逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話   作:LR44(ゆっくり)

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 ホロライブゥゥゥゥ!!(午前中授業になって出来た時間を吸い取られて沼に嵌まりかけてる作者の悲鳴)


第48話『……今飛燕が悲鳴上げた気がする』

 

 先生方が正体不明枠として乱入するという、恒例? 行事で締めくくられた前夜祭から1日。

 今日は文化祭当日で、外部からの来場者も大勢いるメインの日……なのだが

 

「パンケーキ5人前、ホットサンドが7人前。飲み物はコーヒー4コーラ3メロンソーダ3の紅茶2!」

「おい来島! 料理遅いぞ何やってんだ!!」

「文句言うなら厨房担当増やしてくれ! キャパオーバーだ!!」

「午前中の厨房担当に料理出来る奴がお前しかいないんだよ!!」

 

 午前中の有志発表前に軽食を取ろうと入って来る大勢の客によって、うちのクラスの調理担当(1人)はキャパオーバーを起こしていた。

 いや、かき入れ時に比べたら大したことは無いんだが。如何せん料理出来る奴がいなさすぎる。まさか午前中いっぱい俺一人で料理せにゃならんとはこの海のリハクの目をもってしても(ry

 

「割り振った人は何考えてるんだよ! バランス考えてくれバランスを!!」

「知るか! L●NEやって無いお前が悪い!!」

「微妙に正論からズレてる暴論で殴ってくるの止めてもらっていいですかね!?」

 

 こうなった原因は以下の通りだ。

 

 ①裏方担当をしたい人が集まる

 ②かき入れ時な午後に調理できる人を多めに割り振る

 ③午前に割り振った5人(うち1名が俺)の内4名(俺を除いた全員)が有志発表に参加することが前日に判明する

 ④スケジュール調整してその4人を午後の人と交換した

 ⑤交換した4人が料理出来ない人だった

 ⑥大☆惨☆事

 

ハイ! (ヤケクソ)

 

 完全にこうなった原因はホウレンソウ(報告・連絡・相談)不足じゃねえか。俺がLI●Eやって無いことには一切の非が無いじゃねえか。

 

 まあ、そんなことを考えながらも手は動かし続ける。右手でホットケーキの生地を作りつつ、左手ではホットサンド用のパンと具材を用意する。

 それが終わり次第右手でパンケーキの生地をフライパンに流し込みつつ、左手ではホットサンドメーカーにパンと具材をセットする。

 セット出来たら、また生地とパンと具材を用意して、頃合いを見てホットケーキとホットサンドメーカーをひっくり返す。

 

 右手と左手で別々の事をしつつ、空間認識能力全開で焼き時間の管理も行う。一連の作業で空間認識能力の精度がメキメキ上がってるのが実感できるんだが、それが死ぬほど忙しい料理のせいってのは何とも言えない気分になる。

 

 今頃夕凪達は文化祭を楽しんでるんだろうなぁ。俺も一緒に回りたかったよ。何が悲しくてこんな猫の手でも何でもいいから借りたいくらい忙しく料理せにゃならんのやら……

 

 ◇

 

「……今飛燕が悲鳴上げた気がする」

「何ですか? ソレ。幼馴染の勘って奴ですか?」

 

 私と絹香ちゃん*1は、律さん葉さんとの待ち合わせ場所へと向かっていた。

 

 適当に雑談しながら向かってたんだけど、ちょっとおかしな様子が見え……見え? 見えては無いね、感知だね。【空間認識能力】で感知したんだよね。

 

「いいじゃんいいじゃん。俺達と回ろうぜ」

「さっきから断ってるじゃないですか」

「そうだよ。それに、卒業生だからって入場チケット持ってる訳じゃないでしょ」

 

 聞こえてくる声は明らかに、律さんと葉さんがナンパされているソレで。

 お二人なら複数人で掴みかかられでもしない限り大丈夫だとは思うけど、念のため、少し小走りで声のする方へ向かう。

 

「はいはい、ちょっと通してくださいね」

「あのお二人も災難ですねぇ……いや、災難なのはどちらでしょうか」

 

 いや、ちょっと絹香ちゃん!? 怖いこと言わないでよ。そんな、ナンパしてる方がひどい目に遭うみたいな言い方……いや、あながち間違っても無いか。

 

 人混みを抜けて見えてきたのは、凡そ予想通りな光景で。律さんと葉さんが、金髪のチャラい男性グループに絡まれていたものだった。

 直ぐにでも掴みかかられるみたいな雰囲気では無いので、一先ず一安心。

 

