戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第32話 クラスメイトと特訓

~昼休み~

クラスメイトの清香さん、神楽さん、静寐さん、鏡ナギさん、夜竹さゆかさん、国津玲美さん、谷本癒子さん、岸原理子さんが集まる。

 

さゆか「坂上さん、相談があるんだけど。」

あゆみ「じゃあ、食堂で。」

 

~食堂~

皆が注文して席に座る。

 

あゆみ「それで、相談って。」

癒子「今度の学年別トーナメントが注目されているのは知っているよね。」

あゆみ「うん。それで。」

清香「やっぱり、もっとISの操縦、上手くなりたいよ。」

理子「学園別トーナメントで少しでも上に行きたいんだよね~。」

神楽「放課後の訓練、坂上さんに付き合ってほしい。」

あゆみ「それはいいけど、どうして私?」

ナギ「だって、指導が上手い人、他にいないから...。」

さゆか「織斑君は全然理解していないし、オルコットさんは小難しい理論を並べるし、凰さんは感覚論だし、ボーデヴィッヒさんは何も教えてくれない...。」

あゆみ「デュノア君は?」

玲美「えーと、修羅場になりそうだから回避。」

あゆみ「分かった。取り敢えず今日の放課後に申請するね。」

私は急いで食べ終えて生徒会室に向かう。

 

~生徒会室~

あゆみ「という訳です。何とか融通できませんか。」

楯無「フーン、そうね、今日の貸し出し予約を見るに、4機が限界ね。」

あゆみ「それだけ使えるなら十分です。」

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

~アリーナ~

私は全員を集めて説明を始める。

 

あゆみ「申請が通ったけど、使えるのは打鉄とラファールが2機ずつ。暴走に備えて私が常に1機纏っておかないといけないから、実質3機。」

ナギ「キツイね。」

清香「あーあ、ISがもっとあればいいのに。」

神楽「ない物ねだりしてもしょうがないでしょ。」

あゆみ「えーと、いいかな。そこで、使わない間はイメージトレーニングをしてほしい。どんな感じに動かすのか。」

さゆか「成程...。」

あゆみ「イメージトレーニングはどこでもできるから、今日まで動かした時の感触を思い出して、次に動かすときに再現しやすくしてほしいな。」

清香「分かったわ。」

あゆみ「皆、基礎的な動きは理解しているって前提でいいかな。」

 

全員が頷く。

 

あゆみ「じゃあ、まずは瞬時加速(イグニッション・ブースト)。これは絶対習得すべき。これが出来たら間合いを詰めやすくなる。」

清香「よーし、まずは私から。」

 

ギュン

 

どこか加速が弱い。

 

あゆみ「うーん、どこか怖がっているよ。」

清香「え?」

あゆみ「普通の加速よりも更に高い加速度を出すからね。一つ、私がやってみるから、体験してみて。」

 

私は清香さんを抱き上げる。

 

清香「え、えっと、坂上さん…。」

 

これってお姫様抱っこだよ。

 

あゆみ「行くよ。」

 

ギュンッ

 

清香「す、凄い加速…。」

あゆみ「これくらいやらないと瞬時加速(イグニッション・ブースト)とは呼べない。」

清香「…。これを習得するの!?」

 

その後全員に体験させたけど、全員唖然としていた。

 

あゆみ「難しいけど、これが出来るのと出来ないのとでは大きな差だよ。」

神楽「武器の使い方は?」

あゆみ「やらないよ。」

ナギ「詰まんない。」

あゆみ「ごめんね。私は武器は使わないから、使い方を指導することはできないんだ。だけど、ISの操縦については、専用機持ち以外ではトップクラスに入る自信がある。だから、ISの操縦の巧さをひたすら磨くよ。」

神楽「ええ!?」

理子「じゃあ、専用機持ち2人と対戦した時もなの~?」

あゆみ「搭載はしていたけど、使う気はなかったよ。でも、そんなことする人がいるとは誰も思わないでしょ。」

癒子「これほどのはったり、見たことない…。」

あゆみ「でも、操縦の巧さがあったからセシリアさんも諦めたんだよ。でないと一方的にやられて終わりだったよ。」

「「「…。」」」

あゆみ「とにかく、十全に使いこなすほうが先だね。」

「「「はい…。」」」

 

 

清香「瞬時加速(イグニッション・ブースト)、習得するのって結構難しい。」

あゆみ「うーん、ブーストだし、後ろから思い切り押されているイメージかな。」

清香「よ、よし。」

 

ギュンッ

 

清香「出来た!」

あゆみ「凄いよ。」

神楽「よーし、私も負けられない!」

 

皆の気合が入りだした。

 

 

・・・・・

・・・・

・・・

・・

 

 

あの後試行錯誤して、アリーナの終了時間までに全員瞬時加速(イグニッション・ブースト)は出来るようになった。

 

あゆみ「瞬時加速(イグニッション・ブースト)が出来るなら、訓練機の人相手ならかなり有利に立ち回れるよ。但し、エネルギーを使うから、乱発は感心しないね。」

ナギ「技一つ習得するのも結構大変ね。」

あゆみ「今日はこのくらいかな。」

理子「え~、まだ全然だよね~。」

あゆみ「私の集中力が限界なんだ。」

玲美「それじゃ仕方ないよね♪」

 

皆で片づける。

 

あゆみ「私はまだ少し用があるから残るね。」

さゆか「じゃあ、また明日...。」

あゆみ「うん。」

 

皆が行ったことを確認する。

 

あゆみ「さてと、大分と汚れているようだし、磨くよ。」

ラファール7「よろしくお願いするわ。」

 

ゴシゴシ

 

あゆみ「整備の時に磨かれないの?」

ラファール7「一応は。でも、専用機に比べると磨かれ具合は良くないわ。」

あゆみ「じゃあ、私が時間があるときだけでも磨かないとね。」

打鉄5「何で全員でやらないの?」

あゆみ「これは私が好きでやっていることだから。それに、皆がいたら話せないでしょ。」

ラファール8「別に隠すようなことじゃないと思うけど。」

あゆみ「そんなことが分かったら目立っちゃうよ。専用機がないのにそうなったら、絶対に狙われるよ。」

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