ウマ娘三部作Secondシーズン 鮮血の女王 ~メディアの覚醒~【完結】   作:DX鶏がらスープ

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※注意
今回はダスカの心が折れる回です。
ですから、かなり辛い回になります
それを承知した上で、それでもお読みになりたいと言う方のみお読みください




エリ・エリ・レマ・サバクタニ

 

 

『...スカーレットちゃんは、いつも自分のことばっかりだよね』)

 

 

 

 

サァァァアアアァァァ...

 

 

 

草原に風が吹く

あの時...大阪杯の時、振り返ったアタシの前にいた■■ちゃんはそう言って笑っていて...

 

(「あ、あなたは...」)

 

(『イチバンになる、そのためならなんでもする

...それってつまり、それ以外のものは平気で捨てられる、踏みにじることができる

そうでしょ?』)

 

驚愕するアタシを尻目に彼女はニコニコと笑いながら続ける

だけど、その言葉には恐ろしいほどの悪意が満ちていて...

 

 

 

(『それは今だって同じこと。

...ねぇ、気付いてる?イチバンになる、それが逆にそれ以外の子達の夢を、希望を、祈りを、踏みにじることだってことに』)

 

 

 

(『その願いが、他者の屍の上でしか叶えられない、傲慢な自己満足だってことに』)

 

 

 

(『...それを分かった上で、あなたはイチバンを目指すの?

自分がイチバンだって、そうみんなの前で胸を張って言えるの?』)

 

 

 

その瞬間浮かび上がるイメージ

 

 

 

青い空

 

 

 

座り込むウマ娘

 

 

 

緑のターフ

 

 

 

泥だらけの勝負服

 

 

 

舞い散る紙吹雪

 

 

 

絶望に歪んだ顔

 

 

 

観客達の熱狂

 

 

 

響き渡る慟哭

 

 

 

瞬時に頭に浮かんだそれは...

 

 

(「...うぁぁぁああああっっっ!!」)

 

 

忘れたはずの...ううん、見なかったことにしたはずのそれは...

 

 

 

 

 

 

(「ち、違う...」)

 

頭をふり、アタシは一歩後ずさる

ありありと目の前に浮かぶイメージから必死に目を背けながら、それでもアタシは彼女の言を否定する

そうだ!そんなわけがない!!

アタシの求めてきたものが、そんな、そんなおぞましいものであるはずがない!!

必死でアタシは自分にそう言い聞かせる

だけど...

 

(「アタシが...アタシが目指すイチバンは...――」)

 

(『違わない』)

 

たいして大きなわけでもない彼女の言葉が、続くアタシの言葉を途中で遮る

二人しかいない草原に沈黙が満ちる

そして彼女が言ったのは...

 

(『...違わないよ、スカーレットちゃん。

だってそれならさ、スカーレットちゃん、あなたはどうして...――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...――私を、捨てたの?』)

 

 

 

........................

 

 

 

............

 

 

 

......

 

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

「ハァッ...ハァッ...ハァッ...」

 

 

 

雨が、降る

降り注ぐそれが、地上を濡らす

木を、草を、大地を、校舎を、そこにあるもの全てを濡らしていく

例外はない

だからこそ、そんな中をひた走るアタシもまた例外ではなくて...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

「ハァッ...ハァッ...ハァッ...」

 

 

 

雨が、降る

濡れた髪が体に纏わりつく

跳ねた泥で服がぐちゃぐちゃになっていく

肌に張り付いた服が気持ち悪い

 

無慈悲なる雨は、地に満ちる万物の上に平等に降り注ぐ

それは、病み上がりで衰えたアタシの体にも一切の容赦などしない

天は人の上に人を造らず

万人を打ち据える裁きのつぶては、その例に漏れず、アタシの体もまた限りなく平等な慈悲を持ってして打ち据える

それでも

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

 

「ハァッ...!ハァッ...!ハァッ...!」

 

 

 

アタシは走り続ける

行き先なんてアタシにも分からない

だけどアタシは走り続ける

だって、だってそうでもしないと...!

 

(っ!!)

 

その先を考える前に、歯を噛み締めて思考を強制的に中断する

 

そうだ、考えちゃいけない

その為にアタシは走っているのだ

それなら、足を止めている暇などないはずだ

 

だからこそ、アタシはまた一歩足を踏み出す

パシャリと、足元の水溜まりが跳ね、また靴と服に水がかかる

それでも、アタシは走る

後ろから追い掛けてくる何かを振り払うように一歩、また歩みを進めようとして...

 

 

 

(「ごめん...なさい...」)

 

 

 

(!?)

