箒「今日も特訓だな。」
あゆみ「そうだね。」
最近あゆみさんは篠ノ之さんにかかりきりですわ。ちょっと妬いてしまいますわね。でも、欲しければ奪うまでですわ。
セシリア「その特訓、私もやってよろしくて?」
フフ、私の実力を見ておののくがいいですわ。
あゆみ「私はいいよ。箒さんは?」
箒「私も構わんぞ。」
あゆみは渡さん。
~アリーナ~
あゆみ「さてと、訓練の内容、どうしようかな。」
セシリア・箒「「模擬戦(ですわ)(だ)。」」
あゆみ「じゃあ、3人でバトルロワイヤルだね。」
3人がスタート位置に着く。
「「「よーい、スタート!」」」
多分私を先に潰しに来るだろう。
箒「先手必勝!」
セシリア「させませんわ!」
パァン パァン ビュッ ビュッ
あゆみ「あ、あれ?」
セシリアさんも箒さんも私のことより、相手をどう潰すかを考えている。
箒「くっ、やるな。」
セシリア「そっちこそ、私の動きについてくるとは侮れませんわね。ですが、」
セシリア・箒「「勝つのは私(ですわ)(だ)。」」
凄い戦いだ。セシリアさんがライフルやレーザーで箒さんを狙えば、箒さんは巧みな体捌きと切り捨てでそれを無効化する。銃弾やレーザーを切り捨てるというのは漫画ではよくあるが、現実にやるのは簡単じゃない。優れた動体視力と、弾の動きに負けない正確無比な刀捌きが要求される。接近戦に持ち込んだら箒さんが有利だから、何とかして懐に潜り込もうとする。でも、セシリアさんも
箒「くっ、シールドエネルギーがもうない…。」
セシリア「私の勝ちですわね。」
箒「も、もう一回だ。」
セシリア「幾らでも相手致しますわ。」
あゆみ「えーっと、こういう場合の対処法は…。」
2人とも、意地を張りすぎて、相手を認められない。こういう時、一番いいのは力を合わせて強大な敵に立ち向かうこと。りんさんとかれんさん、あかねさんとなおさんは、意地を張ることもあるけど、ピンチの時には力を合わせて敵に向かって行く。ではこの世界の、怪物みたいな手強い存在といえば誰だろうか。まず思いつくのは織斑先生だ。でも、私自身ならともかく、友人のためという理由では動いてくれないだろう。となると、他に頼めそうなのは…。
あゆみ「楯無さん、かな…。」
楯無さんならやってくれるかもしれない。
結局、2人が意地を張り合って訓練は終わった。
あゆみ「うーん、今日はあまり捗らなかったね。」
セシリア「篠ノ之さんのせいですわ。」
箒「オルコットが悪い。」
あゆみ「2人とも、落ち着こうよ。」
「「フン。」」
これはやっぱり楯無さんに頼むしかない。
くそう、今日こそは勝つ。
バシィ
箒「イタッ。」
あゆみの一番の親友はこの私。それを理解させますわ。
バシィ
セシリア「うう…。」
千冬「篠ノ之、オルコット、何ぼーっとしている。集中しろ。」
「「は、はい…。」
~昼休み~
セシリア「あゆみさん、一緒に食べませんか。」
あゆみ「うん。」
箒「私も食べるぞ。」
セシリア「あら、篠ノ之さんは彼氏がいるじゃありませんか。」
一夏「そうだぞ。俺と食べろよ。」
箒「それとこれとは話が別だ。」
~食堂~
セシリア「やはりここは洋定食ですわね。」
箒「いや、和定食だ。」
私を挟んで、セシリアさんと箒さんが睨み合う。
あゆみ「好きなものを食べればいいと思うけど。私はラーメン大盛りにするよ。」
箒「そんなに食べて大丈夫か。」
セシリア「きちんと自分が消費するカロリーを考えませんと。」
あゆみ「ちゃんと食べないとかえって太るよ。」
私は麺をすする。それを見て2人も食べ始めた。
箒「今日も特訓だ。あゆみ、やるぞ。」
セシリア「いいえ、この私とですわ。」
あゆみ「ゴメン、ちょっと用事があるから先に行って準備していて。直ぐに向かうから。」
私は生徒会室に向かう。中では楯無さんと虚さんが寛いでいた。
虚「あら、坂上さん。生徒会の仕事をするのですか。」
あゆみ「いえ、楯無さんに用があってきました。」
楯無「あら、私じゃないと駄目な用?」
あゆみ「はい。実は、訓練に協力していただきたくて。」
楯無「私に指導してほしいの?」
あゆみ「私じゃなくて、私の親友2人です。強敵に対して連携を取って戦うやり方を知って欲しくて…。」
楯無「1年生には連携の訓練はまだ早いわ。」
楯無さんが扇子を開く。時期尚早と書かれている。
あゆみ「分かっています。ですが、どうしても必要なんです。もう一段上のレベルに達するために。」
楯無「そうね…。」
あゆみ「あ、無理ならいいです。ダメ元で頼んでいるので…。」
楯無「良いわよ。」
楯無さんが扇子を広げる。
あゆみ「『向上心』…。引き受けてもらえるのですか。」
楯無「友達思いなあなたの頑張りに免じてね。」
あゆみ「あ、ありがとうございます!」