戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第18話 セシリアさんと箒さんの喧嘩

箒「今日も特訓だな。」

あゆみ「そうだね。」

 

最近あゆみさんは篠ノ之さんにかかりきりですわ。ちょっと妬いてしまいますわね。でも、欲しければ奪うまでですわ。

 

セシリア「その特訓、私もやってよろしくて?」

 

フフ、私の実力を見ておののくがいいですわ。

あゆみ「私はいいよ。箒さんは?」

箒「私も構わんぞ。」

 

あゆみは渡さん。

 

~アリーナ~

あゆみ「さてと、訓練の内容、どうしようかな。」

セシリア・箒「「模擬戦(ですわ)(だ)。」」

あゆみ「じゃあ、3人でバトルロワイヤルだね。」

 

3人がスタート位置に着く。

 

「「「よーい、スタート!」」」

 

多分私を先に潰しに来るだろう。

 

箒「先手必勝!」

セシリア「させませんわ!」

 

パァン パァン ビュッ ビュッ

 

あゆみ「あ、あれ?」

 

セシリアさんも箒さんも私のことより、相手をどう潰すかを考えている。

 

箒「くっ、やるな。」

セシリア「そっちこそ、私の動きについてくるとは侮れませんわね。ですが、」

セシリア・箒「「勝つのは私(ですわ)(だ)。」」

 

凄い戦いだ。セシリアさんがライフルやレーザーで箒さんを狙えば、箒さんは巧みな体捌きと切り捨てでそれを無効化する。銃弾やレーザーを切り捨てるというのは漫画ではよくあるが、現実にやるのは簡単じゃない。優れた動体視力と、弾の動きに負けない正確無比な刀捌きが要求される。接近戦に持ち込んだら箒さんが有利だから、何とかして懐に潜り込もうとする。でも、セシリアさんも偏向射撃(フレキシブル)をフル活用して近づけさせない。箒さんはまだ瞬時加速(イグニッション・ブースト)を習得していないから、セシリアさんに押され始める。

 

箒「くっ、シールドエネルギーがもうない…。」

セシリア「私の勝ちですわね。」

箒「も、もう一回だ。」

セシリア「幾らでも相手致しますわ。」

あゆみ「えーっと、こういう場合の対処法は…。」

 

2人とも、意地を張りすぎて、相手を認められない。こういう時、一番いいのは力を合わせて強大な敵に立ち向かうこと。りんさんとかれんさん、あかねさんとなおさんは、意地を張ることもあるけど、ピンチの時には力を合わせて敵に向かって行く。ではこの世界の、怪物みたいな手強い存在といえば誰だろうか。まず思いつくのは織斑先生だ。でも、私自身ならともかく、友人のためという理由では動いてくれないだろう。となると、他に頼めそうなのは…。

 

あゆみ「楯無さん、かな…。」

 

楯無さんならやってくれるかもしれない。

 

結局、2人が意地を張り合って訓練は終わった。

 

あゆみ「うーん、今日はあまり捗らなかったね。」

セシリア「篠ノ之さんのせいですわ。」

箒「オルコットが悪い。」

あゆみ「2人とも、落ち着こうよ。」

「「フン。」」

 

これはやっぱり楯無さんに頼むしかない。

 

 

くそう、今日こそは勝つ。

 

バシィ

 

箒「イタッ。」

 

あゆみの一番の親友はこの私。それを理解させますわ。

 

バシィ

 

セシリア「うう…。」

 

千冬「篠ノ之、オルコット、何ぼーっとしている。集中しろ。」

「「は、はい…。」

 

~昼休み~

セシリア「あゆみさん、一緒に食べませんか。」

あゆみ「うん。」

箒「私も食べるぞ。」

セシリア「あら、篠ノ之さんは彼氏がいるじゃありませんか。」

一夏「そうだぞ。俺と食べろよ。」

箒「それとこれとは話が別だ。」

 

~食堂~

セシリア「やはりここは洋定食ですわね。」

箒「いや、和定食だ。」

 

私を挟んで、セシリアさんと箒さんが睨み合う。

 

あゆみ「好きなものを食べればいいと思うけど。私はラーメン大盛りにするよ。」

箒「そんなに食べて大丈夫か。」

セシリア「きちんと自分が消費するカロリーを考えませんと。」

あゆみ「ちゃんと食べないとかえって太るよ。」

 

私は麺をすする。それを見て2人も食べ始めた。

 

 

箒「今日も特訓だ。あゆみ、やるぞ。」

セシリア「いいえ、この私とですわ。」

あゆみ「ゴメン、ちょっと用事があるから先に行って準備していて。直ぐに向かうから。」

 

私は生徒会室に向かう。中では楯無さんと虚さんが寛いでいた。

 

虚「あら、坂上さん。生徒会の仕事をするのですか。」

あゆみ「いえ、楯無さんに用があってきました。」

楯無「あら、私じゃないと駄目な用?」

あゆみ「はい。実は、訓練に協力していただきたくて。」

楯無「私に指導してほしいの?」

あゆみ「私じゃなくて、私の親友2人です。強敵に対して連携を取って戦うやり方を知って欲しくて…。」

楯無「1年生には連携の訓練はまだ早いわ。」

 

楯無さんが扇子を開く。時期尚早と書かれている。

 

あゆみ「分かっています。ですが、どうしても必要なんです。もう一段上のレベルに達するために。」

楯無「そうね…。」

あゆみ「あ、無理ならいいです。ダメ元で頼んでいるので…。」

楯無「良いわよ。」

 

楯無さんが扇子を広げる。

 

あゆみ「『向上心』…。引き受けてもらえるのですか。」

楯無「友達思いなあなたの頑張りに免じてね。」

あゆみ「あ、ありがとうございます!」

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