~食堂~
セシリアさんと鈴さんが私を睨んでいる。
セシリア「くっ、何故あゆみさんは私と組まなかったのです!」
鈴「あたしだって同じよ!あゆみ以外考えられなかったのに。」
あゆみ「ゴメンね、向こうからああ言われて、否定できるような雰囲気じゃなかったし...。」
セシリア「それじゃあ、仕方ありませんね。」
鈴「次は必ずあたしと組むのよ。」
僕は織斑君に詰め寄られていた。
一夏「シャルル、なんで俺と組まないんだよ。」
シャルロット「別に僕と組まないといけないってルールはないよ。」
一夏「同じ男同士、組むのが自然だろうが。」
シャルロット「…。兎に角、僕はあゆみさんと組むから。」
一夏「あんな攻撃できない奴のどこがいいんだよ。」
シャルロット「織斑君には理解できないみたいだね、彼女の良さが。」
一夏「ああ、逃げてばかりでまともに戦わない奴に良さなんてあるかよ。」
その言葉に僕の我慢が限界を超える。
シャルロット「逃げてなんかいないよ。」
一夏「何!?」
シャルロット「それ以上彼女のことを悪く言うなら、僕が許さないよ。」
僕はそう言って立ち去る。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
~アリーナ~
私はシャルロットさんと連携の確認をする。
シャルロット「まずは、僕の得意な
様々な武器を次々と繰り出し、正確に的に当てる。
シャルロット「
あゆみ「高速切替(ラピッド・スイッチ)ってこんなに凄い技術なんだ。」
名前で呼ぶとバレそうなので、手続きが済むまで私は一切名前で呼ばないことにした。
シャルロット「うん。それにしても、戦いが苦手な人がIS学園にいるとは思わなかったよ。」
あゆみ「私はISを兵器じゃない場面で活用すべきと考えているから。」
シャルロット「それで代表候補生を2人も破るのは凄いけどね。」
あゆみ「エヘヘ。それで、陣形なんだけど、私は前線で攪乱して、それで相手が怯んだところを狙うべきだと思うよ。」
シャルロット「武器なしで前線に?それは危険過ぎないかな。」
あゆみ「でも、後方で指示出すだけだと、事実上二対一になっちゃうよ。危険は承知の上だよ。」
シャルロット「それもそうだね。じゃあ、遠慮はしない。」
その様子を隣で訓練していた私と鈴さんは眺めています。
鈴「ねえ...。」
セシリア「何ですの。」
鈴「仲、良すぎない。」
セシリア「良すぎますわね。」
鈴「よし決めた!(デュノアを)殺そう!」
セシリア「奇遇ですわね。私も同じこと考えていましたわ。同じ考えの者同士、チーム組みましょう。」
鈴「気が合いそうね、あたし達。」
セシリア「私達のあゆみさんを誑かしたに違いありませんわ。」
鈴「フランスのプレイボーイをぶっ潰すわよ。」
私達は物凄い気合いを入れて訓練に励みます。
箒「そのざまは何だ。専用機を持っていない私の方が強いではないか。」
一夏「そうは言ってもさ、武器は近接ブレードだけ、攻撃方法も零落白夜だけじゃなあ。」
私は一夏と組むことにした。近接同士ではあるが、気心の知れた者同士だからいいと思ったのだ。ところが、一夏はまるで動きがなってない。全く、これなら坂上と組んだ方が良かったではないか。
「見て。ドイツの第三世代機よ。」
「まだ本国でトライアル中だと聞いたけど。」
周りが騒ぎ出す。
シャルロット「あれがドイツの第三世代機か。」
あゆみ「黒尽くめか。」
いつだったか、色にはそれぞれイメージがあるとほのかさんが説明してくれたことがある。黒は強さをイメージさせる色らしい。
ラウラ「織斑一夏、私と戦え。」
初めてであった時もいきなりはたいていたし、織斑君に何か因縁があるのかな。
一夏「嫌だ。戦う理由がない。」
ラウラ「そちらになくても、こちらにはある。」
ボーデヴィッヒさんが織斑君に襲い掛かる。
一夏「くっ、このっ。」
織斑君が雪片弐型で応戦するけど、
一夏「な、何故だ。攻撃が通らない…。」
ラウラ「やはりこの私とシュヴァルツィア・レーゲンの前には無力だな。」
レールカノンで吹き飛ばす。
ラウラ「次はお前だ、坂上あゆみ。」
え、私!?今考えられる理由は一つしかない。
あゆみ「品定めってこと?」
ラウラ「そういうことだ。」
これは不味い。あのレールカノンが他の人に直撃したら大変なことになる。
あゆみ「皆避難して。かなりきな臭くなるよ。」
その言葉でアリーナにいた人達がピットへ殺到する。箒さんも織斑君を連れていった。
ラウラ「フン、周りに注意することはできるようだな。」
あゆみ「あんなのが流れ弾になったら大変だよ。」
ラウラ「だが、余計なのが一人いるぞ。」
ボーデヴィッヒさんがシャルロットさんを見る。
シャルロット「失礼だね。僕は彼女とペアを組むんだ。残るのは当然だよ。ドイツの人は礼儀作法を知らないのかな。」
ラウラ「二対一では品定めが出来んな。続きはトーナメントだ。」
ボーデヴィッヒさんは引き揚げていった。
シャルロット「危なかったね。」
あゆみ「うん。」