 

脳裏に浮かぶその姿に、思わず足を止める

そしてそんなアタシに、追い付いたとばかりに土砂降りの雨が叩きつけられる

でもそんなことは今のアタシには気にならない。棒立ちになったアタシは、目の前に浮かぶ幻の光景から目を離せない

 

それは、とあるウマ娘の姿

雨に打たれ、傘も差さずに立ちすくむその姿は...

 

 

 

(「ごめん...なさい...トレーナー...さん...!」)

 

 

 

無慈悲な雨が、彼女を濡らす

それでも途切れ途切れに、頬を伝う涙を拭いもせずに、自身の最愛のパートナーの名前を呼ぶその姿は...

 

 

 

(「ごめんなさい!...ごめんなさい!!...ごめんなさい!!!トレーナーさん!!」)

 

 

 

あまりにも、あまりにも小さく、そして悲しい...そんな、ついさっき見たその姿は、まさしく敗者の姿

もうどうしようもない、そんなどん詰まりの絶望の中で嘆く彼女の姿はまるで...

 

 

 

(「...うぁぁぁああああっっっ!!」)

 

 

 

まるで...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(...アタシが悪いって言うの!?)

 

 

 

だからこそ、アタシは問わずにはいられない

 

(アタシが彼女とトレーナーを引き裂いたって言うの!?)

 

アタシは空を見上げる

陰鬱な雨雲に満たされた空は何も答えてくれない

 

でも分かってる。アタシは分かってる

何度も何度も自問自答して、たどり着いた答え

すなわち、アタシが彼女と...ビクトリーとそのトレーナーを引き裂いたかどうか

 

(アタシに...アタシに...――)

 

その答えは当然...

 

 

 

 

「――責任なんて、あるはずないじゃない!!」

 

 

 

もう何度確認したか分からないその事実を、今一度天に向かって叫ぶ

 

...そう、冷静に考えれば分かることだ

そもそも彼女は皐月賞以来、一度もレースで勝っていない

だからこそあんな結果になったのであって、そこにアタシの責任なんて介在する余地すらない

 

そしてそれは先の大阪杯においてもそう。確かに、アタシはあの大会の優勝者だけど、じゃあもしアタシがあの大会に出なければあの子は大阪杯の栄冠を勝ち取れたのか?

...残酷なことを言うが、恐らくそれは不可能だったに違いない。

これがもし、彼女が最低でも掲示板に入るだけの実力者であったのなら、話は違っただろう。もしそれほどの実力があったなら、確かにアタシの存在が彼女の運命を歪めてしまったと言えるかもしれない。だけど、現実の彼女の着順は確か9着。

それは下から数えた方が早い順位であり、それを考えるなら、もしアタシがいなかったとしても結果は変わらなかったはず

 

だから、少なくともあの子の件に関して、アタシは何の責任もない

アタシは何も悪くない

 

...そのはずなのに!!

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『イチバンになる、それが逆にそれ以外の子達の夢を、希望を、祈りを、踏みにじることだってことに』)

 

 

 

なんで...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『その願いが、他者の屍の上でしか叶えられない、傲慢な自己満足だってことに』)

 

 

 

アタシは悪くない!その、はずなのに...!!

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『...それを分かった上で、あなたはイチバンを目指すの?

自分がイチバンだって、そうみんなの前で胸を張って言えるの?』)

 

 

 

なんであの子の言ったことが、耳から離れないの!?

絶え間なく耳元で囁かれる幻聴に、アタシは耳を覆う

 

だけど、聞こえる

周囲の音をかき消すような大雨の中でも、あの子の言葉とビクトリーの嘆きが、何度も何度もアタシの頭の中で木霊する。

そして

 

(『あ~...またスカーレットの勝ちか...』)

 

(!?こんな時に...!!)

 

聞こえてくるのはそれだけじゃない

 

 

 

(『引っ込めスカーレット!!』)

 

 

 

(『いい加減負けやがれスカーレット!!』)

 

 

 

(『誰もお前の勝ちなんざ、望んじゃいねぇんだよ!!』)

 

 

 

「っ!!」

 

そんな心ない言葉達が、更にアタシを責め立てる

 

だからアタシもまた再び走り出す。

その場から逃れるように

自身に迫る声を振り払うように、アタシは走り出す

 

だけど....

