【妹が】猿だと思っていた妹に猿だと呼ばれた件について【魔法使い】   作:かりん2022

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冤罪(?)

「傑が非術師を殺して姿を消した? 何を言ってるんだよ」

「俺にもわからんのだ……」

「調べる」

 

 五条はすぐに村まで行って、六眼で調べた。

 確かに、夏油傑の残穢はあった。間違いなく、呪霊を出して、攻撃している。

 ただし、それは一箇所だけでだ。

 

「何かに襲われて、反撃した……? やけに猿が多いな……待て。猿にしては呪力が皆多くないか?」

 

 ここで五条はSANチェックです。

 

「夜蛾セン! やばい! 村人、それに多分傑も……! 猿に変えられてる!! 傑が襲ったんじゃない、襲われたんだ!」

『なんだと!?』

 

 そして、調査は進む。

 傑らしき猿がいない。何より、猿に変えた方法がわからない。戻し方なんてもっとわからない。

 双子の幼女が消えているらしいことがわかっているのだが、傑がそんな幼女にやられるだろうか。

 

「傑……」

「悟。猿として逃げているかどうかわからんだろう。もう死んでるかも……」

「あいつが! あっさり死ぬはずなんてない!!」

 

 その瞬間。五条の体を悪寒が走った。

 五条は夜蛾の口を抑え、隠れる。さらに無限で体を覆った。

 直後、光が周囲を包んだ。

 

「これで全部ね?」

「お見事です。野蛮な呪術師を一網打尽にするなど、流石はお嬢様です。あの離反した雑種とは訳が」

 

 女の声がする。知らない声だ。

 

「そこまでにしておきなさい。優は私の親友よ」

「村一つ猿に変え、双子の同胞を浚い、猿で野蛮な呪術師とはいえ、実の兄を手に掛けるような「黙れ、優は絶対殺しはしない。そこは信じてる。……だから、早く見つけなきゃ。きっと仕事のしすぎでおかしくなってしまったのよ」」

 

 そうして、気配が消える。

 

 そろり、と物陰から出る。

 

「夜蛾セン。確か、傑の妹って」

「ああ、優だ」

「傑、何があったんだよ……!」

 

 その後、急いで様子を見るが、七海達は何があったのかとキョトンとするばかり。

 

「夏油さん? 彼は亡くなったじゃないですか」

「あいつは死んでねぇよ!」

「五条さん、信じたくないのはわかりますが……。夏油さんは、呪霊から村人を守って死んだのです。誇りに思わないと」

「はぁ? 守れてないだろ。猿になっちゃったんだから」

「何を言ってるんですか? 普通に生活していますよ」

 

 村まで行って、ごく普通に生活している村人達にSANチェックです。

 

 幸い、被害に遭ったのは呪専だけのようだったが、上層部では当然問題になった。

 

「大方、特級術師の夏油 傑が何かしたのであろう」

「はぁ!? 傑はどう考えても被害者でしょう……!!」

「なんにせよ、指名手配して何があったか聞けばいい」

「(仮とはいえ犯罪者扱いかよ……!! 傑。俺が必ずお前を見つけて、無実を証明してやるから……!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「優〜。この小人達、殺しちゃダメかい?」

「駄目よ。それはやりすぎ」

「猿もこの小人達みたいに簡単に潰せたらいいのに」

「殺すなつってんでしょ。お兄ちゃん。呪術師はすぐ殺す殺さないの話にする。よくないよそれ。呪霊だって生きてるんだよ」

「は? 呪霊は祓うべき存在だが??」

「従えてるじゃない」

「それとこれとは……」

「夏油様、喧嘩しちゃダメー」

「夏油様、喧嘩しちゃいやー」

応援するのは?

  • 呪え呪術師!
  • 夢みよ魔術師!
  • 地に満ちよ、猿!
  • ミミナナも小人投げれるよー
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