逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話 作:LR44(ゆっくり)
書き溜めしといて助かった……
それと、評価バーに色が付きました。ありがとうございます。
「じゃあ、やりましょうか。目指すは一番、ですね」
私、ロウは今日のボス『ブレイク・ザ・アーマー』と対峙しています。
「新装備のお披露目です。狙い通り機能してくれるといいんですが」
新装備と言うのは、左腕に装備している小さめの楯です。右手にはユニーク装備の杖を、刀を構えるみたいに持っていますよ。
「先ずは鎧を剥がさないとですからね。《タウンティングシャウト》《ウォーリアーズハウル》《トランスレイトブレード》!」
ヘイトを大きく稼ぐアーツ《タウンティングシャウト》と、StrとVitにバフをかけつつヘイトを稼ぐ《ウォーリアーズハウル》。そしてヘイトに応じて威力が上がるアーツ《トランスレイトブレード》。
左手の楯で【武装大楯術】のアーツを使用する。この楯はウルスさんに作ってもらった特別製で──
左腕の楯がポリゴンをまき散らしながら壊れていきます。
──《トランスレイトブレード》1回で壊れる上に防御性能は皆無な代わりに、攻撃アーツの威力を引き上げる事に特化した楯なんです。
《トランスレイトブレード》の、元々のバカ威力との相乗効果で、最小限のリソース消費で『ブレイク・ザ・アーマー』の鎧を破壊することに成功します。
そして、楯が壊れたことで左手がフリー判定になるので──
「《明鏡止水》《不動居》《外鎧一触》《
──両手武器のアーツを、消費を若干抑えて使用できます。
【武器千手】のアーツの消費増加は、両手剣を片手剣で使うくらいなら余り気にならない程度ではありますが……【抜刀術】は消費がキツイですからね。少しでも節約していかないと。
「《反撃の狼煙》!!」
そして、【抜刀術】のいつものバフ全部乗せ*1で使うのは【魔導短剣術】のアーツ《反撃の狼煙》です。
このアーツは、自分のHPが減っているほど威力が上がるというものですが、今の私のHPはついさっき使った《外鎧一触》のコストで1になってます。つまり──
「良いダメージです。畳みかけますよ!」
──ダメージはほぼ最大。そこに【抜刀術】由来のぶっ飛んだ倍率のバフも乗るのです。当然特大ダメージになります。
腰だめから振りぬいた杖は、『ブレイク・ザ・アーマー』を大きくのけぞらせることに成功します。
「《ラミアンソード》《ドレインソード》」
畳みかける、とは言ってもまずはリソースを回復しない事にはどうにもなりません。
【魔導短剣術】のMPドレインアーツとHPドレインアーツでリソースを回復しておきます。
「《抜刀・孤狼》《鳴閃》《抜刀・隼振り》」
《抜刀・孤狼》は、パーティーを組んでいない時にダメージが倍になるアーツ。《鳴閃》は即座に納刀しつつ次の攻撃の威力を上昇させる、2回連続までならクールタイム無しで使用できるアーツ。《抜刀・隼振り》は極振りの
攻撃アーツ→《鳴閃》→攻撃アーツ っていう、【抜刀術】の基本的なコンボ。ゲーム内最大の火力と、ゲーム内最大の扱いにくさを誇るスキルなだけあって相も変わらずかなりの火力ですね。
「《鳴閃》《奥義抜刀・
もう一度《鳴閃》を使ってから、繋げるのは【抜刀術】の切り札《奥義抜刀》の一つ《奥義抜刀・唯閃》。火力も高く、HP・MPコストを支払わなくていい代わりに奥義抜刀唯一の攻撃範囲が刀が届く範囲のみのアーツ。
やっぱり【抜刀術】使う上で、唯閃の便利さはぶっ飛んでますね。射程の短さも、大体の攻撃アーツがそういうもんだと思えば余り気にならないですし。リソース消費無しで超火力技が使えるのは本当に強いですね。
「《ラミアンソード》《ドレインソード》」
そして、抜刀術のコストで減ったHP・MPは【魔導短剣術】のドレインアーツで回復する。
クールタイム減少積みまくってるから、【抜刀術】アーツと【魔導短剣術】アーツを回して高い水準の火力を維持できる訳です。
こうして実際に使ってみると、【武器千手】は本当にぶっ壊れですね。
「《居合抜き》《ブレイブソード》!」
納刀状態からの攻撃に補正をかける【抜刀術】のアーツ《居合抜き》を、【魔導短剣術】最大の攻撃アーツに乗せて叩き込みます!
