逸般UPOプレイヤーがNWOをプレイする話 作:LR44(ゆっくり)
……いや、4章ラストの演出エグすぎだろ……あのE.G.O……
後、今までの推しもビジュメンテ後の推しも、どっちも最高すぎる。可愛さが天元突破グレンラガンしてる。
「さぁ、行くよ」
両手を打ち合わせたまま――右腕がないから実際には打ち合わせて無いけど――特殊装備の機構を起動する。
私の特殊装備は黒アストや黒ミズチの素材をふんだんに使った特製品。当然、特殊泥も大量に使ってる。
そして、黒化ボスの特殊泥を使った装備限定の機能と言えば――
「変身!!」
――変身機能、だよね。
目の前に現れるのは《人外用コントローラー type:Size changeを起動します》という表示。
アバターが解けて、組みなおされていく。背丈は普段より一回り程大きく。髪の色はそのまま、長さは
接近戦における体格っていうのは
装備は普段の黒と銀のメカメカしい鎧から、竜のような印象の漆黒の鎧へと変化する。そして胸部の装甲表面が展開し、中から青白い光が漏れだしてくる。
「ここからが本番。セナちゃん、ちゃんとついてきてね!」
「上等!」
元々の【灼凍】シリーズはStrとVitに均等に、それと少しAglにって感じの数値配分だった。でも、今の【黒焔】シリーズはStr特化で時点Agl。私にしては珍しく、攻撃特化で受けるんじゃなくて避けるのをコンセプトにした防具だね。
それに、特殊装備にしては珍しくセット効果もついてるんだよね。これがまた、なかなかに曲者なんだけどうまくはまればすごく強いんだよね。なんて言ったって、私が今のビルドを組むきっかけにもなった効果だからね。
因みに、特殊装備のセット効果は特殊泥を一定以上使用して初めて解放されるらしいんだよね。製作難易度高すぎでしょ…… さらに因みに、これの発見者はレグルスさんなんだってさ。レグルスさんはロマン装備のために、私以上に特殊泥消費してるらしいし当然と言えば当然だね……
「【
「舞姫・炎!」
拳と銃剣がぶつかり合い、銃剣が一方的に弾かれる。今まではほぼ拮抗してたけど、Str特化にしたおかげで
ただし、
「攻撃の手が緩まってるじゃん。どうしたの!」
「そういうそっちこそ、Vit下がってるのによくそこまで前に出れるよね」
攻撃を一撃でも貰ったら不味いからね。攻めて攻めて攻め続けて、セナちゃんにできるだけ攻撃をさせないようにするよ。
それに、セナちゃんのバフは攻撃が当たればリセットされるから、分身も出せなくなって一石二鳥だね!
「先ずは一つ!」
そして、ようやく私の拳が【舞姫】の本体に届く。9つある残機のうち、1つを消費させた。
いくら幻影でも殴った感触まではごまかせないだろうからね、去年みたいな『幻影で残機の数を誤魔化す』なんてことはさせないよ!
「二つ!!」
まだまだ勢いは止まらない。今の私には
「まだ……届くッ! 三つ!!」
勢いで誤魔化していたけど、セナちゃんも私の動きに慣れてきたみたい。そろそろ厳しくなってきたけど、気合で攻撃を届かせる。
残りの残機は6つ。出来ればもう1つくらいは残機を削っておきたいけど……
「四つ……じゃない!? 不味い!!」
「《アサシネイトⅢ》! 焦りすぎたね!」
流石に欲張りすぎたみたいだね。本体だと思って殴ったのが分身だったみたいで、ステルススキルで隠れてたセナさんに暗殺技を決められてしまった。
意識の外から突き出された五連撃、即死の追加効果によって私のHPは消滅し、これでおしまい――とは、いかないんだよね。
「まだだよ!!」
これこそが、黒焔装備のセット効果。他スキルによる復活・食い縛りが出来なくなる代わりに、一度だけHP100%で復活しつつバフがかかるって代物だ。しかも、HPやMPの割合が発動条件に含まれるスキル――私の場合、【
ただ、ここまで強いと当然デメリットもあるんだよね。毎秒HPが最大値の1%ずつ減っていくから、この状態での最大戦闘時間は100秒なんだよね。HP回復も出来ないから回復での延命も出来ないし。
「これで……四つ!」
予想していなかった復活に面食らって一瞬動きが鈍ったセナちゃんに、拳を叩き込む。セット効果でのバフ倍率が割ととんでもないから、今までのとステータス差でいい感じの緩急にもなってて当てやすい当てやすい!
