戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第51話 朝の修羅場

僕とあゆみは手を繋いで歩いている。それも恋人繋ぎだ。あゆみに恋心を抱いていると気づいて以降、もっと距離が縮まった気がする。

 

あゆみ「シャルロットさん、キスしようよ。」

シャルロット「あ、あゆみがこんなに積極的に…。」

あゆみ「積極的な私は嫌?」

シャルロット「ううん、全然いいよ。」

 

僕とあゆみは唇を近づけ…。

 

チュンチュン

 

シャルロット「夢?」

 

うーん、残念。これが現実なら良かったのに。

 

シャルロット「あゆみを起こしに行こうかな。」

 

ふと横を見るとラウラがいない。もしかして、先に行ったのだろうか。

 

「早くしないと。」

 

僕は急いで着替え、身支度を整えて部屋を飛び出した。

 

~1020室~

何か重い。私は目を開ける。ラウラさんが被さっている。

 

あゆみ「ラ、ラウラさん!?」

ラウラ「ふぁ…、もう朝か…。」

あゆみ「な、ななな、何でここに!?」

ラウラ「夫婦とは包み隠さぬものだと聞いたぞ。お前は私の嫁なのだから、当然だろう。」

あゆみ「それはそうだけど、全裸って…。」

 

身に着けているのはラウラさんのISの待機状態、レッグバンドだけだ。

 

ラウラ「私は軍にいたころからずっとこうだ。何、問題はない。さあ、目覚めのキスだ。」

あゆみ「ん、分かった。」

 

欧米人はキスがあいさつ代わりだそうだ。なら、私もやっていいだろう。私達は唇を近づけ、今にも触れ合いそうになる。

 

ガチャ

 

シャルロット「あれ、鍵が開いている。」

 

シャルロットさんが入ってきた。

 

シャルロット「ねえ、何しているのかな。」

 

目が笑ってない。

 

あゆみ「ラウラさんが夜這いをして、それで、朝のキスをしようとして…。」

シャルロット「フーン、そうなんだ。」

 

シャルロットさんが近づいてきて、ラウラさんの耳元に近づける。

 

シャルロット「抜け駆けは禁止だよラウラ。」

ラウラ「フッ、ならば私から奪ってみろ。」

シャルロット「いいよ。負けないから。」

本音「おはようなのだ~。あれ、シャルルンにボーちゃん、どうしたのだ。」

ラウラ「ボ、ボーちゃん!?」

本音「ボーデヴィッヒだからボーちゃんなのだ~。ラウラウと迷ったけど、こっちの方がしっくりくるのだ~。」

あゆみ「プッ、アハハハハ!」

 

思わず笑いだしてしまう。プリキュア達には意外な一面がある。特に、クールビューティーな人は完全にフラグだ。薫さんはみのりちゃん命でロリコン呼ばわりされているし、奏さんは肉球マニア、亜久里ちゃんはスイーツの虜。ラウラさんもその仲間入りだ。

 

ラウラ「わ、笑うな!」

あゆみ「つ、ついツボにはまっちゃって…。」

ラウラ「許さーん!」

 

ラウラさんが私を追いかけてくる。

 

本音「あゆみんにダイブなのだ~。」

あゆみ「わあ、本音さん、重いって。」

本音「女の子同士でもそれは酷いのだ~。」

あゆみ「乗っかられて重くない人なんていないよ。」

「「あっ。ずるい。」」

清香「なんか騒がしいわね。」

神楽「坂上さんの部屋よ。」

 

ガチャ

 

私達は察する。

 

清香「お邪魔だったみたいね。」

神楽「ごゆっくり~。」

 

 

毎朝の鍛錬は大事だ。だが、それでも専用機持ちやあゆみとは大きな隔たりがある。努力を否定はしないが、何か大化けする要素が欲しい…。

 

ワイワイ

 

ん、あゆみの部屋の周りが騒がしいぞ。

 

箒「何があったのだ。」

清香「私達はお邪魔よ。」

箒「そう言われると気になるな。」

 

ガチャ

 

ラウラがキスしようとして、シャルロットがラウラに襲い掛かり、更には布仏が隙を突いて抱き着いている。

 

箒「朝から何不埒なことをしている!」

あゆみ「ラウラさんに夜這いされて…。」

清香「今の聞いた?」

神楽「聞いた聞いた。」

さゆか「今年の同人誌はあゆみハーレムで確定よ!」

千冬「朝から騒がしいぞ。何があった。」

 

あ、織斑先生だ。

 

ガチャ

 

織斑先生が入ってくる。

 

千冬「何がどうなれば朝からこんなことになる。説明しろ。」

あゆみ「実は…。」

 

私は状況を説明する。

 

千冬「やれやれ。」

 

織斑先生が私を引っ張り出す。

 

~食堂~

私が食堂に入ってくると、セシリアさんと鈴さんがすでにいた。

 

鈴「あゆみ、遅いわよ。今日が休みだからって。」

あゆみ「うーん、朝からちょっとね。」

セシリア「何かありましたの。」

あゆみ「実は…。」

 

部屋での出来事を話した。

 

鈴「ちょっと、何それ羨ましい。」

セシリア「こうなったら私も夜這いをするべきでしたわね。」

千冬「こうなってもいいのならな。」

 

私達が振り返ると、本音さん、箒さん、シャルロットさん、ラウラさんがげっそりしている。

 

箒「生きているのが奇跡だ…。」

シャルロット「織斑先生を怒らせちゃいけない…。」

ラウラ「教官の罰、分かっていても受けたくない…。」

本音「今日はお菓子食べられそうにないのだ…。」

あゆみ「一体何が?」

千冬「ほう、聞きたいか?」

鈴「い、いえ…。」

セシリア「遠慮しておきますわ。」

あゆみ「2人がそう言うなら。それより早く食べないと。」

 

食券を買い、席について食べ始める。

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