定期の可能性が高いです。でも、がんばって早め早めに投稿しますのでよろしくお願い申し上げます。
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