戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第31話 デュノアさんと特訓

~食堂~

セシリアさんと鈴さんが私を睨んでいる。

 

セシリア「くっ、何故あゆみさんは私と組まなかったのです!」

鈴「あたしだって同じよ!あゆみ以外考えられなかったのに。」

あゆみ「ゴメンね、向こうからああ言われて、否定できるような雰囲気じゃなかったし...。」

セシリア「それじゃあ、仕方ありませんね。」

鈴「次は必ずあたしと組むのよ。」

 

僕は織斑君に詰め寄られていた。

 

一夏「シャルル、なんで俺と組まないんだよ。」

シャルロット「別に僕と組まないといけないってルールはないよ。」

一夏「同じ男同士、組むのが自然だろうが。」

シャルロット「…。兎に角、僕はあゆみさんと組むから。」

一夏「あんな攻撃できない奴のどこがいいんだよ。」

シャルロット「織斑君には理解できないみたいだね、彼女の良さが。」

一夏「ああ、逃げてばかりでまともに戦わない奴に良さなんてあるかよ。」

 

その言葉に僕の我慢が限界を超える。

 

シャルロット「逃げてなんかいないよ。」

一夏「何!?」

シャルロット「それ以上彼女のことを悪く言うなら、僕が許さないよ。」

 

僕はそう言って立ち去る。

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

~アリーナ~

私はシャルロットさんと連携の確認をする。

 

シャルロット「まずは、僕の得意な高速切替(ラピッド・スイッチ)をやるね。」

 

様々な武器を次々と繰り出し、正確に的に当てる。

 

シャルロット「砂漠の逃げ水(ミラージュ・デ・デザート)。普通に呼び出したら隙ができるけど、これなら、隙を作らず、連続して攻撃できるよ。」

あゆみ「高速切替(ラピッド・スイッチ)ってこんなに凄い技術なんだ。」

 

名前で呼ぶとバレそうなので、手続きが済むまで私は一切名前で呼ばないことにした。

 

シャルロット「うん。それにしても、戦いが苦手な人がIS学園にいるとは思わなかったよ。」

あゆみ「私はISを兵器じゃない場面で活用すべきと考えているから。」

シャルロット「それで代表候補生を2人も破るのは凄いけどね。」

あゆみ「エヘヘ。それで、陣形なんだけど、私は前線で攪乱して、それで相手が怯んだところを狙うべきだと思うよ。」

シャルロット「武器なしで前線に?それは危険過ぎないかな。」

あゆみ「でも、後方で指示出すだけだと、事実上二対一になっちゃうよ。危険は承知の上だよ。」

シャルロット「それもそうだね。じゃあ、遠慮はしない。」

 

その様子を隣で訓練していた私と鈴さんは眺めています。

 

鈴「ねえ...。」

セシリア「何ですの。」

鈴「仲、良すぎない。」

セシリア「良すぎますわね。」

鈴「よし決めた!(デュノアを)殺そう!」

セシリア「奇遇ですわね。私も同じこと考えていましたわ。同じ考えの者同士、チーム組みましょう。」

鈴「気が合いそうね、あたし達。」

セシリア「私達のあゆみさんを誑かしたに違いありませんわ。」

鈴「フランスのプレイボーイをぶっ潰すわよ。」

 

私達は物凄い気合いを入れて訓練に励みます。

 

箒「そのざまは何だ。専用機を持っていない私の方が強いではないか。」

一夏「そうは言ってもさ、武器は近接ブレードだけ、攻撃方法も零落白夜だけじゃなあ。」

 

私は一夏と組むことにした。近接同士ではあるが、気心の知れた者同士だからいいと思ったのだ。ところが、一夏はまるで動きがなってない。全く、これなら坂上と組んだ方が良かったではないか。

 

「見て。ドイツの第三世代機よ。」

「まだ本国でトライアル中だと聞いたけど。」

 

周りが騒ぎ出す。

 

シャルロット「あれがドイツの第三世代機か。」

あゆみ「黒尽くめか。」

 

いつだったか、色にはそれぞれイメージがあるとほのかさんが説明してくれたことがある。黒は強さをイメージさせる色らしい。

 

ラウラ「織斑一夏、私と戦え。」

 

初めてであった時もいきなりはたいていたし、織斑君に何か因縁があるのかな。

 

一夏「嫌だ。戦う理由がない。」

ラウラ「そちらになくても、こちらにはある。」

 

ボーデヴィッヒさんが織斑君に襲い掛かる。

 

一夏「くっ、このっ。」

 

織斑君が雪片弐型で応戦するけど、

 

一夏「な、何故だ。攻撃が通らない…。」

ラウラ「やはりこの私とシュヴァルツィア・レーゲンの前には無力だな。」

 

レールカノンで吹き飛ばす。

 

ラウラ「次はお前だ、坂上あゆみ。」

 

え、私!?今考えられる理由は一つしかない。

 

あゆみ「品定めってこと?」

ラウラ「そういうことだ。」

 

これは不味い。あのレールカノンが他の人に直撃したら大変なことになる。

 

あゆみ「皆避難して。かなりきな臭くなるよ。」

 

その言葉でアリーナにいた人達がピットへ殺到する。箒さんも織斑君を連れていった。

 

ラウラ「フン、周りに注意することはできるようだな。」

あゆみ「あんなのが流れ弾になったら大変だよ。」

ラウラ「だが、余計なのが一人いるぞ。」

 

ボーデヴィッヒさんがシャルロットさんを見る。

 

シャルロット「失礼だね。僕は彼女とペアを組むんだ。残るのは当然だよ。ドイツの人は礼儀作法を知らないのかな。」

ラウラ「二対一では品定めが出来んな。続きはトーナメントだ。」

 

ボーデヴィッヒさんは引き揚げていった。

 

シャルロット「危なかったね。」

あゆみ「うん。」

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