真耶「はい、訓練を始めますよ。」
訓練機を用いての訓練だ。最初に順番が回ってくるとは、運がいい。
真耶「この指示に従って訓練をしてくださいね。」
あゆみ「あの~、山田先生。」
真耶「はい。」
あゆみ「ここに書いてあること全部出来るんですけど…。」
「「「私達もです。」」」
一番難しいのが
真耶「え、えっと、じゃあ、自分で課題を作ってやってください。」
あゆみ「分かりました。じゃあ、とりあえず、ラファールのトップスピード出していい
ですか。」
真耶「ええ。」
あゆみ「ラファール、普段狭いアリーナに閉じ込められている分、思い切り飛ばすよ。」
ラファール7「はい!」
どうしてあの子はあんなに楽しそうにできるのだろう。私なんて、専用機がまだ未完成で、訓練機のグループに入れられているのに。何だろう、このもやもやした感じは。
本音「かんちゃんどうしたの。」
簪「本音、あの子一体何者なの?」
本音「あ、かんちゃん。かんちゃんもあゆみんのこと気になる?」
簪「気になるよ。だって、私よりISの操縦上手いもん。」
日本の代表候補生の私よりISの操縦が上手いなんて、一体、どんな訓練を積んできたのだろうか。
本音「後であゆみんに聞いてみるといいのだ~。」
簪「うん…。」
アリーナと違ってここは広いからいくらでも速度を出すことができる。
ビューン
ラファール7「あゆみ、このまま最高速度を突破しますよ。」
あゆみ「そんなことして大丈夫なの?」
ラファール7「あゆみなら全然問題なしです。」
あゆみ「ラファールがそう言うなら。」
私は更に加速する。
「は、はは、速い!」
「一体何キロ出ているの?」
真耶「速度計で測ってみますね。」
チン
真耶「1000km/h…。」
ティナ「信じらない!」
櫛灘「ラファールの訓練機って、最高速度が800km/hでしょ?」
神楽「大丈夫なの!?」
真耶「坂上さん、一旦戻ってください。」
私は戻る。
あゆみ「どうしたんですか?」
真耶「物凄い速度を出していたので、機体が大丈夫か調べてみますね。」
山田先生がいろいろ調べていたが、
真耶「普段より痛みがない…。」
ラファール7「IS適正SSランクのあゆみが操縦しているから当然です。」
あゆみ「えーと、SSランクって、私だけ?」
ラファール7「当然です。多数のISに認められなければSSランクにはなりません。因みに、ISランクの基準は、SSランクはその機体の性能を遥かに超える事が安全に出来る人、Sランクは単一仕様能力(ワンオフアビリティ)を発現できる人、AランクはISの操作が上手く、その機体の性能を十分に発揮できる人、BランクはISを十分に動かせる人、CランクはISを何とか動かせる人です。」
あゆみ「Sランクすっ飛ばしてSSランクか。」
ラファール7「後、他の人の専用機も、その専用機が心を開いていれば自在に扱うことができます。」
あゆみ「へえ~、そうなんだ。」
真耶「坂上さん、どうしたんですか?」
あゆみ「あ、別に何でもないです。適性が高い人がちゃんと操作すると、機体も痛みが少ないんですよ。」
真耶「そうですか。」
あゆみ「じゃあ、私は
清香「…。嘘でしょ?」
あゆみ「本気だよ。」
理子「どれだけ機体操縦を極めるつもりなの~?」
櫛灘「どういうこと?」
ナギ「
玲美「螺旋軌道を描く上に刻々と速度が変わるから、狙い撃ちはほぼ不可能だよ♪」
さゆか「でも、ISでの実現性のあまりの難しさから幻の技とまで言われている...。」
神楽「千冬様でさえこれをやることは出来なかったのよ。」
あゆみ「説明ありがとう。じゃあ、時間になったら呼んで下さい。これ、物凄くスペースいるので、下手に近づくと巻き添え食いますから。」
時間はあっという間に過ぎた。
真耶「時間ですよ。」
あゆみ「うーん、まだ駄目かあ。少し遊んでみたかったんだけどなあ。」
静寐「遊ぶって?」
あゆみ「
神楽「それ、ちょっと見てみたいかも。」
あゆみ「でも、私の番は終わりだから、またの機会だね。」
「「「…。」」」
あゆみ「えっと、みんなどうしたのかな。」
岸里「坂上さんの操縦、もっと見たい。」
あゆみ「見ているより自分で動かした方が面白いと思うけど。」
櫛灘「それはいつでもできる。でも、空に字を書くとか、ここでしか出来ないじゃん。」
あゆみ「山田先生、榊原先生、大丈夫ですか。」
真耶「皆さんがそう言うのであれば、私は構いません。」
菜月「私もちょっと見てみたいしね。」
あゆみ「じゃ、今出来る最大限のアクロバット飛行をやりますよ。」
あゆみ「もういいかな。」
私は浜に戻ってくる。
あゆみ「えーと、どうしたのかな。」
皆が私のことをじっと見ている。
ティナ「あんな凄い動き、私もやってみたい!」
岸里「私も私も!」
あゆみ「えーと、まずは基本ができてないと怪我するだけだよ。」
かなりん「基本って、どれくらい?」
あゆみ「最低限、
櫛灘「だったら、絶対にこの臨海学校でマスターするわよ!」
「「「オー!」」」
そこから先は凄い気合の入りようだった。誰もが