逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話   作:LR44(ゆっくり)

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筆が! 進まん!! 課題が! 多い!!

後、リーフさんがロウさんをどう読んでたか忘れたので自分の作品を読み直してたら結構な時間がたってました。


第58話『先手必勝!』

『皆様、大変長らくお待たせいたしました。決勝トーナメント、ペアの部。開幕です!』

『2対2のペアバトル。その最強を決める戦いの始まりだぁッ!!』

 

 時は流れてイベント最終日。エキシビションとしての極振りトーナメント、ソロの部の決勝トーナメントが終わり、ついにペアの部決勝トーナメントが開催されようとしていた。

 

『先ずは決勝トーナメントに進出した8組16人のプレイヤーはこちら!! 』

 

 =========================

【戦闘狂】ナギ&【狙撃手】飛燕

【勇者王】レグルス&【異端の聖女】アーテル

【武芸百般】ロウ&【魔解の者】リーフ

【黄泉還り】常夜&【畏れよ、我を】サニー

【舞姫】セナ&【オーバーロード】藜

【撃墜王】ラン&【大凍界】つらら

【ナイトシーカー】カオル&【賢者の石】ブラン

【傀儡士】シド&【蹂躙機構】ホセ

 =========================

 

 前日の夜には既に公開されていたから知ってはいたが、全員ユニークホルダーってのはやっぱり壮観だな。

 っていうか【月下の門】と【すてら☆あーく】からの参戦者が全員決勝トーナメントに進出出来てるのは何なんだろうな。PvP強い人達はともかく、あまりPvPやって無かったはずの常世さんサニーさんペアまでいるとか……これはちょっと誰が勝ち上がってくるか読めないぞ。

 

『そして、トーナメントの組み合わせ表はこちら!! 』

 

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 Aブロック

 

 

   セナ&藜━━━┓   ┏━━ラン&つらら

          ┃   ┃

          ┣━┻━┫

          ┃   ┃

 カオル&ブラン━━┛   ┗━━シド&ホセ

 

 

 =========================

 Bブロック

 

 

  ナギ&飛燕━━━┓   ┏━━レグルス&アーテル

          ┃   ┃

          ┣━┻━┫

          ┃   ┃

 ロウ&リーフ━━━┛   ┗━━常夜&サニー

 

 

 =========================

 

 如何なる因果が働いたのか、【月下の門】組と【すてら☆あーく】組は全員同じブロックに配置されてしまった。

 いや本当に、ここまでくると意図的なんじゃないかと思ってしまうな。流石にそんな事は無いだろうが。

 

『Aブロックは隣の会場で、Bブロックはこのままこの会場で開催されます! どっちの試合も後日公式動画で公開されるからお好きな会場に行ってください!!』

『Aブロック第一試合は【戦闘狂】&【狙撃手】ペアVS【武器千手】&【魔解の者】ペアの【月下の門】戦闘系プレイヤー対決。

Bブロック第一試合は【舞姫】&【オーバーロード】ペアVS【ナイトシーカー】【賢者の石】ペアの、【すてら☆あーく】【ボクと団長と酒と愉快な仲間たち団】の対決だ!』

 

因みに、俺とナギは現地では無くBブロック会場の控室でこの放送を聞いている。この直後に試合があるから当然だな。

 

「さて、ナギ? 作戦はどうする?」

「私がロウちゃんを抑えるから、その間に飛燕がリーフちゃんを落として2対1を作り出す感じで」

「おう、了解」

 

 ナギとの作戦会議も終え、入場門へと歩を進める。

 ここから先はいつ負けてもおかしくないギリギリの戦い。気を引き締めていこう。

 

 

『さあさあ、ついに第一試合の出場者が入場しますよ!!』

『なんでにゃしい(あなた)が解説席にいるのかしらね』

『それは私が私だからですね! 極振りトーナメントでも居るんですから、こっちも居たって特に問題は無いですよね!!』

『問題しか無いわよ……あぁ、折角いるなら去年みたいな入場コールでもしてもらおうかしらね』

『その言葉を待ってましたよ!!』

 

 何やら解説席に予定にないにゃしいさんがいるみたいだけど、いつもの事なので気にしない。

っていうか、極振り対策室のにゃしいさん担当の人も大変だな。にゃしいさんが暴走するたびに駆り出されて。

 

『さあ、いかれたメンバーの入場ですよ! 

