戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第54話 海に着いたら11時!(オーシャンズ・イレブン)

「「「海だ~!」」」

 

皆がはしゃいでいる。

 

千冬「そろそろ到着だ。IS学園の生徒に恥じない行動をするように。」

「「「はい。」」」

 

 

花月荘。ここがお世話になる旅館か。

 

千冬「今年もお世話になります。」

「今年は男性の操縦者がいるんですって。」

一夏「はい。俺です。」

「この合宿で彼女作りなさいよ。」

一夏「は、はあ。」

 

結構大胆なこと言う人だなあ。

 

千冬「さてと、各自指定された部屋に向かうように。」

 

私達は指定された部屋に向かう。

 

あゆみ「凄い、ここを貸し切れるなんて、IS学園は凄いよ。」

本音「あゆみんは私達と一緒なのだ~。」

清香「最高ね。」

神楽「ええ。」

 

水着に着替えて海へ向かう。

 

セシリア「あゆみさん、サンオイルを塗ってくださいな。」

あゆみ「うん、いいよ。」

 

手で温め、くまなく塗っていく。セシリアさんの肌って、すべすべしている。余程丁寧に手入れしているのだろう。

 

セシリア「いいですわ。フア…。」

 

寝てしまった。

 

鈴「ヘッヘーン、寝ちゃっているの。」

あゆみ「鈴さん。」

鈴「あゆみ、あそこのブイまで競争よ。」

あゆみ「いいよ。あんまり泳ぎは上手くないけどね。」

 

鈴さんが凄い勢いで泳いでいく。

 

あゆみ「ちょっと、準備運動しないと。」

鈴「平気平気。って、うっ。あ、足が…。」

あゆみ「鈴さん!?」

 

とっさに甲龍(シェンロン)を部分展開し、何とか浮いたようだ。私が急いで浜に引っ張り上げる。

 

あゆみ「もう、心配したよ。」

鈴「ゴ、ゴメン。」

本音「あゆみ~ん、ビーチバレーしよ~。」

あゆみ「うん。」

 

こういう時、プリキュアの皆はえげつない連携をしてくる。特に満さんと薫さんの場合、アイコンタクトで回転レシーブをするとかいう日本代表並みの動きをして、皆を翻弄した。

二対二で、こっちは私と本音さん、相手はナギさんと三組の櫛灘さんだ。

 

櫛灘「フッフッフ、七月のサマーデビルと呼ばれた私のサーブ、返せるものなら返してみなさい!」

 

ドカァ

ギューン

ズドォ

 

あゆみ「は、早い!」

櫛灘「もう一発!」

 

バシィ

 

何とか受け止める。

 

あゆみ「本音さん、真ん中に正確に撃って!威力は気にしないでいいから。」

本音「了解なのだ~。」

 

パシィ

 

レシーブがフラフラ~っと上がる。だけど、連携が取れていないせいか、ぶつかってしまった。

 

ナギ「イテテ…。」

櫛灘「ちょっと、今のは私のボールよ。」

ナギ「え、そうなの?」

あゆみ「予想通り。」

 

その後も真ん中に集めてミスを連発した。

 

櫛灘「ちょっと、ど真ん中ばかり返球するなんて怖くないの?」

あゆみ「怖くないよ。むしろ清香さんと神楽さんのペアの方が嫌だな。」

清香「よし、やるわよ。」

神楽「ええ。」

 

息が合っている。私と本音さんも頑張ったけど、惨敗だ。

 

あゆみ「流石。ペアは固定した方がいいし、これからタッグマッチはこのペアでやった方がいいね。」

清香「やった~、褒められた~!」

神楽「このままいけば、タッグマッチなら勝てるかも。」

あゆみ「そんな簡単にISでは負けるつもりはないけどね。」

本音「それはそうとお腹空いたのだ~。」

 

昼食は海の家か旅館で食べることになっている。

 

 

午後になり、引き続き遊んでいるとシャルロットさんと誰かがやってきた。

 

