逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話 作:LR44(ゆっくり)
……合流する描写無しでいいや。
| 食パンの片面にバターを塗って、その面の上にスライスハムとスライスチーズを交互に2~3枚重ねる。 |
最初は右手でホットケーキの生地を用意しつつ左手でこの作業をしてたけど、今では右手と左手でこの作業をしつつ料理出来ない人にホットケーキミックスを混ぜてもらうのが一番効率良いことに気付いたんだよな。
| 粗びきこしょうをふったらもう1枚のパンで挟んで、ホットサンドメーカーにのせてプレス。 |
ここも料理出来ない人に任せられそうだけど、うちのクラスには
| 弱火~中火で片面を1~2分ずつ焼いて、綺麗な焼き色がついたら半分に切って完成。 |
焼き時間の把握はUPOで空間認識能力の全力展開に時間制限つけるのと同じ感覚でいける。
焼き色はもう経験則で確認せずに次に回す。切るだけなら料理出来ない人でも大丈夫だからな。
延々と厨房での調理に勤しんでいると、気付けば時間は昼過ぎ。午後の担当との交代時間まで後5分を切ったのだが……
律さんと葉さん、後霞さんの3人を案内してる夕凪&胡蝶さんからはちょっと遅れるかもとは連絡来てた。赤座さんも合流してるって書いてあったからそっちも大丈夫。
でも、他の人達は何してんだ? 5分前集合って話聞いてなかったのか? 聞いてる訳無いか。移動教室でチャイム鳴ってから駆け込んでくるような奴らが。
「あ、連絡来たぞ。外回りの宣伝担当の人1人とホール担当の人2人は部活の発表と時間被ってたので1~2時間程遅れるとのことだ」
「スケジュール担当ォォォ!!」
スケジュール担当誰だよ!? 仏の顔も何とやらだぞ!?
っていうかそれなら厨房担当の人は? 厨房担当の人が来ないのは何で?
「すまん、スケジュール調整ミスった」
「そっちは連絡来たからまだマシだけどさぁ、他の午後担当の人は!?」
「○○さんグループと××だ!」
クラスでも悪名高い自己中女子グループとハーレム主人公じみたサッカー部じゃねぇか!!?
これ……来るか? 来るか? 来ないな。
「昼食抜きはキツイんだが!?」
「適当なタイミングで抜ける……のは無理か。焼き損ねた料理……はもう他の人の腹の中か」
「こんなにも誰かを爆ぜさせたいと思ったのは今が初めてだぞ。後で幸村先輩に爆破のコツ教えてもらえないか聞いてみるか」
「おい! 今ちょっととんでもなく物騒なセリフが聞こえたんだが!?」
「気のせい気のせい」
辛うじて料理が出来なくも無かったため、俺と一緒に地獄のような仕事量をこなしているおかげで妙な連帯感が生まれたスケジュール担当の人と軽口を叩きながら仕事をこなすこと5分程。
「ごめん飛燕、ちょっと遅れた!!」
「他の人達に比べたら無いも同然な遅刻だから問題ない!」
「他の人達に比べたらって……あぁ、成程」
「他の、皆さん、まだ、来てないん、ですね」
救世主! もとい夕凪と胡蝶さん、それと赤座さんが教室に戻って来た。
ついでにお客さんとして律さん葉さん霞さんの3人も連れて来てるな。
「私厨房変わるよ! いいよね、そこの……スケジュール担当さん!!」
「私も、厨房、入り、ます……スケジュール担当さん」
「千影さんに赤座さん、さては俺の名前覚えて無いな? まあ、大丈夫ですよ。そろそろ昼食取らないと俺も来島もキツイんで」
「では私がホールの方に入りましょう。半分身内みたいなものですし、音泉さん姉妹にも手伝って貰っては?」
「「それ、採用!」」
「じゃあ私が話付けてくるね。飛燕は引き継ぎの用意お願い!」
「言われなくても!!」
ふう。人手はどうにかなりそうだし、これでようやく一息付けそうだ。
◇
その後、厨房の仕事を夕凪と胡蝶さん、それと赤座さんと律さんに任せて俺とスケジュール担当の……名前何て言うんだっけか……まあいいか。俺とスケジュール担当の人は昼食を取りに出店を巡ってる訳だが。
「お、○○さんグループと××見つけたクラスメートから連絡来たぞ」
「で、店には連れてこれそうなんです?」
「××はどうにか連れてこれそうだけど、○○さんグループはダメっぽい。説得しようとしたクラスメートが保健室送りにされかけたとさ」
保健室送りって……そのレベルなのか、あのグループ……
っというかグループってくらいだから午後の担当結構来ないんじゃないか? ○○さんのグループ……誰がいるか全然知らねぇや。
「そうなると……あのグループって何人でしたっけ?」
「基本的に5人だけど、たまにグループに数えられる人が3人いて、今回はその中の6人が当番にいる形だな」
うっわ。そうなると……これ、不味くないか。律さん葉さんがヘルプで入ってくれてるけど、人数的にはマイナスだし。
……はぁ、しょうがないか。
「それなら、俺は午後も働かせてもらいましょうかね」
「まあ、しょうがね~な。スケジュール調整ミスった俺の責任でもあるんだし、こっちも午後いっぱい仕事すっか」
丸一日働き続ける過重労働が確定した辺りで、ふと見知った姿を目にする。
毎度おなじみの幸村先輩が一人で昼食を食べる場所を探してるみたいなんだが……
夕凪から、瀬名先輩が今年は幸村先輩と一緒に回れるってはしゃいでたって聞いてたから一人だとは思わなかったな。
「幸村先輩? 瀬名先輩と一緒じゃ無いんですね」
「来島さん。ちょっとクラスの人に勝手にシフトずらされましてね」
あぁ、成程。瀬名先輩が駆逐したからもうその手の輩はいないものだと思ってたけど、まだ生き残ってたのか。……絶滅危惧種レベルでは?