まずはPvP回数最多と狙撃距離最長の幼馴染コンビ! その連携は一級品! 

拳で殴って弓矢で殴って。この世の大抵のものは殴ればどうとでもなる! 

【戦闘狂】ナギ&【狙撃手】飛燕の登場です!!』

 

 二人横並びで会場に入ると、歓声が俺たちを出迎えてくれた。

 歓声の中に『リア充爆発しろ』みたいな台詞が混じっているのはいつもの事なので気にしない事にする。

 

 正面を見ると、反対のゲートからはいつもより気合の入った格好の二人が入場してきていた。

 

『お次はこの二人! 武器スキルと魔法スキルそれぞれの所持数最大な姉妹! 

スキル構成の幅広さだけなら全プレイヤートップ! ただしそこに特化しすぎて他はおろそかになっているものとする! 

【武器千手】ロウ&【魔解の者】リーフの登場です!!』

 

 普段の和服風の装備では無く、ロウさんは純白の、リーフさんは漆黒の衣装に身を包んでいた。

 

「お二人とも見ない装備ですね。新装備ですか?」

「ええ。この日のために新調した、対人用の一式装備です」

「今日と言う今日はナギちゃんに勝たせてもらうよ!」

「上等! 【戦闘狂】の名前が伊達じゃないって事、存分に見せてあげるよ!!」

 

 軽く言葉を交わした後、お互いの間に10のカウントが現れる。

 9、8、7とカウントが進むのを確認しつつ、【紋章術】のバフを準備しておく。

 去年のイベントでアキさんが披露した、呪文の詠唱は戦闘開始時のバフリセット対象になっていない事を利用した戦闘開始と同時にバフをかける小技だ。【紋章術】系の魔法は他の魔法には無いカスタム機能があるからこその手法だな。

 

 そういや、紋章術のカスタムは他の付加魔法派生と比べて尖った部分が無いからこそ許されてる使用なわけだが、それを全魔法に適応できるリーフさんのユニーク称号って改めて相当ヤバいよなぁ。

 

「先手必勝!」

「先手必勝です!」

 

 そんな事を考えている内にカウントが0になり、お互いが同時に動き出す。

 先ず走り出したのはナギとロウさん。お互いAgl基礎値は0だが、装備補正はナギの方が上のようで、若干ロウさん達に寄った位置で接敵する。

 ナギの右ストレートと、居合の容量で振りぬかれた杖がぶつかり合う。そのまま力比べの形になるようにも見えたが、即座にロウさんが後ろに飛びのいた。

 そして、それによってロウさんの右手を狙って降り抜かれたナギの左腕は空振りに終わる。

 

「よく分かったね。今の、結構な初見殺しなんだけどね」

「ナギちゃんとは長い付き合いですからね。ギリギリで何とか殺気、とでも言うんですかね。それを感じ取れました」

「そういうことなら、こっちもギアを上げていくよ!」

 

 ナギが【自傷強化】と【MP転換】をフル起動したのを確認しつつ、リーフさんが発動しようとしていた魔法を暴発エンチャント*1で妨害する。

 ついでにリーフさんに矢を放ち、それを《歪曲》《加速》で軌道操作しつつ、ロウさんの動きを《障壁》で妨害する。脳のキャパにはまだ余裕があるのでおまけでリーフさんに接近戦を仕掛けたかったのだが……流石にそうは問屋が卸さないか。

 

「本っ当にその妨害めんどくさいね。ナギちゃんが愚痴ってた意味がよ~く分かったよ」

「誉め言葉として受け取っておきますよ。って言うか、『こんな妨害無いも同然!』とか宣って無視して突撃してくるナギも大概ですが、初見なのに半分くらいは魔法打ててるリーフさんもかなり頭おかしいですね」

