戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第29話 決行

今日は作戦決行日だけど、いつもと同じようにしていないといけない。まずは、実技だ。

 

千冬「今日も前回と同じく専用機持ちと坂上が他の者を指導する。ただし、今日からは指導の優れている者を選んでいい。」

 

その結果、

 

「「「坂上さんよろしくね。」」」

「「「デュノア君お願いね。」」」

 

私とデュノアさんに全員集まった。

 

一夏「な、なんでだよ。」

セシリア「私の懇切丁寧な解説が理解できませんの?」

鈴「ちょっと、あたしのやり方が不味いってわけ?」

ラウラ「...。」

千冬「今日から希望者が少ない専用機持ちは後片付けをやってもらうぞ。この分だと、坂上とデュノア以外は全員当てはまりそうだな。」

 

成程、これなら嫌でも分かりやすい解説を考えざるを得ない。織斑先生、やっぱり凄い。

 

 

・・・・・

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・・

 

 

皆で昼食を食べている。

 

鈴「何であんた達2人ばかり人気あるのよ。」

セシリア「知識については私の方があゆみさんより上ですのに。」

 

鈴さんとセシリアさんが不機嫌そうにのびている。あの後、誰一人集まらなかった者はペナルティとして授業が終わるまでグランド全力疾走を課せられたためだ。

 

箒「分かりやすいからだ。この前はあゆみ、今日はデュノアの指導を受けたが、こちらに合わせた的確な指導をしていたぞ。」

鈴「よし、分かったわ。あゆみ、今日の特訓は相手に伝えることよ。」

あゆみ「ゴメン、今日は先約があるんだ。」

セシリア「今日は誰ですの?」

あゆみ「えっと...。楯無さん。」

 

危ない危ない、デュノアさんって言いそうになった。

 

セシリア「それでしたら仕方ないですわね。」

あゆみ「う、うん。」

 

 

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放課後になり、私達は準備を済ませる。

 

楯無「じゃあ、行くわよ。」

あゆみ「うん。」

シャルロット「はい。」

 

制服だと目立つので、3人とも私服である。そして、帽子を被り、サングラスをかけて誰だかわからないようにしてモノレールに乗る。

 

あゆみ「でも、逆に目立っちゃっていますね。」

 

乗客全員の視線が注がれる。

 

シャルロット「それは…。」

楯無「ま、こんな美少女3人がサングラスしていれば当然よ。」

あゆみ「それじゃ意味ないと思いますが…。」

 

藤沢に着き、JRに乗り換え、更に横浜からN’EXで成田空港へ向かう。そこからフランスへ向かう国際便に乗る。

 

あゆみ「結構手間かかるんですね。」

シャルロット「ISならそんなの関係なく、一直線に行けるけどね。」

楯無「行く前からそういう形で目立つのは不味いわよ。さあ、2人共寝るわよ。少しでも気力を蓄えておかないと。」

あゆみ「はい。」

 

 

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楯無「起きなさい。もうすぐ着くわよ。」

あゆみ「もうそんな時間ですか。」

 

その後まもなく、飛行機はフランスのシャルル・ド・ゴール国際空港に着いた。

 

~デュノア社本社~

シャルロット「ここが、デュノア社本社だよ。」

あゆみ「流石に大きい。」

楯無「でも、経営危機なんでしょ。」

シャルロット「うん…。じゃあ、入ろう。」

 

~社長室~

シャルロットの父にしてデュノア社の社長であるアルベール・デュノアが仕事をしている。

 

「社長、お嬢様が是非面会したいとのことです。」

アルベール「そうか。直ぐに会おう。」

 

シャルロットが入ってくる。が、その後ろには見慣れない子が2人いる。

 

アルベール「シャルロット、その2人は?」

楯無「IS学園生徒会長、更識楯無よ。」

あゆみ「IS学園1年1組、坂上あゆみです。」

アルベール「生徒会長の方はまだ分かるが、何故無名の学生が。」

シャルロット「彼女が僕の男装を見抜いたんだよ。」

アルベール「何、しくじったのか。」

あゆみ「いえ、初見で見抜きました。」

アルベール「何故だ。変装は完璧なはず…。」

あゆみ「ええ。完璧でした。実際、私以外は誰も気づきませんでしたよ。」

アルベール「ならば何故…。」

あゆみ「親友に男装の麗人がいたので。そんなことより、デュノアさんはお父さんに聞きたいことがありますよ。」

アルベール「聞きたいこと?」

シャルロット「お父さん、何故僕を男装させてIS学園に送り出したの。」

アルベール「お前のためを思ってだ。」

シャルロット「僕のため?」

アルベール「シャルロット、自分の母親が私の本妻でないことは知っているだろう。その事で、君を狙う計画を社の者の一部が練っていた。」

あゆみ「そ、そんな。」

アルベール「それを知った私は、何とかして安全を確保する必要があった。だが、私の近くにいても、いつスキャンダルになるか分からない。ならば、遠く、誰も手を出せないところにいさせるのが一番。」

楯無「でも、何でばれた時のリスクが高い男装をさせる必要があったのかしら。しかもわざわざ入学時期をずらして。」

アルベール「私の妻が一枚噛んでいたのだ。私としてはただ入学させるだけのつもりだったが、愛人のこともあって、強くでることが出来なかった。」

楯無「成程ね。ま、未遂だし、シャルロットさんは罰を受けないように私が手を回すわ。」

あゆみ「良かったね。スパイする必要が無くなって。」

シャルロット「うん!」

楯無「さてと、学園に帰るわよ。」

アルベール「シャルロット、頑張れよ。」

シャルロット「うん。」

楯無「あら、何勘違いしているのかしら。」

シャルロット「えっ?」

楯無「アルベール・デュノアさん、貴方にも来てもらいます。」

アルベール「な、何故だ。」

楯無「性別詐称にスパイ未遂。断ればどうなるか、分かっていますか。」

 

処分。うわあ、これは断ったら大変なことになる。

 

アルベール「はい…。」

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