「お? 来島、知り合いか? じゃあ俺は先に教室戻っとくわ」
「あぁ、じゃあ後から追いかけますね」
スケジュール担当の人が気を利かせて席を外してくれたので幸村先輩と少し話をすることにする。
「来島さんは最近どうです?」
「まあボチボチって感じですね。減ってきてはいますけど、逆に残ってるのはそれだけしつこいって事ですし」
話のメインはクラスの雰囲気──と言うかクラスメートの嫉妬? 嫌がらせ?
瀬名先輩も夕凪も、掛け値なしに美人なのは誰が見ても明らかだし。そんな人と幼馴染で仲が良くて。幸村先輩は実際に、俺もほぼ実質的に付き合ってるとなれば当然やっかみも多い訳で。
「幸村先輩のシフトずらしたのも、その類じゃないですかね?」
「う~ん……ちょっと違う気がするんですよねぇ……」
「確かに、そんな気も…… あ、そうだ。ちょっと相談したいことがあるんですが」
「相談、ですか? 俺でよければ聞きますけど」
丁度昼食を食べ終わった頃。ふと、幸村先輩に相談したいと思っていたことを思い出した。
「幸村先輩もご存じの通り、俺は中学生の頃夕凪から離れようとしたことがあるんですよ」
「えぇ、俺も一度経験があるやつですね」
幸村先輩も似たような経験があるし、ずっと前からモヤモヤしていたこのことを相談するにはうってつけだと思ったのだ。
その後、俺は幸村先輩に俺の過去について話をした。いじめの事、一度夕凪から離れようとした事。そして、夕凪といる時のもやもやした気持ちについて。
話し終わると同時に、幸村先輩がポカンとした顔をする。
「幸村先輩? どうしたんですか?」
「いえ、相談って言うから何かと思えば、物凄く単純なことだったので。アレですかね、ドツボに嵌まってるってこういう事を言うんですかね」
「単純……ですか?」
「えぇ。一回、原点に返って考え直してみると何か見えてくるんじゃないですかね」
原点……俺の原点……
ちょっと待て。俺はどうして夕凪から離れようとした? それも、
俺は別に、当時も今も死にたいだなんて思ってない。むしろ妹のことがあったんだ、生きたいと思ってると言っていいくらいだ。
それなのに、どうして……
「あぁ、なんだ。そういう事だったんですね」
「答えに辿り着けたみたいですね。良かったです」
気付いてしまえばなんてことない、単純なことだった。成程これなら幸村先輩があんな顔するのも納得だ。
「よし。モヤモヤも晴れた事ですし、俺は教室に戻りますね。うちのクラススケジュール担当のミスとサボりで人数が足りてないんですよ」
「あぁ、それはご愁傷さまです。頑張って来て下さいね」
尚、この後見回りに来た先生に午前担当の俺とスケジュール担当が働いてる事を注意された。
先生に事情を説明し、先生たちから捜索班を出して貰った所、○○さんのグループは部室棟の使われていない部屋でたむろしているのが確認されてたそうな。
○○さんは先生にこっぴどく叱られ、ついでとばかりに割り当て時間外に働いた上で部外者を働かせた俺たちもこっぴどく叱られる羽目になったとさ。
構想はあったけど作者の話の作り方が下手すぎて話しに入れれなかった伏線を回収する話。
……自分で言ってて訳わからないな、コレ。
それと、最近1話が3000字程度のしか書けなくなってきてますね。ちょっとまずいので何とかしないと……
因みに作者は文化祭で、L●NEで連絡全部済まされたから当番の時間を有志発表と被せられました。ついでに当番表の教室掲示は当日のみだったのでそれを知ったのは当日のHR後。
因みに同じ時間の当番の人は『有志発表見たい奴』『部活の後輩が有志発表に出るので見に行かなきゃいけない人』だったので、作者一人を残して全員有志発表を見に行ってしまいました。
作者は一人寂しく教室待機でしたが、生徒全員有志発表見に行って客が一人も来なかったので教室の掃除してました。
<今回のオリジナル要素&ネタ解説>
・移動教室でチャイム鳴ってから駆け込んでくるような奴ら
作者の高校時代に実際にあったこと。1~2分前に駆け込んでくる人はまだマシ。最低でも5分前には着くよう動いてる作者は毎日化学教室とか物理教室とかで一人不安になりながら課題終わらせてた。
・○○さんのグループ
作者が小学校の頃にいた女子グループがモデル。
気に入らなかったらすぐ手が出るタイプの自己中女子がリーダーのグループがいて、色々とひどい目に遭った。