アグレッシブなロメオ   作:猫大好き野郎

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予告通り連日投稿にはできませんでした。申し訳ないです。



3話

〜4日後〜

 

「じーちゃん、とーちゃんは?」

「しつこいの〜、まだ連絡は無い」

「だったら捜してよ!」

「やかましい!魔導師の子なら信じて待っておれ!」

「…」

 

じーちゃんのバカ…!

 

「ちょっとマスター、言い過ぎですよ」

「かまわん、このくらいがちょうどいいのじゃ」

「…もう、いいよ…」

「なんじゃ?」

「捜してくれないなら自分で捜しに行く‼︎」

「ま、まつのじゃ!」

「うるさい!」

「グフッ!」

 

痺れを切れしたロメオは走り出した。止めようとするマスターの顎に鋭い右フックをぶち込みマカオがいるハコベ山へ向かって。

 

「ま、マスター⁉︎大丈夫ですか⁉︎」

「…ムゥ、中々いい拳じゃ…」

「そんなこといってる場合ですか!」

「そうじゃな…ナツ!」

「あ?なんだ、じっちゃん?」

「すまんが、ロメオを追いかけてくれんか?」

「よし!任せろ!」

「オイラも行くよ!」

 

ナツとハッピーもすぐに後を追いかけた。

 

「あ、私も行く〜!」

 

ついでにルーシィも。

 

「大丈夫でしょうか?」

「なに、彼奴らも手加減くらいできるじゃろう」

「ロメオじゃなくて、ナツたちの方です」

「どういうことじゃ?」

「ロメオにせがまれて魔法を少し教えたり、ギルドの書庫に案内して上げたりしたんですよ」

「なんと…」

「そしたら、どんどん魔法をおぼえちゃって。しかも、かなりの腕前ですよ。つい、本気をだしちゃいました」

「…つい、ではすまんじゃろう」

 

やはり、このギルドには同類が集まるか…

マカロフはまた頭を抱える。

 

 

 

〜ハコベ山 麓〜

 

「とーちゃん、待ってて!」

 

絶対に助けにいくから!

 

「待て‼︎」

「ナツ兄⁉︎それにハッピーとルーシィ姉も!」

「ロメオ〜戻ろうよ〜。皆心配してるよ」

「そうよ、マカオさんは私たちが捜すから!」

 

それじゃ…それじゃ…

 

「それじゃダメなんだ‼︎」

「「「⁉︎」」」

「俺は!俺が出来る事をやるんだ!そのために、まだ上手くはできないけど魔法も覚えた。だから…」

「……」

「邪魔するならナツ兄だってぶっ倒す‼︎」

「…そうか」

「ナツ?」

「かかってこいや!」

 

指先にCOME ONと炎を生み出し挑発するナツ。

 

「行くよ‼︎」

「こいや!」

紫の炎(パープルファイア)‼︎」

「火竜の咆哮‼︎」

 

ロメオは最初に比べればかなり大きな炎を生み出したが、ナツはその一回り以上も大きな炎のブレスを吐き出す。

 

「どうした!そんなもんじゃねぇだろ!」

「くっ、まだまだ!紫の炎(パープルファイア)!」

「きかーん!」

 

いくら魔法は上達したと言ってもまだまだひよっこのレベル。さらにナツに炎は効かない。

 

「火竜の鉄拳!」

「グゥッ‼︎」

「ロメオ‼︎ナツ!やりすぎよ!」

 

ルーシィも流石に子ども相手への威力とは思えない攻撃に口を挟む。

 

「ルーシィ、少し黙っててくれ」

「でも!」

「これは覚悟と覚悟のぶつかり合いだ。他人が口を挟んじゃいけねぇ」

「!……」

 

ナツの剣幕に気圧されルーシィは口を開けなくなってしまう。

 

「…紫の炎(パープルファイア)

 

ボッ

 

「あ?俺に炎は効かねぇぞ」

「…紫の炎(パープルファイア)

 

ボッ…ボッ…ボッ

 

「こんなもん喰ってやるよ!」

 

スゥゥゥゥ‼︎

 

「…きた」

「?」

 

大きく息を吸いロメオの炎を吸い込んで行くナツ。しかし不敵に笑うロメオ。

 

橙の炎(オレンジファイア)‼︎」

「…⁉︎く、臭ぇェェェ‼︎」

 

炎をドンドン吸い込むナツの目の前にオレンジ色の炎を投げ込んだロメオ。

 

橙の炎(オレンジファイア)は強烈な臭いを出す炎!ナツ兄の鼻ならダメージも強烈なはず!」

「ぐ、グォォォォ…ハナが…!」

紫の炎拳(パープルナックル)‼︎」

「カハッ!」

 

鼻を抑えて震えているナツの顔面に炎を纏った拳を捻じり込む。

 

「俺だって今まで練習して来たんだ‼︎」

「くっ、火竜の咆哮!」

「吸収‼︎」

 

今度はロメオが、炎を吸収する番だった。そして…

 

「なっ⁉︎」

「スリープ‼︎」

「フニャッ!…ねみぃ…zzzz」

「ナツ⁉︎」

「はぁ、はぁ、やった…」

 

なんとロメオがナツに勝ってしまった。

 

「嘘でしょ…?ナツがこんな小さい子に負けちゃった…」

「あい、寝てるだけだけどね」

「…はぁ…はぁ…ルーシィ姉も…邪魔するの…?」

「…‼︎本気なの?」

「当たり前だよ…」

「じゃあ、手伝って上げる!」

「…本当?」

「うん!ね、ハッピー?」

「あい、ナツも負けちゃったしね」

「ありがとうルーシィ姉、ハッピー!」

(…!可愛い…いやいや、子どもよ!しっかりしなさいルーシィ・ハートフィリア‼︎)

 

笑顔で礼を言うロメオとその笑顔に開いてはいけない扉を開きかけているルーシィ。そして、ニヤニヤするハッピー。

 

「それ以上はダメだよ、ルーシィ」

「分かってるわよ!」

「?」

 

フェアリーテイルはいつでもどこでも騒がしいらしい。

 

「さぁ、マカオさん捜しましょう!」

「あい!」

「うん!」

「…zzz」

「「「…あ」」」

 

すっかり忘れてた。と、全員の心の内がたった一言にこめられて漏れ出てしまった。

 

「ナツ、どうしよう」

「起こしましょうよ」

「取り敢えず殴れば起きるかな?」

「なんて恐ろしいこと言う猫ちゃんかしら⁉︎」

「あ、俺起こせるよ」

「「なら最初から起こしてよ!」」

「ごめんごめん」

 

眠らせる事ができるのに起こせない訳が無い。もっとも、術者が起こせない危険な魔法もあるが。

 

「…んぁ?…ロメオこのヤロー‼︎まだ勝負はついてねぇぞ!」

「コラ、ナツ!暴れないで!」

「そーだよ、どんな形だろうとナツは負けちゃったんだよ」

「あ、俺ナツ兄に勝ったんだ…」

 

ナツは起きるなり暴れ、ロメオはロメオで今更自らの勝利に気づく。

 

「まぁ、負けたんだ。俺も手伝ってやる」

「うんありがと、ナツ兄!」

 

 

今度こそ、本来の目的であるマカオの捜索を始める。果たしてロメオ達はマカオを助けられるのか!




これから、しばらく忙しくなるので更新がしばらく無いかもしれません。でも見捨てないでください!

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