戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第14話 生徒会

清香「神楽はどこに入るの?」

神楽「弓道部があるならそこに入るけど、ないから剣道部ね。清香は?」

清香「私はハンドボール部。」

理子「鏡さんはどこなの~?」

ナギ「陸上部だよ。」

 

皆がどの部活動に入るかを話し合っている。

 

清香「坂上さんはどこの部活動に入るの?」

あゆみ「私?私は...。」

「「「是非うちに!」」」

あゆみ「えーと、黛先輩は分かりますが、他は?」

「文芸部部長です。」

「料理部部長です。」

「演劇部部長です。」

あゆみ「え、ヘッドハンティング!?」

「これだけの人材、青田買いするのは当然よ。」

あゆみ「うーん、折角ですが、もう入るところ決めているので。」

「「「どこ?」」」

あゆみ「生徒会です。」

「「「えー。」」」

本音「あゆみん、一緒に行くのだ~。」

 

~生徒会室~

楯無「遅いわね、本音。」

虚「時間を守るように注意しているのですが。」

 

コンコンコン

 

本音「失礼するのだ~。」

 

本音が入ってくる。

 

楯無「本音、遅いわよ。」

本音「まあまあ楯ちゃん、今日は新入部員を連れてきたよ。」

あゆみ「失礼します。1年1組の坂上あゆみです。」

楯無「あら、噂のスーパールーキーじゃない。」

あゆみ「そんな、スーパールーキーだなんて。生徒会長さんに比べたらまだまだです。」

楯無「楯無でいいわ。貴方のことは、入学した時から目をつけていたわ。」

あゆみ「え?」

楯無「入学試験の実技で、先生に勝ったところ、しっかり見ていたから。」

あゆみ「そうだったんですか。」

 

いきなり名前呼びしてほしいなんて、結構気さくだ。

 

楯無「貴方は将来大物になる。うちに入ってくれたこと、感謝するわ。」

 

楯無さんが扇子を広げる。

 

あゆみ「熱烈歓迎。楯無さんはこういう風にコミュニケーションをとるんですか。」

楯無「そうよ。」

あゆみ「何だかジェスチャーみたいですね。私もやってみようかな。」

楯無「貴方も結構面白いこと言うのね。」

あゆみ「それはどうも。それで、そちらの方は?」

虚「布仏虚と申します。以後おみしりおきを。」

あゆみ「おみしりおきって、何だかメイドみたいですね。」

虚「はい。私は楯無お嬢様の従者ですから。」

あゆみ「そうなんですか。」

楯無「貴方、こういうのに慣れているみたいね。」

あゆみ「はい。中学時代、財閥とか、大会社のお嬢様の何人かと親友でしたので。」

 

かれんさん、ありすさん、みなみさん、あおいさんのことだ。

 

本音「あゆみん凄い。今度聞かせてよ。」

虚「本音、あまり他人の秘密に突っ込むものではありません。」

あゆみ「別に私はいいですよ。それより、気になったことがあるのですが。」

楯無「何かしら。」

あゆみ「更識家のことなんですけど...。あまり詳しくは知らない方がいいでしょうか。」

 

プリキュアなら、連携を取るためにも秘密や隠し事は厳禁だ。なぎささんとほのかさんに、秘密が功を奏した事があった。敵幹部のポイズニーがほのかさんに化けて近づいてきた。どっちが偽物か分からないなぎささんは自分のことについて答えてもらった。化けるだけあってポイズニーも良く答えたけど、なぎささんの靴下は臭い、という2人だけの秘密は知らなくて、変装を見破られた。だけど、現実には知らない方がいいこともある。

 

楯無「そうね、無関係な貴方は知らない方が...。」

本音「楯ちゃんはね~、対暗部用暗部の当主なんだよ~。」

虚「本音、余計なことを...!」

あゆみ「やっぱりこうなりましたか。」

虚「やっぱり?どういうことですか。」

あゆみ「私、昔から巻き添えを食うことが多いんです。まさかそちらから秘密をばらすというのは想定外でしたが。」

 

プリキュアは基本日常生活の中に戦闘が組み込まれていると言っていいレベルで何かに巻き込まれる。まあ、自分から巻き込まれている人も少なからずいるが。

 

楯無「仕方ないわね。こうなった以上、中途半端に知っているより、更識家に協力的な一般人として振る舞ってもらった方がいいわ。」

あゆみ「あくまでも一般人なのですね。」

楯無「ええ。更識家と親しい一般人なら、襲ったところで人質位の価値しかないわ。内部の情報までは漏れ出ない。」

あゆみ「分かりました。」

楯無「さてと、この話はこれくらいにして、仕事始めるわよ。」

あゆみ「新学期始まってまだそんなに経ってないですけど、仕事多いですね。」

楯無「ここはいろいろあるから。」

 

 

二時間かかって、ようやく書類が片付いた。

 

楯無「どう、生徒会の仕事は。」

あゆみ「結構大変ですね。でも、私の親友はこれ以上でした。」

楯無「これ以上って?」

あゆみ「部活の助っ人、親戚の赤ちゃんの子守り、戦い...。よく1年間やり通していたな~って。」

楯無「どれだけ抱え込んでいるのよ。」

あゆみ「まあ、色々あって、そうなったんですけどね。本人がお節介焼きということもありますし。」

本音「最後に挙げた戦いって何~?」

あゆみ「そうですね、楯無さんが対暗部として動くように、その人も敵対勢力と…。」

楯無「中学生がやるようなことじゃないでしょ。」

あゆみ「そう言う楯無さんも高校生ですけど。」

楯無「高校生は大人よ。立派に働いている人もいるわ。さっ、今日の仕事はここまでね。」

虚「紅茶を淹れますわ。坂上さんも召し上がってください。」

 

良く味が出ている。

 

あゆみ「おいしい。セバスチャンさんの淹れてくれた紅茶を思い出すなあ。」

本音「誰~?」

あゆみ「私の友達の執事さん。ヘリコプターの運転から、ケーキ作りまでなんでもこなせる超凄い人だったよ。」

 

~1020室~

本音「あゆみんが入ってくれて皆嬉しいのだ~。」

あゆみ「明日からも頑張るよ。」

本音「おーなのだ~。」

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