戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第39話 タッグマッチvs本音さん&ラウラ・ボーデヴィッヒ

控室で次の対戦相手の試合を見る。

 

ピーッ

 

「試合開始!」

 

開始早々、織斑君がボーデヴィッヒさんにぶつかっていった。

 

あゆみ「織斑君がボーデヴィッヒさんと、篠ノ之さんが本音さんとか。悪手だね。」

シャルロット「うん。織斑君の零落白夜なら、布仏さんは対抗手段がない。」

あゆみ「その間、篠ノ之さんが持ちこたえて、織斑君が布仏さんを倒して合流すれば二対一になるのに。これじゃあ織斑君の零落白夜はAICで止められてしまうよ。」

 

戦況はシャルロットさんの言う通りに展開した。織斑君はAICで零落白夜を止められ、その隙にワイヤーでがんじがらめにされてしまう。本音さんはひたすら逃げ回っていただけだが、近接型の箒さんは接近しないと攻撃できない。もたもたしている間に織斑君を倒したボーデヴィッヒさんの餌食になってしまった。

 

シャルロット「相手が決まったね。じゃあ、ピットに行こうか。」

あゆみ「うん。」

 

~ピット~

箒「くそっ…。」

 

箒さんがイライラしている。

 

あゆみ「箒さん、どうして織斑君を本音さんに当てなかったの?」

箒「私もそれは提案したのだが、あの馬鹿、作戦を無視して一直線に突っ込んでいった。」

あゆみ「いくらボーデヴィッヒさんでも二対一でなら勝てたかもしれないのに。」

箒「全くだ。不完全燃焼もいいところだ。お前と組めばまた違ったかもしれん。」

あゆみ「私が箒さんの分まで頑張るよ。」

箒「ああ。あのドイツ軍人に負けるな!」

 

「両者、スタート位置まで移動してください。」

 

私達はピットを飛び出す。

 

ラウラ「フッ、待っていたぞ。貴様の実力、じっくり見させてもらう。」

 

ピーッ

 

「試合開始!」

 

ラウラ「そうか、お前が私を引き付けるのか。」

あゆみ「これがベストだからね。」

ラウラ「ならば、これでも食らえ!」

 

ラウラさんがワイヤーブレードを出してくる。私が素早く動いてボーデヴィッヒさんの攻撃を躱す。

 

ラウラ「チッ、ちょこまかと。」

 

私があっちこっち不規則に動き回るから位置が目測で掴めない。しかも、AICを使えないように距離をとっている。

 

あゆみ「AICにかからなければ何とかなる。」

ラウラ「なら、これはどうだ。」

あゆみ「レールガン!?」

 

ドォン

 

間一髪、回避する。

 

あゆみ「危なかった~。」

ラウラ「今のをかわすとは、少しは面白くなりそうだ。」

 

シャルロット「早く終わらせて坂上さんのところに行かないと。」

本音「負けないのだ~!」

 

ダダダダ

 

凄まじい撃ち合いになる。

 

~管制室~

真耶「凄い戦いですね。」

千冬「ああ。布仏とデュノアの撃ち合いもさることながら、坂上がボーデヴィッヒの苛烈な攻撃に一歩も引いていない。自分から攻撃こそしないが、AICが発動しない程度には距離を取りつつ、デュノアの方に行かせないよう、時間を稼いでいる。」

 

~ステージ~

シャルロット「布仏さんがここまでやるとは予想外だったよ。」

本音「本音はやるときはやるのだ。ただ、ボーデヴィッヒさんが全部自分でやると言ったから本音は喜んで試合中休んでいたのだ~。」

シャルロット「そうだったんだ...。」

 

だけど、僕のラファールにはミサイルも積んである。

 

シャルロット「悪いけど、時間掛けられないんだ。」

 

高速切替(ラピッド・スイッチ)で呼び出し、布仏さんめがけて撃つ。

 

本音「これは無理なのだ~。」

 

ドォン

 

あっという間にシールドエネルギーが0になる。

 

シャルロット「早く助けないと。」

 

幾らでも粘る。シャルロットさんが駆け付けるまで。

 

シャルロット「お待たせ。間に合ってよかった。」

あゆみ「さてと、AICキラー作戦の開始だよ。」

ラウラ「AICキラー作戦だと!?」

 

私が急速接近する。

 

ラウラ「フン、AICの餌食だ。」

 

ラウラさんがAICを発動させる。私は動かなくなる。

 

ラウラ「所詮この程度か。食らえ。」

 

ワイヤーブレードを撃ってくるが、私は横に動いてかわす。

 

ラウラ「な、なに、AICから抜け出しただと。」

シャルロット「隙あり。」

 

シャルロットさんがライフルで狙い撃つ。

 

ラウラ「くっ。」

 

ラウラさんがシャルロットさんの相手をした隙に私は一旦離れ、再び急速接近する。

 

ラウラ「今度こそ。」

 

また私が動かなくなる。だが、今度も私は横に退避、シャルロットさんが隙をついて攻撃した。

 

ラウラ「一体どうなっているのだ。AICの故障か。」

 

欠陥機か。だとしたら、私は外れくじを引かされたのか。

 

~実況室~

薫子「ああっと、AICが効きません。これはボーデヴィッヒさん大ピンチです。」

楯無「効かないんじゃない。最初から拘束されていないのよ。」

薫子「え!?」

楯無「坂上さんはAICの有効半径を正確に分かっている。だから、拘束されないぎりぎりまで近づき、ボーデヴィッヒさんがAICを発動するのに合わせて急停止する。ボーデヴィッヒさんはAICで拘束していると思い込んでいるから当然の如く狙うけど、拘束されていないから容易に回避できる。そしてその隙にデュノア君が攻撃する。」

薫子「とんでもない連携ね。」

楯無「ええ。少しでもAICの有効半径を読み間違えたらこの作戦は破綻するし、ボーデヴィッヒさんに疑いをもたれても駄目。それを出来ている坂上さんは本当に凄いわよ。」

 

~ステージ~

あゆみ「ラファール、上手くいっているね。」

ラファール7「はい。」

シャルロット「そろそろ終わらせるよ。」

 

シャルロットさんがここぞとばかりに盾殺し(シールド・ピアース)を放つ。既にシャルロットさんとの撃ち合いでかなりシールドエネルギーは減ったはず。もう持たないだろう。

 

ラウラ「負けるわけにはいかない。負けるわけには…。」

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