プロローグ 神の遊戯盤崩落
そう、これはとある少年の物語
その少年は御伽噺の姫のように可愛くて
その少年は御伽噺の王のように聡明で
その少年は御伽噺の騎士のように強く
その少年は歩んでく
その少年を周りの人はこう言った
天の才
天才
と…
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そこは、白と見れば白く、黒と見れば黒いそんな空間だった。
そして、僕は死んだはずだ。否
殺されたはずなのだ。
僕の家は裕福だった。
父親が資産家で、母親はデザイナー。家はほどほどに大きくて友達からは羨まれたこともあった。
父は厳しかったけど、母は優しかった。
僕は、そんな家族で過ごす毎日がとてつもなく好きだった。
普段は厳しい父もテストでいい点を取れば誉めてくれた。
少し怖かったけど、僕が悪ければ優しい母が叱ってくれた。
でも、そんな毎日は続かなかった
僕は学校の帰り道、車で連れ去られた。
誘拐
そう頭の中によぎった。
僕は、身の代金目当ての誘拐にあったらしい。僕は恐怖した家に帰れるのかと、そして同時に謝りたかった両親に迷惑をかけてごめんなさいって。
でも、それも叶わなかった。
それは、身の代金を受け取った犯人に首を切られたから…
僕は冷たくなってゆく体で、強く、強くこう思った。
かなうのなら、もう一度生きたいと。
そして、最初に戻る。そう、不思議な空間だ。
なぜ僕はこんな所にいる?何故、意識がある?何故…
目の前で、女性が頭を下げている?
「それはですね…あなたの死んだ理由が、我々、神の不祥事といいますか、ジュースが原因と言いますか…
とにかく、すいませんでしたー!」
こいつは何を口走っているんだ?神?いや、不祥事?ジュースが原因で死んだ?とにかく、顔をあげて貰おう。こうも、美人に頭を下げられていると居心地が悪すぎる。
神「美人!?」
僕「人の心をナチュラルによむな!」
そう言えば最初も読まれていたな…
神「神ですので!」
僕「分かった。取り敢えず、君が神だとしよう。」
神「いえ、本当に、神様なんですよ!」
僕「仕方ない、信じよう」
神「では、まずあなたの死亡理由をご説明させて頂きます。
簡単に申しますと…あなたの誘拐をとある神が遊戯に仕立て上げました。
そして、終盤に差し掛かった時に、参加していた神の一人が、飲み物をこぼしてしまい、そのせいで、遊戯盤が崩れてしまいました。
その結果、あなたは死ぬ事のなかったはずの事件で死んでしまいました。」
驚愕の事実だな…すごすぎて、と言うか馬鹿らしくて怒りすら湧かない。ただ悔しいな…もっと生きたかった。それだけそれだけが心残り
神「そんなあなたにご提案。転生、してみませんか?」
僕「転生?」
神「そう、転生です!」
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