どうやら私はゲームのアバターに転生?成り代わり?したみたいです。   作:アクタ・イブキ

1 / 1
序章

 …………今ハマっているゲームの小説です。

 はじめまして。

 駄作になると思いますが読んでくれると嬉しいです。

 ほとんど主人公視点。たまにNo saidになることもあります。

 

 

※※※

 

 

 

 

 _____外は雨が降っている。

 薄暗い部屋の中を、スマホの画面から出る光が照らしている。

 怪しげ?なBGMが流れている。

 スマホの画面を操作するも、出てきたのはゲームオーバーのBGMと『Lose』という文字。

 

「あー!!また負けたぁ―!!」

 

 私はそう言うとゴロンとベッドに寝転がった。

 最近ハマっているゲームだが、全然クリアできないとなると嫌気が差してくる。

 私は窓越しに灰色の空を見上げた。

 何の変哲もない日々。

 平凡で退屈な日々。

 ただ辛い、つまらない現実。

 私はこの人生に嫌気が差していた。

 スマホの画面を見ると、自分の作ったキャラの顔が映っている。

 

「……ねぇ。君と私の人生、交換しない?」

 

 何気なく馬鹿なことを呟いてみる。もちろんキャラは何も答えない。

 スマホから視線を外し、天井を見上げた。

 外から聞こえる雨の音。スマホから発せられるBGMの曲。その音が心地よくて、私はついうとうととまどろみ始めた。

 やがて私の意識は、完全に暗闇の中へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 _______コポ…コポコポ……

 

 水の中をたゆっている感覚。

 私はフッと目を開けた。

 視界に広がるたくさんの青、蒼、碧。私の周りを魚達が一斉に通り過ぎていく。

 ……あれ?私何でここにいるんだっけ?

 頭がボーッとして、集中できない。

 そんな時、突然金色の光が見えた。

 

 “綺麗”______。

 

 ただただその言葉だけが頭に浮かんだ。

 さらに見えたのは、魚のようなトカゲのような珍妙な生き物。その生き物は私の何倍もあった。

 ギョロッとした目が私をとらえる。

 

 そこでまた、私の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

♪♪♪

 

 

_No said_

 

 

 

 空に“海”が存在する世界。

 人々はその海を『天海(てんかい)』と呼び、天海から降る金色の光を『ミトラ』と呼んだ。

 その世界のとある山頂に、一人の少女が木に向かって祈っていた。

 薄桃色の髪を頭の上で一つにまとめた、尖った耳に赤いマントを羽織った幼い外見の少女。

 彼女の名は、『マチルダ』。

 

「天海へと昇られた母様。不甲斐ない私に、どうか御力を……」

 

 その時だった。

 ピカッと何かが光る。

 マチルダはハッとして空を見る。

 空から落ちてきたのは、漆黒の長い髪の少女。

 自身の近衛兵(このえへい)より少し背が低いくらいの、年上らしい少女だ。

 

 

 

 この出会いが、マチルダと少女とたくさんの人達の運命が揺らぐことになる。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。