戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第53話 砂糖製造機(シュガーメイカー)

~物影~

私達は思わず見とれてしまった。

 

鈴「何あれ、カッコよすぎるんですけど。」

箒「史上最高レベルに男に生まれなかったのが惜しい女だ。」

セシリア「男でしたらそもそも出会っていませんわ。」

ラウラ「違いない。」

 

あゆみ「さてと、いつまで隠れているのかな。」

鈴「バ、バレてたの。」

 

観念したのか、皆が出てくる。

 

あゆみ「織斑先生が、ネズミが4匹いるって教えてくれたんだ。」

箒「ネ、ネズミ…。」

ラウラ「教官…。」

あゆみ「誘ってくれなくて寂しかったの?」

セシリア「え、ええ…。」

あゆみ「やっぱり全員ちゃんと誘うべきだったね。」

鈴「そうよ。まあ、スパイごっこは楽しかったけど。」

シャルロット「うう、折角あゆみと2人きりのデートだと思ったのに~。」

セシリア「抜け駆け禁止ですわ。」

あゆみ「じゃあ、改めて全員で楽しもう。」

 

私達は水着屋に戻ってくる。

 

千冬「おや、戻って来たのか。」

あゆみ「やっぱり、全員一緒がいいですから。」

千冬「フッ、せいぜい坂上の足を引っ張らないことだな。」

「「「「「は、はい。」」」」」

 

全員が思い思いの水着を選ぶ。

 

あゆみ「ふう~、いろいろあってもうお昼の時間だよ。」

ラウラ「どこかいい店はないのか。」

シャルロット「この時間帯はどこも混んでいるよ。」

あゆみ「なら、あそこの店が穴場だね。」

箒「何で知っているのだ。」

あゆみ「ここは私の地元みたいなものだから。」

セシリア「そうなのですか。」

あゆみ「私は横浜に住んでいるからね。受験の時も、地元で受けるようなものだってことで、凄く気楽だったよ。」

 

~レストラン~

私達が入る。

 

あゆみ「6人でお願いします。」

 

私達は席に座る。

 

シャルロット「落ち着いた雰囲気だね。」

箒「流石地元民。いい店だ。」

鈴「さっさと注文しよう。」

セシリア「でしたら、私はカレーライスがいいですわ。」

箒「私はハンバーグセットだ。」

鈴「あたしはビーフシチューで。」

シャルロット「僕はナポリタンかな。」

ラウラ「私はビーフステーキセットだ。」

あゆみ「私は照り焼きチキンセットで。」

 

皆思い思いの品を注文する。

 

ラウラ「さてと、洗いざらい喋ってもらおうか。」

シャルロット「や、やっぱり?」

鈴「何であんただけ美味しい思いしようとしているのよ。」

シャルロット「水着がないって言ったら、一緒に買いに行こうって言われて…。」

ラウラ「この前私を抜け駆け禁止と言ったのはどこの誰だっけな。」

シャルロット「うう…。あゆみ~、助けてよ~。」

箒「助け船禁止だ。」

 

こうなったらどうしようもない。シャルロットさんが散々いじられている。

 

「お待たせしました。」

あゆみ「まあまあ、皆それくらいにして、食べようよ。」

ラウラ「そうだな。」

シャルロット「た、助かった~。」

 

パクッ

 

皆が食べている。

 

箒「きちんと作っているな。」

ラウラ「中々旨い。」

あゆみ「ラウラさん。」

ラウラ「ン、なんだ?」

 

パクッ

 

チキンを食べさせる。

 

あゆみ「おいしい?」

ラウラ「う、うむ。」

 

こ、これははい、あーんではないか。

 

鈴「ちょっ、何しているのよ。」

セシリア「大胆すぎますわ。」

あゆみ「そうかな?私の親友の間では普通だよ。」

 

みらリコファミリー、スイート勢、ドキドキ勢…。挙げだしたらきりがない。

 

箒「ならば、私にもしてもらおう。」

あゆみ「いいよ。はい。」

 

パクッ

 

いつもよりいいな。本当なら一夏とするはずだったが。

 

セシリア「ずるいですわ。私にも。」

あゆみ「それじゃあ。」

 

パクッ

 

ああ、いつもよりおいしいですわ。

 

鈴「あたしにも食べさせなさいよ。」

あゆみ「うん。」

 

パクッ

 

く~、堪らないわ。

 

シャルロット「ぼ、僕も。」

あゆみ「じゃあ、いくよ。」

 

パクッ

 

食べさせてもらったのって、いつ以来だろう。

 

あゆみ「じゃあ、今度は皆に食べさせてほしいな。」

 

この後皆に食べさせてもらった。

 

「何あのグループ。女の子同士なのにピンク色一色よ。」

「甘々すぎ。」

「す、すいません、私、ブラックコーヒー追加で。」

「私もです。」

 

ゴクゴク

 

「お、落ち着いたわ。」

「ええ。」

 

あゆみ「さてと、そろそろいこうか。」

シャルロット「色々あったけど、楽しかったね。」

ラウラ「ああ。」

 

会計をしようとすると、

 

「お嬢ちゃん達、これから1割引するから、このレゾナンスで食事するときはいつもここに来ない?」

あゆみ「いいんですか?」

「うん。」

あゆみ「じゃあ、お言葉に甘えて。」

 

私達は会計を済ませて店を出る。

 

「お父さん、何であんなことを。」

「これを見るんだ。」

 

私は売り上げの一覧を見る。

 

「ブラックコーヒーが恐ろしい勢いで売れている!?」

「あの子達がいる間、他の客がブラックコーヒーを飲みまくったんだ。1割引きしても元が取れる。」

「成程。そういうことね。」

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