【抜刀術】のアーツで消費したリソースを【魔導短剣術】で回復して、リキャストが許す限りアーツを連打していきます。
ナギちゃんはアーツを使わない方が火力が出るビルドになってるそうですが、私はその逆。アーツを連打して火力を稼ぐビルドです。
システムアシスト頼りになるので、巧い人とのPvPだと通用しないビルドではありますが、モンスターが相手ならトップクラスに優秀なビルドですよ。
更に私の場合、【武器千手】のおかげで複数武器種のアーツを自由に使い分けられますからね。
「さあ、そろそろフィニッシュにしましょうか。《鳴閃》《明鏡止水》《不動居》《居合抜き》」
時間もそろそろ1分経ちますし、リキャストの終わったバフスキルを限界まで積んでいきますよ。
当然、使うのは抜刀術最大の攻撃アーツ。威力400%+追撃200%なんてぶっ飛んだ火力倍率を誇る──
「《奥義抜刀・王道楽土》!!」
──《奥義抜刀・王道楽土》。実装から1年以上は経つのに、未だに火力倍率でこれを超えるアーツが存在しないという稀有なアーツ。
連撃系アーツの合計火力でも、《ゲイボルグ》のような厳しい発動条件を持つモノか、抜刀術の面制圧・対多数用奥義抜刀《奥義抜刀・
「ラスト、ダメ押しです! 《
次の攻撃の与ダメを3倍にしつつ防御貫通を付与する代わりに攻撃後即死するアーツ《殉教》を使ってから、威力200%+追撃50%×25回の合計1450%とか言うぶっ飛んだ倍率のアーツ《奥義抜刀・百刀繚乱》を使います。
まあ、《奥義抜刀・百刀繚乱》の追撃は同じ場所に重ねられない関係で敵のサイズがレイドボスクラスで大きくない場合は《奥義抜刀・王道楽土》の方が火力が出るんですけどね。
《殉教》のデメリットで死亡して、ペットの残機で復活しながら見たランキングの1位には私の名前が刻まれていた。
◇
「いやぁ……【武芸百般】はつくづくぶっ壊れですねぇ」
「だねぇ。《外鎧一触》《反撃の狼煙》とか、今計算してみたら奥義抜刀クラスの火力が出てるみたいだし」
グリモアさんが挑戦しに行った後、すぐに戻って来たロウさんの録画を見た俺とリーフさんの感想は似たようなものだった。
【武器千手】で武器種を問わずにセットしてる武器スキルのアーツが使えるから、自由度が段違いなんだよなぁ。んで、基本的にアーツって武器種をまたいで組み合わせることは考えられてないから……まあ、後はお察しだな。
「ただまあ、お二人の映像見ると一般的なアタッカーなら、そこまで苦労せずにそこそこのスコア出せるみたいですね」
「ですね。私とリーフは例外としても、普通のアタッカーでしたら一回しか火力が出ないなんてことも無いでしょうし」
「だね。昨日と比べて挑戦してる人も多いみたいだね」
そう。ランキングを見てみると明らかに昨日より参加人数が多い。やっぱり昨日のボスはまともなスコアが出せるビルドが限られてる分、挑戦する人は少なかったんだろうな。
「そういや、今日のボスは一般的なアタッカーと、ゼロ距離まで近づいて残機貫通攻撃叩き込むビルド。後は何が有効ですかね」
「「レグルスさん」」
「あの人は例外で」
何かユニーク称号手に入れてからのあの人、ちょっとアキさんの同類になりかけてる気がするんだよな……
大抵のことを気合と根性と勇気で乗り切ろうとして、実際に乗り切ってるし。
「まあ、極端に変なビルドじゃ無ければそれなりにスコアが出るんじゃないですか? 飛燕くんみたいなスロースターターはそもそも今回のイベント自体ちょっときつめですが」
「まあ、確かに俺は《チェインアロー》積まないと火力出ないビルドでしたが、それは昔の話ですよ。今は接近出来れば最初から火力は出ますよ」
「アーチャーが接近すれば火力出るっていうのも大概変だと思うけどね……」
そういや、ヴァンガードがホロライブとコラボしたらしいですね。
ただ、コラボカードが、既存カードの名前とイラストだけ変更してテキストに『このカードは(元のカード)としても扱う』って付け足しただけな上に、コラボ版の方が安いカードもあるっていうよく分からない状況なんですよね。(←コラボの基準がバトスピになってる人)
……ミチュデッキ、少し気になってたし組んでみようかな。いやでもダンのブレイドラ絶対高くなるだろうから少しでも出費は押さえたい…… いや、一目惚れして組んだロロネロルデッキの余ったカード使えば割と安く組めたり……?
<今回のオリジナル要素&ネタ解説>