 

(『負けろ!』)

 

 

 

本当は...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『負けろ!』)

 

 

 

分かってる...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『負けろ!』)

 

 

 

どうしてあの子の声がずっと聞こえるのか

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『負けろ!』)

 

 

 

そして、この声が聞こえる理由だって...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『負けろ!』)

 

 

 

それでも...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

(『負けろ!』)

 

 

 

それでもアタシは...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

 

 

 

 

 

(『負けろぉぉぉぉっっ!!』)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシは...――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチバンになる

 

それが、これまでの人生におけるアタシの至上命題だった

 

 

 

...――気が付くと、アタシは中庭にいた。それを認識すると共に、アタシはその場に膝から崩れ落ちる。

当然だ。

この大雨の中、ほとんどトレーニングをしていない体で長時間走り続けていたのだ。どこをどう走ってここまで来たのか全く分からないけど、体力も尽きるというもの。

だからこそ、アタシはその場に座り込み、息を整える

 

 

 

...だからこそ、アタシは走り続けた。

 

だって、そうでなければイチバンになんてなれないから

一歩でも足を止めた瞬間に、手の中にあるそれはそこから零れ落ちてしまう気がしたから

 

 

 

ふと横を見ると、そこには大きな切り株がある。

恐らく切り倒される前はさぞかし立派な木だったのだろう

そんな感想を抱かせるような立派なその切り株の中央には今、ポッカリと大きな穴が空いている。

なんとなくその穴の中を覗き込む

 

 

 

だからアタシは走り続けた

ただただ我武者羅に、走り抜けた先にきっと光があると信じて、死に物狂いで足掻いて踠いて...

そうやって走り抜いた先に、今のアタシがいる。

誰にも負けない、誰にも追い付けない、そんなダイワスカーレットが

イチバンのウマ娘、ダイワスカーレットが

 

 

 

穴の中には何もなかった

かつての生命力溢れる大樹の面影など何一つなく、そこにあるのは底抜けの空洞だけ

そう、それは空虚で何も中身がない、まさしく空っぽの切り株だったから...

 

 

 

だけど...だけどもしそれが

 

 

 

(「お前の言う“イチバン”って言葉に、意味なんてねぇ...」)

 

 

 

それが何の意味もないものだったとしたら...?

 

 

 

(「幼稚で!適当で!!そして何よりーー...!!」)

 

 

 

...いや違う

それが誰かの犠牲の上でしか成り立たない、血塗られたものだったとしたら?

誰も、アタシがそれを手にすることを望んでいなかったとしたら?

そして何より、たくさんの涙と死体を積み上げて、やめた方が良いと、そう言って顔をしかめる人々の忠告を振り切って手にしたそれが...それの中身が...

 

 

 

(「ーー...空っぽなんだよ!」)

 

 

 

...ただの自己満足空っぽだったとしたら?

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

いまだ雨は止まない

そんな中、アタシは傘も刺さずに切り株の穴を見つめ続ける

だけど...

 

 

 

 

 

 

 

 

「...あは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシは笑う

 

 

 

「あはははははははははは!!」

 

 

 

ふりしきる雨の中、虚ろな切り株の中を覗いたアタシは、なぜか笑いが込み上げてくる

だからこそ、その衝動に従って笑い続ける

でも、仕方がないじゃない!

 

 

「あはははははははははは!!」

 

 

 

だってこんなにも滑稽なことがあるだろうか?

人生をかけて追い続けたもの

青春を捧げ、友達を切り捨て、大切なものを何もかもを全部犠牲にして得たそれが、こんなにも下らないものだったなんて!こんなに...こんなにも哀れで滑稽なことがあるだろうか!?

 

 

 

「あはははははははははは!!」

 

 

 

だとしたら...だとしたら今までのアタシの人生はなんだったの!?

こんなものを尊いものだって信じて走ったアタシの人生は、なんだったっていうの!?

 

 

 

「あはははははははははは...」

 

 

 

大切な友人達の小さな頃から抱いてきた夢を!トレーナー大切な人とずっと走りたいというささやかな願いを!その他にもたくさんの小さな、それでも何よりも尊い祈りを!全部全部叩き壊しながら走ってきた!!

もうこの手はすでに血まみれなんていう次元じゃない!アタシ自身がもう血まみれの怪物だ!!

 

 

 

「あはは...」

 

 

 

それだけじゃない!もう私には誰も味方なんていない!!

トレーナーはもうすぐ死ぬ!学園の友達たちだって、卒業したら離れ離れだ!

本当に...本当にアタシは一人ぼっちになっちゃう!!

イチバンこんなものが欲しいと願ったばかりに!!

 

 

 

「...」

 

 

 

こんなこと...こんなことって...!!

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

雨が、降る

そして、それに降られた地上の物質は濡れていく

それは傘でも刺さない限りは当たり前のことで、だからこそ目の前の切り株にもまた、雨は降る

しかし、切り株が濡れることはない

いや、正確にはその中身が濡れることはない。

なぜなら、そこにあるのは空洞だから。何もない、それ故に何者も干渉できない。だからこそ、切り株の虚ろな穴は、ただありのままに雨粒を向かえるだけだ。

 

そんな空洞の奥を、ぼぅっと眺める

暗くて深いその闇の中を、ただただじっと...

でも、それでも...