「驚いたよ。きれいに決まったと思ったんだけどね」
「復活方法が特殊なおかげで、連撃での復活貫通が通らないんです。【不死の鳥】*2と似たような感じですね」
100秒しか時間がない以上、あまり悠長には攻めていられない。でも、無理して攻めすぎて攻撃を貰うと、その分制限時間が短くなるから攻めすぎもダメ。
制限時間付きの復活でも、アキさんが使うみたいな無敵スキルとは違って攻撃を貰えない分、立ち回りは本当に難しいね。
「【狐火】、《バレットシャワー》!」
「ファーーー!!!甘い甘い! 五つ目だよ!」
でも、難しい分凄く楽しい。テンション上がりすぎて【空間認識能力】も普段以上の深度で展開出来ている。
おかげで、銃弾の雨はバフもりもりで上がった
行く手を阻むように展開された炎の柱――天候効果によって、本来セナちゃんのステータスでは不可能なサイズまで拡大されている――を拳圧一つで消し飛ばした上で、ジャスト回避カウントを貯めていたセナちゃんに拳を叩き込む。
「六つ目ぇっ!!」
「《クロスブレイク》!」
六つ目は無理やりにでも当てに行く。突き出された拳と十字の剣閃は互いの攻撃を奇麗にすり抜け、互いのHPを削り取る。私は
「七――」
攻撃の手は止めない。震脚し、発勁の要領でゼロ距離から拳を叩き込む。これが決まれば後3回――
「――つ、目……?」
「取ったよ。狐雨!」
――突如、四方八方から刃に貫かれる。見ると、本体分身含めて7人全員のセナちゃんがありとあらゆる方向から銃剣を突き立てていた。
やられた。ダメージエフェクトを目くらまし代わりに離脱したんだ。7つ目を入れようとしていたのは……幻影みたいだね。
「降り注げ!」
ダメージで硬直した私を置き去りに、セナちゃんが全員退避していく。私も飛びのこうとしたが、時すでに遅し。上空から降り注ぐ刃の雨に貫かれ、HPはみるみるうちに危険息を通り過ぎ、ゼロへと――
「いいや……まだだァッ!!」
――ゼロへと、なんてさせない。
「【四天死闘】!!!」
今こそ、最後の切り札を、切る時だ。
◇
こちらの戦況が膠着してから少し。もう一方の戦闘の様相は大きく変化していた。
「すごい、ですね。少しの間、とは言え、セナさんを、圧倒する、なんて」
「まあ、アレを基盤にお二人の対策組んできてるので。圧倒くらいしてくれないと困るんですよ」
ナギの切り札は上手く決まり、セナさんの残機を一気に持って行ったみたいだ。……これなら、可能性はありそうだな。
「じゃあ、こっちもそろそろギア上げましょうかね。【空間認識能力】、20割!」
「ッ、流石に、20割は、どうかしてると、思い、ますよ!?」
「それには俺も全面的に同意ですねェッ!」
空間認識能力展開率を、俺が出せる全力である20割まで引き上げる。脳のキャパシティギリギリまで情報が流れ込んでくる。
流石にキツイが、そのおかげで藜さんの動きが手に取るように分かる。今なら躱すも受けるも自由自在だ。
ただ、藜さんも言ってる通り空間認識能力20割なんて頭がおかしい奴しかやらないレベルだ。それこそ、極振りを除けば数えるほどしか使用者がいないのは確かだ。
俺も、そこまで長くは展開できない。それに、20割で展開すれば脳の疲労は凄まじいことになる。実質、展開中に決めきらないと俺の負けだ。だから、
「セイッ!」
「ッ、これは……」
一気に畳みかける。突き出された槍を受け流し、逆にその勢いを利用してこちらの弓を直撃させる。しっかりと紋章での補助を加えて、藜さんの体勢を大きく崩す。
「ハァッ!!」
「矢を、投げた⁉」
追撃として、矢を投げつける。普段なら牽制程度にしかならないソレであっても、相手が体勢を崩してるのであれば話は別だ。
投げられた矢は奇麗に直撃し、軽く刺さった状態になる。
「トウッ!!」
「不味いかも、しれま、せんね」
《加速》を入れて接近しつつ、軽く刺さった矢に拳を叩き込む。深く、深く。
「もひとつおまけでぇッ!! ……名付けて『処断』、ってとこか?」
「……驚きは、しましたが、そこまで、ダメージは、無いん、ですね」
「まあそりゃあ、そもそも俺はステータスもスキルも接近戦に向いてるわけじゃ無いですからね」
拳を振りかぶり、思い切り突き出す。より深く、より深く矢を突き刺すために。
とまあ、ここまで必殺技か何かみたいに言ってきたが、そもそも矢は射る物で投げる物じゃ無いからな。ダメージにはそこまで期待できない。
