見捨てないで下さいm(_ _)m
「グレイ兄、ナツ兄知らない?」
「あ?知らねぇよ、あんな暑苦しいやつ」
「そっか…どこ行ったんだろ」
「ナツならルーちゃんと仕事に行ったよ」
「レビィ姉!それ本当?」
「うん、なんでも本を処分するだけで200万Jもらえるんだって」
「に、にひゃくまん…」
マカオを助けてから数日が過ぎいつもの日常が戻って来た頃ロメオはナツに魔法を教えてもらおうと思い探していたのだが、すでにナツは仲間と共に仕事へ出てしまっていて留守であった。
「私もその仕事受けたかったなぁ」
「じゃあ、レビィ姉は今暇なの?」
「え、そうだけど…何々?一人前にナンパ?おませさんだなぁもう!」
「「‼︎」」
「ち、違うよ!俺は勉強を教えてもらおうと思って!」
「なんだ、勉強か…」
「あんな小さい子どもに先を越されたのかと思ったぜ…」
レビィにからかわれて顔を真っ赤に染めるロメオ。そしてナンパに反応するジェットとドロイ。
「なーんだ勉強かぁ、いいよ教えてあげる。暫く暇だしね」
「ありがとう!」
「どうしたんだ、ロメオ。急に勉強なんて」
「とーちゃんよりスゲー魔道士になりたいから頑張ってんだ‼︎」
「そうか、俺よりすごくなるか!頑張れよ‼︎」
「うん!」
そしてロメオはマカオ越えを宣言してレビィと書庫の方へむかうのであった。
「ねぇ、ロメオ君」
「なに?」
「ナツに勝ったって本当?」
「うーん…勝ったと思うんだけどナツ兄も油断してたし不意打ちで勝ったみたいだからなぁ…」
「でも、勝ったんでしょ!すごいじゃないナツに勝つなんて!」
「そうなのかなぁ…」
今だにあの勝ち方には不満が残るロメオ。やはり眠らせるより正面なら勝ちたいと思うらしい。
「ルーちゃんに聞いたよ、魔法を吸収してねむらせたんだってね」
「うん、
「すごいじゃん!相手の魔法を吸収するなんて!」
「でもナツ兄の魔法を知ってたからすぐに反応できたけど知らない相手だったら上手くできるかどうかわかんないよ」
「まだ小さいんだからそんなに気負わなくても大丈夫だよ。まだたくさん時間はあるんだから」
「レビィ姉…」
「あはは、ガラにも無いこと言っちゃったかな?よーしそんことより勉強勉強!」
「そうだね!それでレビィ姉、この本の文字がわからないんだ、教えてくれる?」
「おっ、この本は〜かなり古い時代の暗号でね、この時だけの解読法があるんだよ。この文字が出てきたら手前のこの文字がある所までまで戻って…」
「…すげー」
「えへへ〜このくらいどうってことないよ」
この後数日間、フェアリーテイルの書庫はレビィとロメオによって占拠されていた。喋りかけようにもかなり集中しているらしく声をかけるのは気が引けるのだ。しかし脚に自信がある男が空気を読まずに話しかけた。
「な、なぁレビィ」
「それでここはこうして…」
「そっかなるほど…」
「レビィって…」
「ジェットうるさい!今いい所なの邪魔しないで!」
「わ、悪い…」
レビィに一喝されしょんぼりしながら酒場に帰ってきたそうだ。
「ごめんねーロメオ君。そろそろ仕事に行かないといけないんだ」
「ううん、こっちこそごめんなさい。何日もおしえてもらっちゃって」
「いいのよ、楽しかったしね」
「レビィ姉ありがとう‼︎」
「じゃあ仕事行ってくるね」
「うんいってらっしゃい!」
レビィ達のチーム、シャドウギアはこれからしばらく仕事に行く。そして、ロメオは見送りの為に来ていたのだ。
「あ、ロメオくんじゃない、どうしたの?」
「あ、ルーシィ姉お帰り。ナツ兄とハッピーも。レビィ姉の見送りをしてたんだよ」
「へ〜、そーなんだ〜。何、レビィちゃんにホレたの?」