シャルロット「楽しそうだね。僕も入ろうかな。」

あゆみ「それはいいけど、その包帯お化けは?」

ラウラ「わ、私だ!」

シャルロット「水着に自信がないから見せたくないんだって。」

本音「ボーちゃん可愛いところある~。」

あゆみ「プッ、アハハハハ!」

 

思わず笑ってしまう。

 

ラウラ「こら、笑うな~!」

あゆみ「ゴメンゴメン、つい…。」

ラウラ「ゆるさーん!」

千冬「アイツがあんなバカ騒ぎをするとはな。これも坂上の影響か。」

シャルロット「そう言えば、ラウラはドイツの冷水って呼ばれるくらい、冷徹な性格でしたね。」

 

私とラウラさんの追いかけっこはお互い疲れて動けなくなるまで続いた。

 

あゆみ「あー、面白かった。それにしても、箒さんはどうしたのかな。」

シャルロット「そう言えばそうだね。」

セシリア「折角水着を買いましたのに。」

 

~崖~

明日は7月7日。私の誕生日だ。姉さんが何をしてくるか。

 

千冬「どうした。遊ばないのか。」

箒「私だけ置いていかれているのです。気楽に遊べません。」

千冬「まあ、そうかもしれんな。坂上についていくのは大変だ。精々悩むことだな。悩んで、自分なりの答えを見つけることだ。」

 

~広間~

皆で夕食を食べている。地元の魚の刺身の盛り合わせ。新鮮でおいしい。でも、外国人の中には生魚が苦手な人もいる。ふと横を見ると、シャルロットさんが鼻をつまんでいる。

 

あゆみ「わさびつけすぎたの?」

 

シャルロットさんが無言のまま頷く。

 

あゆみ「えーと、水水。」

 

水を回してもらう。

 

シャルロット「た、助かった~。」

あゆみ「付けすぎは駄目だよ。」

シャルロット「う、うん。」

 

反対側ではセシリアさんが辛そうにしている。

 

あゆみ「正座がきついなら、テーブル席に移った方が…。」

セシリア「だ、大丈夫ですわ。」

 

この席を獲得するために得た労力に比べれば、これくらい…。

 

あゆみ「じゃあ、食べさせてあげようか。」

セシリア「え、いいんですの!?」

 

ウフフ、ピンチが一転してチャンスですわ。

 

あゆみ「はい、あーん。」

 

パクッ

 

美味しいですわ。

 

シャルロット「ジーッ。」

セシリア「な、なんですの。」

シャルロット「別に~。」

「「「セシリアずる~い。」」」

「本音もあゆみんに食べさせてもらいたいのだ~。」

あゆみ「じゃあ、一人ずつ順番に。」

一夏「そういうのはマナー違反だろ。」

 

ギロリ

 

清香「織斑君は乙女心が分からないよね。」

神楽「篠ノ之さんにも振られたし。」

一夏「それは関係ないだろ。」

 

ガラッ

 

千冬「お前達、静かに食事することはできんのか。」

 

その一言で一瞬で静かになる。

 

千冬「坂上、部屋では構わんが、こういうところでは自重しろ。」

あゆみ「この前レストランで普通にやりましたけど。」

千冬「はあ…。やりすぎるなよ。それから、後で私の部屋に来い。」

あゆみ「はい。」

 

微妙な雰囲気になったので、その後は誰もこのことに触れないまま、食事した。

 

~織斑先生の部屋~

私は織斑先生の部屋に行く。

 

千冬「楽にしていいぞ。」

あゆみ「えーと、何があったんですか?」

千冬「明日は7月7日だ。何の日か、わかるか?」

あゆみ「七夕、ですよね。」

千冬「それだけじゃない。篠ノ之の誕生日でもある。」

あゆみ「パーティーを開くんですか。」

千冬「いや、一波乱起きそうなのでな。十分注意しろ。」

あゆみ「分かりました。それにしても、どうして言ってくれなかったのでしょうか。プレゼントを用意することくらいはできたのに。」

千冬「あいつなりに思うところがあるんだろう。」

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