「ところで、【紋章術】の派生の中で【コートオブアームズ】系は特殊なのは、藜さんもご存じですよね?」
「確か、実際に、紋章を、描くことで、【付与魔法】系の、どんな魔法も、使用できるん、ですよね」
「えぇ。それと因みにですが、去年アキさんがやってたみたいに、【特化紋章術】を使えば天候を展開できるんですよね」
「……? ッ!! まさか!?」
ここまで言えば、流石に誰でも分かるだろう。さあ、これが最後の詰めだ。
「【特化紋章術】、模倣。天候、限定制圧――
Name : ナギ
称号 : PvP狂い
Lv 100(レベル上限)
HP4050 /5596
MP 4000/4000
Str:595(5089) Dex:0(0)
Vit:595(2065) Agl:0(600)
Int:0(0)Luk: 0(0)
Min:0(2065)
《スキル》
【武神の手】【古流体術】【修羅入神】【
【
HPが50%以下の時、残りHPに応じてステータス上昇。最大+50%
HPが50%以下の時、スリップダメージ1%/sが発生。このスリップダメージでHPは0にならない
【四天死闘】
発動条件:
HP0% ※HP0の時は発動不可
効果時間:
14秒
メリット:
HP全損無効
全ステータス+50%
全ステータス1.4倍
自身のHPが少ないほど物理攻撃威力上昇(最大1000%)
HP全損無効
デメリット:
HPスリップダメージ発生(1s/2000)
Vit・Min・Int値をマイナス計算
被クリティカル確定
遠距離攻撃不可
デスペナルティ効果10倍
デスペナルティ時間10倍
効果時間終了後2日間《服》カテゴリ装備のみ防具装備可能
効果時間終了後2日間《天候》効果1.5倍
痛覚減少深度低下 Lv5(最大10)
(Lv4= ダメージ発生時カットされる痛みの感覚が、タンスの角に全力で足の小指をぶつけたくらいの痛さに変更)プレイヤーが操作可能な範囲は5まで
‐控え‐
【被ダメージカット(物理)】【被ダメージカット(魔法)】【強化外装限定召喚】
《装備一覧》
【素手】(非有効化状態)
【氷蟲の髪飾り 改参】
【氷蟲の服 改参】
【氷蟲のグローブ 改参】
【氷蟲のスカート 改参】
【氷蟲の靴 改参】
《アクセサリ》
【特殊装備召喚装置】×9
装備名 : 灼凍/黒焔の装備許可
(使用制限Str500 Vit500)
連続展開可能時間 : 12時間
冷却時間 : 12時間
【茜さす連理の指輪】
特殊装備召喚装置
天候効果軽減
対となるアクセサリを装備しているプレイヤーとパーティーを組んでいる時、スキル・アーツのリキャスト-30%
《特殊装備》
【黒焔の拳】(有効化状態)
Str+700 Vit+100
加速機構(一時的に加速する。一時間に5回まで使用可能)
属性:炎
【黒焔の髪飾】(有効化状態)
Str+100
空間認識能力補助
【黒焔のドレスアーマー】(有効化状態)
Str+200 Vit+50 Agl+200
スキル効果時間延長20%
【黒焔の籠手】(有効化状態)
Str+250 Vut+50
スキル効果時間延長15%
【黒焔のブレードスカート】(有効化状態)
Str+200 Vit+50 Agl+200
スキル効果時間延長15%
【黒焔のブーツ】(有効化状態)
Str+100 Agl+200
加速機構
※装備ボーナス(黒焔)
HPが0になった時、1度だけHP100%で復活する。この効果は、他のいかなる復活・食い縛り効果よりも優先して発動する。
この効果で復活した場合、以下の効果が発動する。
①全ステータス+50%
②HPかMPの割合を発動条件とする有利な効果を無条件で発動出来る
③HPかMPの割合を発動条件とする不利な効果を無条件で非発動状態にできる
④毎秒、HPが1%ずつ減少していく
⑤HP回復不可
⑥自分は一切の復活・食い縛り効果を発動できない
<今回のオリジナル要素&ネタ解説>
・狐雨
元ネタは『リンバスカンパニー』。攻撃のイメージは『スパロボUX』の『飛影』の『分身攻撃』の後に、『リンバスカンパニー』の『狐雨(イサン)』です。
・処断
元ネタは『リンバスカンパニー』。『ファウスト(握る者)』の同名のスキル。メッチャ強くて毎日酷使してるから、攻撃モーション毎日見てる。かっこよくて好き。