 

 

 

(『...スカーレットちゃんは、いつも自分のことばっかりだよね』

 

 

 

聞こえるのは

 

 

 

(『引っ込めスカーレット!!』)

 

 

 

聞こえるのは...

 

 

 

(「お前の言う“イチバン”って言葉に、意味なんてねぇ...」)

 

 

...

 

 

 

ザァァァァアアアァァァァッッ...

 

 

 

雨が降る

まるでもう晴れなど来ないとでも言いたげに、雨は一向に止まる気配を見せない

ただずっと、ふり続ける

 

だからこそ

 

「.........そう...ね」

 

もう...アタシも疲れちゃって...

 

「もう...」

 

良いよね?

アタシ、頑張ったよ

だから...

 

アタシは目をつぶる

それと同時にどっと疲れが湧いてきて、急激な眠気が襲ってくる

だからアタシはそれに身を任せる

でもその一瞬、ほんの一瞬だけ

 

(「君を...」)

 

懐かしい声が

 

(「イチバンのウマ娘にしてみせる!!」)

 

聞こえたような気がして...

 

(ごめんなさい...トレーナー)

 

約束、守れなかった...

そんなかすかな後悔と共に、アタシは意識を蝕む眠気にこの身を預け...――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だ、だめぇぇぇえええっっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

聞こえてきた声と共に、体がぐいっと後ろに引っ張られる

突然の出来事に反応できず、その場に尻餅をついたアタシは、一体何事かと後ろを振り向く

だけど...

 

「?あ、あれ?」

 

後ろには誰もいない

確かに誰かに引っ張られたはずなのに、そこには誰もいなかったから...

 

(ま、まさか)

 

ゆ、幽霊!?

あまりの事態に動転し、とんでもない思考に行き着いて一人でゾッとした時だった

 

「ダイワスカーレットさん」

 

「!あ、あなたは...」

 

また声をかけられる

だから、その方向を向くと今度はちゃんと人がいて...

 

「こうして話すのは初めてですね

始めまして、ミホノブルボンと言います」

 

そういってこちらに頭を下げたブルボンさんに、アタシもまた慌てて挨拶をしようと...

 

「早速で悪いのですが、スカーレットさん。そこから立ち上がっていただけますか?」

 

「え?」

 

「あなたのお尻に潰されて、ライスさんが伸びてしまっていますから...」

 

「...へ?」

 

その言葉に慌てて下を見ると、確かにそこには一人のウマ娘が倒れていて...

 

「きゅう~...」

 

「わ、わー!し、しっかりー!?」

 

目を回している彼女を、アタシとブルボンさんは慌てて介抱する

 

 

 

...そう、それがアタシと彼女との出会い

 

 

 

「い、いててて...」

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「う、うん!大丈夫だよ!!ライスこれでも頑丈だから!!」

 

 

 

むん!とちっとも強そうに見えない...というか、むしろ可愛らしい力持ちアピールをする彼女こそ

 

 

 

「ライスさん...」

 

「し、仕方ないでしょブルボンさん!あのままだったらスカーレットちゃん絶対怪我しちゃってんだから!!」

 

「え、え~と...」

 

 

 

菊花賞、天皇賞(春)、この二つのG1レースを制した名ウマ娘にして、

 

 

 

「あ!そ、そう言えば自己紹介してなかった!!ご、ごめんなさい!!」

 

「い、いえ、大丈夫よ。見たことないけど...中等部の子?」

 

「え、えっと...」

 

「スカーレットさん...彼女は高等部です」

 

「えぇ!?嘘!?」

 

 

 

淀の黒い刺客とも称された、強豪ウマ娘。本物の強者

そして...

 

 

 

「ご、ごめんなさい!!まさか年上だとは思わなくて...」

 

「う、ううん、別に良いよ。よく間違えられるから...アハハ...」

 

「...ライスさん」

 

「あ!う、うん、そうだった!じゃあ改めて...」

 

 

 

ヒール

 

そう呼ばれ、忌み嫌われた悲劇のウマ娘

 

 

 

「ラ、ライスシャワーです!よろしくね、スカーレットちゃん!!」

 

 

 

それが、アタシと彼女との出会いだった...

 

 






と言うわけで、今回の更新は終わりです。

そして...ようやく出ましたね、ライスさん
長い間、タグには出ているのに本人全く出ていないという状況でしたが、これで詐欺ではないですね。一安心です。

そしてここまで読んでくださった皆さん
本当にありがとうございました
それから、お待たせしました
ここまでが前半戦、ダスカが絶望の縁まで叩き落とされる物語
とするならそれと対になる後半戦は?
...そういうことです

すこし諸事情で、いつもに増して投稿頻度が遅くなるかもしれないのですが、それでも次からは新しい展開に入ります
それでは、次回もお楽しみに!

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