「あ、夕凪ちゃんに絹香ちゃん。さっさと中入っちゃいましょう」

「じゃあ私たちはこれで失礼しますね~」

 

 お二人は私たちを見つけるや否や、こちらに走り寄って来た。

 あ、とっさに止めようとした1人が突き飛ばされて転んでる。上手く重心を崩す突き飛ばし方……流石律さん、だね。

 

「あ、おい!」

「ちょっと待てやコラ!!」

 

 ただ、男たちはかなり諦めが悪いようで。数人の取り巻きを使って私たちを包囲してきた。

 とは言え、その気になれば間をすり抜けられそうな程度の包囲の仕方でしかなくて。

 これなら走り抜けちゃってもよさそうだけど──

 

「ほら、そこの二人も一緒にさ。俺らと回ろうぜ」

 

 ──リーダー格と思しき金髪がそんなことを言いながら、こちらへ手を伸ばしてきた。

 ……丁度いいや。私の八つ当たりに使わせてもらおう。

 

「お断り、です!!」

 

 掴んで、極めて、締めて、投げる。

 自分でもとても綺麗に決まったと思う一本背負いにより、リーダーと思しき男は地面に叩きつけられた。

 怪我はしないように、でも受け身は取れないように投げたから暫くは動けないはずだよ。

 

「何か夕凪ちゃん機嫌悪くないですか?」

「だね。普段なら軽くあしらう程度で、こんな風に投げたりはしないよね」

「え~っと……夕凪ちゃんを狙ってる男子の嫌がらせでですね、飛燕くんと時間帯をずらされたんですよ」

「あぁ、成程。そういう事情でしたか」

「そんなことしても逆効果だろうにね」

「そんなことにも気付かない、頭の足りないおバカさんって事ですよ」

 

 絹香ちゃん達がコソコソ話してるね。まあ、全部聞こえてるんだけどね。

 それにしても、ホントに全く。飛燕と回りたかったのに余計なことしてくれちゃって。

 

「私はてっきり、飛燕くんと夕凪ちゃんは一番忙しい時間帯にセットで配置されるものだと思ってました」

「あ、私も。飛燕くんと夕凪ちゃんなら1+1=200を本当にやっちゃいそうなんだもん」

「確かにこの間のリハーサルの時も、厨房とホールのやり取りを全部アイコンタクトで済ませてましたしね」

 

 そこ! 私と飛燕を何だと思ってるの!? あれはアイコンタクト単体じゃなくて、アイコンタクト+ハンドサインだからね!? 

 ……いや、アイコンタクト単体でも、割と何とかなる気がしないでも無いね。

 

「じゃあ、後は警備員さんにお任せして。私たちは文化祭を回りましょうか」

「まあ、それもそうですね。それでは警備員さん、お願いしますね」

 

 男たちを警備員さんに引き渡した私たちは、校内に入り皆でどこから回るか話し合う事にした。

 って言うか、半分身内みたいなメンバーで構成されてるからしょうがないと言えばしょうがないんだけど、なんだか【月下の門】のオフ会みたいな感じがして少し不思議な感じだよ。

 

「噂のくじ引きとか、ちょっと気になりますね」

「それもいいですが、お化け屋敷もクオリティ高くておすすめですよ」

 

 私たちも昨日行ったけど凄かったんだよね、3年のお化け屋敷。

 得体のしれない神話的で宇宙的な恐怖を感じたよ……

 


 

 これは、警備員から解放された後の、男たちの会話である。

 

「いやぁ、兄貴。ひどい目に遭いましたね」

「ですね。そういや、去年もここでナンパしようとしてひどい目に遭いましたよね」

「そういやそうでしたね。あの、弱っちそうな見た目の癖に、曲芸みたいに俺らの間をすり抜けてった野郎のせいでひどい目に遭わされたんでしたね」

「だから今年はここの生徒脅してあいつを午前中クラスに釘付けにさせてたんだが……何だったんだよあいつら。まだ内臓がねじれたみてぇに痛ぇよ」

「とんでもなくキレイな一本背負いでしたもんねぇ」

*1
シルクさん




 マジで最近ホロライブ沼に嵌まりかけてましてね。この作品が完結の目途が立ったので、完結したらホロライブラバーズの作品書こうかなとか考えてるんですよ。
 軽くプロット立ててみたら、本作みたいに原作詐欺になっちゃったんですがね←

<今回のオリジナル要素&ネタ解説>

・ナンパしてた男たち
 極振り読者ならお察しの通り。
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