戦わない最強戦士   作:223系新快速

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第69話 国津さんvs篠ノ之博士

篠ノ之博士が国津さんを睨む。負けじと国津さんも睨み返す。

 

束「随分と好き放題言ってくれるね。」

玲美「プッ、無責任なエセ科学者が自滅しに来たよ♪」

 

売り言葉に買い言葉。篠ノ之博士と国津さんが舌戦を繰り広げる。

 

束「何で自滅するのさ。」

玲美「だって、このタイミングで出てくるって、自分が犯人ですって言っているようなものだし。」

束「証拠もない癖に勝手なこと言うんじゃないよ。」

玲美「でも、逆にやってないっていう証拠もない。」

千冬「2人共止めろ。」

玲美「無理ですね。私達を止められるのは坂上さんだけです♪他の者は考え足らずですから♪」

千冬「坂上、どうだ。」

あゆみ「うーん、何とも言えないですね。話がややこしくなってきて、どれを判断材料にすればいいのか決められません。真相がはっきりしないせいですね。まあ、篠ノ之博士がハッキングすれば一番手っ取り早いんですが。」

玲美「それを提案した途端に逃げて、玲美が同じことをやろうとしたら妨害が入った。どう考えても自作自演!反論できるなら言ってみなよ♪」

束「この~!」

 

篠ノ之博士が殴り掛かるが、

 

ゾクッ

 

突然動きを止めた。何かがいるようだ。

 

束「な、なんだよ。」

千冬「束、どうした。」

束「今誰かが触った。」

千冬「おいおい、誰も動いていないぞ。気のせいだ。」

束「いーや、違う。絶対に誰かがやった。」

 

ゾクッ

 

今度ははっきり見えた。幽霊だ。

 

束「ま、また…。」

千冬「だから誰も触っていないぞ。」

束「チッ。何なんだよ。」

玲美「大方女尊男卑の犠牲になった男性が化けて出てきたんだよ♪」

千冬「さもありなんな話だな。もっとも、こんな昼間に出てくるというのは解せんが。」

玲美「それだけ恨みつらみがあるってこと♪坂上さん、この引き籠り兎の相手は玲美がするから、早く銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)を止めて。」

束「ひ、引き籠り兎!?」

玲美「そう。世界中から追いかけ回されて自分のラボに閉じ篭っているなんて、引き籠りそのものだよ♪で、見た目が不思議の国のアリスの兎だから引き籠り兎♪」

 

凄い蔑称だ。疫病神(ブルー)とどっちが酷いだろうか。

 

あゆみ「分かった。取り敢えず、織斑君と箒さんは待機かな。」

箒「あ、ああ、そうさせて貰う。」

一夏「なんで俺が待機なんだよ。」

あゆみ「篠ノ之博士の関係者だから。マッチポンプの可能性がある以上、状況がはっきりするまでは待機だよ。2人の力が必要になったらちゃんと呼ぶから。」

一夏「何だよそれ。千冬姉、おかしいだろ。」

千冬「織斑、今指揮権を持っているのは坂上だ。坂上が下した判断が間違っているなら抗議したり代案を出すことは出来るが、特に間違った判断はしていない以上、従う必要がある。」

束「束さんの言う通りいっくんの零落白夜で落とせばいいんだよ。凡人の立てた作戦なんて、やる価値無しだよ。」

あゆみ「であれば、それが有効である理由を出してください。命中率の低さをひっくり返すとなると、零落白夜の一撃必殺だけでは難しいですよ。」

束「だ~か~ら~、零落白夜一択。それ以外の作戦は存在しえないんだよ。」

あゆみ「…。」

 

聞き分けのない大きな子供だ。となれば、有効な作戦は一つ。

 

あゆみ「であれば、全員ここで待機ですね。」

束「何でそうなるんだよ。」

あゆみ「誰一人全員が納得できる作戦を出せない。となれば、どんな作戦を取ろうが反目して上手くいきません。こういう時は手を出さずに素通りさせるのが一番です。まあ、向こうが無差別攻撃をするならこちらも決死の迎撃をする必要はありますが。」

束「無責任だよ。」

あゆみ「無責任というのは、何も考えずに攻撃して無用な犠牲を出すということです。」

玲美「自分の考えばかり押し付けて他人のことを聞かないなんて最低最悪だよね♪勉強の出来る馬鹿だよね♪」

一夏「束さんを馬鹿にするな!」

玲美「馬鹿にするよ♪だって、馬鹿だから♪」

一夏「馬鹿って言う奴が馬鹿だ!」

玲美「そう言う織斑君も馬鹿だね♪」

一夏「てめえ!」

千冬「いい加減にしろ!勝手に発言するなといったはずだ!」

玲美「だって、こんな常識のない人間がいる時点でまともにできるわけないよ♪このままグダグダ引き延ばして時間切れにするしかないね♪」

千冬「国津、そんなことが許されると思うのか。」

あゆみ「織斑先生、残念ですが、国津さんは正しいですよ。」

千冬「何?」

あゆみ「篠ノ之博士が好き勝手に動けないという点で、国津さんの作戦はこれ以上ない正解です。それが根本的な対応に繋がるかどうかはまた別ですが。」

「ハア、無駄過ぎるわよ。」

あゆみ「零落白夜に確実性があれば何も問題はなかったのですが。」

玲美「だったらさ~、織斑先生が白式に乗ればいいじゃん♪」

 

その発言に場の時が一瞬止まり、

 

「「「ああーっ!」」」

 

またしても大声が響き渡る。

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