真耶「うーん、中々いませんね。」
私は1組の人に聞いて回っていますが、中々プログラムが得意な人はいません。
~部屋~
玲美達はババ抜きをしている。
玲美「あ~、しまった!」
さゆか「玲美、分かりやすい…。」
癒子「これで4連続最下位よね。」
さゆか「コンピューターゲームは超強いのに…。」
玲美「別にいいじゃん。楽しんでいるんだから♪」
真耶「皆さん、一旦中断してください。」
まややが部屋に入ってきて、全員がトランプを中断する。
さゆか「何かトラブルが起きたのですか…。」
真耶「い、いえ。そうではなく…。」
癒子「もしかして、作戦終了だから、遊んでいていいんですか?」
真耶「そ、そうでなくて…。この中でプログラムが出来る人はいますか。」
玲美「私はプログラム得意だよ♪」
癒子「え、国津さんってプログラム得意なの?」
玲美「そうだよ♪私はオタクだから、ゲームをやりまくっていたけど、只やるだけじゃ飽きちゃったんだ。そこで、ゲームを作るために、プログラムを小学生の時からやっているよ♪だから大抵のプログラムはすぐに作れるよ♪」
さゆか「凄い…。」
玲美「それだけじゃないよ。いきなりゲームを自分では作れないから、解析をする必要もあった。それで、既存のプログラムを解析するのも得意だよ♪そもそもこの学園に入ったのも、ISを解析したいからだよ♪」
真耶「じゃあ、私に付いてきてください。」
玲美「うん。じゃあ、さゆか、癒子、まややに付いていくから、また後で。」
真耶「ま、まやや?」
玲美「布仏さんが考えた綽名だよ♪他にやまや、やまっち、ヤマピー…。」
真耶「そ、そんなに!?」
玲美「全部で8個はあるよ♪人によって選んでいるみたい。」
玲美はまややががっくりしている後を付いていく。
~管制室~
山田先生が国津さんを連れてくる。
あゆみ「あ、国津さん。」
玲美「坂上さん、見回りは?」
あゆみ「そっちは中断。もっと大事なことがあるから。」
国津さんは好奇心旺盛な顔で織斑先生を見ている。
玲美「何をするんですか?」
千冬「特命任務だ。状況によっては死も覚悟しなければならない。」
玲美「内容を聞いてから判断してもいいですか♪」
千冬「それはいいが、その場合、機密事項も聞くことになる。もし漏らせば裁判と監視が付くことを忘れるな。」
玲美「はい♪」
織斑先生が改めて説明している。
玲美「つまり、教師も専用機持ちも手が出なくて、坂上さんを招集、で、坂上さんの要請で、私が呼ばれたって訳ですね♪」
千冬「そういうことだ。で、国津、お前はどうする?」
玲美「参加しますよ♪いい機会ですから♪」
千冬「いい機会?」
玲美「だって、専用機持ちが手も足も出ない問題に挑戦できて、しかも解決の立役者になれる可能性があるんですよ♪もし出来たら、最高に気分いいですよ♪こういう気持ちをいつも味わっている坂上さんが羨ましいので、是非ともやらせてください♪」
初めて会った時からそうだけど、国津さんはテンションが高いから、人によってはウザキャラが売りの岸原さんに負けないくらいウザく感じる。岸原さんはワザと語尾を伸ばすタイプのウザキャラだけど。
千冬「国津、ふざけるのは私がいないところでしろ。」
玲美「玲美はいつもこういうテンションです♪」
シャルロット「これはウザキャラだね。」
玲美「ウザキャラじゃありません。テンションが高いだけです♪ウザキャラはリコリンですよ♪」
とはいえ、国津さんも雰囲気が悪いことは感じ取ったようだ。
玲美「ねえ、坂上さん、何で皆気が立っているの?」
あゆみ「さっき更識さんが毒を吐きまくってね。」
玲美「フ~ン、じゃあ毒を吐かれるようなことを坂上さん以外のここにいるメンバーがやったんですね♪」
周りの人が国津さんを睨む。
玲美「そんな顔しても駄目ですよ。玲美が攻略に成功したら玲美が一番凄いんですから♪」
千冬「はあ、訓練機を渡すから、それでアクセスしろ。」
玲美「はい♪」
スッ
訓練機を受け取った瞬間、雰囲気が変わる。
玲美「オリャオリャオリャ~♪」
ダダダダダ
残像が残るほどのスピードでISのコンピュータに入力する。
あゆみ「す、凄い速度。」
鈴「仕事を始めた途端、別人になったわね。」
箒「姉さんと大して変わらないぞ。」
玲美「この国津玲美が解読したプログラムは1000本以上♪並大抵のプログラムは攻略できる♪」
~茂み~
束「ナッ…。」
誰かが
束「やらせない。」
こんなことで妨害されるわけにはいかない。私も入力する。
~管制室~
玲美「よーし、もう少し…って、あれ!?」
あゆみ「どうしたの?」
玲美「クゥ、突然プログラムが変更された。これじゃあ突破できない。」
千冬「どうにかならないか。」
玲美「うーん、玲美の能力だとこれ以上は無理です。」
テンションが下がっているということは、本当にそうみたいだ。
一夏「結局無駄骨だったじゃないか。」
エドワース「雰囲気は悪くなるし。」
あゆみ「うーん、私の作戦が裏目に出ましたね。」
千冬「それは坂上の責任ではない。逃げ出した束が悪い。」
玲美「そうそう。自分の責任を放棄して逃げ出すなんて、科学者の風上にも置けないよ♪ま、これではっきりしたね。」
あゆみ「何が?」
玲美「篠ノ之束は大したことないって事が♪」
その瞬間、管制室の気温は一気に氷点下になった。