「違うよ!ルーシィ姉までそんなこというなんて…」
「あはははは、ゴメンゴメン。ついね」
そしてシャドウギアと丁度入れ替わる形でナツ達が帰ってきた。
「ナツ兄!俺に魔法教えてよ!」
「おー、いいぞー」
「ありがとう!じゃ、早速…」
「ロメオくん、まだフェアリーテイルには入らないの?」
「何言ってんだ、もうロメオははいってんだろ?」
「でも、ギルドの紋章がないし…」
「……忘れてた」
「なにー!まだはいってねぇのか⁉︎」
「ちょっと待ってて!すぐにじーちゃんに言ってくる!」
ロメオは焦ってダッシュでマカロフのところに向かった。
「なにも走らなくてもいいのにね」
「仕方ないよ、凄い魔導士になりたいのにギルドに入るのを忘れてたんだから」
「俺達も早く戻って報告しよーぜ!」
「あい」
「そうね」
そしてナツ達もゆっくりとギルドへ戻って行くのだった。
「なんでさー!いいじゃん別に入ったって‼︎」
「やかましい!ダメなものはダメじゃ!お主にはまだ早い!」
「ナツ兄だって小さい頃から入ってたじゃんか!」
「あやつは身寄りが無かったから仕方なかっんじゃ、他の小さい頃から入ってた者もじゃぞ」
「むぅ…!じゃあどうしたら入れてくれるのさ!」
「もう少し大きくなったらな」
「なんでさ!」
「くどい!」
マカロフとロメオが大きな声で言い争っていた。
「マスターもロメオもでけぇ声だなー」
「そんなこと言ってる場合⁉︎止めなくちゃ!」
「待って、ルーシィ」
「ミラさん!でも…」
「マスターはロメオを心配してるのよ、きっと上手く納得させるわ。しばらく見ていましょう」
「…そう上手くいくのかなぁ」
ミラの予想は半分当たっていた。マカロフはロメオが心配で危険と判断したからギルド入りを許可しない。しかしロメオがあまりに食い下がるためだんだんと頭に血が上り…
「いいじゃろう‼︎フェアリーテイルに入れてやる‼︎」
「ホント⁉︎」
「しかーし!条件がある!」
「条件?」
「フェアリーテイルのS級魔導士の半数以上に認められることじゃぁ‼︎」
「「「「S級魔導士の半数⁉︎」」」」
「そしてその証を示せぇ‼︎」
ロメオ達の話を聞いていた周り人たちが驚く。
「マスター、いくらなんでもそりゃねーぜ」
「そうだ、そうだ。子供相手に大人気ねーぞ!」
「やかましい‼︎もう決めたのじゃ!変更は無い!」
「…S級魔導士に認められたら入れてくれるんだね?」
「そうじゃ」
「わかった!ナツ兄!俺もすぐにはいるからね!」
「お、おう、頑張れよ」
さすがのナツもS級魔導士はヤバイと感じているらしい。
(さすがのロメオもまだまだ子供じゃのう。S級魔導士は全員で5人、つまり3人以上に認められなければならん。恐らくエルザはロメオをみとめるだろう。しかし他の者は…今のところミラは活動しておらんからS級だとはわからないはず。ギルダーツは帰ってこんしミストガンはディスコミュニケーションのお手本じゃしラクサスはあの性格…認められる可能性は無い‼︎)
マカロフは大人気無くロメオ相手に本気を出していた。
「フフフ…さぁロメオ諦めたら「ミラ姉、入ってもいい?」「いいわよ」なにぃ⁉︎」
「よし、後二人」
「まてぇい。なぜミラがS級だと
気付いた?」
「え?だって有名じゃん、魔人ミラジェーンって」
「もう、それで呼ばないでよ。昔の話よ」
「ゴメンよ、ミラ姉」
マカロフは忘れていたのだ。ロメオがミラと仲がいい事を。失念していたのだ。行動力を。
「こりゃあヤバイかもしれんなぁ…」
次回の更新は未定です。頑張りますのでよろしくお願いします。
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