「本命の魔法は的確に止めて、フェイントの魔法はきっちり全部無視してる飛燕君には言われたくないよ!」

 

 そうは言ってもなぁ。暴発エンチャントによる魔法潰しって、俺の記憶が正しければ極振り塔の頃の【大富豪】(れーちゃん)でも初見じゃ対応できなかったんだぞ? それを初見である程度対応してのけるリーフさんは十分おかしい側だろ。

 

「……しょうがないですね。予定よりちょっと早いですが、()()、やりましょう」

「出し惜しみして抱え落ちするのも駄目だもんね。よし、リーフ姉さん。お願いね」

 

 そんな膠着状態が少し続いた後。リーフさんとロウさんが少し言葉を交わしたかと思うと──雰囲気が一変する。

 

「一発限りの、私たちの切り札」

「とくとその目に焼き付けろ! なんちゃって」

 


 

 Name :ロウ

 称号 :武芸百般

 Lv 100(レベル上限)

《スキル》

【堅忍不抜】【不羈独立】【抜刀術(極)】【修羅入神】【装備制限開放】

【鶴翔】【鶴唳】【戦国姫】

【剣聖姫】

 剣系武器を装備中、与ダメージ+30%。被ダメージー30%

 剣系武器を装備していない場合、与ダメージー30%。被ダメージ+30%

【起導】

 インベントリから装備一つを装備することで、30秒間相手のVit・Minをー(Lv×50)してダメージを計算する。クールタイム180秒

【戦乱魂歌】

 直近30秒間に減少したHP分HPを回復し、30秒間相手のStr・Int・Vit・Minをー(Lv×20)してダメージを計算する。クールタイム240秒

 ‐控え‐

【魔導短剣術】【武装大楯術】【武器千手】

 

 Name :リーフ

 称号 :魔解の者

 Lv 100(レベル上限)

《スキル》

【魔力の泉】【改造魔法】【空間認識能力・深】【賢者のお墨付き】【月之翼】【魔の道を征く者】【黒鉄(こくてつ)魔法】【黒鉄(こくてつ)の魔力】【マナリサイクル】

【月蝕】

 状態異常耐性

 氷属性強化50%

 闇属性強化50%

 直近5分以内に行使した魔法と同じ属性に対して、35%軽減の耐性を得る

【契約装甲】

 火・闇・風属性ダメージ軽減35%

 自身のスキルに【黒鉄魔法】が存在する場合、上記効果に光・水・氷属性を追加する

 ‐控え‐

【精神統一(無属性)】【メイジズコンセント】

 

*1
攻撃に属性を付与する魔法《エンチャント○○》をわざと暴発させることで微細な属性ダメージを発生させる小技。ユキの得意技。ほかの暴発魔法よりもチカチカしているので対人での行動阻害にうってつけ




 全くの余談ですが、今話、サニーさんのユニーク称号【畏れよ、我を】が思い出せなくて15分くらい執筆止まったりしてました。何故か【畏れよ、我を】って定期的に思い出せなくなるんですよねぇ。
<今回のオリジナル要素&ネタ解説>

・ロウさんとリーフさんの新衣装
 元ネタはバトスピの【白黒幻奏(モノクロームファンタジア)】収録の詩姫(ディーヴァ)の新衣装[白黒幻奏(モノクロームファンタジア)]。
 ロウさんの見た目の元ネタになってる『ツル』は【白黒幻奏】にいないので『バンリ・ゼル』のシークレットのイメージで。
 リーフさんの見た目の元ネタになってる『ディアナ・フルール』は【白黒幻奏】に白衣装で登場してるけど、ちょっとイメージに合わなかったので『ノア・フルール』のシークレットのイメージで。

・ロウさんとリーフさんの新スキル
 基本的に元ネタはバトスピ。【戦乱魂歌】はちょっと『絶甲氷盾』と混ぜてる。
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