~1年1組~
ラウラさんとも仲良くなれた。これで、1組の主要メンバーは完了だ。次は他のクラスの専用機持ち。なんて考えていると、山田先生が入ってきた。
真耶「ええと、今日は転校生…と言っていいのか…を紹介しますね。」
シャルロットさんが入ってくる。
シャルロット「シャルロット・デュノアです。改めて、よろしくお願いします。」
真耶「デュノア君は、デュノアさん、でした。」
「え、」
「「「えええーっ!?」」」
ナギ「女の子だったなんて…。」
あゆみ「やっと書類が通ったんだね。」
シャルロット「うん。」
神楽「坂上さんは知っていたの?」
あゆみ「知っているも何も、見破ったのは私だよ。」
清香「何で見破れたの?」
あゆみ「中学時代の親友に男装の麗人がいたから。」
理子「今しれっととんでもないこと言わなかった?」
あゆみ「うーん、私の親友、皆が皆、何か凄かったからね。」
ナギ「どんなのどんなの。」
あゆみ「続きは休み時間で。」
「?」
千冬「いつまで無駄話をしている。席に座れ。」
「「「は、はいぃ!」」」
皆が慌てて着席する。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
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休み時間になり、クラスメイト達が集まってくる。
清香「さっき言っていた凄さって?」
あゆみ「ほとんどが、カリスマ性に優れた人か、芸術家の卵。中には既に第一線で活躍している人もいる。」
癒子「具体的には?」
あゆみ「モデルが3人で、うち1人はカリスマモデル、国家の要職についているのが1人、財閥とか大会社のお嬢様が4人、それから…。」
神楽「坂上さん凄すぎ。」
理子「一体どうしたらそんな方々とお近づきになれるの?」
あゆみ「別に慌てなくてもこの学園にいるなら大丈夫だと思うよ。専用機持ちがそういう立ち位置だから。」
「「「あ。」」」
あゆみ「私は訳あって親友と離れ離れにならざるを得なかった。だから、そんな関係を高校でも築きたくて、この学園に入ってきたんだよ。」
ナギ「そんな決意があったんだ…。」
さゆか「何かあたしの動機が恥ずかしく思えてきた…。」
皆がしょんぼりしている。
あゆみ「別に気にすることはないと思うよ。この学園に入るって時点でかなり努力しているってことだし。」
玲美「坂上さん…。」
あゆみ「まだ1年の1学期。学園生活は始まったばかりだよ。」
その言葉で、皆気を取り直したようだ。
織斑君が僕に詰め寄ってくる。
一夏「シャルロット、何で俺に相談しなかったんだ。」
シャルロット「それは…、その…、織斑君には相談しにくかったからかな。」
スパイしようとしていた相手に相談するのはちょっと。
一夏「何だよ。同じ男同士、こういう時は頼ってくれよな。」
シャルロット「…。同じお節介焼きでも、あゆみとは随分違うんだね。」
一夏「どういうことだよ。」
シャルロット「あゆみのお節介焼きは、懇切丁寧。こちらのことを相当深く考えて焼いてくれる。そういうお節介焼きは親切になりやすい。でも、君のお節介焼きは、自己陶酔。他人を助けられる自分が凄い、って思いたいだけ。それは只の大きなお世話だよ。」
一夏「何だと。」
千冬「おい、いつまで無駄話をしている。授業時間だ、席に戻れ。」
皆が慌てて席に戻る。
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あゆみ「シャルロットさんも一緒に食べよう。」
シャルロット「ありがとう。兎に角、これで大っぴらにあゆみと付き合えるね。」
食堂で他の皆が待っていた。
セシリア「情けないですわ。」
鈴「あたしもよ。」
あゆみ「2人共どうして?」
鈴「シャルロットについて、とんでもない思い違いをしていたのよ。」
あゆみ「どう思っていたの?」
セシリア「甘い言葉であゆみを誑かしたんだと思っていましたわ。」
シャルロット「僕に向けていた敵意って、そういう事だったんだ。」
あゆみ「楯無さんもそうだったけど、今回は皆思い切り勘違いしているね。」
シャルロット「男装なんて良くないことしたからね。自業自得だよ。こんな僕でよければ、あゆみのことが大好きな者として、仲間に加えてくれないかな。」
箒「私はいいぞ。」
セシリア「私もですわ。」
鈴「歓迎するわよ。」
~1年1組~
あゆみが来た。よ、よし、決行だ。
あゆみ「あ、ボーデヴィッヒさん、もう大丈夫なんだ。」
ラウラ「うむ。お前のお陰だ。昨日一緒に寝てもらったからな。」
ギロリ
あ、皆がボーデヴィッヒさんを睨んでいる。
セシリア「それはどういうことですか。」
あゆみ「ボーデヴィッヒさんは死線を彷徨っていたんだけど、私が傍にいたら回復したんだよ。」
一夏「そんな漫画じゃあるまいし。」
あゆみ「仮にも生命維持装置に繋がれていた人に対して言う台詞じゃないと思うけどな。」
ラウラ「全くだ。それより、ちょっといいか。」
あゆみ「何、ラウラさん。」
素早く手を回してがっちりとホールドする。
あゆみ「ボ、ボーデヴィッヒさん!?」
唇を近づける。
クチュクチュ
あゆみ「んん!?」
あゆみの唇、暖かい。
あゆみ「んん、んーっ!?」
いきなりボーデヴィッヒさんがキスをしてきた。
ラウラ「ふう。」
ラウラさんが漸く離れる。
あゆみ「え、えーと…。」
あまりの驚きに言葉が続かない。周りの皆も目を見開いている。
ラウラ「お、お前を私の嫁にする!い、異論は認めん!」
えーと、これって…。告白、だよね…。かなり変わっているけど。一応確かめよう。
あゆみ「これって、告白?」
ラウラ「そうだ。」
どうやら本気のようだ。
「え、」
「「「えええーっ!?」」」
千冬「騒がしいぞ。何が起きた。」
織斑先生が入ってきたにも拘らず皆座らない。
清香「これを騒がずにいつ騒ぐかってことですよ。」
神楽「ボーデヴィッヒさんが坂上さんに告白したんです。」
ナギ「しかもキスまでしました。」
千冬「ボーデヴィッヒ、そういうのは休み時間に目立たないところでやれ。」
織斑先生が頭を抱えている。
ラウラ「教官、こういうことは見せつけるべきだと副官がアドバイスを。」
千冬「お前の副官というと、クラリッサ・ハルフォーフか。全く、アイツめ…。」